太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

虫の声を聞かなかった秋

2020-11-30 08:29:09 | 日記
 近所に空き地が減ったせいもあるが今年の秋は虫が鳴くのを聞かなかった。少なくとも我が家の雑草にコオロギでも居そうなものだがそれも聞かなかった。そういえば夏にセミの声も聞いた記憶がない。まさかこれまでコロナウィルスの影響ではあるまいが何とも物足りない、こんな秋は長く生きて初めてである。庭の山茶花の紅い花に蜜に蜜を求めてやってくる名も知らない小鳥くらいが秋らし。高層マンションに住んでいるわけでもないのに季節を感じるのは暑さ寒さの気温くらいになってしまった。何とも寂しい限りである。山の中で育った私には季節の変化が生活の変化そのものであった。もうあの頃を知る人も減ってしまった。どんな思い出も昔話になって気に留める人もいないだろう。身の回りの僅かな自然の中に思い出を見つけても何れそれも失われて行く。
 月並みだがコロナに明けてコロナに暮れていく年になりそうだ。誰もがこんなに長引くとは想像もしていなかっただろう。どんなに上手く行ってもこれから最低1年くらい経たないと元の生活には戻らないだろう。いや元と同じには戻らないと言った方が正確だろう。パンデミックで一番大きく変わった、これからも変わり続けるのは働き方だ。リモートワークが増えて満員電車に揺られて通勤する意味は失われつつある。当然田舎への移住も加速されるだろう。政財界があれほど働き方改革というスローガン(と言ってもよいだろう)を掲げてやってきたがいとも簡単に小さなウィルスが実現してしまった。人間がやることなど些細なことであると思い知らされた。
 それでは今後どうなって行くのだろうか。10年後くらいには人との接触の必要性が再び叫ばれて幾つかの会社では復古主義を掲げて大躍進するところが現れてくる。しかしそれも主流になることはなくあらゆる場面でリモート、バーチャルの世界が広がって行く。懐かしいと思う事は個々の記憶の中に閉じ込められ現実世界では再現することはない。
 てな晩秋らしい寂しい文章になったがそうは行かない。流れに逆らう事こそ生きている証である。批判(皮肉か)不満に満ち満ちたブログはまだまだ続く。えっ、未だにそんな人がいたのと驚くような古めかしい年寄になってみせる。

この歳で記録でもないが

2020-11-29 08:27:08 | 日記
 随分寒くなってきて魚も釣れなくなった。その分近所を自転車で走り回る機会は増えた。マスクをしていると随分顔が暖かいのがわかる。相変わらずママチャリだが20年くらい使っているもので変則ギアは壊れている。傍を車で走る連中はいいオッサンが必死でママチャリを漕いでいると思うだろう。これほど自転車に乗る機会が増えたならスポーツ車でも買って颯爽と走る手もある。しかし理由がある。ママチャリは走るのに負荷がかかる。ちょっとした坂道だと変則ギアが壊れているので左右にフラフラしながら必死で漕ぐ。スポーツ車で遠出をする気は無く、あくまで運動のためであるから軽快さは必要ない。
 小一時間走るのだが最初設定したコースは15分くらい短縮されてしまった。何時ものペースで漕いでいるのだが記録が出てしまう。最近少し遠回りをするコースを決めて小一時間がかせげるようにした。ところがこれも徐々に時間が短縮されてきた。時間稼ぎのためにわざとゆっくり走ると当初の運動目的に反する。また15分くらい縮むと再びコース変更をするつもりだ。何れ年齢の方が進んで遅れ出すのだろうがまだ折り返し点には至っていない。意図せず記録が伸び続ければ東京の皆さんママチャリオジサンを見掛けることになるかも知れない。冗談ですが。冗談といえばこんなフランス小咄が
出世くらべ
二匹の兎の母親が野原で出会ってお互いに子供の自慢話を始めた。
―うちの子は今度いい就職口を見つけてね。手品師に雇われて毎晩帽子から出てますわ。
―あらうちの子もすごく出世しましたわ。パリの有名な毛皮屋でミンクになりましたもの。
 デンマークでコロナウィルスの感染源になったとかでミンク農場の1000万匹以上が殺処分されたという。ミンクが農場で飼育されていたとは知らなかった。鳥や豚でも疫病により大量に殺処分されるニュースは聞くがミンクはあの愛くるしい姿から少し可哀そうな気もする(鳥や豚がブサイクとは言っていない)。虎は死して名を留め人は死して名を残すというが殺処分では皮も残らないだろう。勿論名が残らない人の方が圧倒的に多いことも事実なのだが。拙老?ご多聞に漏れずその他大勢の一員である。

想定していなかった緊急停止

2020-11-28 08:20:31 | 日記
 何日か前に停止を考慮せず始めたGoToキャンペーンとブログに書いたが、TVでコメンテーター達が同じことを言い出した。恐らくスタート時は予算が尽きた時に自然とフェードアウトするものと考えたのだろう。しかしコロナ感染の急拡大によって緊急停止を余儀なくされ、この緊急停止の手順については想定していなかったことが露見してきた。以前太陽電池の住宅用補助(金)制度があったが予算が尽きたところで終わりという周知が為されていた。しかし市場への影響が大きかったので時限立法であったが何度か衣替え(予算措置の名称)をしながら続くことになった。最後はこれ以上の予算措置の延長は難しいと思った頃FIT制度が登場した。FITの源資は予算措置ではなく電気料金ということで長く続いているがこちらは再エネの発電単価が市場で競争力を得られるまでコストダウンがなされればフェードアウトできるという期待があった。今その状態に近づきつつある。また買取期間についても10年、20年と定められておりその後は市場買取に任せるという方式は周知されている。ある制度が廃止される時は激変緩和措置が講じられたり、スムーズにフェードアウトするのが普通だった。ところが今回GoToは期の半ばにおける緊急停止である。やり方を巡っては国と自治体の連携の拙さもあり混乱を極めている。制度設計においては緊急停止の事態も考慮しておくという教訓は残った。
 コロナの感染拡大が止まらない。経済との両立とか曖昧な方策ではだめだ。これも何度かブログに書いたが一度で良いから拡大を止める成功事例を実証する時だ。その為には都道府県とかいう行政の境界ではなく政府が特定の地域を指定して小規模なエリア(といっても最低は市レベル)を選定しロックダウン特区とする。ミニロックダウンだ。特区への物や人の出入りは厳しくチェックする。勿論政府は特区が被るあらゆる損害は補償する。こうすればコロナは収束できるという実例を国民に知らしめる。4週間くらいで結果は出る。それでも止まらなければ何処かに漏れが有る筈だ。もし止まれば次の特区を指定する。上手く行けば隣接市町村にエリアを拡大し、つぎは都道府県レベルとする。今は何と言っても実証により感染拡大は止められるという自信が必要だ。何処かに成功事例ができれば国民はああすれば拡大は止められると自信を持って自ずと行動変容も起こってくる。何をやっても止まらなくて知事が、国がああ言ったこう言ったという時期は過ぎたように思う。

目の上のたんこぶ

2020-11-27 08:32:42 | 日記
 政権にとっては目の上のたんこぶだろう。元経産官僚の古賀茂明氏、元文科官僚の前川氏に加え最近では元新潟県知事の米山隆一氏が政権に対する辛口評論家として加わってきた。皆さん頑固そうだが頭は切れる。口先が切れる元知事Hモト氏などとのネット上のバトルがあれば見逃せない。これまではMCやコメンテーターとして如何にも強面顔の人達が政治コーナーで名を馳せてきたが歯に衣着せぬしかも鋭い切り込みの堤伸輔氏の存在は見逃せない。紳士然として声も良い。Hモト氏と堤氏のバトルは時々TVでお目にかかるが知識量では圧倒的に堤氏に軍配が上がる。Hモト氏も彼とはやりあいたくないだろう。女性コメンテーターでは高学歴でちょっと美形の方々がTVではもてはやされているようだ。久々に固有名詞で書いたが勿論個人的印象であって本人の評価や能力とは関係がない。通常TVのワイドショーや討論番組では出演者は左右(というかどうか)バランスよく配置するが論客と呼べる者は少ない。ワイドショーでは芸人などがよく登場するが殆どは山の賑わいである。
 家に居る時間が増えるとついTVをつける時間が長くなる。結果TV評論家みたいになってしまう。年がいって見なくなったのは連続ドラマ類だ。毎週みていたのは多分冬のソナタが最後だろう。TVとインターネットが無かったら多くの高齢者は時間を持て余す。時代を見越してのことだろう。つい最近歩いて10分以内のところにフィットネスクラブが3軒開業した。コンビニの跡地が多い。加えて年寄向けの整体(運動?)場も目立つ。駅近くに葬祭場がやたら増えたのはこの前だが中々死なないのでその前に流行るであろう市場に狙いを定めた結果だろう。若い頃目立っていた豪華な結婚式場はもうお目にかからない。驚くのは非常に短いサイクルで開店や閉店が繰り替えされることである。一念発起して始めた商売がそう簡単にやめられるものなのだろうか。老舗旅館や料亭(行ったことはないが)が廃業する例もあるが。
 時代は商売や事業をゆっくりと篩にかけてきた。このところのコロナ禍は激しく篩を揺さぶり目に引っ掛かりそうなものもどんどん落として行く。時代のニーズの変遷を思うとどこまでが救済対象か線引きは難しい。動体視力の落ちた高齢者には目まぐるしい時代の変化はついていけないところがある。それでも必死に目を凝らしてみているのがTVである。昔はこれほどTVは見なかった。国会中継など小馬鹿にしていたがドラマを超えている。

国会中継で驚き

2020-11-26 08:57:15 | 日記
 昨日は衆院予算委員会の中継を見ていて驚いた。「桜を見る会」の差額補填疑惑で、当時の官房長官だった菅総理に対して、安倍さんを擁護して発言してきたご自身の発言も虚偽答弁ではないかと詰め寄られ、「(私の)答弁内容については安倍(前)総理に確認して答弁してきた」と答えた。聞きようによっては「私は疑惑には無関係で安倍さん自身の問題である」と言っているようなものだ。質問は事前通告されているから作戦を練って答えたのか一瞬自身の弁解が思い付かなくて咄嗟に出た言葉なのか。夜になってネットニュースを見ているとさすがにこの発言に食いついた記事が溢れている。「官邸陰謀説」と称してチョット元気になった安倍さんの再々登板をけん制するため安倍‐麻生ラインを潰しておこうという菅‐二階ラインが仕掛けたとかいうものだ。多分再度質問を受けるようなことがあればきっと「官房長官としての発言は政府の云わば代弁者であり、時の最高権力者のいう事を信じるのは当たり前ではないですか」と言うのだろう。庶民も仲間に入れて貰えそうな分かり易いやりとりがあるから国会中継は面白い。是非中継はゴールデンタイムLIVEに移して欲しい。NHKは受信料上げして貰っても構わない。その分は議員の残業手当(?)の補填に回して貰えば良い。
 コロナ対策もいよいよ混迷を極めてきた。経済との両立を図っているからこそ最近の株高があるじゃないですかと言わないところが奥ゆかしい。党内の圧倒的な指示で誕生した菅政権ではあるがこのところ何かとギクシャク、スロースリップが起こっているような気がしてならない。これがストレス緩和なら良いが大地震の前兆と言えなくもない。最近なりを潜めていた地震が身近で2度たて続けに起こった。最大の危機があるとしたらコロナ感染拡大に大地震が重なることである。まさかそれに加えて原発事故でも重なれば3重苦でもう手の施しようがない。今B級読書で原発へのテロ攻撃の本を読んでおりつい悪い方に考えてしまう。今やるべき最優先の策は何度もブログに書いたが、まず感染拡大を地域限定でも良いから止める実証をすることである。漢方でジワジワ治す方法より今は思い切った外科手術である。国民は極端に静かな正月を覚悟すべきである。そんなに何処かに行き、美味しいものを食べたいか、不思議でしょうがない。今でなくても良いでしょう。皆さんにはまだまだ先があるから我慢もできる筈では。