卍の城物語

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GO!GO!7188 ヘンテナツアー09

2009-04-23 23:15:12 | ロックライブ
GO!GO!7188が桜満開の弘前にやってきた。ライブin弘前マグネットである。

GO!GO!7188はデビュー当時から話題にもなってたからシングルくらいは知ってるけど、アルバムはほとんど聴いたことなかった。
でもGO!GO!7188が良い事はずっとわかってたから、去年「569」聴いてみたらすぐ好きになった。
そして最新アルバム「アンテナ」とベスト盤を聴いて予習しといた。

何故青森クォーターではなく、弘前マグネットでやるのかは疑問だが、わざわざこんな田舎に来てくれるだけで大変有り難い事だ。地元だから気楽にライブに挑めた。

マグネットはアマチュアバンドを観に行くくらいで、プロのミュージシャンは観た事なかった。
クォーターより遥かに天井高くて開放感があり、音もそれなりに悪くないハコである。

整理番号は55(GO!GO!だね)番で、さすがに前の方に陣取るのは無理だった。だからちょっと離れて柵のあるところに陣取った。ここだとモミクチャにされないから安全だった。
客もそんなにギュウギュウ詰めするほどいなかった。余裕あるくらいにそこそこ埋まってた。GO!GO!7188だからもっと客いてもいいと思うのだが、弘前のロックファンってこんなもんなのかいな。
ライブ前にバーボンソーダ飲んだり、トイレ行く余裕すらあった。
そんなこんなで時間来て開演です。

ユウ、アッコ、ターキーの御三人登場!!
ユウは普通に緑のTシャツでラフな感じ。アッコは和洋折衷な着物チック、紫タイツで派手な衣装。ターキーは全体的に黒で、サングラス掛けてる。

まず一曲目、の前にインプロビゼーションを披露した。手慣らしも兼ねてるだろうけど、こういう展開は初めて観る。かなりカッコいい。
そして盛り上がってきた所でアルバムの一曲目「地球最後の日」。
ターキーは高橋尚子ばりにサングラス投げつけて派手なドラミング。アッコは金髪振り回しながら荒れ狂う。ユウは至ってクールに歌い、クールにギターを掻き鳴らしていた。
続いて「ちんとんしゃん」。
GO!GO!7188の最大の特徴は、歌謡曲風ロックだ。そしてユウのコブシを効かせた歌い方。それが唯一無二のGO!GO!7188のサウンドだ。
「YOMEとして」もよくし知らなかったけど、見振り手振りヤングマンみたいにY・O・M・E!!
前髪切り過ぎるという女子あるあるな悲哀をメタルで奏でる「on the まゆ毛~切りすぎて~」でノリノリ。
そしてGO!GO!7188の最もメジャーどころの「こいのうた」もやった。普通に良い曲。
ターキーがメインボーカルという異色の曲「ばりぶり」も披露。
その他知らない曲も何個かあったが、「アンテナ」の収録曲は全部やった。表題曲「アンテナ」も盛り上がった。
最後は「アンテナ」の最後の曲「雨の日だけの恋」で本編終了。

アンコールのコールが「ブッサイク!ブッサイク!」とコールするのがGO!GO!7188のお決まりみたいだ。それにしてもブサイクってすごいね。今となっては全然ブサイクじゃないよね。2人とも可愛いぜ。
ブサイクコール5,6分くらいたってやっと出てきた。多分アッコの衣装チェンジに時間が掛かったと思われる。
御三人みんなツアーTシャツで販促。なんか三人も客も変なテンションになってて面白かった。「ワィット!」
アンコール一曲目は残念ながらわかんない曲。
でも最後の最後は「浮舟」。歌謡ロック全開のハードチューン。ライライラライライで原西もビックリ、気持ちよく終わった。

初めてのGO!GO!7188のライブだったからちょっとノリがわかんないとろもあったし、バンドとして冷静に見てた。
MCは基本アッコで、面白くて盛り上げ方も上手いから気持ちよくノラせてくれる。
その楽しそうに喋るアッコの横で、心ここにあらずという風なユウのローテンションが面白かった。しかも喋るとアホのコみたい(失礼)で全体的に掴めないキャラがとても素敵だ。
ターキーは元Uターンのツッチーとケンコバとダイノジの大内を足して3で割ったような愛想最高のビジュアル。みんなに愛されるような気持ちの良い男だ。

そんな三人の面白キャラに似合わず、演奏はかなりヘビーだった。どう見てもハードロックバンドだった。
でもそれでいてポップセンス抜群のメロディとリリックが絶妙のバランスで成り立っている。

作詞はアッコ、作曲はユウというのが基本だけど絶対ではなく、みんなが作詞作曲出来たりするからすごい。
メインボーカルはユウだけど、アッコもターキーも歌うから面白い。
普通ギター・ボーカルだとワンマンバンドになりがちだけど、三人のパワーバランスが全然偏ってない。

今まで女2人男1人っていう形態がしっくり来ず、ドラム女でいいじゃんと思ってたけど、それは間違いだった。ターキーの図太いリズムがバンドの屋台骨だった。

GO!GO!7188を今まで通り過ごしてたのにちょっと後悔した。もっと前から知ってりゃ良かった。ライブももっと前から行くべきだった。
でもバンドはまだまだ元気で若かった。良い脂の乗り具合で、これからもGO!GO!7188のサウンドを作り上げていってくれるだろう。
すごい良いライブだった。