卍の城物語

弘前・津軽地方の美味しいお店と素晴らしい温泉を紹介するブログです

一文路

2009-04-29 22:49:07 | ラーメン屋(弘前市)
遂にケータイぶっ壊れたので新しいの購入した。
知り合いの店で買ったら2万くらいなのにほとんどタダにしてくれた。有り難い限り。
でも完全に壊れてるからデータ引き継ぎ出来ないで困っている。着信は全部知らない番号だからなんか恐い・・・。ま、どうでもいい話。

「一文路」という今月の15日にオープンしたラーメン屋に行ってきた。出来たばっかりだけど今日で二回目になる。
場所は弘前モータースクールの向かい。確か前はお好み焼き屋かなんかだったと思う。
駐車場はあるがギリギリ3台しかとめられないので注意。

基本のメニューは「ラーメン(680円)」「チャーシューメン(880円)」「まぜそば(750円)」と各種大盛り100円増し。
野菜増しと脂増しは無料である。

店内はカウンター8席のみ。食券機で購入するシステム。
若い主人(ドキドキキャンプのジャック・バウアーの方っぽい)が1人で切り盛りしてる。

最初はほぼ何の知識も無く入ったが、野菜増しと脂増しと書いてあったから「二郎」系のラーメンなんだとすぐわかった。
二郎系ラーメンなど食べた事もないし、そんなに知識もないから最初はお得だと思って野菜増しにしたらびっくりした。すごい盛りだ。もやしの山盛りだ。
あまりのボリュームに腹がはちきれんばかりに膨れた。野菜増しの大盛りは絶対に食えないと思う。

美味しかったからまた訪れた。今日はラーメンを脂増しで頼んでみた。

スープは濃厚豚骨醤油味。結構濃い目。それに背脂がプカプカ浮いてる。脂増しだからたくさん浮いてる。
野菜増しだと野菜(ほぼもやし)食うのに大変だったし、野菜でスープが少し薄まっていたのだが、普通の量だととても美味しく感じられた。背脂こってりも嫌味じゃない。

麺は縮れ平打ち麺。結構太めかな。スープには抜群に合っている。

具はチャーシュー、もやし、キャベツ。
普通に頼んでももやしたっぷり。チャーシューはとんでもないデカさ。肉の塊と言った方がいいかも。

無料トッピングには玉ねぎの微塵切りと、刻みニンニクがある。
スパイスはコショウ、更に一味唐辛子もあった。醤油タレもあり。

初めての二郎系ラーメンだった。弘前ではここが初なのではないだろうか。
なかなか美味かった。まだオープンしたてだからこれからいろいろ改良していくみたいだ。

弘前人がこのラーメンを受け入れるどうかは微妙な所だが、今後が楽しみな店だ。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市高崎2-4-4
電話・非公開
営業時間・11:30~14:30/17:30~スープ終了まで(21時くらい)
定休日・不定休

ARABAKI ROCK FEST 09 (2日目)

2009-04-28 23:07:19 | ロックライブ
アラバキの二日目も雨!!

車泊でも結構ぐっすり眠れた。睡眠薬とウイスキーの相性バッチリだった。

さて、起床してから買い物へ。駐車場近くにホームセンターのコメリがあるのを昨夜確認したので、オープンを見計らって入った。
目的は長靴の購入だ。会場の観客エリアはドブの海になってるので、長靴でないと絶対に無理だった。さらに防水のヤッケも購入しておいて準備は万端だ。ちなみにコメリはアラバキの客で大繁盛してた。
昨日と同じ轍は踏まない。雨が降ってもライブは楽しまなきゃならん。
上下レインコートで長靴。中には五枚くらい重ね着。一応防水ヤッケとカイロも持って今出来る最強の状態で挑む。
無料バスで会場入り。

昨日より雨は弱いが、気温はかなり低かった。でも体調もそこそこいいし、防寒はバッチリで大した事無い。昨日の疲れで歩くの面倒だけどなんとか目的のステージまで歩き回る。

各ステージにはTIME OF THE HOPEという新人枠があり、朝一のライブは大体新人バンドが前座的に行う。
「ツガル」ステージの一発目は「プリングミン」である。
名前しか知らなかったプリングミン。予習も出来ず、ただなんとなく観てみた。
ボーカル、ドラムは女の子。ギター2人とベースは男の五人組。愛知の芸大で結成したとか。
見た目、女の子は可愛くて、男はシュッとしていてビジュアル的に爽やかな感じ。
音はいたってポップです。キュートな声を武器に、ずっと笑顔で歌うのが好印象。嫌味の感じないポップスである。
結構良かった。純粋に楽しめた。

メインの「ミチノク」ステージのTIME OF THE HOPEは「LOCAL SOUND STYLE」
こついらはなんと弘前出身のバンドで、メロコアシーンでは結構有名らしい。
全く持って観たいと思わなかったが、次に出るチャットモンチ-が観たいから仕方なくかなり前の方で観た。
英語メロコアという自分の大嫌いなジャンルのサウンドを奏で続ける。メロコアってどれも同じに聴こえるから果たして彼らが良いのかどうかすら私には判断しかねる。
見た目はボーカル以外は結構垢抜けてシュッとしていた。それにしてもLOCAL SOUND STYLEってバンド名、何てダサいネーミングをつけたもんかね・・・。

こついらが終わってから前の方に詰めて、前から4列目くらいの好位置をキープして迎えるのは大本命「チャットモンチ-」様。
チャットは今年でアラバキ3年連続出場です。ホールツアー中なのに偉い!!
スタッフに音を軽くセットさせてから御三人登場。自ら楽器やアンプをセッティングして、軽い音合わせの時、聴いた事無い曲を歌った。もしかしてこれって新曲だろうか?
チューニングも終わり、遂に本番が始まろうとしたら、雨が晴れた。すごい!!晴れ女!!
1曲目から「恋の煙」
盛り上がるぜ、と思ったら若干テンポが遅い。まあでもいいとする。
2曲目は「8cmのピンヒール」
アルバム「告白」のオープニングチューン。ホールツアーを来月に控えていち早く聴けた。ポップでいいです。
3曲目「染まるよ」
チャットのミドルバラード。あれ、これもテンポ遅め・・・。
4曲目「長い目で見て」
これも「告白」から。三人全員ボーカルをとる異色曲。
アッコいきなり音外す・・・。ま、ボーカルじゃないしね。
見所は後半部の長ーい長ーいえっちゃんのパート。長かった。そんな面白い曲。
5曲目「Last Love Letter」
大好きな曲。ベースラインやシンバリングがメチャかっこいい。文句なしにこれは良かった。
6曲目「風吹けば恋」
スピード感溢れるシングル。爽やかな風がアラバキに吹いた。
7曲目「ヒラヒラヒラク秘密ノ扉」
最後の曲やろうとしたらギターがバリバリ言って仕方なくギターを変える。ロックフェスらしいアクシデント。
これも超盛り上がる曲。モミクチャになって踊った。
さて、全体的な感想だが、チャットモンチ-にしてはそんなに良いライブとはいえなかった・・・。アッコとクミコのリズム隊がイマイチ炸裂したプレイをしてなかった。原因は寒いからだと思われる。だけれどそんなの他のアーティストも一緒だから理屈にはならないが、この時間帯が一番寒かっただろうとは感じた。
えっちゃんはいつもと変わらずえっちゃんだった。最近ロック雑誌とか見てると、大人っぽくなったなと思ったが、久し振りに生で見たらやっぱり子供みたいだった。それにしても無駄に可愛いからやっぱりチャットは最強だ。

続いて「アラハバキ」ステージにて「MASS OF THE FERMENTING DREGS」を観る。
マスドレはかなりすごいとは聴いてたが、この日の為にミニアルバム二枚予習したところ、あまりのすごさにぶったまげた。こんな壮絶な音を女の子が出せるのかと耳を疑った。ロックセンスが別次元だと思う。こんなバンドが遂に出てきたかと、しかもガールズバンドだというから最早頭があがらない。
マスドレは現在ベース・ボーカルの菜津子とギターの知恵美の2人組。3ピースだったが1stレコーディング中に玲子が脱退。そのドラミングが素晴らしかっだけに、脱退は非常に悔やまれる。
そして登場。ドラムはサポートの男の人。
まだCDをそんなに聴いてなかったので、曲名は定かではないが、全部知ってたから、1stと2ndから3曲ずつくらい演奏した。
期待以上にライブも凄かった!!音の重厚さが半端ではない。分厚く、そして図太いがっちりとした芯の強いサウンドが会場一帯を劈く。
ドラムの彼は正式メンバーになっちゃても不思議ではないほど2人と息が合っていた。
ギターの知恵美のか細い腕から放たれる心地よい轟音。暴れながらベースを唸らせ歌う菜津子。
見た目もカッコ良過ぎる。最後のインスト曲も核爆発が起きて会場は呆気に取られて意志を失い、ただ食い入る様に観るしかなかった。
ここまでやるとは思わなんだ。ライブ観て、好きどころか愛してしまった。

さて序盤にて結構楽しめたが、まだまだある。天気も晴れて来た。厚着してきたから薄着に着替えてこようかと思ったが、駐車場まで結構遠いから熱くても我慢しよう思った。
ここらへんの時間帯はあんまり見たいバンドもいなかったので、昼食タイムにした。
といっても昼間からビール。しかも日本酒まで呑む始末。会場の飲食費は高額だが、それしかないからたまにはいいかと思って飲み食いしてた。
ちなみに前日もそうだが、ケータイが全く動かなくなった・・・。ここんとこ調子悪くて勝手に電源落ちるのがしょっちゅう。電池パック交換しても直らなかった。そんでもって完全に壊れたのがこのアラバキロックフェスの最中でなくたっていいではないか・・・。相変わらず運の無さにかけては自負しておきたい。
だから時計を持たない自分にとってケータイは必需品なのに、時間がほぼわからなかった。でもなんとなくタイムテーブル見て大体の時間は把握出来てはいた。
そしたらまた雨降ってきた。風も吹いてきた。山の天気は女心のようだ。着替えなくてよかった。

酒飲んだが全く酔えず、そのまま「ハナガサ」へ。「ZAZEN BOYS」観る。
元「ナンバーガール」の向井秀徳率いるZAZEN BOYSの予習は「ZAZEN BOYS4」のみ。面白いかなと思って観てみた。
向井はハットを被り、まるでロックの悟りを開いたかの如く、汗もかかず、ただクールに歌い上げていた。
自ら言っているように、セッションバンドである。全体的にフリーセッションを中心に展開。だから音を合わせるタイミングの取り方が絶妙だった。普通なかなかこうはいかない。実力があるからこそのライブバンドである。
「4」から二曲やったが、あとは知らない。知らぬ間に結構前まで押し混まれてただ流れに乗ってた。
なかなか渋いバンドであった。

次は「ミチノク」にて「LOVE PSYCHEDELICO」
デリコの1stは名盤であり未だにたまに聴いている。ファンというわけではないが、なんとなく他のアルバムも聴いちゃっている。
クミとナオキ、そしてサポートにギター、ベース、ドラム、キーボード、フリューゲルホルンと多めのバンド。
一曲目は何故か「ヘルタースケルター」だった。デリコver.も悪くなし。
以降の曲はほぼデリコの代表曲ばっかり。そんなに詳しくない人でもベスト盤聴いたら全部知ってる曲なはず。
中でも「Your Song」はやっぱり名曲。
その他の曲もほとんど一緒に歌った。楽しかった。
雨も降ってたけど、もう関係なしに風景にしか思えなくなった。

そして最後「ハナガサ」にて「EGO-WRAPPIN'AND THE GOSSIP OF JAXX」で〆!!
EGO-WRAPPIN'とバックバンドを務めるTHE GOSSIP OF JAXXがアーティスト名義で事実上の1stアルバムを二月にリリースしたばかり。
現在ツアー中で、この日の前日は盛岡にてライブを行った。エゴファンの自分はエゴがアラバキに出演すると発表する前に、盛岡のチケット買おうとしたほどだ(でもすぐソールドアウトしてて買えなかった)。ま、結局ここで観れるから買わなくてよかったんだけど。
時間の都合上、デリコのライブ終わってすぐエゴのライブが始まる。「ハナガサ」は数百人しか収容できない狭いハコなので、急いで向かったが、やっぱり中に入れず・・・。でも外で出来るだけステージが見えるところに行く。ギリギリよっチャンが見える。
曲はほとんどニューアルバムから。そのアルバムが悪くは無いけど、やっぱり絶頂期と比べると劣ってしまうのはしょうがない。
でも「サイコアナルシス」「くちばしにチェリー」「GO ACTION」やってくれたからいいとする。
だけれどやっぱり7曲くらいじゃ物足りない。ワンマンライブにいきたいと強く思った。

以上、ちゃんと観たアーティストたちの感想でした。
他にも、ちょっとだけ観た、もしくは観たくても観れなかった、もしくは見る気もなかったアーティストたちを挙げてみる。
「浅井健一」「UNCHAIN」「GRAPEVINE」「髭」「ハナレグミ」「the pillows」「ACIDMAN」「スガシカオ」「ROVO」「POLYSICS」などなど。

最後の「ミチノク」ステージでは、曽我部恵一と豪華ゲストによるスーパーセッションが行われた。
多分絶対楽しいに決まってるが、バス待ちや、車の渋滞を考慮して、時間をずらす為に早めに帰った。
その為か帰りはスムーズにバスにも乗れ、駐車場からも簡単に出られ、余裕を持って帰路につけた。

疲労は極限を極め、それでも雨の高速をなんとか乗り切って青森へ。そしたら雪の為に大鰐・弘前までで通行止めがかかっていた・・・。宮城でもかなり寒かったわけで、地元では雪が積ったというから笑うしかなかった。

そんなこんなで初の野外ロックフェスであり、初のアラバキロックフェスも荒天凄まじき中、なんとか無事に参加できました。
来年ももちろん参加します。今年あれこれ必要なものがわかったので、来年はキャンプサイトで泊まることにします。もう決めました。

ロックはとてもいいものです。音楽の最高のジャンルです。アーティストとその瞬間に一緒に体感出来る事が奇跡なのだなあと素直に感じました。

ちなみに今年のアラバキのベストライブアーティストは「MASS OF THE FERMENTING DREGS」に、勝手に決めました。

ARABAKI ROCK FEST 09 (1日目)

2009-04-27 23:09:32 | ロックライブ
念願のアラバキに行く!!

去年も行こうとしたのだが、仕事の関係や、自動車事故に遭い、チケット購入をギリギリまで見送っていたら、なんとまさかのチケット売り切れになり行けなかった。
今年は行こうかと一時迷ったが、チャットモンチ-も出るから行かない理由はどこにもなかった。

野外ロックフェスなど行った事無いから、どんな準備すりゃいいのか全然わかんない。でもとりあえず必要そうなものは揃えておいて、あとは多少の金があれば現地でなんとかなるだろう思い切った。

ご存知、世の中はETC車載器不足であり、一ヶ月前から予約しといたが、遂に間に合わず、高い金出して高速走らにゃ成らん事になった。ETCカードだけ無駄に二枚も(予備の為に)届いたが、全く意味の無い事になった。

フェスの前日、仕事終わったのが21時過ぎ。荷物は全部車に積んでたから、そのまま現地へ向かう。
本当は下道走ろうと思ってたが、それだと到着が朝になるのは確実で、寝不足で体調悪いままフェスに挑むのは危険だと判断し、やっぱり高速乗ることにした。
自分の車のエンジン異常マークが今月の初めからずっと点灯してたが、普段走ってて何も異常が無いから無視してた。でも長時間高速乗るから不安でいっぱい。壊れるなら現地に着いてからにしてくれと願い、それでも無事に高速は降りれた。
仙台南ICを降りてから、国道286号線を山形方面へ向かう簡単な道のりなので、ここもなんとか現地の駐車場まで着き、駐車場は朝まで開門しないので、近くのローソンで遅めの晩飯と晩酌をして、眠りについた。
でもコンビ二には自分と同じ、駐車場開門待ちのフェス参加者の溜まり場になっていて、朝まで騒ぐバカが多くて、しかも綿毛布を被っていたが、それでもとても寒くてなかなか寝付けず、浅い眠りのまま朝を迎える。
睡眠不足のまま駐車場へ行き、そこで少しまた仮眠し、そこそこ体調も良くなったので、ここから送迎バスで会場へ向かう。会場まで無料送迎バスで約10分ほどで着いた。

前置きは長くなりましたが、やっと会場入りです。
天気は予報どうりの雨・・・。レインコートは準備して着ていったが、そんなものはほぼ飾りの如く、すぐびしょ濡れになった。

会場にはステージが5つあり、それぞれ満遍なくライブが催される。その道中には多くの出店があり、とても華やいでいる。
見たいアーティストは前以てタイムテーブルで確認しており、見る順番は大体決めておいた。
あまり知らないアーティストも、この日の為に予習しておいた。

まずメインステージ「ミチノク」の一発目は「ジッタリン・ジン」
このベテランバンドは去年のアオモリロックフェスにも出ており、あまり期待してなかったが、思いの他メンバーも見た目が若いし、世間のみんなも知ってる曲が二曲も作り上げたのはすごいし、結構楽しめたからまた見たかったのだ。
多分序盤は去年出したアルバムを中心に展開した。去年のアオモリロックフェスで聴いた曲が多かった。
そして名曲「プレゼント」もやってくれた。しょうもないプレゼントばかりする彼が、サビ前には物より心のプレゼントを貰うという素晴らしい詞がスカのリズムに乗って聴衆をノリノリにさせてくれる。すげー良い曲でした。
後半はミニアコーディオンを弾きながら歌う玲子はとてもカッコいい!!細くてとても綺麗だった。
デビュー20周年というからまだまだ頑張って欲しい。GO!GO!7188が「昔流行った歌手の名前はジッタリン・ジン♪」とほぼ揶揄したかのように歌ってるが、こいつらはまだまだ現役アーティストであった。

次は「ハタハタ」ステージにて「MO'SOMETONEBENDER」だ。
MO'SOMETONEBENDERは名前は知ってるけど聴いた事なかったから「Rockin' Luuula」というアルバムだけ聴いて予習。そんなに悪くなかったから観て見た。
3ピースのベーシックなバンドだが、鍵盤やシンセサイザーを多用して、ギター一辺倒の飽きさせる音は作っていない。
ボーカルもカッコいいし、声もいい。ベースは見た目カッコ悪くてそれがまたいい。
「Rockin' Luuula」の表題曲しか知らなかったけど、なかなか良いライブだった。

続いて唯一の室内ステージ「ハナガサ」で「8(otto)」登場。
オットーはドラム・ボーカルにツインギターとベースという変則4ピース。
ほぼ知識ゼロだったが、予習にてびっくり!!音がとてもカッコいい!!洋楽?と間違えてもおかしくない音とボーカル。
第一印象は「ストロークス」っぽいなと感じたが、それもその筈、オットーのプロデューサーはストロークスのアルバムもプロデュースしたらしい。どうりで。
クールなガレージサウンドで、ライブも汗かかない様にあくまでクールに展開するのかなと思ったら全然違った。
ライブはかなりハードでラウドでバキバキだった。かなりカッコよかったのだ。
ちなみにメンバーはみんなカッコいいのだが、ベースはキャイ~ンの天野君みたいだった。

「ハタハタ」にステージを移し、「9mm Parabellum Bullet」を観る。
9mmは去年ライブ観たから、結構知ってる。相変わらずステージアクションは物凄い。特にギターとベースは所狭しと暴れ回り、あれでよく演奏出来ると感心するくらい。
ベースの彼が誕生日だったかでお祝いされてた。
ヘビーロックやメタル寄りのサウンドなのに、メロディが耳馴染みしやすい心地よさが9mmの最大の特徴。
最後の曲はギターとベースが入れ替わるという離れ業までやって、始終盛り上げてくれたのだ。

この頃はもう泥だらけで寒くて仕方なかったが、どうでもよくなって次のライブへ。
メインステージには「ザ・クロマニヨンズ」が登場!!リビングレジェンド・ヒロトとマーシーは一回観ておかねばならないと思ってた。
伝説のバンド「ブルーハーツ」の過去の栄光に一切拘らず「ハイロウズ」を経て尚、ロックの新しい可能性に挑戦する2人の姿勢には賞賛を送りたい。
リズム隊は若いのでバンドの芯はしっかりしており、だからこそヒロトもマーシーも自由な限りに暴れられるというものだ。
結構な歳だというのに、どの曲にも青春っぽさが感じられるのはヒロトとマーシーの人間性からきているのかもしれない。

続いては雨を避けて「ハナガサ」ステージにて「sgt.」というなんだかわかんないバンドを観てみようと思った。
なんで観てみようかと思ったのかとい言うと、メンバーにバイオリンがいたからだ。
バイオリンは万能楽器で、意外とロックと相性がいいというのは前から思ってたので、他に観たいバンドもいないからこいつらにした。
メンバーはバイオリン、ドラム、ベースの三人に、ギターがサポートメンバーで四人体制のライブだった。
バイオリンはアンプ通してのエレキバイオリン。このバイオリニストがかなりの美人で、ずっと見惚れてた・・・。見た目はお嬢様みたいな感じで、ロックとは無縁と思われる容姿。
音はハードコアなバンドサウンドにバイオリンの幻想的且つトリップ感覚えるメロディにゆらりゆらり揺れながら陶酔した。
ライブ自体はほぼインプロビゼーションで、リズム隊も爆裂しながら主張し、ギターはあくまでリズムを刻んでおり、やはりリードを取るのはバイオリンで、エフェクターも駆使して音の多様化も図っていた。
バイオリンの幹子サンのエフェクター踏みながら弓を引く姿はあまりに美しく、それでいてロックだった。
勝手な想像だけど、幼少からクラシックを習っていたであろうが、そこからロックに飛び混むその心意気自体がもうロックそのもの。彼女がロックを奏でているのが奇跡そのものだ。
全体的にちょっと単調なところもあるが、それでも今後に期待したいバンドであった。

そして雨も本降り。客エリアは泥の海。足は疲れて冷たくて棒みたいになっているが、もう少し頑張って最後まで乗り切りたい。
メインステージ最後は、先週ラジオの生放送でブチキレた宮本浩次率いる「エレファント・カシマシ」だ。
彼らもベテラン中のベテラン。デビュー21年という長いバンド。
下積みも長く、「今宵の月のように」で遂にブレイクするも、その後もまた売れない時期が続く。だが最近また脚光を浴び始めている異色の経歴を持つ。
今月下旬にニューアルバムをリリースするので、そこから何曲か披露した。
「今宵の月のように」「悲しみの果てに」など有名な曲もやってくれた。
宮本は男臭さ全開で、昔から変わらない熱い熱いロックな男だった。ギタリストの演奏が気に食わなかったのか、ちょっとキレてたのにまたドキドキしちゃった。

以上、ちゃんと全部観たアーティストたちでした。
その他にも、時間上少ししか観れなかった、もしくは観たくても観れなかった、もしくは観る気もなかったアーティストたちを挙げてみる。
「マキシマム・ザ・ホルモン」「THE BACK HORN」「凛として時雨」「BUCK-TICK」「曽我部恵一」「泉谷しげる」「10-FEET」「キセル」「eastern youth」などなど。

1日目、びしょ濡れで泥だらけで泣きそうになりながらなんとか終了。他のみんなもそうだから、みんなロックなアホな奴らだぜ。
酒飲みながらライブ観るつもりだったが、寒くてそれどころではなく、水分を取るのが億劫なくらいだったのが残念だった。
楽しめたといえば楽しめたが、実は観たいアーティストのほとんどは二日目に出るので、本当の楽しみは次の日までお預けなのである。
半日近く雨に打たれ、ほぼ立ちっ放しだったから、疲労困憊で駐車場に戻り、着替えをして出来る限りの厚着をし、明日に向けて風邪引かないように車を暖房全開で酒飲みまくったらころっと眠れた。ライブの夢を見ながら・・・。

弘前さくらまつり(2)~さくらひとひら(満開)

2009-04-24 01:18:33 | お祭り
GO!GO!7188のライブ終わってから弘前桜まつりに行ってきた。
ライブが予想以上に長くて二時間ちょっとやったから、コンビニで買い物してから弘前公園へ行ったら21時過ぎだった。

ライブ前に市役所に駐車して行ったから、18時頃の明るい時間に濠を通ったのだが、その頃はとてもきれいだった。
日中に花見出来るほど暇がないのでなかなか昼間の桜は見れないのだが、夕時の満開の桜もいいもんだった。

そして夜の公園へ。小雨が降り、結構な強風が吹き荒び、花見の天候としては最悪だか、そんな中でも花見するのが弘前人である。こんな綺麗な桜見て酒飲まない奴は感性を疑う。

園内の桜は8分咲きからほぼ満開である。西濠はまだ8分咲きで、あと2、3日で満開になるのかな。
本丸も満開タイムリミット。種類によってはシダレ桜がいい感じであった。

本丸のベンチで二の丸を眺めながら軽めに呑んだ。
濠の水面と朱色の橋と桜の桃色のコントラストが最高だった。

語り、呑み、語り、呑みしてたら23時を過ぎて、園内の照明がほぼ消えた。常夜灯の微かな灯りしかなく、暗闇になっても尚飲んでた。

酒無くなったからまた買い物して場所を西堀に移してまた呑んだ。
話盛り上がって帰ったのが3時半だった。

そんな桜まつりの本開催がやっとこさ23日から始まった。今がちょうど見どころか、それでもあと数日は持つだろうか。
そんな満開の桜なのだが、残念ながら天候が優れない。ここんとこ雨降ってばかりいる。ちょっと風も強いし、びっくりするくらい寒い。

花見に出掛ける際は、厚着するのが賢明です。夜ならジャンパーやダウンなどの防寒着でちょうどいいと思う。
今週末も天気は良くないでしょう。おそらく雨が降る事になるでしょう。
花見に行く方は服装と雨具の持参に気をつけていらっしゃって下さい。

GO!GO!7188 ヘンテナツアー09

2009-04-23 23:15:12 | ロックライブ
GO!GO!7188が桜満開の弘前にやってきた。ライブin弘前マグネットである。

GO!GO!7188はデビュー当時から話題にもなってたからシングルくらいは知ってるけど、アルバムはほとんど聴いたことなかった。
でもGO!GO!7188が良い事はずっとわかってたから、去年「569」聴いてみたらすぐ好きになった。
そして最新アルバム「アンテナ」とベスト盤を聴いて予習しといた。

何故青森クォーターではなく、弘前マグネットでやるのかは疑問だが、わざわざこんな田舎に来てくれるだけで大変有り難い事だ。地元だから気楽にライブに挑めた。

マグネットはアマチュアバンドを観に行くくらいで、プロのミュージシャンは観た事なかった。
クォーターより遥かに天井高くて開放感があり、音もそれなりに悪くないハコである。

整理番号は55(GO!GO!だね)番で、さすがに前の方に陣取るのは無理だった。だからちょっと離れて柵のあるところに陣取った。ここだとモミクチャにされないから安全だった。
客もそんなにギュウギュウ詰めするほどいなかった。余裕あるくらいにそこそこ埋まってた。GO!GO!7188だからもっと客いてもいいと思うのだが、弘前のロックファンってこんなもんなのかいな。
ライブ前にバーボンソーダ飲んだり、トイレ行く余裕すらあった。
そんなこんなで時間来て開演です。

ユウ、アッコ、ターキーの御三人登場!!
ユウは普通に緑のTシャツでラフな感じ。アッコは和洋折衷な着物チック、紫タイツで派手な衣装。ターキーは全体的に黒で、サングラス掛けてる。

まず一曲目、の前にインプロビゼーションを披露した。手慣らしも兼ねてるだろうけど、こういう展開は初めて観る。かなりカッコいい。
そして盛り上がってきた所でアルバムの一曲目「地球最後の日」。
ターキーは高橋尚子ばりにサングラス投げつけて派手なドラミング。アッコは金髪振り回しながら荒れ狂う。ユウは至ってクールに歌い、クールにギターを掻き鳴らしていた。
続いて「ちんとんしゃん」。
GO!GO!7188の最大の特徴は、歌謡曲風ロックだ。そしてユウのコブシを効かせた歌い方。それが唯一無二のGO!GO!7188のサウンドだ。
「YOMEとして」もよくし知らなかったけど、見振り手振りヤングマンみたいにY・O・M・E!!
前髪切り過ぎるという女子あるあるな悲哀をメタルで奏でる「on the まゆ毛~切りすぎて~」でノリノリ。
そしてGO!GO!7188の最もメジャーどころの「こいのうた」もやった。普通に良い曲。
ターキーがメインボーカルという異色の曲「ばりぶり」も披露。
その他知らない曲も何個かあったが、「アンテナ」の収録曲は全部やった。表題曲「アンテナ」も盛り上がった。
最後は「アンテナ」の最後の曲「雨の日だけの恋」で本編終了。

アンコールのコールが「ブッサイク!ブッサイク!」とコールするのがGO!GO!7188のお決まりみたいだ。それにしてもブサイクってすごいね。今となっては全然ブサイクじゃないよね。2人とも可愛いぜ。
ブサイクコール5,6分くらいたってやっと出てきた。多分アッコの衣装チェンジに時間が掛かったと思われる。
御三人みんなツアーTシャツで販促。なんか三人も客も変なテンションになってて面白かった。「ワィット!」
アンコール一曲目は残念ながらわかんない曲。
でも最後の最後は「浮舟」。歌謡ロック全開のハードチューン。ライライラライライで原西もビックリ、気持ちよく終わった。

初めてのGO!GO!7188のライブだったからちょっとノリがわかんないとろもあったし、バンドとして冷静に見てた。
MCは基本アッコで、面白くて盛り上げ方も上手いから気持ちよくノラせてくれる。
その楽しそうに喋るアッコの横で、心ここにあらずという風なユウのローテンションが面白かった。しかも喋るとアホのコみたい(失礼)で全体的に掴めないキャラがとても素敵だ。
ターキーは元Uターンのツッチーとケンコバとダイノジの大内を足して3で割ったような愛想最高のビジュアル。みんなに愛されるような気持ちの良い男だ。

そんな三人の面白キャラに似合わず、演奏はかなりヘビーだった。どう見てもハードロックバンドだった。
でもそれでいてポップセンス抜群のメロディとリリックが絶妙のバランスで成り立っている。

作詞はアッコ、作曲はユウというのが基本だけど絶対ではなく、みんなが作詞作曲出来たりするからすごい。
メインボーカルはユウだけど、アッコもターキーも歌うから面白い。
普通ギター・ボーカルだとワンマンバンドになりがちだけど、三人のパワーバランスが全然偏ってない。

今まで女2人男1人っていう形態がしっくり来ず、ドラム女でいいじゃんと思ってたけど、それは間違いだった。ターキーの図太いリズムがバンドの屋台骨だった。

GO!GO!7188を今まで通り過ごしてたのにちょっと後悔した。もっと前から知ってりゃ良かった。ライブももっと前から行くべきだった。
でもバンドはまだまだ元気で若かった。良い脂の乗り具合で、これからもGO!GO!7188のサウンドを作り上げていってくれるだろう。
すごい良いライブだった。

桔梗野温泉

2009-04-22 01:19:23 | 温泉(弘前市)
土曜日のtfm「トヨタサウンドインマイライフ」という生放送のラジオ聴いてた。エレファントカシマシのボーカル宮本浩次がゲストだった。
DJの鈴木万由香がエレカシのニューアルバムを聴いて「メインディッシュの曲ばっかりで食べにくい」とか言ったもんだから宮本がちょっと怒って「失礼だな」と返した。ちょっと不機嫌ながらもなんとか続けていたが、宮本の強い口調に、DJが「喧嘩売られてますけど」とか言ったもんだからさあ、大変!!宮本大激怒!!「てめぇが喧嘩売ってんだろ!?」その後もバカボケカスと怒りが収まんない。DJもなんとか立て直そうと宮本に質問するが無言、もしくは「うっせー」とか。さすがに後半はなんとか質問に冷静に答えていた。そんな生放送でした。
宮本も少し大人気ないけど、それよりこのDJは何様のつもりだ!?さっさとクビにしてくれ。
生でこれ聴いてて本当にドキドキしてた。ま、どうでもいい話。

久し振りに桔梗野温泉に行ってきた。お湯を再確認したかったから。あと、近かったから。

場所は弘前第四中学校の校庭の向かいにあるからわかりやすいね。

浴場は、メイン浴槽、寝湯、打たせ湯、サウナ、水風呂。
カランは26ヶ所。

お湯はかなり薄い黄緑色。無味無臭。微かにヌルヌル感あり。

メイン浴槽は10人弱サイズ。42℃ほど。
湯口が二つあり、お湯ともう一つはぬるめの水?
吸い込み口作動してた。

寝湯は二人用。ここもぬるめ。湯量はかなり少ないので、多分源泉ままかも。

サウナはコンクリートで後から造り足したってな感じ。だからサウナ内に電気もついてないので薄暗い。
かなり低めの温度で、4人くらいのサイズ。

前も印象低かったが、今回も変わらず。循環してるが、そんなに感じないほど。
でもこんなところにでも温泉があるだけすごい。結構遅くまでやってるし、ヤクザさんも行き付けの貴重な温泉銭湯であります。

オススメ度(温泉評価)・☆☆

泉質・ナトリウム-塩化物泉(アルカリ性弱食塩泉)
泉温・40℃(加温・循環あり)
効能・リウマチ性疾患、腰痛、消化器疾患、高血圧など

料金・370円
備品・有料ドライヤー

住所・弘前市桔梗野4-13-4
電話・0172-32-9211
営業時間・10:00~23:00
定休日・毎月5日・15日・25日

弘前さくらまつり(1)~SAKURA

2009-04-20 21:57:36 | お祭り
日本一の桜の祭典・弘前さくらまつりが準まつり体制で18日から前倒しスタートしている。

園内のソメイヨシノの開花は16日に発表された。
例年よりも一週間以上も早く、去年と同じく早咲きとなった。

まだ外濠の桜も三分咲きくらいだが、いち早く公園に行ってみた。

19日の仕事終わってからだから、21時ちょい前に園内散策。

二の丸付近は日当たりもいいので、三分咲きくらいで結構きれいだった。

本丸では一部のシダレ桜が鮮やかに咲き誇っていた。
ソメイヨシノは咲き始めで、まだまだこれからといったところ。

桜のトンネルで有名な西濠はまだ蕾であった。満開は二週間後といったところか。

去年も早咲きであった為、準まつり体制を敷いたが、対応が遅れて準まつり体制だというのにすでに五分咲きから満開になっていた。
去年の反省を踏まえてか、今年は早々と準まつり体制を敢行したのは当然の事か。

といってもまだまだ桜はこれからが見所。
この田舎町弘前に全国から訪れて下さるのが有り難い次第であります。

ちなみに今後一週間の天候は雨模様が多いみたいだ。でも満開になるまでの雨はそんなにダメージはないだろう。

満開は来週末の25・26日あたりとされています。でもその時は自分は宮城にいってますけど。

今年も日本一の桜を何回も観ることになるでしょう。
弘前一市民として、県内外からたくさんの観光客をお待ちしております。

たかはし中華そば店

2009-04-18 00:22:49 | ラーメン屋(弘前市)
娘が父親の匂いを極端に嫌うのは、近親相姦を回避する為らしい。ま、どうでもいい話。

弘前・津軽・青森を代表する超煮干ラーメンの元祖・たかはし中華そば店に行ってきた。

はっきり言って、今までたかはしは自分の中でナシだった。
煮干ガッツリのラーメンは好きなので、この元祖のたかはしを拒否するのは意外と思われるだろうが、心から美味しいと思った事は無かった。
その原因はスープの薄さだった。

初めてたかはしに行ったのは多分8年くらい前か。その頃はあまりにインパクト強過ぎてビックリしただけであった。こんなのラーメンじゃないと自然に思った。
しかし時代は流れ、たかはしのラーメンにインスパイアされた店が徐々に増え始めた。そして現代風にアレンジしたその他の店の方が美味しいと思ってしまった。
高橋の味が美味しいと思わなくとも、それでも何回か行ったが、やはり感想は変わらない。
その頃はもうたかはしは昔の味ではなく、マイルドに落ち着いていたのだ。

そしてまた懲りずに行こうと思ったのは、注文で「濃い目」が出来ると知ったからである。
今まで薄いなと感じていたが、スープそのものは嫌いじゃなかった。だとしたら濃い目にしたら美味いだろうなと想像できた。

時間は15時少し前。下手すりゃ閉店してるかも、違う店に行くかなと思って、一応行ってみたら、最近営業時間が16時迄になったみたいで入る事が出来た。15時だというのに客は結構いる。

12時前後は駐車場に車を停められないこともある。そして相席になることが普通だ。行列出来たりすることもあるみたいだ。
それぐらいの人気店である。すなわち津軽人はこの味が好きなのね。

駐車場から煮干の匂いがするから笑える。もちろん店内も強烈な煮干のかまりっこ。服に染み付かないかと心配するほど。

もちろん中華そばを「濃い目」で注文。700円といつからかしらんけど値上げしてて高い!!と思ったけど、食べたらそうでもない。

おなじみ超煮干味のスープ。前食べた時は黄土色だったが、濃い目だからか、茶色に近かった。
小さい煮干の粒子が浮かぶ、煮干の小宇宙を丼内に作り上げている。
麺は弱い縮れのやや太麺。
この麺があんまりスープに絡み辛いような気がする。それが今までたかはしを好きになれなかった理由の一つでもある。もう少し改良して欲しい。
麺の量が多く、他店の大盛りくらいありそうなボリュームで、これなら大盛りと考えたら700円は高くないはず。
具はチャーシュー、メンマ、ネギとシンプル。
チャーシューは柔らかめのジューシーな大きいのが二枚ものってる。メンマも美味いし、大きめにザク切りしたネギもいい。

そんなわけでやっと心から美味しいと思えた。
多分濃い目が昔からの味なのだと思う。だとしたらこれは文句なしに美味い。
最近マイルド志向になったのは、万人向けにしたからなのか?だとしても嫌いな人はまず食えないだろうけど。

超煮干味の津軽ラーメンの代表格だから、今後も頑張ってこの味を後世まで伝えて欲しい。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市撫牛子1-3-6
電話・0172-34-8348
営業時間・11:00~16:00(ラストオーダー15:45)
定休日・水曜日

こがね屋@津軽ラーメン街道 (卒業)

2009-04-17 23:28:37 | ラーメン屋(期間限定出店)
ケータイがフリーズしてうんともすんとも言わなくなった。
最近充電したてでも急に電源消えたりするから多分電池パックの寿命と思われる。
それでauショップに持っていったら一応電源オンした。待ち受けはチャットモンチ-のえっチャンにしてたのがとても恥ずかしかった・・・。店員サンにはせめて彼女と思われて欲しい。
電池パックくるまで一週間ほど。それまで持つか?ま、どうでもいい話。

ラーメン街道の新店のこがね屋に行ってきた。今月の10日から営業している。
平日のラーメン街道はどこもガラガラの悲惨たる状況だが、こがね屋は新しいからか結構客いた。

こがね屋は、宇都宮のラーメン屋で、ラーメン街道は二号店。二号店って事は人気あったらずっと営業するんでしょうか。

あっさり醤油と、こってりコラーゲン豚骨の二種類のスープが基本らしい。でも味噌もあった。
今回は豚骨ラーメンを注文した。ちなみに豚骨は1日50杯限定だそうだ。

スープはドロドロの超濃厚の豚骨で、マー油がかかっている。マー油は大好きだから嬉しい。
超濃厚だけど、いやらしさがない。濃厚豚骨スープは下手すりゃ胸焼けしちゃうけど、これはただ美味しい濃厚さである。
麺は極細ストレート麺。博多とかのお馴染みの麺だけど、ちょっと食べやすかった。硬くもなく柔らかくもなくちょうどいい歯ごたえであった。
具はチャーシュー、メンマ、ネギ、もやし。
チャーシューも大きいの1枚。特にメンマが美味かった。もやしはちょっとでも下味ついてたら良かったかな。

豚骨ラーメンはそんなに好きな方じゃないけど、これは美味かった。久し振りにまた行ってみたいと思った店であった。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆

住所・五所川原市大字唐笠柳字藤巻517-1 エルム2F
電話・なし
営業時間・11:00~21:00
定休日・なし

マル真 辻

2009-04-16 01:50:31 | ラーメン屋(弘前市)
私の町内での出来事。
とある商店で犬を十匹前後飼っていた。ある日家族が犬を散歩していたら、犬が相次いで死んだ。次の日もまた死んだ。毒薬を塗った何かを食べたらしい。
その事件は新聞やテレビで放送された。警察は事件として捜査し、そして散歩コースの途中にあたる一軒の家の主人に捜査の手が及ぼうとしていた。しかし、その主人は自殺した・・・。
ミステリーみたいな本当の話。ま、どうでもいい話。

話は大きく変わって「マル真」に行ってきた。弘前の石渡にあるラーメン屋です。
かなり昔に岩木川河川敷沿いの富士見橋で屋台バスで営業してたが、その後現在地に店舗として構えている。

営業時間はほぼ昼のみ。だからなかなか行けない。今日で五回目になるかしら。
全く持って覇気のない主人と明るい奥様でやってます。主人のローテンションぶりには初め驚きますが何回かいくと慣れます。
今日は「醤油・太麺」を注文した。

スープは豚骨・鶏ガラの動物系と、煮干のダブルスープが7:3の割合でだしているそうです。
コクのある味と、ほのかに煮干の香る絶妙のバランスのスープです。
麺は太麺といっても中太の手打ち縮れ麺です。無添加の自家製麺です。
確か他の種類の麺は全部細麺だったので、手打ち初めてだったかも。この麺はかなり美味い。弾力と麺の絡み具合がアリと思います。
具はチャーシュー、メンマ、ねぎ、のり。
チャーシューは脂身が3分の1くらいあるロース部でとても美味い。小さ目のが二切れあり。

これがたったの500円!!安くて美味い!!
他のメニューは、醤油・細麺500円、塩500円、味噌650円、とんこつ550円。
大盛りは200円増し。おにぎり100円。メニューは以上から成る。

醤油、塩、味噌とどれもハイレベルで(とんこつはそうでもなかったが)どれも安い。味噌はトッピングが多いからちょっと高い、といっても他店と比べれば安いか。

15時くらいに行ったので、誰も居ないだろうと思ってたが、客が次から次へと入ってくる。こんな中途半端な時間なのにすごい事だ。
店の周りは工場とか多いから、不規則な時間に飯食う人が多いのかな?
ちなみに昼時は満席近くなるほど混みます。

やっぱり美味しかったです。ワンコインでここまで満足感を得る事もなかなかないでしょう。

オススメ度(ラーメン評価)・☆☆☆☆

住所・弘前市石渡4-16-1
電話・0172-34-4973
営業時間・11:00~16:00
定休日・不定休
※駐車場なし

告白/湊かなえ

2009-04-14 01:21:31 | 
「告白」といえばチャットモンチ-のニューアルバムであるが、全く関係ない。
「かなえ」といえばFiction tellerのボーカルであるが、それも全く関係ない。

何かと話題の「告白」を読んでみた。
2009年の本屋大賞を受賞したり、2008年の週刊文春ミステリーベスト1とかで未だに売れているので前から読もうと思って後回しにしてたが、今回やっと買って読んだ。

とある中学のクラスの担任の女教師の子どもがプールで水死した。事故死と判断されたが、犯人はクラスの2人の生徒だった。そして女教師の復讐が行われた。
そんなストーリーです。
ミステリーだから詳しく書いても仕方ないですね。

文章は全て独白体になっている。
全六章からなり、第一章が女教師の告白。第二章が女生徒の告白。第三章が少年Bの母親の告白。第四章が少年Bの告白。第五章が少年Aの告白。第六章が女教師の告白。以上からなる。

テーマは少年犯罪と、母と子であろうか。

犯人を警察に引き渡したところで、少年法に守られて決して厳罰に処せない事を見越して、恐ろしい手段で復讐を果たす第一章の展開は素晴らしい。
ダラダラと全く関係のない話をしているようで全て関連しているという高い構成力が感じられる。
淡々と話しているようで、いかに子どもへの愛情が強かった事をふつふつと感じさせている。

少年A、B、女生徒と、本作に出てくる生徒はぶっ飛んでいる。かといってそんな少年少女がいないのかというと、残念ながら存在する。
個人的な中学生時代と比べてみると、少年A、B、女生徒の肥大化した自我には共感さえ覚える。
私もちょっと間違ったら殺人くらいしてたかも・・・、なんて思う。
そうならなかったのは、家族がいたからであり、犯罪は個人がしても連帯責任で家族が巻き込まれるのは容易に想像できたからである。
家族に愛情を感じず、それどころか憎しみでも感じていれば、一線を越すのは簡単な事かもしれない。

中学生という時期は本当に多感である。情緒不安定極まりない。
高校生ともなれば、ほとんど大人であり、学生という身分が幼稚にさえ成り下がってしまい、実際は自我を確立出来ている筈である。
近年、少年犯罪やら親殺しが増えているとかいわれているが、実際はそうでもないらしい。
インパクトが強い事件は増えただろうが、それは時代も関係しているだろうし、事件の詳細が一般人まで知れ渡るのは、通信機器の発達によるマスメディアの過剰報道からなるもので、事件の数はそんなに変わらないそうである。
特に家族間の殺人は古くからずっと続いているらしい。

西洋は「罪の文化」であるのに対し、日本は「恥の文化」であると説いた者がいた。
一神教の戒律が罪の判断基準であるのに対し、戒律のない曖昧な宗教を持った日本人が如何にして平和を築けたかといえば、それは世間体であるとされる。
世間に顔向けできない行為をすることを恥とし、それが罪と同様の価値基準を持った。
最小の集合体である家族の一人が行った恥晒しが、家族全体にも責任を持たせるようにした事で世間体が生まれ、抑止力になっている。
怒りの矛先が家族内で終わるのは日本の誇れる点と言い切っていいものなのか。
「心中」という単語に当てはまる英単語がないのがそれを顕している。

第三章の少年Bの母親の日記は、あまりにも正直であり、愛が感じられる一番好きな章だ。
家族に全てを捧げる偏愛から、家族を守る為に心中を思い立った深い心情が伝わってくる。

寝る前に第一章から第三章まで読み、面白かったと思い、第三章で終わってもいいなと感じた。
眠れなかったので、今度は残りの第四章から第六章まで読んだ。
いわゆる後半は少年の犯罪心理描写や生い立ちなど描いている。そしてラストは怒涛の展開で終わる。
個人的にはラストはなんか煮え切らない。無理矢理捻じ込んだ様な気さえする。

前半三章は「小説推理」に連載されたもので、後半三章は書き下ろしになっている。そのために少し温度が違うような気がしたのは気のせいではなかった。
前半はとても面白く読めた。後半は続きがあるからついでに読んだような感じだ。

ミステリーだから次の展開が気になるような構成力はあるし、突飛な設定は目を見張るものがある。しかし文章や細かな内容は素晴らしいとはいえない。
だがエンターテイメントとしてのミステリー本としては傑作である。

不振のテレビドラマ業界や映画業界が見逃すわけは無く、映像化するのは必須であろうか。

オススメ度(本評価)・☆☆☆

津軽観音巡礼第三十三番 観音山普門院

2009-04-11 00:40:42 | 神社・仏閣
津軽三十三観音霊場カジュアル巡礼最終回。

一番札所の久渡寺に行ったのはいつだったか・・・。
去年の12月に始めた観音巡礼はいつのまにか4ヶ月近く掛かってしまった。
そして遂に今日、三十三番札所の観音山普門院を訪れた。

観音山普門院と聞いては、どこかと思われる人が多いだろうが、「山観」と聞くと地元の人はわかるだろう。
山観は津軽の夏の風物詩「宵宮」が一番早く行われる事で有名である。5月の下旬に早々と開催される。

おととしの夏には「劇団夜行館」の演劇が境内で催された事もあり、初めて山観に訪れ、境内にて演劇鑑賞をした。
おどろおどろしい演劇の夜行館の演劇の内容に相応しい幽玄な場所であったのを記憶としている。
その演劇に参加していた山観の住職はさぞや芸術に理解のある偉大な人間なのだろうと感じたものだ。

もともとこの場所は茂森山として一帯を見下ろせる小山であったが、弘前城より高く、山の頂上からは天守閣の中をも覗けてしまう為、切り崩し工事にて平地となり、現在の城下町が形成されている。
しかし弘前城が築城される前から、この場所には観音堂が存在している。

階段の参道を登り、境内へ進む。弘前の中心地に存在するのが珍しい巨木が幾つかある。
観音堂までは、閻魔堂、身代観音堂、稲荷堂なとがある。左手には庫裏がある。

観音堂裏手の道には三十三観音石像が見守っている。

観音堂の扉を開けると遠くに聖観世音菩薩像が見える。
そしてお祈りを捧げ、満願成就。長きに渡った観音巡礼もここにて終止符を打った。

津軽の冬は長く、巡礼の季節は春から始まる。その逆をついて、厳冬期に始めた観音巡礼は細かく時間を割いて少しずつ進めていった。
冬ならでは、道路が積雪で通れず、二十五番札所の松倉観音堂は訪れる事が出来なかった。ここは悔やむところであった。
他には、普段堂宇に入れるであろうところでも、冬季だからか施錠しているところも多かった。
ほとんどの札所は無人であり、地元民が管理している所が多い。昨今の仏像盗難を考えると、堂宇の施錠は致し方あるまい。
そしてメインの観世音菩薩像を拝むことが出来たのはあまりに少ない。三十三ヶ所中7ヶ所ほどであったか。

観音信仰は日本全国で行われている。西国三十三ヶ所がその頂点であり、古くから巡礼のメッカとして全国から訪れていたようだ。
そして津軽の藩政時代には、西国三十三ヶ所を真似て、津軽三十三ヶ所を形成した。
その理由は多額の旅費、労働力、そして藩内の情報が藩外に流出するのを防ぐ為、藩内で巡礼出来るようにしたのである。
そのような例は全国にも及び、各地に三十三ヶ所霊場が存在している。
巡礼は千年前から行われており、古くから西国の地を巡礼するのは一生に一度あるかどうかののイベントであった。多くの行けない者は一人の代行者にまかせ、土を持ち帰るのが風習となった。
今でも西国巡礼の土を埋めている札所はいくつかある。

仏教が日本に伝来し、信仰宗教と成り得たのは、森羅万象八百万の神としての神道に歩み寄り、解釈を変えてまでして対立を避けた事にある。
神も仏も共存する社会を作り出せたのは、あらゆる物を祀り、畏れる日本人の性格にあっていたからであろう。

そもそも何故本尊として観音像を祀るのかは、観音経の広大な救済力にあるからといっても過言ではない。
観音経は、どんな災難があっても、観音力を信じれば必ず救済されると説いている。
更に女性的な外観は親しみを覚え易いことから、多くの人々から愛されることとなった。
全国中の観音像は、他の菩薩像、如来像や明王像などを全て合わせても、観音像の方が多い事から、いかに観音信仰が日本人の心を掴んだか示している。

そんなことで、この巡礼で仏教についても少しばかり勉強する事も出来た。
神道と仏教の二大宗教を潜在的に信仰している日本人たちであるが、戒律宗教の一神教と違い、穏やかな神性が世界の目に余る暴虐的な不幸を生み出さなかったのは日本の宗教の誇れるところだ。

それでも、この巡礼で避けて通れない、最も憤った事は「神仏分離令」が施行され、「廃仏毀釈」が行われたことである。
この神仏分離令は、大悪法と呼ばれる明治の日本の大汚点である。
神仏習合が完成し、生活に根付いた仏教は神道と共存し、神社と寺院は同じ場所に建てられる事もあった。
動乱の幕末を経て、明治新政府は国家宗教としての神道を位置付けし、仏教と厳しく区別する事とした。
仏教排斥を目的としてはなかったが、一部の神官や国学者が扇動し、排斥運動に広がり、寺院・仏像の破壊活動まで行われた。
仏教の怠惰がここにきて民衆のフラストレーションの的となり、廃仏毀釈は徹底的に行われた。
一部の寺院の廃寺、観音堂の廃堂、そして本尊を回収されてしまった。その後、仏教寺院は神社になったところがあまりに多い。
しかし実際は、多くの良識ある民衆達が廃仏毀釈を拒否し、本尊を隠したりして難を逃れているのも多い。
その後神仏分離令は5年ほどで頓挫し、神仏習合状態に戻っている。神仏習合が日本全国に根付いていたのが窺える。
津軽三十三箇所でもほとんどの観音堂は一度廃堂になっている。本尊は地元民が隠したり、ダミーを渡したりして、廃仏毀釈の勢いが薄まってきてからまた観音堂を再建し、元に安置する例が多い。
それほどまでして観音信仰は強かったのだと感心してしまう。

他にも観音堂の歴史を辿ると、津軽または日本の歴史と繋がっており、これも地元に住んでいるのに新たに知り得る事が多く、非常に勉強になった。

更に単純に旅行気分が味わえ、訪れた事のない地に足を踏み入れ、津軽は広いなぁとしみじみと思えた。

長くはなったが、この巡礼は本当に為になった。
そして最近体調が芳しくないが、これもまた修行の一環としてしっかりと受け止める。
大体はどこの巡礼地でも家族の健康をお祈りしたが、やはり健康第一だなと自然と思う。

そしてもう一つ、歴史ある観音霊場が、観世音の下に平和で永遠にあるように願ってきた。
戦死者慰霊碑がある寺も少なくはない。動乱の戦国時代、そして日清・日露・大東亜戦争と、望まぬともやってくる戦いの魔の手に巻き込まれた数億の無辜の民の死者の霊の下に自分達が生きているということは心して受け止めるべきである。

今回の巡礼はあくまでカジュアルに挑むというコンセプトで旅したが、巡礼の知識も豊富に身に付いてしまったので、いずれまたこの津軽観音巡礼に挑みたい。
その時は正装で、きちんと納経し、お参りしたい。その時まで健康で、平和であって欲しい。

最後に観音山普門院のご詠歌
~いままでは 親と頼みし 笈摺を ときて納める 茂森の寺~

津軽観音カジュアル巡礼満願終了

住所・弘前市西茂森町2-17-4
電話・0172-32-5105

からんころん温泉

2009-04-10 23:12:49 | 温泉(平川市)
瀬戸内寂聴訳「源氏物語」一巻をやっとの思いで読み終えた。
でも文章難しすぎて全然頭に入ってこない・・・。二巻以降読める自信ない。
世界最古の小説としてはあまりに斬新な内容なので、もう少し読み易い文体で書いている本があったら知りたいところ。ま、どうでもいい話。

からんころん温泉に久し振りに行ってきた。
場所は第五城東のマルハンの交差点を平川方面へ。ヤマザキデイリーの交差点を左折。道なりに1kmほど走ると着く。周りはほとんど田んぼばっかりである。

二年前にオープンした新しい日帰り温泉施設。最近なんと「ペット温泉」なるペット専用の浴槽がある施設が敷地内に出来た。ニーズがあるかは知らんけど、こういう施設があるのは面白い。
隣には温泉を使って育てた農作物の販売もしてるみたいだ。
少し離れたところに食事処もある休憩場もある。宴会も可。

浴場は、熱め浴槽、ぬるめ浴槽、サウナ、水風呂、露天風呂、打たせ湯といった造り。
コロンじゃなく、カランは43ヶ所と多め。かなり使いやすい。

お湯は無色透明無味無臭。これといった特徴はない。

メイン浴槽はぬるめの方で、10人弱入れる広さ。41度ほど。
隣に熱め浴槽。といっても43度ほど。6人ほどのサイズ。

露天風呂も6人サイズ。円形の岩風呂で、藁の屋根がかかっていて風情があっていい。
こちらの露天のお湯は若干ツルツル感があった。39度くらいとかなりぬるいが、お湯は内湯より露天の方がいいでしょう。

露天に打たせ湯があり、なぜか鳥居があり、無病息災を願掛けた。
露天からは第五城東のショボイ夜景も見れるのだ。

サウナは10人弱収容可能。テレビ付き。88度ほどでそんなに熱くなくて良い。

ここは家族風呂が人気あるらしい。ま、家族が出来る予定も無いからどうでもいいが。

結構混んでて人気があるのが窺えた。施設が新しく綺麗なのもあるが、きちんと掛け流しであるのが一番の理由だろうか。そのうちまた来たい。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉)
泉温・50.7度(加水あり)
効能・神経痛、筋肉痛、関節痛など

料金・350円(5:00~8:00の朝風呂は300円)
備品・無料ロッカー・無料ドライヤー
施設・家族風呂、食堂、宿泊

住所・平川市舘山字板橋19-2
電話・0172-44-4210
時間・5:00~22:00

津軽観音巡礼第三十二番 苦木観音長谷堂

2009-04-09 00:55:47 | 神社・仏閣
津軽三十三観音霊場カジュアル巡礼第三十二番札所の苦木観音長谷堂へ行く。

居土普門堂を後にし、再び国道7号線へ戻り、碇ヶ関方面へ車を走らせる。
目印もあまりないが、苦木の集落へ向かう橋があるので右折して渡る。そこからは案内看板もあるのでなんとか辿り着けた。

苦木観音長谷堂の参道の前に駐車場があり、そこには竜神宮の堂宇がある。
参道の階段を登りきると境内がある。まず子宝神社の小堂があり、予定もないけどお参りしておく。その先に姥石神社の小堂がある。
そして右手から山神宮、熊野神社、観音堂と並ぶ。

苦木観音長谷堂は1632年、南朝の武将水木監正の一族によって創建された。
水木監正は南朝の長慶天皇の武臣で、長慶天皇と共に現在の相馬村の紙漉沢に落ち延びた。天皇が崩御し、水木は現在の苦木に移り住み、開墾し集落を形成した。

ご本尊は正観世音菩薩像である。
過去二回、盗難にあっている。1度目は女修験者に、二度目は神官によって盗難されたが、無事に戻ってきている。
明治の大悪法・神仏分離令により、観音堂は取り壊されたが、ご本尊は他の場所に移して無事であった。
熊野神社となってからは密かにまた祀り直している。

大鰐町は一大温泉地であり、スキー場としても有名である。
その阿闍羅山は梵珠千坊、十三千坊と並び、津軽三千坊と呼ばれ、霊験あらたかな山として昔から崇められてきた。
今では無謀に進めたリゾート開発のツケで、瀕死の町としてどことも合併が出来ない状態となっていて、スキー場の存続も危ういとされる。
それでも山には神がいるし、観音様は温かく守って下さっている。

そして次に向かうのが最終札所の山観である。長い観音巡礼も遂に終わりを告げようとしている。

最後に苦木観音長谷堂のご詠歌
~いくたびも 法に歩みを 運ぶなり あまき苦木は 後の世のため~

住所・大鰐町熊野平91

※無人神社です

温湯温泉 ファミリー温泉 山賊館

2009-04-07 01:22:01 | 温泉(黒石市)
楽天の岩隈は千原ジュニアに似ている。ま、超どうでもいい話。

温湯温泉に行ってきた。
半月ほど前に観音巡礼で温湯温泉あたりを通ったが、次の目的地へ急いでいた為に温泉に入れなかった。
悔しかったので今回入りに行った。

傷を負った鶴が自然に湧いていた温泉で傷を癒していたのを見て温泉を掘り当てたのが始まりとされる温湯温泉。
小さい集落で、源泉地に公衆浴場、旅館、客舎が密集している。中心地の道路は車一台が
やっと通れるほどの狭さである。

源泉は三つほどあり、公衆浴場に注ぐ源泉温度は46度。今回行った山賊館の源泉温度は60度もあり、決して温いお湯の温泉ではない。

公衆浴場を道路跨いで三軒の旅館が並んで建っている。右手から三浦屋旅館、山賊館、飯塚旅館と並んでいる。
三軒とも旅館だが、日帰り客も受け付けている。

今回は真ん中の「ファミリー温泉山賊館」に入る。
何故「ファミリー温泉」なのか、何故「山賊館」なのかはわからん。
受付で200円払う。安過ぎます。

浴場は4人程入れる内湯とカランが3ヶ所。湯口には山賊のオッサンの顔あり。

湯温は44度くらい。お湯はほぼ無色透明無味無臭。

ファミリー旅館らしく、家族連れが来て、更にもう一人泊り客らしい人が来て、5人もいたらゴチャゴチャしてしまう。
奥の窓際の方は無駄にスペースがあり、人も多くて邪魔だったからトド湯した。

お湯は温湯温泉の良質な湯だったが、残念なのは廃湯口が設置されて新鮮なお湯がすぐ流れ出てしまうのと、カランの配管が悪いのか、ゴミが多かったこと。

しかし、低料金でお湯をじっくり堪能出来るのは素晴らしい。
温湯温泉はほとんど200円ほどで入れる温泉天国である。

オススメ度(温泉評価)・☆☆☆

泉質・含芒硝-弱食塩泉(緩和低張性高温泉)
泉温・60度(加水あり)
効能・リウマチ性疾患、運動器障害、創傷など

料金・200円
備品・無料シャンプー・ボディソープあり
施設・宿泊

住所・黒石市温湯字鶴泉61
電話・0172・54-8421
時間・7:00~22:00