JF4CADの運用日誌2.5

アマチュア無線局JF4CADの活動内容紹介ブログです。

鹿児島・新島移動運用報告①

2014-03-10 | 移動運用結果報告

計画編

今回はいろいろ調べ物をしている中で偶然見つけた島に行くことにしました。

その名は「新島」。伊豆諸島の新島ではなく鹿児島県の錦江湾(鹿児島湾)に浮かぶ唯一の有人島です。「しんじま」と読むそうです。

今なお火山活動が活発な桜島は元々錦江湾に浮かぶ火山島でしたが、100年前の1914年に起きた大正の大噴火で大隅半島と地続きとなりJIAでは対象外になっています。桜島は過去に何度も大きな噴火を繰り返しており、この新島も18世紀の安永年間にあった桜島の大噴火によって錦江湾の海底から隆起した島です。新島は陸続きではないためJIAの対象となっています。

現在は桜島・新島とも鹿児島市に属しており、新島は鹿児島市唯一の有人離島です。周囲が好漁場であったため1800年から入植者が住み始め、一時は200人以上の人口があったものの、戦後は島を離れる人が相次ぎ、最終的には鹿児島市による移住促進政策がとられたこともあって、現在住民登録があるのはたったの1人。無人島になる寸前の状態です。

 

この現状をを知ってしまった以上行ってみたいと思うのが人情でして、さらに深く調べてみました。

 
新島へは桜島の浦之前港から市の行政連絡船が出ているとのこと。木曜・日曜を除く週5日運航されており、1日2往復あります。その時間は昨年改正され以下の通りです。
浦之前港発 10:00 15:00
新島発   10:15 15:15

午前の船で新島に渡り、午後の船で帰ってくることが可能です。滞在時間は5時間弱ですから設営と撤収時間を考えれば補助バッテリを持ち込まなくてもフルタイムの運用が可能です。

時間は十分ありますから7MHzに加え18/21MHzも準備しておきました。おそらく7・8エリアではハイバンドの方が確実でしょうね。

 

ネット上で過去に新島からの移動運用があったのか調べてみたところ、2009年頃に7MHzでの移動運用があったきりのようです。ひょっとしたら今回がJIAにカウントできる最後の新島になるかも知れませんね。

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