JF4CADの運用日誌2.5

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移動運用小耳情報(沖縄)

2010-07-27 | シャック便り

久々の移動運用小耳情報です。

 
[第一航空が沖縄から撤退]
昨年6月から那覇空港を中心に粟国(島尻郡粟国村)、沖永良部島経由徳之島の2路線を運航していた第一航空ですが、利用低迷を理由に9月15日をもって両路線から撤退することを地元自治体に通告したようです。従業員にも既に配置転換もしくは解雇の通知が出ているそうです。

第一航空は予約を電話のみに絞る、航空券を発券しないなど徹底したコスト削減を行っていましたが、不定期航空事業のため時刻表に載らないなど知名度が低く、利用が伸びなかったようです(不定期運航にすると乗客がゼロの時は運休できますから、会社はそのメリットを選択したんでしょうね)。

今後他の航空会社に引継ぎを働きかけるそうですが、引き継げそうな会社はなさそうに思います。

ちなみに会社側では採算ラインを搭乗率80%にしていたようです。使っているのは9人乗りのアイランダーですから、なんと平均で7人が乗らないと採算が取れない計算になります。実績はというと平均4~5人前後だったそうです。ちなみにRAC最末期の粟国線に私が乗ったときでも乗客は(マニアの人含めて)6人。7人というのはきわめて高いハードルでして、見通しが甘かったと言わざるを得ません。

粟国空港の滑走路延長事業も含めて大きな影響が出るのは避けられないでしょう。粟国島は移動運用の少ない地で、今後さらに制約が出るのではないかと思っています。

 

[石垣島発着高速船の一部が共通利用可能に]
石垣島の離島ターミナルをハブにして離島への高速船を運航している会社は安栄観光八重山観光フェリー石垣島ドリーム観光(IDT)の3社があり、互いに熾烈な競争を行っています。この3社は乗船券が共通ではなく、往復切符を買うと買った会社の船にしか乗れないという問題点がありました。私も各島の移動運用メモでこの点を繰り返し強調してきました。

特に安栄と八重山観光は同じ行き先の船を同じ出発時刻に出しており、過当競争になっていたことから、両社は一部航路で乗船券を共通化したようです。

共通化されているのは以下の路線です。
・石垣-竹富島間
・石垣-黒島間

竹富島航路では運航ダイヤも整理され、同時刻出発を解消しています。

なお、安栄・八重山観光の他の路線(西表島や小浜島)、IDTの便はこの共通利用の対象外ですのでご注意下さい。

当然といえば当然の試みで、ようやくかという感じがしています。

ちなみに私が各社乗った印象では、
・安栄 操船荒っぽい 船の整備が悪い 出発は一番早い
・八重山観光 船員の応対はそこそこ 出発は遅い
・IDT 船員の応対がいい 船が清潔

でした。値段は各社同じなのでIDT>八重山>安栄の順で選んでます。

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