伊東家のデスク

オタクの備忘録など

風が強い頃について

2024-03-19 22:36:13 | 雑文
 ニチアサがとても楽しい。

・『わんだふるぷりきゅあ!』
 7話目。こむぎは犬である。喋れても犬である。なので、いろはとぶつかってしまった時に単独で解決できる力をまだ持てていない。そこで、第三者の立場として兎山悟を挟む。これをしっかりできているあたり安心感がある。
 ところで、ユキの「やれやれ…」といった表情、あれは実際に猫を飼っている人からはどういう感想を持つのだろうね。猫らしさに繋がるものなのだろうか。毎度の好きなシーンではあるのだが。

・『爆上戦隊ブンブンジャー』
 3話目。筋はいいが、もう一つ盛り上がりが欲しいところ。今回は未来がブンブンジャーの一員としてしっかりやっていけるという点をがっつり示す回だったのだが、どうも絵的に地味で、大也のセリフの説得力が少し落ちてしまった。ここは大々的に金使って面白い絵をぶつけるべきだったのではないか。惜しい。
 大也の「バクアゲ」、似た感覚は『ボウケンジャー』のチーフが「ちょっとした冒険だな」でゴリ押ししたのを思い出すのだが、さて大也はあの域を越えられるか。

・『仮面ライダーガッチャード』
 27話目。ここまでの集大成。いやあ、ビックリした。面白いや。多少歪さを引きながらも、宝太郎に「ケミーは道具じゃない」と叫ばせ続けたのが見事に結実した。近年ライダー熱がめっきり下がり、作品そのものから離れていた私を引き戻した『ガッチャード』なわけだが、ここまでやってくれるとは。仮面ライダーシリーズで、丁寧に積んでしっかり盛り上げる、ということの難しさは、一昔前までそれなりに真面目に付き合っていた私はよく知っている。お見事である。拾った馬券が万馬券に化けたような気分。

・『宇宙魔神ダイケンゴー』
 あともう少しリソースがあればなぁ。未完の大作という言葉が浮かんでしまう。ライガーのキャラクターが中々良くて、終始安定したドラマを提供してくれただけに、慌ただしい終盤や作画リソースは残念でならない。ラストに三兄弟のドラマとかもう二、三話使ってドドーンとやってほしかったよ。
 ダイケンゴー自体は最後までとてもカッコよかった。

・『光速電神アルベガス』
 今度はこっちを見始める。主題歌は大好きなんだよなぁ。
 やっぱり、デンジンディメンジョンで事足りるになりがちなのはまずかったよねぇ。

・『タッチ』
 いつぶりになるか分からないが、読み返している。最初にガッツリ読んだ時は高校生。
 『タッチ』というか、あだち充評になるか。昔の私の評価は「時代を掴んだ人ではあるが、時代を超える力はないかな」という程度のものだった。それが『タッチ』を通して読んだある日、「いや、よく読むと面白いなこれ。やるな……」となった。今改めて読み、「これはなんて凄いんだ」となっているところである。若き私の感性は、あだち充に完全敗北を喫したわけだ。

・まったく、なんて年だよ。
 いのまたむつみ、ドラクエの小説が初接触だと思っていたのだが、『さらば銀河』も描いていたのか。そっちが先かな。

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