伊東家のデスク

オタクの備忘録など

また改変期が来る

2020-06-28 22:37:47 | 雑文
 今年の夏アニメはあまり見ないことになりそうだなぁ。


・『遊戯王セブンス』
 流石に37歳子持ち小学生は頭が悪すぎてやられた。負けた。面白れぇ。

・『GS美神極楽大作戦!!』は20巻まで別格、あとはとてもよくできた少年マンガというのが私の評価である。
 やはりおキヌちゃん蘇生後はパワーが落ちる。前半部に確かにあった、ストーリーには絶対に従わないというキャラクターの強さが散っていってしまったのよね。
 前半部はキャラクターのコントロールができていなく、後半部はストーリーのコントロールができていない、といえばいいだろうか。そして、この制御不能の勢いこそが、この作品の魅力なのである。

・『死霊狩り』
 終盤が近づくと、完全に平井和正が我慢できなくなって、ドバドバ「人類クソ!」という怒りが溢れていく。ハッキリ言ってうざったらしいのだが、そのエネルギーの量が凄いのでグイグイ引き込まれてしまうのだな。
 最後の林石隆が本当にカッコいい。というか林先生は常にカッコいい。徹頭徹尾クソ野郎な"S"も好きだな。

・上記から続き、カンフーおじさんカッコいいなぁと思いながら、さて自分にとって最初のカンフーおじさんは誰だったかと考え、『幽幻道士』の黄仲裕に行きついた。親方ね。牢での戦いがもうカッコいいのなんの。まあ当時24、5歳だったので、おじさんと言ってしまうにはちょっと若すぎるかしら。
 黄仲裕、キョンシーになってからの演技も好きだな。ユン・ワーもそうなんだけど、動きに制限のあるキョンシーこそ、ちゃんと動ける人がやると映えるのであるな。

・昔に楽しんでいたものを分析するために、当時の気分と雰囲気にダイブする必要がある。
 その一環で、最近やっているのが堀江由衣『黒猫と月気球をめぐる冒険』をひたすら聴くというものである。
 いや、まぁ、単純に好きな盤なのよね。うまくはないんだけど、そこが味わいになっているし、当時の界隈の雰囲気がそのまま出ているようで。
 うおっ、てなってしまうのは、やはり『フェイク・ファー』に『翼』と『So depecher』かしら。『新しいドアへ・・』のそれっぽさもたまらない。

・死ぬまでに絶対に見てみたいのが、『魁!!男塾』を今度は実写ではなく完全新作アニメで、天挑五輪大武會だなんて贅沢こそ言わないから、驚邏大四凶殺の桃対伊達を映画で、というもの。

・組む気もなく、HGのマジンガーZを買ったりした。
 HG、ガンプラばかりと思い込んでいたが、意外とそうでもなかったのだなぁ。
 ガイキングとか出してくれないかしら。ああ、ヤッターワンも出たら嬉しいなぁ……。
 まぁ買うだけで組まないだろうが。


やっぱり暑い頃について

2020-06-11 22:55:04 | 雑文
・『キン肉マン』
 完璧超人始祖編読了。
 勿論面白かった。凄く楽しめた。ゴールドマン対ザ・マンでのスグルの叫びに涙しながらページを捲った。しかし、期待していた一品は最後まで待ってもついに出てこなかった、という印象。
 肝心のキン肉マンがそもそも始祖と戦っていないのである。せめてネメシスが始祖の領域に入るか超えるかしてくれれば良かったのだが、それはなかった。あくまで正義超人側の目的は完璧超人との和解にあるので、完璧の理念の歪みを砕くことが肝要、という狙いは分かるのだが、完全に納得はしがたい。テリーマンもジャスティスマンに一矢報いたわけではなかったしなぁ……。
 ベストバウトは迷う。ロビンマスク対ネメシスか、シルバーマン対サイコマンか、キン肉マン対ネメシスか……。

・『キン肉マン』といえば楽曲も結構語られるわけで。
 私の場合、キャラソンでは『虹色の騎士』と『ベルリンの赤い雨』が好き。主題歌は『ズダダン!キン肉マン』である。思い返してみて初めて気付いたが、キン肉マンソングの象徴たるクッシーの曲が一つも入らないのが自分でも意外。

・急に富野ヒロインを摂取したくなった。ただし、ガシッと土台の固まったお嬢様系。
 というわけで、『OVERMANキングゲイナー』をダラッと流していた。
 アナ・メダイユ、非常によくできたお嬢様(お姫様)キャラなので、必見であるよ。私の中だと最強の富野ヒロインである。

・『ファイナルファンタジーVIII リマスタード』をサッと終わらせた。
 私がちょっと枯れたせいか、こんなに可愛い連中の物語だったのかと驚いた。
 中盤、スコールがリノアを背負ってエスタに向かおうとするシーンがツッコミどころではあるし事実笑うけれど、その態度とは真逆でとてもいいな、と思いもする。年頃の少年の青臭い暴走が、なんだかいいなぁと思えるのも事実なのだ。新海誠あたりが映像化すると凄く映えそうじゃない。一番好きなシーンだ。
 二番目に好きなシーンは「マイク、切れよ!」かな。バラム・ガーデンは魔境だけど、結構みんな仲良しで可愛らしい。
 好きなキャラはママ先生。次点はリノア。

・プライムビデオでアニメ版『GS美神』を見ている。
 いやもうアニメ版最大の見所は堀川りょうの快演であろう。今更言うことでもないが。本当に楽しそうである。
 『美神』こそ、改めて全編アニメ化してほしい作品だったのであるがなぁ……。

・『遊戯王ZEXAL』も見直すことにした。
 本末転倒なようだが、私はカードゲームアニメには、あまりシミュレーターになってほしくないなぁと思っている。商品のルールに縛られきるより、自由な展開をして派手に楽しませてもらいたいのだ。このあたり、『デュエル・マスターズ』シリーズ、特に『VS』シリーズは本当にうまくやっていたと思うのだが。
 『ZEXAL』は九十九遊馬がデュエル下手な状態からスタートし、アストラルと役割を二分するので、このあたりが割と解消されている。

・方々言われているが、慣れ親しまれていたUIから、なぜか全く使いづらいものに変更されるのはたまったものではない。
 しかし、この問題はそもそも私たちの日常に当たり前にあることなので、あまり怒る気持ちにもなれない。
 まぁイラつきはするけどね。

六月になった頃について

2020-06-02 23:59:21 | 雑文
・『キン肉マン』
 ようやく旧作を読み終え、連載再開後に入った。手始めに悪魔六騎士が始祖と戦っているところまで。
 いや、もう、ね。悪魔超人がカッコいいのなんのって。ステカセキングとブラックホールの登場でリアルに驚きの声を出してしまったし、タワーブリッジと共に息絶えるアトランティスに号泣してしまった。
 反面、悪魔側メインなせいもあってか、正義超人側の試合はちょっとテンション落ち気味なのが気にはなる。ここまで読んだ中だと、文句なしに良かったのはキン肉マン対ピークア・ブー、ロビンマスク対ネメシスぐらいじゃなかろうか。後者にしたって、ロビン死すという強い手を打ってのことである。
 しかし、これ、いけないよなぁ。子供の好きなものてんこ盛りである。危険。年甲斐もなく、ページをめくるごとに「あっ!あ~!ゼブラー!」とか「カメハメ師匠…!」とか「ペンタゴーン!」とか言ってしまう。問答無用で読み手の頭も心も小学生あたりに戻してしまう。黄金期ジャンプを生き抜いたパワーが健在なのである。恐るべし。

・『まるごとみい子!』
 ギョッとして買ってしまった。
 多分、もう人生の半分以上を『みい子』抜きで過ごしてきたので、驚きが凄い。
 集めなおそうかなぁ……。

・『スパイダーマン/偽りの赤』
 私の評価は若干厳しめであるが、これは、まぁ、仕方ないと思える。まだまだ日本産のアメコミヒーローものは積み重ねが足りないのだ。それでも、本作のような流れを繋いでいくことができれば、それは素晴らしいことになると思う。そう思うぐらいには、楽しめた。

・『明日のナージャ』
 いやはや、実に面白かった。終盤の怒涛の展開がまぁなんとも凄いもんである。
 ローズマリーからフルボッコ(2回目)くらった挙句、故郷に戻ったら孤児院はなく、手紙も読まれていない、院長も死んだというオーバーキルのあとからの暴走特急ぶりが凄い。強烈な主人公補正と運命力で無理矢理に道をこじ開けていく剛腕には白旗を上げた。
 ロッソとビアンコの懲りない二人が妙に好きであった。
 物語のオチとしては、ナージャの決断でプレミンジャー公爵をバッサリぶった切っているわけだが、やはりそこはローズマリーも同伴させて最後の悪あがきも無駄だったとバッサリぶった切った方が良かったのではないか。ここがあれば、あのラストシーンがそれとしてもっと機能できたはずである。そのため、最終回はやはりナージャとコレットの抱擁が全てと思えてしまうのだ。まあそれでいいのだが。
 私の妄想終盤だと、プリンセス幻想に呪われたローズマリーをナージャが救う、という展開に持っていくかなぁ。貴族社会に振り回されたコレットやハーコート兄弟は、それでも自分で戦う道を選べたわけでしょ。しかし、ローズマリーは自分の幻想のためにその毒を飲んだため、うまく立ち回っているようで結局は大きな流れに乗っていくしかなくなっていくのである。そこで、ナージャが無理矢理にでも引っ張り上げるのだ。制裁ビンタも、「なぜあんなことをした」ではなく、「いい加減目を覚ませバカ」に持っていくのである。友達を救い出すことで貴族のルールではナージャを縛れないし、友を奪うこともできないと突きつけられるわけだ。ローズマリーもまた、自分が目指すプリンセスは誰かの代わりでも新時代でもなく、ナージャがまた傅いてくれるようなプリンセスであると理解するのだ。エピソード6のダース・ヴェイダーみたいな感じでもよい。BGMは五條真由美『10秒かぞえて』。まぁ、おんぷ成長のプロットを流用すると考えてもいい。
 簡単に言えば、もっと濃厚にナージャ×ローズマリーが見たかったのである。少女マンガ的ライバルと主人公のCPを愛してやまないので、本当にもっと欲しかった。
 ただ、実際のところ、この流れに持っていってしまうと、ナージャの行動原理が全て『母に会う』に集約される、が消えてしまうので、結局はオタの浅い妄想でしかないのよね。

・『ナージャ』見終わって流石に疲れたので、しばらく息抜きできそうなものを中心に見ていきたい。
 なんかもう、ここまで疲れが出ると、肌色いっぱいの下品なエロネタ満載な作品でも余裕で摂取できそうだから、疲労とは怖くて凄いものである。

・『Kanon』
 物凄く久しぶりに、ちょっとだけ触れてみた。『Last regrets』のイントロを聴いた瞬間、ぶわっと涙が出そうになったよ。
 香織が一番好きであった。

・すっかり出遅れて、『九龍妖魔學園紀 ORIGIN OF ADVENTURE』はソフト買うだけになりそうである。ハード買うのがこうも大変だったとは……。