伊東家のデスク

オタクの備忘録など

8月もそろそろ終わる頃について

2020-08-23 22:31:21 | 雑文
・何とはなしに『孤独のグルメ』を読んでいた。何度読んでも、不思議と満たされる。美味しそうに食べるのではなく、何か満たそうとするような食いっぷりだからだろうか。谷口ジローの超画力のせいでもあるかな。
 コンビニ飯の話とか割と好きで、基本的に井之頭五郎は失敗した時の方が味が出る。
 あとはやっぱり甥っ子の応援回かねぇ。あの熱にあてられたような姿に何かが滲み出てしまう。

・アニメ版『恋姫†無双』を流していた。今は3期に入ったあたり。
 これ、本質はお馬鹿時代劇なので、すんなり見れるのよね。

・『ときめきメモリアル4』をちょっといじってた。嫁は柳冨美子。
 それにしても、この懐かしさは発売当時でも不変だったろうに、よくもまぁ出したもんである。
 かつてのギャルゲー黄金期と、これまたかつてのノベルゲー全盛期はやはり全く違う。少なくとも『ときメモ』の段階では、女の子と仲良くなっていくことだけが物語だったわけだ。そこから多様な物語がキャラクターに求められるようになったのだな。
 これを変化ととるか、進化ととるか、それはまた別の話。

・懐かしくなって『LeMU〜遙かなるレムリア大陸〜』を聴いていた。名場面がダーッと頭を流れていくのが心地よい。
 『Ever17』、間違いなくノベルゲーの一つの到達点なのだが、プレイした時はまさかそんな作品だとは思わなかったわけで。まだオタクを自覚したばかりのヒヨコちゃんに、あれはあまりにも衝撃が強すぎた。にもかかわらず、実はこの作品が私の趣味嗜好に多大な影響を与えたわけではない、というのがまた面白いな。

・『魔進戦隊キラメイジャー』、本当に丁寧で愛すべき作品なのだが、作りがあまりにも優等生過ぎるのが長所であると同時に短所でもあるな。
 しかし、その辺しっかり了解しているらしく、作中のテーマを示すことでその方向性をガッチリ固めているのが実に強く、正しい。心憎いねぇ。
 柿原さんはとてもよろしかった。


続・8月にあれこれと

2020-08-15 21:33:10 | 雑文
・『半沢直樹』二期、最新放送に追いついた。
 市川猿之助も古田新太も悪くない、むしろとても良かったが、やっぱり一期の香川照之との直接対決や石丸幹二と宇梶剛士を同時に相手にした大阪西支店編ほどの緊迫感は中々出ないなぁ……なんて思っていたら最後に柄本明登場。これは期待大である。ようやく人間じゃない奴が出てきてくれた。
 ネタバレ回避のために原作未読で来ているが、さてどうなりますやら。

・柄本明、特撮オタとしては『ゴジラVSスペースゴジラ』の結城さんなんかが挙がるのかな。
 『電人ザボーガー(2011)』の悪ノ宮博士なんか、「とりあえず柄本明をあてておけ」と言わんばかりで、妙に好きだったりする。

・キャラクターが立つということはこういうことだよな、と思うのは、特に連続ドラマを見ている時だろうか。
 『X-FILES』シーズン5の『吸血』、我らがモルダー捜査官はいきなり勘違いで殺人しちゃうわけだが、多分ここで視聴者が思うのは「なんてことを!」とかではなく、「いつかやると思っていた」なのだよね。あれはもう驚きでもなんでもなく、ここまで与えられたモルダーのキャラクターから充分予想できる行動なのである。まあだいぶ飛躍させる必要もあるが。

・『マリー&ガリー』をちょっとずつ見ている。千葉千恵巳の有効活用。色彩が素敵。

・なんとなくコロコロ原作アニメを見ている。『グランダー武蔵』と『B-伝説!バトルビーダマン』あたり。
 『武蔵』の鬼道グループ、というか九鬼義隆か。武蔵を引きずり込もうとする動きに結構ガチな悪者っぽさがあって、雰囲気的にちょっと浮いているのがなんだか好きである。
 『バトルビーダマン』、この年になってから見ると、そりゃまあ元気でかっこいいじゃないの、という思いと共に、どいつも可愛らしくてたまらんなぁ、という思いも出てくる。私はちゃんと歪んで成長できたらしい。

・ビーダマン、私は丁度OSギアが出たあたりの世代なのだが、あの頃のビーダマンが性能的にはとてもやばかったのだな。知らず知らず危ないもの持ってたわけか。そりゃ楽しいわ。子供は危ないものも好きなのだ。

・なんとなく「ウルトラマン不足」なので、ちょっと昭和一期でも見ようかなと思ったが、やはりというか、散々やってきた一期信者との喧嘩が思い出されて、足踏みしてしまう。ここを乗り越えないと、結局『タロウ』でいいじゃんとなりそうだ。一期を見るときは、大抵これの繰り返しである。
 昔やった喧嘩は、確かにいい経験にはなった。大人向け特撮の夢物語に狂った人たちとの戦いは実に楽しかったし、彼らはとても面白く興味深かった。そのあおりを食らう破目になった世代としての意地も通せた。でも、いつかこうやって足枷になるのなら、やっぱりやるべきじゃなかったのかなぁ、あれは。

・『HIGHSCORE』19巻
 一年経過の合図。暴力的なツッコミ、京介とえみかの安定感、まっつんの出来た男っぷり、トラブルメーカーさよ、ミッキーの受難、リカちゃんと紙袋さん、かおりには甘いめぐみ、嵐士と泉ちゃんのやり取り、ゴンちゃんの生活、これぞハイスコアという定番がしっかり詰められていて読みやすい。近年はずっとそんな感じだが、今巻は暴力性増していて、より安定していた。読んでいて幸せであるよ。一つ注文つけるなら、やはり多摩先生ネタもちゃんと見たかったなぁ。

・急に思い立ち、『マリア様がみてる』1巻を読んだ。うむ。ちゃんと面白いな。
 途中で「あれ?聖さまってこんなに強かったっけ?」と、改めて佐藤聖の最強っぷりにやられてしまった。『いばらの森』の印象が強すぎたかな。三薔薇はいつの時代もいいよねぇ。
 今思い返すと、キャラクター単体で一番好きだったのは小笠原祥子だったんだなぁ。CP単位では瞳子×可南子派であった。

・渡哲也が亡くなってしまった。私の中ではカッコいい男の代表の一人であった。
 多くがやはり大門団長を思い出しているし、私も勿論団長の姿をバーッと思い出しているが、強烈なのは『浮浪雲』だったんだよ。あの飄々とした雲が忘れられないのだ。

8月にあれこれと

2020-08-12 21:28:06 | 雑文
・『零の軌跡:改』をやっている。やっぱり好きだなぁ、これ。
 あれから10年。多分クロスベルのモデルの一つが香港だったのではないかと思うのだが、まあ、10年でこうなるとは、ね。

・『SDガンダムフォース』をまた見ている。何度見てもいいよなぁ。私の中で、シリーズにおいて『∀ガンダム』とタメをはれるのはこれだけなのである。というか後半の異様なまでの盛り上がりに関しては、ちょっと越えてしまう。

・SDガンダム熱がちょっと出てきた。ゲームも悪くないが、コミックワールド、ボンボンで連載されていた武者ものとか色々読みたいな。

・『太陽戦隊サンバルカン』とか見たあとに、例えば『超獣戦隊ライブマン』、そこから更に『超力戦隊オーレンジャー』あたりを経て『特捜戦隊デカレンジャー』なんかを見ると、スーツの変化がよーく分かって中々感慨深い。初期の質感も、その古臭さがいかにもという感じで味わいがあって好きだなぁ。
 スーパー戦隊のスーツ、インパクト強かったのは『デカレンジャー』の数字デザインかな。「すげぇ!なんてスタイリッシュなんだ!」と感動したものであるよ。あれぞプロの仕事。
 あと、『キュウレンジャー』のマスクね。あれも凄かった。
 スーツの変遷をじっくり楽しむのに、他の特撮シリーズはあまり適していない。いずれも休止期間があるためだ。そこで急に、ドーンと変わってしまう。『バトルフィーバーJ』以降、休むことなく続けているスーパー戦隊だからこそ、この変化の味わいがあるわけである。

・『逆宇宙ハンターズ 魔教の幻影』を読んだ。昔は気づかなかった、というか知らなかったからなのだが、これクトゥルーものだったのだな。道理で面白いけど苦手だったわけだ。私はあまりクトゥルーもの好きじゃないのよね。どうも私は人間性至上主義な面がついて回るので、その壮大なスケールが逆にちっこく感じられてしまうのだ。加えて、ラヴクラフト作品もさほど好きではないのだから、もう徹底的にクトゥルーものは合わないのである。今はその辺自覚して心を騙せたりするので、続きも読めそう。

・『続・私闘学園』が涙出るほど面白くて感慨深い。氷室アキラとか懐かしくてたまらない。大伴と組長のしょーもないバトルが楽しいのなんのって。
 次はいよいよ、いよいよ『新・私闘学園』である。読めなかったやつなので、期待値ぐんぐん上がっている。ああ、生きててよかった。

・『未来放浪ガルディーン』、シャラが好きだったのであるが、今読むとガルちゃんもいいな、可愛いな、と思えてくる。