伊東家のデスク

オタクの備忘録など

穏やかな気温の頃について

2023-09-30 20:11:20 | 雑文

 ビバ秋。

・『ひろがるスカイ!プリキュア』
 34話目。悪くないというところ。せっかく隣にカバトンがいるんだから、もうちょっと絡めて面白くできたんじゃないかなと思うが、それだとリスクも少し上がるか。

・『王様戦隊キングオージャー』
 30話目。ニチアサ特撮枠における天野浩成のキャラクターは二人とも空回り枠で、そのイメージが武器だったのだが、今回は流石にガラッと変えてきた。寄生虫クソ野郎、悪くないね。

・『仮面ライダーガッチャード』
 4話目。物凄い贅沢言うなら、これいっそ主役を女子にして本気で特撮版プリキュアみたいなライダーにした方がより面白くなった気が。現行もまあいいんだが。
 黒鋼スパナは2号ライダー味というよりるーみっくっぽさを感じて良い。そういえば高橋留美子の影響力ってちゃんと考察したことなかったなぁ。

・『ウルトラマンブレーザー』
 12話目。個人的にはとても良かった。こういうの好きよ。欠点を指摘しようと思えば二、三ぐらいすぐ出てくるんだけど、雰囲気に負けたので褒めておきます。

・『宇宙の騎士テッカマン』
 『ゴワッパー5』を見終わり、次のウィークリー古典アニメ枠もタツノコでいこうとこれをセレクト。とびとびだったので通して見るのは初めてだな。
 オープニングを眺めていたら例によって例のごとく小隅黎の名前。そりゃガッチャマンとかやってるんだから当然こっちにも入ってるわけだが、どうも居心地の悪さがある。勿体ねえなーと。打ち切りだからか。でもキャシャーンなんかではそうでもないのだが。やっぱり最終回の印象のせいか。
 アクション面が本当に秀逸。宇宙で戦っている感が素晴らしい。

・『コンドールマン』
 キングモンスターを倒せずに終わったわけではあるが、そこはそれで重要な点であろう。キングモンスターを倒すのはコンドールマンの力ではなく、我々人間の善なる心であるべきだろうから。そう。コンドールマンの戦いを見た我々は、正義のシンボルたる彼を明日の男として、日々を悪に屈せず、醜い欲望と戦いながら生きねばならないのだ。いつか、モンスター一族がいなくなるその日まで。そんな感じに仕上がっている。

・『牙狼〈GARO〉』
 コンドールマンのあとはこれ。特撮強化の年にすると決めた時から、これと『ウルトラマンメビウス』は絶対に見るつもりだった。00年代に突如として現れた変身ダークヒーローの傑作である。
 いやもう冴島鋼牙のコートがぶわっと広がる、すると振られた剣が敵を斬り裂く。これがたまらない。惜しむべきは牙狼状態、鎧の重々しさに対し普段の牙狼剣が微妙に細いのでどうも一撃の説得力に瑕が。まあカッコいいんだけど。
 12話が好き。名曲「英霊」がかかる中で鋼牙のシルエットが成長しながら、しかし牙狼剣が抜けない。鍛錬、焦燥、憤り、成長を経て遂に現在の鋼牙となって剣を抜く。ここで私は泣いてしまうのだ。
 京本政樹が常に胡散臭くて怪しいのがいい。悩まずに「ああ、こいつ敵だな」と安心して見ていられる。あと、ザルバの声が影山ヒロノブで、これがめちゃくちゃカッコよくて初視聴時テンション上がったのを覚えている。

・『TRICK』
 なんとなく第3シリーズを見ていた。個人的に、これまでのシリーズに比べるとインチキ霊能力者・超能力者のキャラ付けが落ちたと思ったあたりで、再視聴は控えていたのである。まあミラクル三井レベルがホイホイ出るわけもないのだが。
 死なない老人ホームの回が結構好き。ラストが千里眼回を悪化させたみたいな後味でたまらない。何もかもを諦めた「無理ですよ」が素晴らしいのだ。

・暇を見て各年代ごとの好きなロボットアニメや好きなロボットアニメ以外のアニメでランキング作ったりし始めた。これを埋めるのは地味につらい。横並びが多すぎる。

ようやく秋が来たと思える頃について

2023-09-23 21:17:46 | 雑文
・『ひろがるスカイ!プリキュア』
 33話目。今回は中々に良かった。タイミングもいい。ここから巻き返せるか。

・『ひろプリ』について色々話していると、まあ当然称賛も批判も出るのだが、面白いのは後者である。あるタイプの文句だと、決まりきったように、「私はね、ひろプリはダメだと思うんです。歴代のアレやらこれやらがあんなに良かったのに、プリキュアの大事なところをはずして云々」みたいに言うのだ。これが実に面白い。実際のところ、目の前の作品に真っ当に向き合うことをやめて単に自分の好きな歴代のアレやこれやらを語りたくなり、ここをチャンスと勘違いしてシリーズの伝統を武器にガンガン推そうとしているだけなのだが、そのような試みはかなりの確率で失敗する。精々が同じことしようとした人の同意を受けるだけであろう。しかし、私はそれはそれでいいと思う。愛情表現に成功失敗は関係ない。時に暴走してこその愛とも言えよう。批評としてはあまりあてにならないが、愛の深さの伝達としては十分機能している。最後に在るべきは愛なのだ。まあ勿論、ちゃんと客観性を維持して分析を試みる生真面目なパターンや単にサンドバッグを叩きたいパターンもあるわけだが。
 こういったことは、様々なシリーズもので起こりえるものである。ガンダムやらウルトラマンやら仮面ライダーやら戦隊やら、多くのシリーズで同じムーブを見てきた。もはや伝統芸能なのだ。面白さを観察した方が有意義であろう。

・『王様戦隊キングオージャー』
 29話目。今回はダメだった。このタイミングで邪悪の王ごっこを繰り返すのは良くない。もう少し間を開けるべきだった。戦隊全員が王様という発想は面白いが、話をいちいち大仰にしなければならないのが弱点ということであるな。

・『仮面ライダーガッチャード』
 3話目。主人公がふわふわしすぎていて、ライバルがかわいそうに見えるのはまずいんじゃないか。本当にこれが魔法少女ものという意識のもとで魔法少女ものとして作られているのならそれでもいいが、一応はヒーローものでもあると思うので、何かしら手を打った方がいいような。

・『ウルトラマンブレーザー』
 11話目。ほうほう、なるほど。こういう形で人間とウルトラマンを対比させてきたか。地味ながら中々面白い試みである。

・なんとなく『幽幻道士』シリーズを見ていた。『来来』のノリが継承された『3』と『4』も割と好きなのだが、やっぱり『2』がベスト、となるかな。最初から最後まで親方が最強の敵として君臨しているのがいいし、中盤以降は大量のキョンシーと戦いまくるのもいい。村人を逃がしたあとでの警官隊対キョンシー、そこからの特殊霊魂無双とか凄くいいよ。このあたり本家『霊幻道士』は幽霊とかも相手にしちゃう分、ちょっと味わえないものがあるのよね。

9月半ばの頃について

2023-09-16 22:19:46 | 雑文
 どうした秋。早く夏を追い出して涼しくしろ。

・『ひろがるスカイ!プリキュア』
 32話目。うまいなと思ったのは、しっかりエルを信じさせたことか。ここでぬかると急降下してしまう。なんとか第一段階クリア、といったところ。

・『王様戦隊キングオージャー』
 28話目。幹部が早速出てきているので、やはりこれはデルザー軍団編ということでいいのか。
 バグナラクの現況を示すにはいい流れだったと思う。

・『仮面ライダーガッチャード』
 2話目。色々描写に不足はあるのだが、まあある程度妄想でフォローできるのでよくないけどいいとしよう。
 魔女試験という言葉が浮かんだ人も少なくないのではないか。
 ガッチャードの変形が中々面白いね。

・『ウルトラマンブレーザー』
 10話目。中々良かった。ジュンくんと隊長の反応の差がいいね。

・『忍風戦隊ハリケンジャー』
 見終わった。終盤に戦死を連発して盛り上げたのはいいが、最終決戦はやはり物足りない。サンダールが最後まで立ちはだかった方が面白かったような。ただ、使い捨てられる忍の哀しみとしてはラストの展開でいいわけだが。

・『コンドールマン』
 やはり川内康範ものを見ておかねば嘘になるだろう。

・『フルメタル・パニック? ふもっふ』
 ウィークリーのコメディ枠でこれをセレクト。傑作ギャグアニメ。
 スタジオの力にものを言わせたテンポの良さがたまらない。
 ソースケの犬っぷりが本当に可愛い。

9月の頃について

2023-09-09 17:00:14 | 雑文
・『ひろがるスカイ!プリキュア』
 31話目。新たな敵、そして新たなプリキュア。新幹部の出し方は中々の出来栄え。これは実にいい。悪役がきっちりしているだけで、ヒーローものはうまくいきやすくなるのである。悪役大事。

・『王様戦隊キングオージャー』
 27話目。紛争から宇宙規模に急に敵のスケールを広げすぎである。ダグデドは中々好み。私は悪いことを楽しんでやる奴が好きなのである。なにか果たさねばならないことがあって悪事に駆り立てられた悪役の方が多分人気は出るのだろうが。

・『仮面ライダーガッチャード』
 あっ、なるほど筋は東映ヒロインもの系か、その方向でいこうって魂胆か、じゃあ見てみようかな、という感じで視聴決定。ライダーをちゃんと見ようと思ったのは久しぶりだ。
 ただ、私が一話段階で見てみようと思ったライダーは失敗するパターンが多いので、多分ダメだろうなぁと今から諦めてもいる。まあもう仮面ライダーに見切りつけて長くなったので、こんなもんだと思って視聴続けられるかもしれないが。悲しいね。

・『ウルトラマンブレーザー』
 9話目。ああ、嫌だなぁとなる回。ダメだったわけじゃない。よくできている。そして、嫌いなわけでもない。こういうの好き。だから嫌なのだ。見透かされているようで。
 ベースは勿論『ウルトラQ』の雰囲気と、その継承作でもある『ガイア』の「遠い町・ウクバール」あたりか。『Q』のメインテーマを延々流してくれたのが素晴らしい。
 難点を挙げるなら、アンリに独立して喋らせすぎたあたりか。音楽に合わせてもっと実相寺演出っぽく、演劇染みた感じに喋らせた方が雰囲気が出たのではないだろうか。

・『星雲仮面マシンマン』
 いやあ、面白かった。ラストで消えていくプロフェッサーKとレディーMが中々の味わい。趣味のいい作品である。ゲストではやはり怪盗ソルトマというか団時朗がピカイチ。

・『忍風戦隊ハリケンジャー』
 今年は特撮強化の年に決めているわけだが、あと見れても4クールを5作ぐらい。そろそろこれを見ることにした。実はスパロボ参戦祈願でもある。旋風神はデザインもアクションも、合体の仕組みも素晴らしい。お願いだから据え置きスパロボで使わせて。トップエース候補にするから。
 今更言うまでもないことではあるが、超忍法影の舞がかっこよすぎるね。初めてあれを見た時の興奮は忘れられない。『ガオレンジャー』の特濃演出にどっぷり浸かっていたこともあり、スタイリッシュさに痺れたのだ。
 折角の西田健をハムスターにしてしまう豪快さがいい。館長はハムスター満喫しすぎである。あと、長澤奈央がちょっと法外に可愛すぎる。
 今はシュリケンジャーが活躍しているあたりなので、歴代からのゲストが次々来るのが地味に楽しみ。
 それにしても、ハリケンジャーの立場も変わったものだ。昔は、ガオとデカという濃い作品に挟まれ、アバレ共々いまひとつ存在感が薄いと思われていたようなイメージだが。今や定期的に何かやってくれる戦隊だものな。

秋口の頃について

2023-09-02 21:30:25 | 雑文
・『ひろがるスカイ!プリキュア』
 30話目。水の中と海の区別がついていないソラは解釈一致。ソラ・ハレワタール/キュアスカイ、基本的に青空が似合うようにデザインされているのだが、やはり海も映えるな。

・『王様戦隊キングオージャー』
 26話目。虫ピンそこで使うかあ。焼き印はいいアイディアだと思うが、虫ピンに苦しむシーンのあのみっともなさはどうして……金と時間が足りなかったのだろうか?
 次回から新展開。元々ちょっと狭苦しいイメージあったが、宇宙からの脅威でその辺なくなりそうね。

・『ウルトラマンブレーザー』
 8話目。出来そのものは悪くないがいまひとつ。虹と怪獣、そして対応する人間となると、『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』のバルゴンと小野寺ぐらいのキレが欲しかった。作風的に人間と怪獣の決定的な差を描く方向には行けなかったか。まあ、横峯教授がどさくさに死ぬのを描くのはなんとなく現代のウルトラっぽくはないしね。

・『超重神グラヴィオン』
 ダメなところは勿論多いわけだが、心底「ああ、ダメだなぁ……」とため息をついてしまうのは、グラヴィオンとゼラバイアの個性のなさか。ゆるさダメさも古典の味わいと思えはするが、流石にこのあたりはもうちょっと頑張れよと思う。
 エイジにつけるメイドをロリにしたのは分かってるなあと思う。

・『プリンセスチュチュ』
 これを見始めた。『カレイドスター』などに並ぶ00年代前期傑作の一つ。とにかく物語に引き込む力が強い。
 昔見た時よりも少しはバレエに対し無知ではなくなったので、どのような感想が湧き出るか楽しみ。

・『マリア様がみてる』
 先代薔薇様方卒業まで読み返した。まあ第一部完という感じだよね。
 聖様が最強だと信じて疑わないのだが、単に好きなキャラとなると小笠原祥子、水野蓉子、蟹名静になる。そこは福沢祐巳じゃないのかよ。特に蓉子が中学入学組というのが痺れるなぁ。