伊東家のデスク

オタクの備忘録など

ウォーターボーイズ

2019-05-26 23:33:27 | 感想文
 2001年。矢口史靖監督作品。
 一つ前の記事に続き、やはりこちらも書いておこう。
 スウィングガールズほど洗練されていない青春描写が、こちらではむしろ男子高校生のバカっぷりと楽しさをより強力に印象付けることに成功している。最初のシンクロに失敗してからの再合流が本当に愛おしい。
 学生を主役とした青春コメディ作品としては、最上位に位置していてもおかしくない作品だと思うね。

スウィングガールズ

2019-05-26 23:24:45 | 感想文
 2004年。矢口史靖監督作品。
 最近のフィクションの女の子は多忙だよね。戦車に乗ったり、バイクに乗ったり、キャンプしたり。
 そして、実は04年にはこうして実写作品で、まさにテーマ・モチーフ特化型萌えアニメそのものな作品が産まれていたりするのである。
 あちこち徹底的に尖りをなくして楽しみやすくするあたり本当にうまい。ムーンライト・セレナーデをはじめ、曲も定番揃いなのがまたいいのだ。
 とにかくキャラ萌えと、ほどほどのテーマを楽しみたいのであれば、是非ともおすすめしたい作品の一つである。

思えば奇妙なこととか最近読んだものについて

2019-05-21 23:00:52 | 雑文

・もうどれほど前になるか。今の若いオタクには中々理解してもらえないぐらいには世代が変わった気がするのが、『泣きゲー』である。
 Key作品などの泣きゲー隆盛は、Airを経てCLANNADあたりの名作群でピークに達する、ような気がする。当時の私から見るとそうなるのだ。
 同時に、私はなぜこの諸作品があれほどオタの間で評価されたかが常々気になっていた。勿論ちゃんと泣けるということは良質な物語を提供できているということなのだから、不思議はないはずなのだが、未だに小骨が引っかかる。

・ホビーものはファンタジー路線かリアル路線かをはっきりさせなければならない。そうでなければ読み手が混乱してしまうのだよね。
 ただ、ここでのファンタジー性あるいはリアル性は、そも法則に当てはめるか世界観に当てはめるかでだいぶ違ってくる。
 『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』は基本的に作中世界観はリアル路線である。ミニ四駆の世界での扱いも、まぁそうならなくはない程度に保たれている。マグナムトルネードあたりは完全にファンタジーになるし、レーサーの指示が伝わるあたりも同様。法則はファンタジー寄りとなる。『ダッシュ!四駆郎』『ハイパーダッシュ!四駆郎』も同じかな。ミニ四駆ものは法則はともかく世界観はリアル路線が似合うのか。
 カードゲームは多くが世界観ファンタジーになるかな。『遊戯王』然り。『デュエマ』然り。『MTG』が魔術勝負の側面があったので、自然と派手なファンタジーバトルになりがちである。法則については完全にリアルでなければならない。カードの効果はファンタジーさせるわけにはいかないのである。
 さて、前置きはここまでにして、オチをつけたい。
 このあたりの事情を完璧に把握し、利用しきった作品こそが、ご存知『人造昆虫カブトボーグVxV』なのである。凄いよね。

・『西川伸司ゴジラ画集』、ラクガキもあると書いてはいるが、西川のそれはあまりにも価値が高すぎる。どれもこれも楽しい。『ルーラーズ・オブ・アース』もそうなんだけど、怪獣はうまい人が描くと本当に素晴らしい。その画力でのプロレスも楽しいものになる。

・『こみっくがーるず』4巻以降は美姫が実質もう一人の主人公になっているので、かおす先生が役割から解き放たれているのであるな。だからこそキャラとして二段ほど格が上がった気がするのだ。

・『灼熱カバディ』はどのキャラも愛らしいのだが、2年生のキャラクターは本当に素晴らしいねぇ。水澄京平とかさ、心の底から三年生を慕っていて、後輩にはとにかく面倒見がいい、あの感じが実にいいのだ。

・『ARMS』は連載時にちゃんと読んでおかないとどうしても評価は下がる気がするなぁ。私は単行本からなので、リアルタイムで読んでいた人とはどうも温度差がある。あの少年マンガ的インフレの雑さは週刊リズムならともかく、まとめて読むとやっぱりいまいちだよね。まぁそこをパワーで押し切れているので十二分に楽しいのだが。

雑多なあれこれについて

2019-05-02 23:25:25 | 雑文

 今年の気温の急変はどうにかならないものか。
 私は身体が強い方ではないので少し困る。


・『忍たま乱太郎』16、17シーズンを見終わった。
 ちょっとその辺までのあれこれを。
 キャラクター、どこをとってもいい子ばかり。流石である。
 平滝夜叉丸のしっかりしたナルシストぶりが見ていて非常に心地良い。ナルシストにはいくつか描写の方向性があるのだが、滝夜叉丸の自分以外にも余裕を持てるスタイルはしっかり仕上げれば奥深いキャラクターに仕上がるのだよね。
 一年は組では加藤団蔵がお気に入り。映画の時の印象もあるかな。かっこいいよねぇ。私の中の少女がガンと反応してしまった。

・『シンカリオン』二年目。ちょっと黄信号を出した。はやぶさmk2と他のシンカリオンを活躍させなければいけないのは分かる。しかし、ここは踏ん張って飛ぶシーンを減らすべきであると私は判断する。合体した先でサクッと飛ばしちゃって、新幹線変形ロボの良さが抜けちゃった気がするのだよね。つばめの時はそうではなかったのだが。
 上田アズサが二年目になるあたりから魅力が広く伝わっているように思われるが、初期から好きだった身としてはあのガンガンいく調子がおとなしめになって、その辺ちょっとお姉さんになったなぁと思いつつも寂しかったりする。

・『蒼青のミラージュ』ストーリーの更新部分、なるほどこれは大変よく考えられているし、練られてもいる。伊吹の使い方が完璧。
 ただ、まだまだここは物語の序章部分。ここを指してシナリオの出来を語ることはできないでしょう。まだ設定が明かされたばかりなのだから。
 明かされた真実に関するセリフでは、信濃が一番可愛かった。

・『デュエル・マスターズ!!』キャップがガチャレンジを配りつつ暗躍するのがいかにも水文明という動きで納得がいく。
 カードそのものについては、オレガ・オーラをもう少し調整してもらいたい。あと、轟轟轟ブランドは殿堂でいいんじゃないかねぇ……継戦能力が劣るとしても。

・『イース9』の情報を見るたびに楽しくなる。アドルがまた冤罪くらっているのには流石に笑ってしまった。

・『声優と夜あそび』二年目。全体的にハイテンションな面子になっていてこれまた面白い。下野紘のいじられっぷりがいいね。