07年~08年。
平成第一期仮面ライダーの転換点にして、傑作の一つである。
当時は電車に乗るライダー、弱そうな主人公、人気声優起用の押し出しなどで話題になった覚えがある。
その実、これが見事なまでの王道ヒーローであったのだ。
今、この時、どこかで誰かが、忘れられながらも戦っている。初代仮面ライダーにも通じるこのテーマを徹底的に貫いたのは見事と言う他ない。
野上良太郎という戦闘力の低い主人公を採用し、周囲に与える影響をヒーロー性としてしっかり描いたところも見逃せない。
今となっては古典だが、だからこそ、これから仮面ライダー見ていきたいという方にもおすすめできる傑作である。