伊東家のデスク

オタクの備忘録など

3月末の頃について

2022-03-28 21:44:38 | 雑文

・『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
 半端者が善意の全肯定をするのも全否定するのも等しく悪質なだけなのである、というのを誰も理解していないという話。
 あまり言いたくはないが、人間の負の面の書き方が古いなぁ。いまひとつ乗り切れない。ここ最近の戦隊は色々とアップデート頑張っていたのに、これはちょっと情けない。
 とりあえず、イエローカード一枚目。

・『大巨蟲列島』7巻
 紙魚かぁ……。状況的にはマッチしているのだが、前巻までの強豪を思うとやはり地味である。
 ここからどう恐怖が拡大していくのか期待。

・『マン・バイト 蒼空猟域』
 この時代にUFOネタを主軸にするという度胸が凄いというか、相変わらずブレないなぁ。
 タイプ的に、3巻ぐらいでスッキリまとまるパターンかな。グランサーみたいな感じの。

・『デリシャスパーティ♡プリキュア』、特にキュアヤムヤムがちょっとかわいそうなことになっているのだが、それ以上に心配なのが『デジモンゴーストゲーム』である。あの作品、妖怪ものベースとして展開がゆっくりだったのがここにきて完全に災いになりそう。

・『魔法使いの嫁』17巻
 超高値安定。ああもうほんとこれ好き。年老いて私が死んだら一緒に全巻埋めてもらおう。
 今回はここ数巻で最高だった。特に良い。因果が明かされてこそ魔法ものである。

・『太陽の牙ダグラム』
 『ダンバイン』見終わったので、次はこれ。
 私は『ボトムズ』が、というか『ボトムズ』とボトムズファンが嫌いなんだよ。絶対に話が合わない。スコープドッグの良さが頭でも心でも分からないし、結局みんなはキリコが出ていればボトムズでなくてもいいのではとさえ(失礼とは承知の上で)思ってしまう。そこからまぁ80年代的な高橋良輔リアルロボットアニメの匂いがどうも苦手なのである。まあ『ファインダー』なんかは好きなので適当なものだが。
 しかし、いつまでもそのままにしておくわけにはいかないよなぁと思っていたので、とりあえず『ダグラム』となったわけである。
 今はようやく完成したダグラムが奪われたところ。遅い。ダグラムの出番が遅い。やはり可能な限り主役メカは活躍させておいてもらいたい。『ダンクーガ』だって出番は遅かったが、合体前メカの活躍として間接的に活躍はしていたわけだし。なんだか、ロボットアニメとしての勝負から逃げているように見えてしまうのよ。まあちゃんと面白いしどちゃくそ楽しんでいるけどね。一話のダグラムは確かに強くてかっこいいスーパーロボットだったし。最後まで楽しめそうである。時勢に負けて引っかかったりしないかなぁと不安もあるが、そこは私のオタとしての力を信じよう。

聖戦士ダンバイン

2022-03-27 22:45:00 | 感想文
 83~84年。監督は富野由悠季。
 異世界ファンタジーロボットアニメの代表作である。まあ後半は地上に出てしまうのだが。
 スーパーロボットチャンバラ活劇として非常に楽しいのだが、やはり舞台はバイストン・ウェルにこだわるべきだったんじゃないかなと思うのだ。
 勿論、東京三部作は楽しい。とても楽しかった。しかし、それはあくまでバイストン・ウェルの外の出来事に収めておくべきだったはずだ。あのエピソードは、地上にオーラバトラーが、バイストン・ウェルの戦いが進出してしまったらどうなるかという緊張感を物語に与えるものであり、ショウはそれこそをギリギリのところで止める聖戦士となるべきだったのだ。結局、地上に出たあとも確かに面白いのだが、前半に保たれていた緊張感は失われ、なんだか凡庸な戦記に収まってしまったという印象を与えがちである。
 まあこれだけ言ってもなお、私はこの作品が好きなのだが。少なくとも80年代富野ロボットアニメでは一番である。
 ルフト家の滑稽さと性根の図太さ、それにケリをつけるニー、最後までいい女だったマーベル、そして、最後の最後に物語の宿敵を見定めて討ってみせたショウ。いつもの放り投げ同然全滅エンドでも、ちゃんとした形に仕上がっているのが実にいい。
 あと、なんといってもシーラ様である。富野流お姫様の中でもまず間違いなく上位に来る強い女王様。必見。

3月も半ばの頃について

2022-03-14 19:10:20 | 雑文

 いかんなぁと思いつつも、現実に引っ張られがちである。年取ってきて私が弛んできたのか、現実の動きがデカすぎるだけなのか。
 とはいえ、生涯オタ以外に生きる道を知らないだろうとも思うので、いつもと同じになるのだが。

・『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
 ちょっと正気度が上がってしまったのが残念。一話みたいな脱法ハーブマシマシで来てもらいたかったが、まぁ、流石に無理か。
 キャラがごちゃごちゃ意味なく酔って喋るあたり実に井上節だが、どうもあまり力が入っている気がしない。折角の味も台無しであるよ。
 イヌブラザー、かなり頑張って演出していて面白い。あまりアバターチェンジなしで行ってもらいたいなぁ、このあたりは。

・『仮面ライダーW』
 『風都探偵』アニメ版が来る前にダーッと見ておこうと思って見ていた。やはり面白い。
 一気に見ると、一話目のフィリップと最終話のフィリップのオーラがもう全然違う。一年通して、フィリップはしっかり『仮面ライダー』になったのである。(そして、それはフィリップ抜きでも戦えるようになった翔太郎も同様である)

・『聖戦士ダンバイン』
 東京三部作。オーラバトラーが地上に出た場合、いかにヤバいスーパーロボットと化すかということが如実に描かれているわけで、今後の緊張感が増すわけであるな。
 ショウの悲しみを間近で見てしまったチャムの優しさがなんともこたえる。
 『閃光のガラリア』はパターンというか、一つの道でしか生きられなくなった女の悲哀といういつものアレなのだが、どうもうまくのりきれない。ガラリアは好きだし、よく書けていると思うのだが。

春が見えてきた頃について

2022-03-06 23:42:41 | 雑文

 現実に大きな変化があった時こそ、空想に遊べる余裕を持てるかどうかで自身のオタとしての力が分かるのである。多分。

・『デリシャスパーティ♡プリキュア』
 基本的に今回はキャラの純粋な可愛さに振りまくっているようだが、一番可愛いのがマリちゃんのままというのはどうなのだろう。
 「ブンドルブンドルー!」で毎回ブンドル局長が過ぎってしまう。

・『デジモンゴーストゲーム』
 ここまでの評価はちょっと下げて佳作というところ。電脳妖怪による現代怪奇譚をちゃんとやっているというのは分かるが、どうも話全体で爽快感が薄い。これはゆっくり丁寧にやっているから結果的にそうなっているだけと思っていたのだが、もう一段階別の原因もありそうだ。
 久しぶりのグルスガンマモンはちょっとビビった。前回出てこなかったので安心しきっていた。完全にやられた。

・『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』
 何この、何……? という気分である。『ジェットマン』っぽく来ると思ったら『シャンゼリオン』を更におかしくしたのが来てしまった。
 新しい構成投入はいい。気に入っている。だが、キャラ付けの手法とシナリオパターンが手癖感強くてここはあまりよろしくない。今後に期待しておく。
 神輿でやってくるドンモモタロウはとてもカッコよかった。

・『聖戦士ダンバイン』
 悪役としてのドレイクが割と好きなのさ。富野テンプレから微妙にはずれているあたりが良い。ショットも中々。バーンはまぁうん……面白い奴だよ。
 ネームドとのチャンバラがやっぱり楽しいなぁ。
 あと、マーベルが本当にいい女。うっとりするぐらい。けどチャム派です。

3月になった頃について

2022-03-04 22:29:51 | 雑文
・『超獣機神ダンクーガ』
 OVAは最初だけ、そうでなければせめて2作目で止めておいた方が良かったと思います。

・『聖戦士ダンバイン』
 しばらくずっと名曲『ダンバインとぶ』を泣きながらリピートしまくっていて、「もうこうなったら本編見る!」というところまで熱が高まってしまい、視聴開始。
 一話からオーラバトラーはもうなんというかめちゃくちゃカッコいい。個性の塊であると同時にあのセンスの良さよ。あと、一話ラストの有名な締め、ショウ・ザマがただのモブ兵士同然の存在から脱却し、バイストンウェルでの冒険と戦いが目の前に広がるということがあの一言に凝縮されていてたまらない。やっていることそのものは「よく分からないで流されていたら怒られたので現状確認しようと決心する」だけなのだが。
 ダンバインは勿論かっこいいが、私はビルバインも好きである。あのパイプとかキャノンは確かにいらない、あるいはもう少しよく仕上げてもらいたかったが、鳥として隔絶された存在感はギャリアに対するザブングルにも似る。その辺調整されたゼルバインやヴェルビンの方向性も勿論好きだが。

・『捨ててよ、安達さん。』
 ちまちまと暇を見て視聴中。
 94年の『家なき子』をリアルタイムで見ていた……と言えるかどうか。それほど多くは見れていなかったはず。大抵9時前に寝る子供だったし。まぁ、一応はあの時代の、安達祐実の人気ぶりはよく覚えているのである。追っかけていたファンというわけでもないが。
 それが、いつの間にかこういう味を持てるようになっていたというのは、ああ年月よという気分になる。
 劇中の安達さんのやらかしは結構我が身に刺さる。
 川上凛子の愛らしさがいいね。