伊東家のデスク

オタクの備忘録など

4月も後半の頃について

2021-04-22 22:49:36 | 雑文

・『パラサイト 半地下の家族』
 やはり後半、怒涛の展開が凄まじい。面白いなぁ。画面も展開もよく計算されている。
 ラスト、ソン・ガンホの語りがまた淡々としていて絶望的でいいね。

・『マキシマム・リスク』
 ヴァンダムの衣装が結構余裕のあるものばかりで、中々にかっこいい。
 サウナでの死闘が好き。

・『テッド』
 名画を見るはずがなぜかこれを見ていた。
 下ネタバカ映画なのだが、展開はしっかりファミリー向けを踏襲しているのがうまいなぁと思う。
 ファミリー向けには近しい者との不和が必要である。まったく揺らぐことのない絆は実はファミリー向けとは相性が悪い。一般と比較するにはあまりにも崇高すぎるのだ。そのため、ファミリー向けは適度な不和などを入れて共感させる必要がある。これぐらいならよくあることだよね、といった具合に。

・『劇場版ポケットモンスターアドバンスジェネレーション 七夜の願い星ジラーチ』
 『AG』を見始めて、映画公開時期の話数に来たので見た。続く作品もそんな感じで見ていく予定。
 今更ポケモンで泣くもんかよと強がりながら見たが、ダメでした。年取ってきた私が涙もろくなっただけなのか、エンディングいくまでもなく泣いてしまった。で、エンディングの『小さきもの』で涙を搾り取られてしまった。当時の林明日香凄いな。
 サトシをサポートに回して、マサトを主役に置いたのは正解だったのだが、敵対するバトラーがマサトのメタとしては少々弱いのは残念に映る。ありきたりだが、バトラーの過去にこそ別れを受け入れられない苦しみが必要だったのではないか。

・アニメ『MARS RED』見ているが、これRPGかノベル系アドベンチャーでやりたいな。雰囲気がたまらない。

・『灼熱カバディ』17巻
 私はマンガを読む時は頭の中で色んなサントラを流している。スポーツものなら『疾風!アイアンリーガー』や『はじめの一歩』の楽曲ね。『真実のアイアンリーガー』とか『silent eyes』とかいろんな場面で使える。
 今巻、「井浦の攻撃という大きい札はラスボス星海か因縁ある奏和だろうなぁ」と思っていたので、頭の中で『WITH~友よ共に』を備えてはいたのだが、攻撃に出る井浦の見開きを見た瞬間自動的に『突っ走れ!アイアンリーガー』がそのまま流れてしまった。あまりにも衝撃が大きすぎて。これはやられた。備えを越えられた。お見事。

・『サガフロンティア リマスター』購入。凄いなこれ。やりやすくなってる。低難易度万歳人間の私でもちゃんとやれるぞ。

2021春アニメが始まった2

2021-04-13 21:37:45 | 雑文
・『デュエル・マスターズ キング!』
 『王来篇』のアニメである。今期のデュエマは過去作の要素もいっぱいありそうなので期待している。スター進化の表現は満足。
 ちょこっとデュエマそのものに言及しておくと、やはり『超天篇』の展開と始末にしくじったのが痛かった(十王篇で綺麗にできなかったのは予想外だった)ので、今回は気合入れてもらいたい。

・『SDガンダムワールド ヒーローズ』
 厳しいかもしれないが、高い評価はできない。昔から引き継いでいるテンプレを工夫なしにお出しされると、確かに懐かしさもあって楽しい面はあるのだが……。これ、2010年あたり、遅くとも13年頃にやることができていれば(あるいはあと数年後なら)高く評価できたと思う。皮肉なことに、現代だと『シンカリオン』の残したものが大きすぎる。演出構成配置いずれもハイレベルだったあれがあるせいで、令和ロボットアニメのハードルは今現在バカみたいに高くなってしまっているのよね。

・『擾乱 THE PRINCESS OF SNOW AND BLOOD』
 イマイチ。私としては、作中描写諸々の『分かっていなくてやってしまっている』感が強くて楽しめないのが大きい。分かっている人、分かった気になっている人(私)にはこうなのだろうが、例えば、勉強中の中学生ぐらいだとすんなり飲み込めそう。あと単に鹿島雪と比べるとどうもまだまだねぇ。

・『SHAMAN KING』
 冒頭にハオのシーンが入ると別物みたいになるな。
 このペースでいくと先が長そうだが、さてどう構成するのか。

・『やくならマグカップも』
 今期の癒し枠足り得るか。

・『遊☆戯☆王SEVENS』
 相変わらず安定して面白い。


追記:『スーパーカブ』は手が出そうにもなったが、なんとかこらえた。私はアンチホンダ寄りなのである。


春の頃に見ているもの

2021-04-08 23:20:13 | 雑文
・『デッド寿司』
 井口昇という人は実に面白い。最初に見たのは多分『怪談新耳袋』なのだが、やけにセンスのあるアクション描写と根底の面白さだけで勝負できるのに、純粋なまでにバカなものを撮ることができる監督と認識していて、それはこの作品でも変わらない。
 本作など、単に寿司ネタを吐き出すゾンビがラスボスでもよかっただろうに、そこをマグロ人間とイクラ軍艦(ガチ)で攻めてくるとか、頭おかしい。おかしいと思わせた時点で、これはもう監督の勝利である。
 板前松崎しげるが無茶苦茶似合っていてクソカッコいい。

・『夜逃げ屋本舗』
 割と好きなシリーズ。プロ対プロの戦いが全てである。あと、クズの見本市要素ね。もっとも、一作目ではそれほどでもないのだが。

・『夜逃げ屋本舗2』
 シリーズではこれが一番好きかな。細川俊之が実に素晴らしい悪役。「じゃあ死ねよ」がゾクゾクくる。敵がそんななので、中村雅俊のすっとぼけた感じが薄く、終始シリアスなのがたまらない。また、被害者の風間杜夫が似合いすぎているのも良い。
 シリーズ最短の夜逃げ描写なのだが、そこに至るまでじっくりやってくれたのがありがたい。

・『大夜逃 夜逃げ屋本舗3』
 大脱走パロディ。本家見たあとだと色々味わい深い。
 中村敦夫はヒゲない方が似合ってるよなぁ。

2021春アニメが始まった

2021-04-07 22:33:05 | 雑文
・『灼熱カバディ』
 アニメ版一話目。中々に良い。ただ、合宿までしっかりやってくれないんだろうなぁと思うと寂しい。
 古川慎の井浦慶はイメージとだいぶ違うのだが、すぐに慣れそうである。

・『SSSS.DYNAZENON』
 脱落。割と楽しみだったんだけどなぁ。
 どこか散らかった一話だったのは、のちに向けて色々仕掛けてはいるということである。当たり前だが、評価は最後まで見てからだろう。しかし、困ったことに、私はこういう雰囲気の作品嫌いなので、とりあえずは他の人にお任せしたい。終わったあたりに評判聞いて平然とした顔で「いや俺は最初からいい作品だと思っていたよ、うん」てな具合に掌返すことができたら、まぁ、ラッキーかなとも思うので、期待していよう。

・『MARS RED』
 音楽の力か、画面演出の力か、両方か。二十数分間画面に釘付けにする力がとにかく強い。目の離せなくなる一話だった。これは当たりっぽいな。

・『オッドタクシー』
 やっていることは深夜ドラマにありそうな普通のサスペンス仕立てなのだが、それをやる登場人物が互いを別の動物と認識しているのが地味に狂っていて良い。

・『NOMADメガロボクス2』
 私は『あしたのジョー』の力石戦後が好きなんだよ。アニメだと『2』以降ね。あの破滅がちらつく栄光に向かって歩いていく感じがたまらないのだ。
 そこにきて、本作なのだが、『メガロボクス』に同じものを期待していたかというとちょっと違う。前作ラストで勇利が死ななかったこともあり、『あしたのジョー』要素を越えて独り立ちしたかなぁと考えていたのだが。ここからどう『メガロボクス』的な面白さを表現していくのか、期待である。

・『バック・アロウ』
 第2クール。いよいよもって世界の核心に触れていくのだろうか。
 ここにきて大元帥がしっかり成長しているのがいいね。
 ルドルフの参戦も近そうだが、強キャラに熱中して本筋がブレないかとそろそろ心配。

春らしさがでてきた頃について

2021-04-04 20:43:54 | 雑文

・『原子怪獣現わる』
 怪獣映画が『ゴジラ』に至る、最後の一押しにして歴史的傑作である。
 リドサウルスをあっさり出しちゃうあたりはご愛敬。歴史である。
 今見るとウォール街のシーンは脳内で「Persecution of the masses (1172)/上陸」が流れてしまうな。
 私の場合、ハリーハウゼンに対する神格化の度合いが弱い……というより、ほぼないのだが、それでもなお本作のストップモーションはゾクゾクしてしまう。

・『サバイバル・ソルジャー』
 なんか笑えるものが欲しいな、と思ってヴァンダムに釣られて見た。
 基本的にはつまらないのだが、ヴァンダムが出ている間だけ一発ネタとして機能していて、そこは笑ってしまった。ただ、これ本当にこの一発しかできないな。

・『殺人遊戯』
 鳴海昌平再び。前作ラストのカチコミが良すぎたのもあってか、ちょっと採点下げるけど、それでもしっかり楽しめる。
 それにしても、松田優作、生きていたら『エクスペンダブルズ』とか出ていたのだろうか。善玉でも悪玉でも面白そうだ。

・『大戦隊ゴーグルファイブ』
 17話まで見た。デスマルク大元帥がいるとビシッと締まる感じがする……ような気がしないでもない。

・『恐竜戦隊ジュウレンジャー』
 17話まで見た。いやもう確かにドラゴンレンジャー・ブライの衝撃は凄いのだが、ミリタリー装備で銃ぶっ放すおじいちゃんたちのインパクトも強すぎる。

・『トロピカル~ジュ!プリキュア』
 滝沢あすかが好みドンピシャ。あすか先輩の後輩になりたい、叱られたあとに褒められたい人生だった。
 今作、なんかやばいぐらいプリキュア側が脳筋というか、一番やりたいことに全力すぎて結果的にIQ溶けてる気がして、そこがまたキクのだ。ビクトリーに洗脳されそうであるよ。素晴らしい。
 あとまわしの魔女側仲良しでいいよね。

・『機界戦隊ゼンカイジャー』
 あくまでセンタイギアの力は『イメージ』でしかないというのがいいな。強運はキュウレンジャーではなくラッキーの力なのではあるのだが。リュウソウジャーの力がひたすら破壊力特化なのは戦闘エリート民族っぽくて実に正しい。
 戦士の使命を一瞬見失ってしまったことを反省できる五色田介人と、その未熟さ含めて受け入れて引き受けられるジュランがまぁ泣かせてくれる。これだよ、これ。