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ダークフォースDFと続きに仮セカンド。Twitterは @14ayakosan 新規とDF追加再編です

ライフ オブ ジュエル (二節)

2011年01月31日 00時01分01秒 | ジュエルオブライフ I のテキスト
・ 町の外で、初めてレダと出会うシーン。(レダは、セレンのパーティキャラになります。)


レダは、黒いフルプレートの鎧の男で、口以外が仮面で覆われています。


謎の男「待て」

セレン「あ、オレ?」

謎の男「そうだ」

セレン「あんた、誰?」

レダ「私の名はレダ」

セレン「私の名はセレン」

セレン「・・・。ちと真似しただけだ」

レダ「・・・」

レダ「さてどうしたものか、
こんな奴に手に入れることが出来るというのか」

セレン「なにをブツブツと・・・」

レダ「ふん、貴様には関係ないといいたいところだが、
そういうわけにもいかぬ事情があってな」

セレン「わけのわからん事情を勝手に押し付けるな。
オレは、これから色々と事情聴取みたいな真似を、
町人A,B,C辺りにせねばならん身の上なのだ。
よって失礼しますわ、またのい」

レダ「フフッ、途方に暮れる姿が目に浮かぶな。
それでは、妹も救われまい」

セレン「!? 何故、妹のことを知っている!!
とか、問い返したくもあるが、
まあ、ウチの妹はカワイイやつなので、ストーカーの1,2ダースは覚悟している。
ここらの男なら知ってて当然だな。
てなことで、またな」

レダ「フフフッ、知っているとも。
そして、その病を治す奇跡が、
ライフ オブ ジュエルとも呼ばれる、
命の宝石であることもな」

セレン「・・・あんた、探索隊の騎士さんか何か?」

レダ「まあ、都合のよい方に解釈してもらって構わない。
私としては、守護者の協力さえ得られればそれでいい」

セレン「しゅごしゃ?」

レダ「それは時期にわかること。
貴様の欲しいモノを手に入れる手助けをしてやるというわけだ」

セレン「胡散臭いなぁ」

レダ「信用してもらおうだなどとは、思っていない。
ただ、私と貴様の間に共通の利益がある以上、協力もするし、また、してもらう

セレン「共通ねぇ・・・オレはエリナちゃんとはっぴー!!
そしてあんたはネティアと、はっぴーてか?
嫁入り前のおぼこな妹を簡単に男に渡す気前のいいお兄ちゃんは、
そうはいませんぜ。
まあ、欲しけりゃこのオレをぶっ倒して手に入れるんだな」

レダ「古の塔に施されし封印の法は、
守護者でなければ解くことかなわぬ。
貴様がこの国の王やイオル等から見出されたのは、その血、故だ」

セレン「言ってる言葉の意味が今ひとつ見えんのだが、
少し噛み砕いて話してもらっていいか?」

レダ「ああ、なるだけ一度で理解してもらいたいものだ」

セレン「まあ、言ってみ」

レダ「・・・代々、貴様の家系は、
この古の塔を守る定めをその血に受け継いでいる。
現在、守護者の資格を持つ人間は三人。
貴様とその父と、妹だ。
そして、守護者の能力を発現してその役目を担うのは常に『一人』と定められている。
この遺伝子は純粋な血統を保つ操作がなされている為、
従兄弟や叔父叔母といったものはその対象ではない。
もっともそんな親戚の類もいないことはすでに知っているが」

セレン「興信所なみの調査だな」

レダ「事が事だけに、私なりに調べさせてもらった。
だが、大事なことに気が付いたか? 
その父は行方不明。
で、現在、貴様が守護者の能力を発現している。そして、貴様が失敗
すれば、次はこの役が妹に回る」

セレン「!?」

レダ「病気だということは理由にならない。
最悪、一年も生きれば子は産める。遺伝子の鍵は簡単に複製できるということだ。
時間はかかるがな」

セレン「そんな、無茶苦茶な!?」

レダ「私の言いたいことはそういうことだ。
貴様が使命に失敗すれば、妹は悲劇を迎える。
少なくとも守護者の血統を絶やさぬ為の措置は、
この私であれ、取らざるを得ないであろうな。
そうならぬ為に、貴様は使命を遂行する義務がある。
・・・筋書きはあらかじめ用意されていたということだ。
貴様が使命を帯び、そして私と出会うということはな」

レダ「一度で、理解できたか?」

セレン「・・・せざるをえんだろ、そんなこと言われたら。
今ひとつ、守護者ってのがわからんが」

レダ「守護者の特性は一度にそう何人も発動するものではない。
資格があるのと、実際に守護者であるのかというのは全くの別物だ。
一度に複数の鍵が発生しないプロテクトも働いているようだ。
つまり、貴様にその資格があるということは、
すでに父親はこの世のものではないという可能性もあるということだ」

セレン「オヤジなんぞどーでもいいが、
守護者なんて話、今まで一度も聞いたことがねぇ」

レダ「貴様が知っているくらいなら、列強がほおっておくと思うか?
命の宝石の伝承の広まり方は様々だが、
それが人智を超えるモノであることくらい、
古の塔という建造物が今日までおそらく何千年と、
大した劣化もなく存在し続けていることが一つの証であろう?」

セレン「ああ、そのくれぇ凄いもんでねーと、
人の命がどうこう出来るレベルじゃねーだろうからな。
イオルも確か、その石ころ使ったら処分がどうのこうの言ってた」

レダ「味方はいない。
人を信用する前に、自分を磨け。
これは、人類史上最も恐るべき力を秘めるであろう秘宝への、
欲への挑戦だ。
数多の欲望が渦巻く渦中へ飛び込むのに、
人を信頼することなど愚かだ。
決断は自分で下せ」

セレン「オヤジみたいな説教だぜ、
そーいや、たまにわけわかんねーこと言ってやがったが。
んで、あんたの目的は何だ?」

レダ「失ったものを取り戻す。
・・・最愛の者を、奇跡の力で、な」

セレン「・・・そこらへんは、ツッ込んじゃいけねーとこなんだろうな。
OK、ならまあお互い様ってことで、手伝ってくれや。
正直、なにすりゃいいのみたいに投げ出された感があったんでな、
宜しくたのむわ」

レダ「ああ、助言も助力も惜しまない。
だが、街の中で貴様と会うことは出来ない。
この仮面も装束も、その為のものと思ってもらおう」

セレン「おたずね者ってことですかい、
まあ、ならこっちもあんまり関わりたくはねえな」

レダ「フフフッ・・・おたずね者か、」

* レダはプレイヤーのサポーターです。
攻略に必要なヒントなど、様々な形でセレンをサポートします。

このでの『』のコメントは、最後の方に回します。

1『』

* ゲーム進行時のイベントテキストは、適当なタイミングで挿入して下さい。

 セレンと王様(主に進行報告や報酬金や、アイテムなどの受け取り)

 セレンとイオル(基本的にイオルはセレンに協力的です。
 また、イオルを頼るしかないという、セレンの事情(ネティアの病気の件など)もあります。

 セレンとエリナ(セレンはエリナに好意をもっています。2『』)

 セレンとレダ(お互いが利用する関係ですが、セレンはレダを信用していく方向に進
んでいきます)

 セレンとネティア(セレンは常に頭のどこかでネティアを心配していて、時折、彼女
を見舞います)

 イオルとエリナ(イオルが何かを隠しているということには、エリナは薄々気が付い
ています)

などが、主に挟まってくる会話の組み合わせです。
以前は塔のイベント(ボス戦等)クリアー毎にこれらのイベントを発動させていたと思
うのですが、記憶が曖昧ですいません。

・ セレンと王様の関係
この二人に複雑なやりとりはありませんので、定型的な「よくやった・・・報酬を与
えよう、」みたいなもので良いのではないかと思います。

* 大まかなシナリオの流れを以下に箇条書きのテキストにします、
これはなんとなくの発生順で書いてあります。このテキストにはレダやイオルからの、
ゲーム攻略へのヒントは含まれていません。



・ セレンとネティア

セレン「ようっ」

ネティア「おにいちゃん」

セレン「何だかずいぶん顔色よくなってきたじゃねーか、んー?」

ネティア「うん、イオルさんが来てくれるようになって、
何だかすごく調子がいいの。
イオルさん、・・・かっこいいし、それにやさしいよ」

セレン「おぼこ娘のお前にゃわからんかも知れんが、
真の漢のよさってモンはなぁ、
かっこいいとかそんなもんじゃねーんだぜぇ。
心意気ってもんが大事なんだよ。
兄妹船を、荒れ狂う波の狭間へと漕ぎ出した、
このオレ様のように、な!!」

セレン「それに年頃の娘に男がやさしくすんのは、
至極、当たり前のことだ」

ネティア「おにいちゃんは、やさしくないね」

セレン「まーな。
じゃ、仮にお前にやさしくでもしてみたとする。
てことは、オレはネティアに下心モリモリのシスコンってなことになんぞ。
せめて、血さえ繋がっていなきゃなぁ・・・。
しっかり、血統書付きで繋がってるからな。
まあ、変にやさしいヤツには、気を付けるんだな」

ネティア「そんなものなのかなぁ」

セレン「人生何事も経験ってことだな。うんうん」

ネティア「でも、・・・やさしくしてね」

セレン「・・・『やさしくしてね』って、言葉、他の野郎には使うなよ。
でないと、お前が違う意味の経験を積んでしまうことにもなりかねない。
そんなことになったら、
オレ、「がーーーーん!!」 だかんな」

ネティア「難しいね、ニホン語」

セレン「ああ、そうだよな。
オレは、別にイオルのヤツを嫌いではないのだが、
好きだというのも、違う意味で怖い気がする。
とにかく、言葉遣いには、注意が必要だ」

ネティア「はーい」


 ・セレンとエリナ

エリナ「こんにちは、セレンさん」

セレン「いやぁー、名前とか覚えてもらっちゃって光栄っす。
なんか、お姫様にしては、気取ったとこもなく、
フレンドリーで、実にグットです。
騎士になって良かったと、心からそう思います。
見習い修行中ではありますが」

エリナ「世間知らずな者ですから、
色々と教えてくださいね、」

セレン(ほんと知らねそーー。
まあその方が、都合がいいんでやすがネ、ぐしし・・・。
でも、どーせ色々教えるなら、最後までみっちり教えまっせー。
・・・て、そんなことばかり考えてるから、
いつも失敗するんだろうな。
このオレの容姿に、クールさが備わっていたら、
もっと素敵なライフを送っていたような気もするから)

エリナ「お仕事、やっぱり大変なんですよね」

セレン「ん、まぁ、そこそこ大変かな」

エリナ「私も働きたいなぁ」

セレン「・・・城の姫様が、街中でバイトなんぞやってたら、
それこそえらいことになるだろうなぁ。
いや、むしろそれはそれでオイシイか。
いやいや、いかん。街の男どものやらしい視線の前に、このエリナちゃんをさらすなんて、なんかムカツクぞ。
騎士の特権も、意味なくなるしな。
それに、男どもに余計な、絶対適わぬ夢を持たせまくることにもなるだろう」

エリナ「エリナちゃん?」

セレン「う、口にでてたか・・・」

エリナ「あ、いえ、その呼び方、私好きです。
みんな何処かよそよそしいんで、そう言われてもらうと、嬉しいかもです」

セレン「ただ、おやっさん(父王)にぶっ殺されそうで、
そんな馴れ馴れしいことは言えませんです、ハイ」

エリナ「大丈夫ですよ、そんなの守ってあげちゃいます」

セレン「・・・ますます誤解されそうです。
それに、守られちゃうのはちと情けないかな」

エリナ「でも、私、セレンさんみたいなお友達がいてくれたら、、
ほんと嬉しいと思います。
セレンさん、楽しいし」

セレン「お友達からスタートですか?
ちょっと照れちゃいますねー。
でも、そうやって意識してもらえるだけでもやっぱ、嬉しいですよ。
(友達→ 恋人 → うにゃうにゃ → トゥルーエンド。ってもんだろ)」

セレンに対するエリナの好感度1UP!!

セレン「・・・オレの心の中でな」

エリナ「???」

セレン「ああ、青春を謳歌しているオレ・・・。
これまで出会いがなく二十年近くも彼女いない歴を刻みつづけていた日々が、まるで嘘のようだ。
・・・やっぱ、定職って大事っすね。
それも、国家公務員の『騎士』ですからネ。
サー(騎士号)は、いい響きですなぁ。」

エリナ「うふふっ、なんか見てるだけで面白い」

セレン(面白いモノとして見られるというのは、
恋には発展しない系のルートだぞ。
抱きしめられるのは大好きだが、
そこらに転がるヌイグルミと同じ人生を送る気などない。
オモチャにしてくれるのなら大歓迎だが。
・・・そんな、おマセな知識は期待できないし、
したくもないが)

セレン「よく言われます。
面白いとか、いい人とか。
でも、いい男と呼ばれたことはないっすね。
『いい人』と『いい男』では、三途の川を挟むくらいの差があるのですよ、
・・・フッ」

エリナ「なるほどー、勉強になります。
つまり、いい男と言えばいいわけですねっ」

セレン「あ、それ誤解されちゃいますよ。
興味のないヤツには『ごめんなさい』というのも、
いわゆる人の優しさってもんっす。
中途半端な期待は、よくありませんので。
選択肢も、二択か、三択くらいでお願いしときます」

エリナ「へー、そうなんですね。
せんたくしは、三つくらいっと・・・。」

すると、エリナが手にしたティーカップから、
紅茶をセレンの膝にちょっぴり零した。

・・・セレンが、ワザと膝をもって行ったような気もした。

エリナ「あ! ごめんなさいっ」

セレン「・・・いえいえ。
(そういう小さなイベントも、コツコツ回収!!
何が、好感度アップのフラグに繋がるか、わからんですからのぅ)」


・ セレンとイオル

イオル「セレン君」

セレン「おお、これは恩人のイオルさん。
おかげで、レベルもジャンジャン上がるし、
人生もようやく開けてきた感じがします。
ところで、今日は何の用ですかの?」

イオル「ふふっ、面白い方ですね、セレン君は」

セレン「ジェントルなイオルさんに質問。
このオレも、こうしてるうちに、
いつの間にかジェントリなお城の雰囲気に、
馴染めるもんでしょうかの?
クールでダンディな、セレブになりたいのですが。」

イオル「ふふふっ、さあ、どうなんでしょうね。
それは人柄がにじみ出るような、
そんな風格を備え持った時ではないでしょうか」

セレン「生まれながらにしてハンサムボーイなあんたが言うと、説得力はないな。
やはり、人としての損得はある程度は生まれもっているというのが現実か。
ちと世知辛いが」

イオル「あなたもなかなか好青年ですよ、セレン君」

セレン「誉められてもちっとも嬉しくない。
てか、男と女どっち好き? 両方じゃないよな・・・」

イオル「私の性癖などどうでもいいことですよ、フフッ。
人は誰かしら好きになり、また好かれたいと思うものでしょう。
でも、出来れば好かれるほうを大事にしたいですね。
好きになるというは、個人の意識の問題ですが、
好きになってもらうのは、それと違って難しいですからね」

セレン「うっ・・・大人のご意見というやつか」

イオル「最近、姫君もご機嫌が大変よろしい。
やはり年の近い若者と接するという機会が、必要ということなのでしょうね。
いま、城下に暮らす者、いずれご自身が支配する者たちが、
ただのコマのようなものでなく、
各々の個性を持った『人』であるのだということを学んでいただければ、
この国の未来はそう捨てたものでもないでしょう」

セレン「あんたやっぱモテるわな・・・。
オレが女だったら、多分、ハズレのない当たりくじと思って、
あんたをキープするだろう」

イオル「フフッ、セレン君が思っているほど、私はモテてはいませんよ」

セレン「うむ、競争率高そうだからって、みんな手を出しかねとるんだろうな。
オレもそんな台詞の吐ける漢に、一刻も早くならねばのぅ」

イオル「妹さんの、ネティアさんの様子も、まずは良い感じだと思います。
・・・まあ、傍目だけではありますが。
取りあえず、気持ちだけでも元気であることに、悪いことはないでしょう。
そういうことでは、素直さがあって助かります、ネティアさんは」

セレン「ああ、ネティアの件は感謝してるよ。
あんたがいなけりゃ、やばいとこだった。
だからといって簡単に、おぼこ娘な妹をやる気にはならないがね」

イオル「大切な妹さんの為にも、
セレン君は頑張らなくてはいけないですね。
姫君のことは、私に任せておいてもらって問題ありません」

セレン「いや、そっちはオレに任せてくれ」

イオル「フフフッ。では、私は先に失礼します。
こう見えて、結構忙しいのですよ。
ただ、周りに振り回されてるだけでなければいいんですが、ね」

セレン「安心しろ、オレはいつでも振り回されている。
この満ち満ちた煩悩になぁ~」

イオル「好きなものを好きだといえる君が、私には羨ましいです。では」

セレン「おう、またのー!!」


・ セレンとレダ

セレン「毎度」

レダ「・・・ああ、」

セレン「しかしまあ、古の塔だの、封印だの、
なんでそんなめんどっちーことを、昔の人は大好きですかね。
個人的にサクサクと物事を進めたい派なのでありますが」

レダ「そう簡単に手に入るなら、
もうすでに誰かが手に入れてしまっているからだろう」

セレン「まあ、そう言われりゃ仕方ないですな」

レダ「厳重であるということは、
それなりの価値があるからだと、私は解釈するが。
確かに、こんな旧世界の遺物に頼らなくてはならないというところが、
お互い、すでに神頼みに近いことをやっているのかも知れないな」

セレン「先は長いってことですかい」

レダ「似たようなものだ。
だが、いくら道のりが長くても、命の保証がなされているわけではない。
それこそ命の宝石を取りに行って、命を落とすようでは本末転倒というものだ」

セレン「たしかにそりゃ、アホだよなぁ」

レダ「ただ、そんな言い伝えにあるような奇跡を、
人生において一度でも体験できるのであれば、それはそれで悪くはなかろう。
しかし、この国がその遺産を狙っているということは、
遠からず大国が介入してくるということにもなりかねない。
他の冒険者やトレジャーハンターのオモチャになっている内は、
命の宝石の一件など、大したことではないが」

レダ「・・・しかし、列強が動き始めたら、我等としてもやりにくくなるのは確か。
恐らくは、塔そのものの所有を巡る争いにまで発展するだろう。
国家のパワーバランスというのは、口であれこれ言えるほど単純ではないのだ。
人の命までどうこう出来るようなものが実在し得るのなら、
永遠の命を望む王がいてもおかしくはあるまい?」

セレン「オレなら五万の美女を望むな」

レダ「人の欲望は果てしない。
そして、苦労して手に入れたものへは無関心になる一方だ。
・・・私は、失ったものを取り戻す。
そして、貴様も今、失おうとしている幸福を守るために奇跡を求めている。
だが、悠長に事を進めていいほど、お互い御気楽な身分ではない。
くだらぬ者たちの欲望に付き合うほど、少なくとも私は、暇ではないからな」

セレン「だな」

レダ「だが安心して欲しいは、例え相手が神であろうとも、
他の何人たりとも、貴様の先は越せないということにある。
道を切り開くのは貴様だ、そして他の者にはそれを追うことしか許されない。
つまり最後の扉に至るまで、全てを開ける権利は今のところ貴様にしかないということだ。
それが、『守護者』の言葉の意味だ」

セレン「オレってもしかして、何気にスゴイ?」

レダ「血統だけが、な」

セレン「それを言うなって」


・ エリナとイオル

エリナ「イ・オ・ル」

イオル「何でしょうか、姫君?」

エリナ「お茶付き合って、」

イオル「ええ、非番の時にでも、是非お願いしますね」

エリナ「ぶーっ、
セレンさんならきっと付き合ってくれるのにぃ」

イオル「確かにセレン君なら付き合ってくれるでしょうね。
どうですか? 彼の印象は」

エリナ「へへ・・お友達になっちゃった」

イオル「それは素敵ですね」

エリナ「うん、私の知らないこといーっぱい知ってるの。
お話し、すごく面白いよ」

イオル「なかなかあのような話し方を姫君に対して出来るものなど、
城内にそうはいませんしね。
お引き合わせして、どうやら正解だったみたいですね」

エリナ「うんっ」

イオル「そうやって姫君が社交的になられるのは、
私としても大変嬉しく思います。
本来でしたら、もっと下々の者たちとお言葉を交わすような場所で、
晴れやかに育っていただけたなら、よろしいかったのですけれど」

エリナ「お父様が外に出してくれないもんね、私、病気がちだし」

イオル「でも、何より、
そのように明るくお育ちなのを大変嬉しく思っております」

エリナ「私って、もやしっ子?」

イオル「ふふふっ、そう来ましたか。
もやしはヘルシーで素敵な食材ですよ。
私にはむしろ、姫君はひまわりのように思えますね」

エリナ「ひまわりの種って、美味しいよね」

イオル「はい。
でもどちらかというと、見て楽しむ方が好きですね」

エリナ「見て、食べて、二度美味しいよね」

イオル「ですね」

エリナ「イオル、ありがとう。
私みたいなお馬鹿さんの話しに、いつもニコニコしてくれて。
お話し相手がいないから、つい、いつもいっぱいお喋りしちゃうの」

イオル「これからたくさん、そのお話し相手も増えますよ。
例えばセレン君が現れたように。
姫君が状態が安定して、ご丈夫になられましたら、
いくらでもお友達をふやせますしね」

エリナ「うん、私、がんばるっ」

イオル「姫君に負けないように、私も頑張りたいと思います」
コメント (1)
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ライフ オブ ジュエル (1節)

2011年01月26日 14時49分34秒 | ジュエルオブライフ I のテキスト
ジュエルオブライフ
(ライフ オブ ジュエル)の
データを見つけましたので、
ちょこっと掲載したいと思います。


当時は、Kさんや色んな方に、お世話になりましたです。^^:


テキストが収まらないので、

いくつかの節に分けています。



  『ライフ オブ ジュエル』


 これは、遠い昔にあったとされる一つのお話し。

そこには、『小さな光』がありました。
 それは、日々を送る人々の心音のように、穏やかで、
また、時に激しく波打つ光。
 恋する乙女の高鳴る胸の鼓動がそう思わせるように、
 光は脈打ち、空さえも羽ばたかせてくれる力を与えてくれる。
小さな光は、そんな幻想さえも叶えてくれると人々は信じていました。

たとえば、日々、昇る朝日に人々がそれを託すように、
小さな光は、人々にとって希望であり、それがまた無限にも思える夢のようなモノであ
ったといっても違いありません。

 『奇跡』

 それは、甘美な言葉でした。
人々の憧れが欲へと変わるのに、大した時間は必要ないのかも知れません。
想像は妄想へと変わり、希望が自己の枯れることなき欲求へと変わったとき、
小さな光は、守護者と呼ばれる賢者たちによって、古の塔へと封じられたのです。

人々の中で、小さな光の伝承は、そう語り継がれています。
それは、遥かなる時の彼方で生み出されたとされる、エンジェルブラッドのみずみずし
いまでの赤をたたえる一つの宝石のお話し。
伝説は人々を惹きつけ、時に勇者や野蛮人たちを古の塔へと誘います。
そうして、塔の周りに小さな村が出来、村は町へ、やがて、悠久の時は一つの国を誕生
させるにまで至ったのです。

これは、その小さな光のみなもとである『命の宝石』の伝承。
― ライフ オブ ジュエル ― の名で呼ばれる、バルエリナスの命の宝石のお話し
です。

時の流れが神々の名前すら人々の記憶から消し去り、
バルエリナスの名そのものを人々が忘れてしまっていた今もなお、
存在し続ける小さな光によって、このお話しは語り続かれていくことでしょう。

               ― バルエリナスの命の宝石の伝承より ―


* ここからシナリオ形式の書き出しになります。
イベントに応じて台詞のニュアンス・仕様等の変更をお願いします。

また、登場人物の名前の記憶が曖昧ですので、
違っていたりした場合は変更宜しくお願いします。
ここでは、一通り流した台詞を書きたいと思います。


- シナリオ -


 ・セレンと病床のネティア、そしてイオル

父の不在で家を預かる青年セレンは、突然、謎の病魔に倒れた妹ネティアを救えない自
分に苛立ちを隠せないでいた。

セレン「・・・」

ネティア「・・お・にい・・ゃ・・」

セレン「クソッ、こんな時に馬鹿オヤジは何やってやがる。ネティア、心配すんな、オレ
がぜってーなんとかするッ!!
・・・く、こんな時に医者に見せる金もねえなんて、ほんとオレは大馬鹿野郎だぜ。お前がいつだって、オレにやさしいから、街ですっかり遊びほうけて文無しになっちまった。
・・・オレの腕を買ってくれる金持ちの傭兵にでもなってりゃ、お前にこんな思いもさせずにすんだってのに。
ちくしょう、なんで、オレはお前がこんなになる前に気付いてやれなかったんだ」

ネティア「・・・」

セレン「おい、ネティア、しっかりしろ!
頼む、オヤジ、とっとと帰ってきてくれ。オレ、どうしていいのかわからねぇよ。
あんたにだって頭を下げる、もう、女遊びもやらねえ、
・・・ネティアが笑ってさえくれりゃ、もうそれでいいんだ」

 と、その時。・・・半開きになっていた部屋の扉の奥から、スッと姿を現す人影があった。

セレン「あんた・・・イオル」

イオル「セレン=ルーク=アーヴェンスとは、君ですね」

セレン「・・・」

セレン「・・・どういうことだよ。宮廷魔道士長にして、王の腰巾着のあんたが、
オレに何のようがあるってんだ」

イオル「口の利き方には気をつけた方がいいですよ、セレン君。
本当は君にではなくて、
君のお父上にお話があったのですが、
王家の人間をいくら使っても、その消息が掴めないのです。
それで、私の独断で、この事を君に話そうと思いまして、失礼ですがノックもせずに押し入ってきた次第です」

セレン「オヤジのことなんか知るか、
そして、オレも忙しいんだよ、見ればわかるだろうが」

イオル「ええ、大変そうですね。
・・・ですが、その原因不明の病が、もし、セレン君の妹さん一人ではないとしたら、
私の話に興味は持っていただけるでしょうか?」

セレン「・・・」

イオル「単刀直入に言います。実は我が王家の姫君、
エリナ様がこの症状に似た状態にあるのです。
この前例のない奇病が、はたして疫病の類なのかも、我らはわからないでいます。
看病に当たる者にその感染はなく、発症例が我らが姫君と、そして君の妹ネティアさんの二人しか確認出来ていないからです。
しかもその症状は、・・・どちらかというとエリナ様の方がより深刻なのです。
この事は当然、ご本人には話せるわけもないのですが、治療法を探すよりその御命が尽きる方が早いというのが我らの出した結論です。
エリナ様の肉体は我等宮廷魔道士たちが強引に魔力によって持たせているだけでしかありません。
しかし、それで事態を先送りできたのだとしても、それは何の解決にもなりません。
いえ、
むしろその強引なやり方が、エリナ様の肉体を逆に蝕み始めてきています。
この事態を秘密裏に解決するために、
今までセレン君のお父上にご協力いただいていたのですが、セレン君も知っての通り、
そのお父上の居場所すら我らも掴めないでいる」

セレン「これは・・・不治の病とでも言うのか」

ネティア「・・・はぁ・・はぁ・・・」

イオル「・・・。
セレン君、あなたなら、その可愛い妹さんに貴女は助かりませんと、
そう自らの言葉で告知できますか?
いえ、これは愚問というものでしょう。私が今、姫君とその立場にあって、それを言える筈もないのですから」

セレン「・・・」

イオル「死の宣告を受けた人間はとてももろいのです。
おそらくその恐怖は想像を絶して本人を苦しめ、
その結末へと至らしめる速度をより加速させることでしょう。
だから私は、姫君を、
エリナ様をお救い出来るほどの術法を諸国に捜し求めたのですが、
ここにきて、姫君の容態はさらに悪化してきたのです。
文字通り、一刻の猶予もありません」

イオル「それで、王家はセレン君のお父上に、
極秘で命の宝石・・・『ライフ オブ ジュエル』の調査を依頼したわけですが、
そのお父上の行方さえ掴めないというのが我らの現状です。
まさか、他国にこの情報を売ったとは信じたくはありませんが、
・・・いえ、では失礼しました。お父上の名誉を傷付けるような不適切な発言はお詫び申し上げます。
我々は空しくも、他力本願で、お父上を頼っただけに過ぎないのですから」

セレン「・・・オヤジがそんなことを、」

イオル「セレン君は、ラ
イフ オブ ジュエルがおとぎ話のようなものだと思っているかも知れませんが、
私は実在を信じています。・・・というより、信じるしか打つ手がないというのが本音です。
セレン君はどうですか? 唯一、妹さんを救える手段がそれだけだとしたら。
そして、セレン君のお父上は、それを信じてくれたと言っておきます。
私は君に、この病魔に対抗する為の協力を求めたい」

セレン「・・・あんたが凄腕の、
それも大陸屈指の大魔道士であることはそこらのガキでも知っている。若く、才気に溢れ、容姿端麗ときちゃな。女どもの憧れ、男どもの敵だ。
チッ、・・・信じるしかねーだろうが。
オレだって、このままじっとなんかしてられねえ」

イオル「・・・。
話を聞いてくれて感謝します。妹さんのことは、私に任せてはくれませんか?
一時的にではありますが、日常生活が送れるくらいまでには回復させることができます。望んだことではなかったとはいえ、この私が姫君をその被検体にしたのですから、
それは保証できます。
もちろん、エリナ姫と同様の力で、全力で君の妹さんを保護することはお約束します。
一時は快方に向かうように感じられるかも知れませんが、これはあくまで仮初めの、
一時的な治療に過ぎません。
根本的な解決法が見つかるまでは、本人に気付かれないことが一番、・・・本人にとって幸せなことでしょう」

セレン「・・・すまん、ネティアのこと、宜しく頼む。
で、オレは何をすればいい」

イオル「我々の調査に協力してもらいたいと思います。
王家としても、このような病が広がる前に、何らかの措置が迫られています。
疫病とは、噂だけでも危険なのです。こんな小国で病などの噂が立てば、列強に付け入る隙を与えかねません。
だからといって、姫君を殺めてその根源を絶つなど、出来ようはずもありません。
そして、おとぎ話の出番となります。
まさにそれは神頼みそのものなのですが、実在をいまや信じるしか道は残されてはいません。
命の宝石というくらいなら、それなりの奇跡も起こせようと私は信じています。
・・・しかし、仮に万事上手くいったとしても、
そんな都合のいいモノが実在するのなら、列強も黙ってはいないでしょう。
命の宝石・・・ライフ オブ ジュエルという奇跡が実在したらしたで、その対策も別に考えておかなくてはなりません。
・・・もっとも、
これはここだけの話にお願いしたいのですが、
実の所、我が王もその力の軍事的に利用しようと考えているようなのです。
本当に我が王が心配なのは、姫君なのか、王国なのか、
実際のところ私にもわかりません。
しかしそれは、今の大事を解決してそれらは考えればいいことです。
私は、二人の女性の命の責任と、
命の宝石使用後の、奇跡の後始末の両方を考えておくことにします。
奇跡に頼ることを前提としている以上、その奇跡の後始末も
それに頼った者の責任と言えるでしょう。
まずは、ライフ オブ ジュエルの実在を君にも信じて欲しいのです」

セレン「こんなこと言いたくはないが、
・・・あんた実は見た目も中身もいい奴なのか?」

イオル「人を簡単に信用しないことをお勧めします。
現に私は姫君に嘘を付き続けています。
そしてセレン君もまた、その可愛いらしい妹さんに、これからその残酷な嘘を付き続ける事になるでしょう。
王宮に入り、権力に近づくということは、誰かしら騙し続けるということなのです。
ですがセレン君にも、一度エリナ様にお会い頂ければ、私のその気持ちを少しはわかってもらえるでしょう。
父王様に似ず、純真で心優しきお方であられます。
ただ、あの性格では王家を継ぐことこそ悲劇のようにも思えますが・・・」

セレン「・・・色々、考えてるんだな」

イオル「学ぶのに遅いということはありません。
セレン君はこれから多くを学ぶことでしょう。
お父上が騎士号をご辞退されたということで、
本日付を持って、セレン君はわが国の騎士になっていただきます。
それで宜しいですね?
そうすれば、城の出入りも何も心配しなくていいですし、
また、騎士には領地が与えられます。
領地や俸給が保証されるのは、まだまだ先になるでしょうが、
セレン君が騎士見習を卒業するころには、万事物事が上手くいっていることを願っています」

セレン「・・・ああ、よろしく頼む」

イオル「早速で申し訳ないですが、明日にでも城に出仕してもらいます。
別に、宮廷の作法などに拘る必要はありません。
公の場での君への私の発言が威圧的であるかも知れませんが、そこはご容赦願います。
具体的な話は、国王陛下自ら仰せになられることでしょう。
私が直接いってもいいことですが、それがしきたりなのです。
セレン君は私の臣ではなく、陛下の臣になるのですから」

セレン「わかった」

・王の間 謁見するセレン

王「ほほう、イオルの推す者とはそなたのことか。うむ、よい面構えであるな」

セレン「恐悦至極にございます、陛下」

王「騎士への叙任は略式であるが、正式には事のすみ次第として、
善くこの国に仕えてほしい。」

セレン「はっ!」

王「そちには単独での調査を頼むことになる。
残念な話だが、わが国は小国。列強の圧力を退けるためにも騎士は不足している。
また、新たに登用するにも与える領地もないのが現状なのだ。
方々に騎士をあて調査を行なっているが、そちにも一役買ってもらうことになる。
我が娘の為、ひいては王国繁栄の為、全力を以って事にあたってもらいたい」

セレン「畏まりました」

王「事の次第は、イオルなどと相談しながら進めてくれ。
また、娘との面会を許す。
若者同士の方が話も弾もう。・・・出来れば、娘を励ましてやってくれ」

セレン「ははっ、有難き幸せ」

イオル「では、セレンよ。古の塔調査へと取り掛かってくれ。
何か進展あり次第、常に国王陛下にご報告申し上げよ。
では、ついて参れ」

・ 移動するセレンとイオル

イオル「とまあ、そういうわけですから、頑張って下さい。
私はエリナ姫やセレン君の妹さんのこともあり、
なかなかここを離れるというわけにはいきませんが、
セレン君の思うまま、自由に取り組んでほしいのです。
私などがいちいち指示など出さずとも、セレン君にはセレン君なりのやり方があるでしょうし、君が必死なのも当然わかっていますから」

セレン「改めて、宜しくお願いします」

イオル「ふふっ、承知しました。
とにかく、姫君への謁見が許されたのですから、一度会っておいたほうが良いでしょう。
では、失礼します」

・ エリナの部屋

エリナ「イオル?」

セレン「あ、いえ、この度、何というか城にご奉公させてもらうようになった、
セレンです」

 そう言うセレンを、疑うことなく笑顔で微笑むエリナ。

セレン(う・・やヴぁい、
めちゃくちゃ可愛いぞおい。
てか、まじかよ。・・・すげー、これがお姫様パワーってやつか!?
なんとなくイオルの言った意味がわかった。
これは、国っつーより、人類そのものの至宝。
いくらなんでも、こりゃやる気でんだろよ、おい。・・・
石版印刷で似顔絵(プロマイド)作ったら、売れる!!
オレなら買う!!
 ・・・一財産築けてしまうではないか。
タイトルはエリナ十六才の春とか、・・・歳は知らんが)

エリナ「セレンさんは、給仕の方なのですね」

セレン「あ、いえ、騎士っつーか、見習の助です」

エリナ「ということは、あなたがイオルの言っていた?」

セレン「はい、何と言われていたか知りませんが」

エリナ「あぅ・・・これは大変失礼しました、
まさか騎士の方を給仕の者と間違うだなんて」

セレン「あ、いいっす、
別に最近まで、ただの街中のAやらBやらCやらと大差ないゴロツキだったんで。
なんつーか、昨日あたりから人生はじけ始めまして、
何となく状況に流されまくっとります」

エリナ「いえ、イオルの紹介した騎士なら、この私の病気の為にご尽力いただいている、
いわば恩人なので」

セレン「あ、それはどもです」

セレン(ある程度のことは、知ってるって感じだな。
何処まで知らされているかはわからんが、
下手なこと言わんよーに気ぃつけとかな、な。
てか、違う意味でオレのこと色々知っちゃってほっすぃーぞ。
もちろん、エリナちゃんのすみずみまで知り尽くしたいという願望が先になりますがのぅ・・・ふぇふぇふぇ。
うーん、何しに来てんだ、オレよ?)

エリナ「あ、紅茶でもお入れいたしますね」

セレン「いえいえ、とんでもない。
そんなこと、そこらで油売っとる給料泥棒のメイドどもにやらせりゃええんです。
公認でメイド服着てポイント稼いどるくらいの娘どもには、
鞭打つくらいしないと。
メイド服程度の萌えなぞ、あなたを前にしたら、むしろ無粋。
てか、エリナ様のメイド姿をマイメモリ~に焼き付けたいってな感じって、
あ、暴走してますね」
エリナ「うふふ・・
言ってる意味が今ひとつわかりませんが、誉められてるみたいで、ち
ょっとうれしいです。
あっ、私、自分の入れた紅茶出したり、クッキー焼いたりするのって、好きでやってるんですょ。
だって、嬉しいじゃないですか、ちょっとでもニコってしてもらえれば」

セレン(・・・あかん、もう駄目じゃ、ワシ。
これは、やばいとかいうレベルではなく、
天然記念物ものの萌え萌えではないか。
死語でも何でも使ってやるぞ、胸きゅん、きゅん!! っとくらぁ。
ふぇっふぇっふぇっ・・・あんた、よくこの誘惑に耐えなすったよ、
イオルさんや。
すでにお手つきだったら、ブッ殺すが、あんたが逆にゲイだったりするのも嫌だな。
とりあえず、イオルはほっとこう。
でももし今、ここで紅茶など出されてお手製のクッキーなどいただいては、
免疫のねー、ウブなオレの本能を自制するなんてこたぁ不可能で、おやじさん(父王)にばれて打ち首だな)

*選択1: それでもあえて頂く(分岐しません)

(落ち着け、オレと、オレを操る見えざる神の手よ。ここは仮にこの選択肢を選んだと
しても、押すボタンはBボタン(キャンセルボタン)にしてくれ。ふぅ・・・オレ危機一
髪。)

*選択:2 楽しみはあとに取っておく派(分岐しません)

(オレにしてはイカス選択といえよう。
ふふふっ、一皮向けたオレ、大人の階段を着実に登っている気がする。
まあ、あまり奥手過ぎて、登りすぎたら何もないままじーさんだったということだけにはならないようにしておこう。
あの世の天国に行く前に、
この世の天国がイク方がいいに決まっているからな。
・・・まあ、下品なことを思ってしまいましたが、
若さに免じて許してくだされ。コホコホ・・・)

セレン「あ、いえ、今日はご挨拶ということで、あまり長居をしても、申し訳ありません
ので。
でも、そのお気持ちだけで、胸もお腹もいっぱいっす」

エレナ「では、また今度にでも、ゆっくりくつろいでいって下さいね」

セレン「ええ、それはもぅ・・・」

セレン(世の中にはスマイル0円とかいう言葉があるが、
オレならカネを払ってもいいぜ)

スマイルに100円支払った

セレン(あ、うそうそ。所持金減ってないよ。そんな異国の通貨もってないし。しかしま
あ、100円かよ、せこいぜオレ。
それじゃ牛丼も食えねぇぞ。チップなら100ドルだろと言いたいが、
これまたドルという通貨がわからないことにしておいて下さい。
初期装備が買えなくなってしまうので)

セレン「では、失礼いたします」

エレナ「またね、セレンさんっ」

セレン(うっはー・・・庶民的。萌えますな、むふふっ)
コメント
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