大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

クロス貼り替え現場における天国と地獄

2021年01月29日 | 内装工事
過去数十年、何度も何度も同じ目に遭っている。

クロスの貼り替えの現場は序盤が恐ろしい。
剥がしやすいか、剥がしにくいか。下地の状態がどうか。
それ次第で時間、手間、作業内容、必要な副資材、すべてが変わる。

今回の垂井町のお客様宅のLDKリフォームは
壁は天国、天井は地獄だった。
それはこういうことだ。

壁クロスは高さ2400がものの10秒程度でベロ~っと剥がれた。秒殺である(笑)。



こういうクロスに出逢うとうれしい。
剥がし作業さえ気持ち良く、ストレス解消みたいな気分になる。以後の段取りにも余裕ができる。

天井クロスは最初に見たときの「イヤな予感」が的中した。
ブチブチに千切れ1㎡程度を剥がすのに10分以上かかってしまった。



脚立上空から見た「情けない情景」



これは地獄だ。
12帖分もあるのに。脚立に乗って、上を向いて、ただひたすら金ベラを持った手を動かす。
いくらかコツはあるが、ベテランだろうがなかろうが、大変なのは大変なのである。ご同業ならわかるはず。

金ベラでガシガシやると気を付けていても下地が荒れる。そこはパテ補正が必要になる。乾燥時間がかかる。
なんだかんだで予定が半日うしろへズレ込む。だんだん気持ちもどよ~んとしてくる。
自分の頭は剥がしクズとホコリで雪をかぶったようになり。製造メーカーに対する怒りも湧いてくる。

剥がしやすいクロスとそうでないクロスの違いは製造方法・製造過程の違いだ。
バインド(この場合は結合)のちからの強いPVC(塩ビ)を多く含んだクロスは強く、千切れない。
ふっくらしたフェイスの発泡系クロスはPVCが少なく発泡剤や炭酸カルシウムが多いので弱い。

くしくも同じ現場で両極端のクロスに遭遇したので、たまらず(笑)記事にした。
いやはやクロス屋とは、なんと因果な商売であることか。あらためて思った。
そしてこうしてキーボードを叩いていると、
過去のいろいろなクロスにまつわる天国と地獄の思い出が次々と、頭の奥の引き出しから湧いて出てくる。

本が一冊書けそうだ。
が、書いたところでクロス屋さん以外誰が読むか!と独り卑屈に笑っている。

あ、そうや。M建設の田〇さんと高〇さんは読んでくれるやろうな、たぶん。。


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【実例】 障子の張り替えにワーロンシート「日本の色」採用

2021年01月21日 | 建具・家具
関ヶ原町の同級生宅。
今でいう「古民家」に属する築年数の古い伝統的日本家屋。

2階部分をリフォームされ、工事終了後に別途、障子の張り替えを直接受注しました。
「破れないもの、一般的な白じゃつまらない」
というお客様のリクエストがあり、ワーロンシート0.2ミリ厚「日本の色」シリーズをご提案しました。



№134「鶸萌葱」(ひわもえぎ)が採用となりました。
張り替えにあたっては、
・糊ではなく、専用両面テープを使用すること
・塩ビシートを使用しているため太鼓のような、ほわわん、みたいな残響がでること
をあらかじめご説明しました。

納品後


お客様からは
「雰囲気が変わっていい感じ!」
と、お喜びの声をいただきました。

2階の和室は客間でしょうか。床の間もしつらえてあります。
が、この部屋は既存の畳を撤去してフローリングの床となり、洋室風になりました。
既存の天井や建具を残したことはナイスだなと、私は思います。
天井高は7尺2寸ほど。
和洋折衷のプライベートスペースとしてお使いいただく予定だそうです。

喜んでいただけてよかったです。





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急逝

2021年01月13日 | 日記
急逝。何と悲しい言葉か。
その方が長く患っておられても自分はその事実を知らず、
ある日突然、訃報に接したときは、自分にとっては急逝である。
驚き、悲しみ、ありし日の姿を思い浮かべ悲嘆に暮れる。
家の仏壇に向かい手を合わせる。

昨年は大好きだったOJBの栗田先輩が。
年末の賀状欠礼の葉書の中には同級生のお母様。得意先の社長のお父様。葉書を見て驚く。
年が明け、大学時代の親しい人のお義父様、同級生のお母様。急なことでさぞ大変だろうと心を痛める。

自分の義父のときがそうだった。
徐々に衰弱していき身内の誰もが「ああ、いよいよか」と、心の準備をしてそのときに至るのならまだしも。
急に
というのは。
お身内の皆さまの心中いかばかりかと。。

50後半という自分の年齢ゆえしかたないところもあるにせよ
訃報に接するのはとてもつらい。
無理な願いだが、すべての親しい人たちとその人にとっての大切な人たちが
どうかずっと明るく元気でいてほしい。。


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がんばれ与作号!

2021年01月07日 | 日記
うちの100系ハイエース「与作号」が走行距離340000キロを超えた。
大型トラック並みだ。「与作」は車番からの語呂合わせ。


最近、排気系あたりからシャリシャリのようなカラカラのような異音がする。
なにせご老体。素直に「快挙!」と喜べない。

健康で長生きしてほしいと切に願う。。
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2021年、明けました

2021年01月04日 | 日記
つたない当ブログを見に来てくださっているごく少数の皆さま、
明けましておめでとうございます。

今年の元旦は雪で初日の出を拝むことはできませんでした。


年末によく聴いた初期のユーミンのせいではありませんが、♪夜明けの空は葡萄色~ でした。

コロナ第三波の渦中の年明けとなりました。
が、今年はいつもと違う元旦、息子と娘がそれぞれのお相手を連れてきました。
非常に大変な世の中になってしまっていますが彼ら彼女らの幸せを切に祈ります。

自分はまず歯医者へ行きます。奥歯のジルコニアのカブセものを自分で割ってしまって久しいので今度は金属にします。
また現場で奥歯を噛みしめる日々が始まります。

皆さまもどうぞお身体を大切に。健康で明るく元気に毎日をお過ごしください。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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