2020年5月終わる

気づけばもう５月も終わりだ。
4月も５月も、春という季節すら、コロナのせいで吹っ飛んでしまった感がある。

幸い、仕事は減ることもなくむしろ忙しく、ずっとわたわたと日々を送っている。

25日、名古屋市呼続の親戚のおじさん（母の姉の旦那さん）が92歳で亡くなった。
が、コロナ禍の影響で通夜・告別式は極めて質素に行なわれた。さびしい。

「数年前にお父さんにやっていただいた、今回はその追加で・・」
と電話してきてくださった市内のリッチな奥様。実は15年以上経っている。
奥様は80を超えていらっしゃる。即、対応した。障子の張り替えとダイニングチェアのレザーの張り替えだ。
「あなた、お父さんに目元が似ているわね」
覚えていてくださってうれしかった。

昨年秋、リピーターさんの市内の奥様から二度目の受注をいただいた。
今回そのママ友さん（とご自分が言う）からＬＤＫのクロス貼り替えの見積依頼をいただいた。
うれしかった。受注は確定。全力で対応する。

お隣の安八町の一般ユーザーさんから障子とふすまの貼り替えを受注した。
数年前にご近所さん（ご新規さん）が張り替えをされて「うちもしたいなあ」と思いつつ、
やっと今年今月に実施の運びになったもの。仲の良いご夫婦。ちょっと変わった上張り紙をお選びになった。
ありがたい。ありがたい。

今日は日曜日であるが朝から名古屋市錦二丁目の得意先ショールームの入るビル改修工事に行ってきた。
朝8時前の錦二はゴーストタウンのようだった。

正面の名古屋市科学館のタマゴからモスラの幼虫が出てきそうな、
あるいは、ビルの脇から突然ゴジラが出てきそうな、
そんな雰囲気(笑)
工事は3時過ぎに無事終わった。

いま事務所で独りひっそりとご褒美のビールを飲みながらキーボードを叩いている。
仕事があることがありがたい。
仕事が無ければ休業だ。

ウィルスとか地震とか
襲われれば自分などひとたまりもない。
が、ビビッて委縮しているヒマもない。
明るく元気に前向きに行くのみだ。

アベノマスク

昨日、アベノマスクが届いた。


いま届いても・・と思わないでもない。。

憂う。

このところ連日暑い。早くも夏の到来かと思わせる。暑いのはきらい。
お客様宅でも「暑くなりましたね」が挨拶となる。
夕方、今年初、蚊に刺された。（大垣では「くわれた」と言う）

夏といえば
甲子園が中止となった。
おそらく各地の夏フェスも中止となるだろう。
スタジアムも、ホールも、ライブハウスも、
クラシックも演劇も吹奏楽部も、
名古屋のどまつりも、
町内の盆踊りも、あぶない。

部活に青春のエネルギーをつぎ込んできた若者たち。
特に３年生。
くさるな。誰が悪いのでもない。
続けよう。未来の自分のために。

大人やプロはそれなりになんとか活路を見い出すと思う。
だが学生たちは言葉で言い表せない程つらいはずだ。想像を絶する。
来年また３年生としてもう一度、はないのだから。
「最後の夏」は毎年耳にするフレーズだ。

若者たちを応援したい。

事務所改修工事が終わる

４月２９日にスタートした大垣市内の事務所改修工事が今日やっと
当社の担当施工工程を終えた。

大工工事前に既設の床材を全面撤去する必要があったため外注の「めくり屋さん」に入ってもらった。
ウレタン系接着剤で強固にくっついているＰタイル・塩ビシートを「ペッカー」という専用工具を使い、
ちから技で剝がしていく。


剥がし工程終了後。廃屋のようだ。


その後、電気・水道設備・大工・ボード張りを経て、当社の仕上げ工程に入った。
クロス工事はよっちゃんと私。久しぶりに長いスパンの天井をたくさん貼って首の後ろが痛たダルくなった。

クロス工程の途中で施主様から追加工事のリクエストがいくつかあり、それが製品納期・大工さんの予定などの関係で
結局うちが現場を空けざるを得ない日ができたりした。これは仕方ない。

天井・壁のクロス工事が終わると、床・巾木を仕上げて当社の担当範囲は終了となる。
ここは「床屋さん」の出番だ。「とこや」ではない「ゆかや」だ。
材料を割り付けし、墨出しをして基準を決め、下地全面に接着剤を塗布して、貼り込んでいく。


「もう背骨が曲がって治りません」と苦笑する床屋の職人さん。スピードと精度と人間性が素晴らしい。
広い面積を予定通り二日で終了した。自分も床のケレン・フラッター処理・掃除・施工後のコーキングなどにあたった。
いまちょっと腰がダルい。

施工後


住設機器と電気器具を取り付けたら全体がほぼ終了だ。
元請けさんへ。未使用の残材は速やかに引き上げをお願いします。

いろいろあったが、本日無事に終了した。
建設業界は業種が多く、現場では「〇〇屋さん」と呼ばれることが多い。
ひっくるめて「内装屋さん」と施主様は呼んでみえたが（当然です、合ってます）、
細分化すれば「めくり屋さん」「クロス屋さん」「床屋さん」「ふすま屋さん」「畳屋さん」全部うちだ(笑)。

コロナ騒動の最中だったのでみんなマスクして作業した。
３密現場ではなかったが、私とよっちゃんは密接していたな(笑)

運命共同体だからいいのだ。
頑丈だし。

建設作業員はエッセンシャルワーカーか？

矢車菊の咲く季節になった。
なんて可憐で細身で美しいことか。

今年と今までとは世界がまったく変わっている。
それでもその季節その時期に花は咲く。人間界のごたごたをまるで知らん顔しているように。

今日は日曜だが住宅リフォームのお宅にクロス工事に行ってきた。
きれいに仕上がりお客様にも元請さんにも喜んでいただけた。

まだ日は高いが今日は明日の段取りも含め仕事のキリがついたので、事務所でひとり缶チューハイを
飲みながらくつろいでいる。このあと会社の外廻りの草刈りをするつもり。

コロナ禍の最中、エッセンシャルワーカーと呼ばれる人々には頭が下がる。
ほんとに連日お疲れ様ですと言いたい。
不特定多数の人々を相手にして自分の危険もあろうに日々仕事に向き合っている。

住宅リフォームのお客様にとっては我々各専門業者は狭義ではエッセンシャルかもしれない。
各専門業者なくしては成り立たないから。

と、これは自己の肯定、自己の承認、早い話が自分がやっていることを自分が納得したいがための言い聞かせだな。

まあ、それでもいいや。

連休明けの近況2020

近所のＯＫＡＤＡ　ＣＡＦＥが再開した。
９日朝６時、開店と同時に行ってきた。同級生の店主ユキオ君は元気だった。
２０分ほど経って同級生のノリコさんが偶然来店され、しばしプチプチ同窓会に。

同日夜。何週間ぶりかわからないほど久しぶりに近所の居酒屋にすこし顔を出した。
おかみさんから「あけましておめでとうございます」と言われてしまった(笑)。

現場は動いている。外注さんにも動いてもらっている。
連休明けからは自分とよっちゃんとで連日、事務所の改修工事にあたっている。
このあと住宅リフォームが続く。

ＯＪＢ講師例会が初のＺＯＯＭに。参加してみた。
画面切り替えの不具合に主催者が戸惑う場面もあったが、これからの方向性のひとつが見えた気がした。
会議・営業・出張・・かならずこれらはそのスタイルが変わるだろう。

大河ドラマがおもしろい。
１０日は斎藤モッくん道三の最期、明智西村まさ彦光安と十兵衛との別れ。
明智長谷川博己十兵衛はシン・ゴジラからその実直さが好き。適役だと思う。

今日、久しぶりにメーカーの営業マンが来社。新人を連れての研修同行だった。
新人君は自分の娘と同い年、２４歳、元バスケ部。
「今年から営業マンの基本スタイルも変わるね～」「まだよくわからないです」
「スラムダンクと黒子のバスケ、どっちが好き？」「断然スラムダンクです！」
ベテラン君は
「久しぶりに外に出ました。やっぱお客さんとの会話っていいですねえ！自宅はもう飽きました」
「家に筋トレの道具ばっかり増えまして（苦笑）」
「ＺＯＯＭ会議もＺＯＯＭ飲み会もやりました、これからはコレですかねえ｝
「うちもコロナ対策商品いろいろありますんで！」
アクリル板間仕切・透明ビニールシート・抗菌スプレーなどなど。
どのメーカーも同様に商品をＰＲしてきている。

仕事・家庭・地域・・
みんな困りながらもじっとしていられずいろいろ考えて実行している。

メーカーの営業マンの話の中で、
「俺は頑丈やで絶対そんなもん、かからんで！」
という昭和社長が少なからずいるとか。
あえて外に向かって豪語したりはしないが、どちらかというと、自分もそちらの部類かも、
と、思ったりする。。

義父の他界から１年

義父がこの世を去ってから丸一年が過ぎた。
寝たきりになりふた月、容体は徐々に悪化、
家族に見守られてのしあわせな最期だった。
昨年のことで良かったといま思う。
今年だったら見舞いさえままならぬ。
世の中がすっかり変わってしまったなあと
あらためて思う。

すこし酔って漂ってみる

外仕事を終えて５時に事務所に帰ってきた。
誰もいない。電話も鳴らない。

ビールを飲みながらネットの海を漂ってみた。
ウイルスとは何か？
ガイア理論とは何か？
海はなぜ塩水か？
進化とは何か？
とても興味深かった。
自分は何も知らないアホンダラだということがよくわかった。

人間は人間の身体の中身をすべてわかっていない。
宇宙の起源とかブラックホールとかダークマターとか言いながらも、
地球のことをすべてわかってはいない。

みんな感じていると思うが、
細菌より小さいウイルスに、現在地球の覇者（のように振舞っている）たる人類が、
翻弄され、すでに世界で何十万人も死んでいる。
ヒトの弱さを実感する。

おごるな人類。乗り越えてみよ人類。
言葉を発しない地球が人類を試しているのだ。
と思う。