大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

士走 2017

2017年12月14日 | 日記
ホームページのトップの写真を冬バージョンにしました。

今朝はこの冬いちばんの冷え込み。
車のフロントガラスがバシバシに凍てました。とはいっても、
朝の気温もまだ氷点下には至らず、まだまだ、これから、といった感じです。



忙しい毎日です。さすが師走です。
自分は先生でもお坊さんでもないのですが、とりあえず技能士なので(師ではないですが)、
士走かなあと。

今日のお客様は神戸のT様。
ふすまの張り替えを受注させていただき、今日よっちゃんと納品に伺ってきました。

昔、赤坂の建具屋さんに勤めてみえた元職人さん。
林文香堂とも古くからお付き合いがありました。その店もすでに20数年前に廃業しています。

歳が同じくらいの元社員と現社員。
うちのよっちゃんとは、今日20数年ぶりの再会となりました。

初回訪問のとき「あの、ノッポさん、まだおるか?」と言われました。
ノッポさん、て。
子どものころよく見ていたNHK教育テレビによく出ていた「ノッポさん」によっちゃんは似ています。
(いや、『当時』よく似ていました)(笑)

ふたりが親しくしゃべっているのを見て、
なるべく会話の邪魔しないようにして(もちろんよっちゃんは建て付け調整でずっと手を動かしている)
自分はほかの仕事をしていました。

「いま毎日何しとるんや?」
「何もしとらへん。年金暮らしや。」
「もったいないなあ、道具は?」
「そんなもんあらへん。カンナの使い方も忘れたわ。」

手仕事系の零細企業は技術が命。

腕のいい職人。
個人の技術は、若い者に継承しなくてはいつか途絶える。

時の流れ。現実。近い将来。ちょっと考え込みました。

「あいつ、昔は毛むくじゃらやったんやで!」

帰りの車の中で笑って言うよっちゃん。屈託のない子どものよう。

よっちゃんと私。明日は名古屋へ新規クロス工事に。あさっては難儀なお客のクレームでクロス貼り替えに。

士走の毎日は、ばたばたと、どんどんと、過ぎてゆきます。




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