時々来院して下さる大工さんとその息子さん(小学校4年生)。もう6年以上のお付き合い。
先日のことお父さんの治療が進み、さて次は息子さんという時になって、隣のベッドからカーテン越しに、
先生ね、ハヤト(野球少年)が本当にすごくうまくなったの。もうびっくりしちゃってさぁ。
あんなプレーができるようになるんだなぁって。ほんとすごいんだよ。
いつもしつけに厳しいお父さんが本気で驚いて話しているのが伝わってくる。
おぉ、ハヤト、すげぇんだって。お父さん、ベタ誉めじゃんって頭を叩いてやると、最近目立って少年っぽいいい面構えになってきたハヤト君は、はにかみながらも嬉しそうにうなずく。
さて、奇しくも同じく小学校4年生の時のハリ天、父親がある知り合いに
「この子は運動神経が鈍いから・・」って話をしているそばにいたことがあった。
(体育好き少年にはかなりの衝撃。以来ことさら体育にこだわるようになったきっかけ。どこでどういうシチュエーションだったかもしっかり記憶している。まぁ、へりくだりの一種でしょうけどね)
どちらも、伸びるだろうなぁ。
でもでも、
嬉しさを隠せないお父さんと誉められてちょっとはにかむ息子。話を聞いているハリ天はスカッと爽やか幸せ気分。
やっぱり、このお父さんと息子さんでしょ!