窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

下町で出会った活刃の技-志満八

2019年02月06日 | 食べ歩きデータベース


  随分更新が遅くなってしまいましたが、こちらは昨年の忘年会で訪れた横浜は若葉町の懐石「志満八(しまはち)」です。冒頭の写真は、このお店の先代の包丁式の模様です。



  料理はお任せで。前菜は、ふぐ煮凝り、唐墨、サーモン奉書巻、かき時雨煮、クリームチーズ粕漬、文銭干柿



  吸物は、ふぐ潮汁(白髪ねぎ・柚子)。その名の通り、ふぐの旨味たっぷりのお吸物。



  刺身は、鮪、アオリイカ、天然鯛、蛸、赤貝。冒頭に包丁式の写真を挙げたのは、この刺身の美しい切り口に驚いたためです。そして、包丁ひとつで魚の味がこんなにも変わるのかと思いました。剣術の世界に「活人剣」という言葉があります。本来、殺人が目的である刀が、使い方によって人を活かすものとしてはたらくことを意味する言葉ですが、まさにこれは魚を活かす「活刃」であると思いました。



  蒸し物は、甘鯛実そば蒸し。



  煮物は、里芋・粟麩、牛治部煮、そしてセリ。



  揚げ物。海老パン巻揚、穴子湯葉巻、蓮根はさみ揚、蟹玄米揚です。



  さらにサケとイクラの釜めしと赤出汁の味噌汁を追加。

  地元で気の置けない仲間と楽しく、勉強にもなった年の瀬でした。

志満八



神奈川県横浜市中区若葉町2-24



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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