窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

冬の金沢グルメ旅-あかめ寿し

2022年04月27日 | 食べ歩きデータベース


 3年半ぶり3回目、2月16日という真冬に訪れるのは初めての金沢です(北陸新幹線にも初めて乗りました)。到着当日は夜になるまで全く雪はなかったのですが、翌日は猛吹雪でした。尤も、主たる目的は別にあったのですが、友人の親戚が営んでいる人気の「あかめ寿し」さんで、日本海のお魚に挨拶してきました。



 平日でもなかなか予約が取れないというのと、蔓延防止等重点措置により早い時間にお店が閉まってしまうため、夕方の開店時間と同時に入りました。



 料理は大将のお任せですが、ここでは一部をご紹介します。まず刺身に新潟のお酒「吉乃川」から。



 のどぐろの塩焼き。



 冬の金沢と言えば、ズワイ蟹(刺身)。こちらではオスを「加能ガニ」、メスを「香箱ガニ」というのだそう。



 地元金沢のお酒、「天狗舞」



 カニ味噌は、少し残して「甲羅酒」に。



 温暖な横浜育で寒さに弱いので、今回厳重に防寒ジャケットやブーツを買って臨みました。しかし、そのおかげで普段よりも寒さを感じることなく、ちょっと自信になりました。真冬の日本海側、美味しいものの宝庫ですね。

寿司 加賀料理 あかめ寿し



石川県金沢市本町1-9-15



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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ミシュランシェフの立ち飲み中華-馬車道8(太田町)

2022年04月25日 | 食べ歩きデータベース


 3ヶ月近く前の話になってしまうのですが、ウェスティンホテル東京の中華料理「龍天門」で腕を振るい、焼物料理でミシュラン1つ星を獲得した横尾博志シェフが馬車道で展開する広東料理店「水綾閣」が、気軽に立ち寄れる立ち飲み香港料理「馬車道8」をメディアビジネスセンター裏の通りにオープンされました。



 見た目は普通なのですが、一品一品がとても美味しく、しかも安い。気軽に飲めて色々な小皿料理を楽しめるお得で楽しいお店です。特にこの日は上の写真の特製胡桃の担々麵が素晴らしかったですね。



 後から辛味調味料を加え、味を変えながら楽しむ「正宗麻婆豆腐土鍋仕立て」も良かったです。その他の料理は、下のフォトチャンネルにまとめました。



 まだまだ火鍋や焼物など気になるメニューがいっぱい。近いうちにまた是非お邪魔したいと思います。

馬車道8

神奈川県横浜市中区太田町2-30 みどりビル 1F



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クラフトビールとビールに合うメニューがいっぱい-Ottotto BREWERY(浜松町)

2022年04月22日 | ワイン・日本酒・ビール


 浜松町界隈にはクラフトビールのお店が何件かあり、以前「暁タップス芝大門」をご紹介しました。今回は大門交差点そば、仕事でもお付き合いのあるクレトイシ株式会社様の東京営業所ビルに入っている、「Ottotto BREWERY」です。

 お店に入るとすぐ醸造タンクが並んでいます。店内は海岸沿いにありそうなウッド調のカジュアルな雰囲気。従業員さんがみな外国人の方で、アメリカで飲んでいるような感じがします。生憎、時節柄、営業時間が限られており、飲めるビールも限定されていました。冒頭の写真は、苺のあまおうを使った、「あまおうエール」です。



 食事もアメリカサイズといいますか、一つ一つが大きくてビックリしました。例えば上の写真はボケてしまいましたが「たっぷりキノコの森のサラダ」。これでハーフサイズです。3人しかいなかったので、ハーフにしておいて良かったと思いました。



 ホルモンフリー、アンガス牛のフィレ。



 グラスにはゴリラ、ゾウ、オットセイ、ワニなどが描かれており、ビールの種類が分かるようになっています。この日は多くの種類がなかったので、2杯目はペールエール。

ゾウ:ペールエール
ゴリラ:IPA
白くま:ヴァイツェン・ボック
フウロウ:スタウト
龍:サンショウエール
オットセイ:ピーチエール



 ご参考までに、各ビールのテイストをマッピングすると、大まかに上の図のようになります。



 ビアチキンロースト 山椒ケイジャンスパイス。ケイジャンスパイスの効いたチキンは、まさにビールにぴったりのメニュー。



 インディア・ペールエール(IPA)。



 さて、10月28日に二度目の訪問をしました。今回はビールの制約もなく存分に楽しむことができました。上の写真は、牡蠣のグラタンです。



 前回はあまおうエールでしたが、今回はメロンビールというのがありました。人工的に作られたメロン風味ではなく、本物のメロン果肉の味が感じられます。



 続いて甘め系のピーチエール。



 上のケイジャンチキンと良く合い、さっぱりとして飲みやすく、山椒の香りもしっかりと感じられる山椒エール。個人的にはこれが一番好きでした。

Ottotto BREWERY 浜松町店



東京都港区浜松町2-1-5 クレトイシビル B1



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安い、旨い、楽しいー居酒屋よこうち(姫路)

2022年04月20日 | 食べ歩きデータベース



 タコが好きな、地元姫路の方に連れて行っていただきました。敷居が高くなく、それでいて宴会もできる広さがあり、安くて一品一品が美味しい居酒屋「よこうち」さんです。しかも、店員さんが元気で楽しい。関西方面で飲むことの楽しさの一つは、そこにあるかもしれません。



 紹介してくださった方は、居酒屋でもゴルフ場でもいつもタコを食べています。ここでもまずタコから。



 素材の良さが伝わる、大きなぷりぷりの焼き牡蠣。



 白子ポン酢もいい艶していますよね。



 前回姫路に来て知ったのですが、「ひねどり」のたたき。関東では「親鳥」と呼んでいるのかもしれませんが、関西の居酒屋には、普通にあるようです。廃鶏間近の雌鶏、「ひね」は「終日(ひねもす)」のひねなのでしょう。しかし、この肉質が地鶏のように弾力があり、噛めば噛むほどうま味が出てきて美味しいのです。



 お酒は播磨の「雪彦山」。雪彦山(せっぴこさん)は地元姫路にある山で修験道の山として知られる日本三彦山の一つなのだそうです。この純米吟醸、飲みやすくて相当飲みました。



 からすみをあまり美味しいと思ったことがなかったのですが、これはとても美味しかったです。



 前回の投稿に続き、焼き白子。



 最後は串揚げの盛り合わせで。4人でよく食べました。

よこうち

兵庫県姫路市町坪436-4



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初めての村田屋ーふぐ料理(野毛)

2022年04月18日 | 食べ歩きデータベース


 以前から知ってはいたものの、実は一度もお邪魔したことのなかった野毛のくじら料理、ふぐ料理の老舗「村田屋」さん。ついに行く機会に恵まれました。横浜はふぐ屋さんが非常に多い土地柄です。その理由については以前このブログでもお話ししました



 豪快な薄造り(一人前)。唐揚げもあったはずですが、写真撮る前に食べてしまったようです。



 餅のような白子焼きは、正月の雰囲気によく合います。



 お待ちかねのふぐちり鍋。



 雑炊も上手な人に作ってもらうと一味違います。

 ご主人の暖かいお人柄も良かったです。

村田屋



神奈川県横浜市中区野毛町2-65



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身体から心を癒す、身体知の力―第136回YMS

2022年04月14日 | YMS情報


 2022年4月13日、mass×mass関内フューチャーセンターにて第136回YMS(ヨコハマ・マネージャーズ・セミナー)を開催しました。今回は『刑事塾』3回シリーズの最終回、株式会社kibi代表取締役、榎本澄雄様より「元刑事が見た発達障害と身体知 自傷・他害・パニックを防ぐ90日アクションプログラム」と題してお話しいただきました。

【これまでのYMS×刑事塾】
第58回YMS「刑事塾:ビジネスで役立つウソや人間心理の見抜き方」
第94回YMS「元刑事が教えるウソ〔人間心理〕の見抜き方〜実践編 人狼ゲームで見抜く〜」
第126回YMS「サイバー犯罪担当元刑事が教える「SNS調査術」~ネット情報を駆使して人や会社の本質を見抜く」
第134回YMS「リスク管理の課題とヒント」
第135回YMS「自社を守り強くする。人事労務に役立つ!誰でも簡単に学べる!身につく!『刑事スキル7つの法則』」



 アイスブレイクを経て、早速お話しが始まりました。最初に取り上げられたのは、同じ自閉症の男の子、AさんとBさんのエピソード。Aさんはおむつが取れず、何時間も水遊びに耽る。他人に関心がなく会話もできない。嫌なことがあると支援員の腕に嚙みつくといった子だったそうです。一方Bさんもおむつが取れず、何時間も水遊びに耽る。こちらは他人に関心があり会話はできます。嫌なことがあるとパニックを起こすタイプの子だったそうです。

 一見、同じように見え治らないと思われていた二人ですが、榎本さんが20日間支援を担当したAさんの方に、著しい変化が起こりました。20日後、Aさんは水遊びをしなくなり、おむつが取れ、人のまねをするようになり、自ら絵カードを持ち出して会話を始めたそうです。支援員に噛みつくことは無くなり、社会性が生まれました。尤も、社会性の代償として人の好き嫌いも生まれたそうですが。一方、Bさんの方が残念ながらその後も大きな変化は見られませんでした。

 榎本さんはAさんに何をしたのか?Aさんは腎臓機能に障害があると見られ、水分を身体から排出することが上手くできませんでした。その結果、おむつが必要でしたし、周囲も水分の調整が上手くできないので、なるべく水を与えないようにしていました。驚くべきことにAさんは、四六時中水遊びをすることを通じて、皮膚から水分を吸収していたのだそうです。そんなAさんに榎本さんは運動で発汗を促し、水分を摂取させるようにしました。Aさん本当は運動が好きだったようで、「できる」という成功体験から自信が芽生えるようになりました。そしてある時、自らイラストの入ったカードを持ち出し、自己主張を始めるようになったというのです。これが治らないと思われていた自閉症の子に、わずか20日間で起こった変化でした。

 榎本さんがAさんに運動を促したのには、もう一つの狙いがありました。Aさんが他人に関心を示さないのは、ミラーニューロンの未発達が原因と考えられ、結果として人とのコミュニケーションが取れなかったのです。榎本さんは運動を通じて、運動神経、ミラーニューロンを育てたのです。考えてみると、人は赤ちゃんの時、周囲のまねを通じてコミュニケーション力を育みます。他者をまねることはコミュニケーションの基本なのかもしれません。

 このお話を伺って感じたことが3つあります。これらはいずれも密接に関わっているのですが、一つ目は、頭で指示したり、投薬によって顕在化している症状を押さようとするのではなく、身体と脳の不可分の関係性から根本の原因である身体にアプローチした点です。既に述べたように、Aさんの行動の原因は腎機能の不全、ミラーニューロンの未発達など、すべて身体と結びついていました。排泄が上手くできない、ずっと水と触れている、噛みつくといった行動は、結果に過ぎません。結果だけにアプローチしてもそれは良くて対処療法に過ぎないということです。このことは、薬剤師でありながら薬に頼るのではなく、食物や行為を生活に上手に取り入れることで体質を改善し、病気を予防することを唱えた第91回YMSの沖原さんのお話を思い出させます。心と身体に密接なつながりがあることは、私たちは文字通り「頭で」は分かっていますが、その割にあまりにも身体を疎かにしているようです。

 二つ目は、Aさんを養護すべき相手ではなく、共に触れあい、ダンスなど一緒に身体を動かしたという点です。榎本さんは刑事時代から取り調べの相手を容疑者としてではなく、クライアントとして扱うことで、相手と波長を合わせることを大事にしていたそうです。相手と波長を合わせるための大事な要素が、前述の「まね」です。従来のやり方は、このまねという非言語の部分を軽視し過ぎていたのではないかと思います。肌を触れ合い、共同作業として共に身体を動かし、達成感を分かち合い、模倣をする。こうした非言語の行為によって人は本質的に自分と他者との境界を取り払い、社会性を育んでいくのだと思います。言語的コミュニケーションももちろん大切ですが、Aさんに起こったことから推察するに、それはより高度な社会性を築くための手段、発達段階から見ればもっと後のことなのではないでしょうか。

 このことで思い出すのは、以前お話を伺った名古屋大学大学院准教授、川合伸幸先生の著書『心の輪郭―比較認知科学から見た知性の進化』に書かれていた次のようなエピソードです。



 上の動画に見られるような「インファノイド」と呼ばれる人型ロボットと遊んだ高機能自閉症の男の子が、そのロボットを気に入り、母親の携帯を通じて、「インフィー(ロボットの名前)によろしく」とメッセージを送ってきたのだそうです。それから半年経った後も、その子はインファノイドに愛着があったようで、再開した時には40分以上も一緒に遊んでいたそうです。ロボットは、人間が見ているとことに必ず目を向け、視線や指差しによって対面する人間の注意を喚起し、視界から人間が消えれば、顔を動かして探します。逆に視界に人間を捉えれば、そちらを振り向きます。プログラムされたロボットは、こうした非言語行動を徹底して行うのです。その結果、感情がなく、人間の感情を理解することもないロボットに対し、高機能自閉症の子供が心を開いたのでした。



 三つ目は、Aさんの変容がわずか20日で起こったことです。私たちは多かれ少なかれ日常生活で様々な人間関係の問題に直面し、自分や他者の変容の課題に悩みます。変容を望むなど永遠の課題ではないかと思われるほどです。しかし、治らないと思われたほどの自閉症のAさんに短い期間で起こった奇跡のような変容は、私たちが本質的に重要な要素を見逃していることを教えてくれています。その要素とは、上で述べた身体、情動、非言語の三つです。これに気づいたことは、大きな希望です。



 そして非常に大切だと思ったのは、当事者でない我々が今回のようなお話を聞いて、発達障害とはどのようなものであるのか、彼らを取り巻く環境にどのような問題があるのかを理解することです。何故なら、たとえ悪意はなくとも、偏見は無知・無理解から生じうるからです。





 今回は、昨年11月以来久しぶりに懇親会も行いました。そこでは、セミナーでは伺えなかったさらに深いお話し、受講者が抱いた様々な疑問に対する意見交換などがなされました。やはり、これがあってこそのYMS、触れ合いこそ社会性の基本であり、私たちはこれを失ってはいけないのだと改めて実感しました。

過去のセミナーレポートはこちら

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年の瀬の定番ー志満八②(若葉町)

2022年04月11日 | 食べ歩きデータベース


 2021年の暮れも、19年以降定番となっている若葉町の志満八さんで迎えました。今回のメインはあんこう鍋です。



 人通りのほとんどなくなった、ひっそりとした下町で日本料理と共に過ごす。そんな安らぐ時間が1年の終わりを実感させます。



 お楽しみのあんこう鍋はご覧の通り、あん肝がたっぷり。そんな鍋で作る〆の雑炊も贅沢です。

志満八

神奈川県横浜市中区若葉町2-24



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何度来ても馬の旨さに魅了されー熊本馬料理うまかつ②(吉田町)

2022年04月08日 | 食べ歩きデータベース


 吉田町の「うまかつ」さんでは、いつも馬のうまさに驚嘆させられます。単に珍しいことから来る美味しさではなく、「何で馬ってこんなに美味しいのに、普及していないのか?」と思うほどです。そして、毎度新しい発見があります。熊本地震の支援も続けていらっしゃる「うまかつ」さん、当ブログ再登場です。



 早速馬刺し三種盛に、艶やかな馬レバー。



 合わせるお酒は、千代の園酒造「純米酒 亀の尾泰斗ひやおろし720」。もちろん、以下全て熊本のお酒。



 今回のとっておきの逸品は、こちら「ヒモ(あばら肉)と銀杏」。旨味が濃く歯ごたえのあるヒモと銀杏の弾力、ほんのりとした苦みの相性が絶妙。こんなによく合うとは思いませんでした。



 これにはスッキリ系のお酒、山村酒造「れいざん純米酒」を。



 定番のおすすめ品のひとつ、うまかつ。



 球磨焼酎「あさぎりの花」がベースの、熊本初のクラフトジン「JIN JIN GIN」。ジュニパーベリーや柑橘系の爽やかなボタニカルで、ジントニックにするとよく合います。



 揚げ出汁豆腐。



 お店にお邪魔したのは12月でしたが、むしろ今の季節を思わせる福田酒造、球磨焼酎「はなてばこーさくらー」。



 こちらも定番のおすすめ、ローストホース。この美味しさはぜひ味わっていただきたいです。



 ウィスキーに見えますが、樫樽で長期熟成した米焼酎、こちらも高田酒造場の「深田蒸留所」。



 味わいとしてはライトボディなので、ちびりちびりとやりながら、ホースジャーキーを。



 〆は熊本ラーメンのルーツと言われる、玉名ラーメン。濃厚ですが決してくどくないスープに、噛めば噛むほど味が出るヒモ焼きが、ラーメン全体に奥深さを与えています。これ1杯だけでも食べに来たいです。



 そういう意味では、マリナード地下街に2号店「うまかつ堂」があり、そこはランチ時間も営業しています。上の写真は、その「うまかつ堂」での数量限定「うまトロ丼」。マグロと違って臭みがないので、あっという間に食べられます。これも意外なおいしさでした。今度は熊本唐揚げを食べに来たいです。

熊本馬料理 うまかつ

神奈川県横浜市中区吉田町5-4 第6吉田ビル1-A



元祖熊本式からあげ うまかつ堂

神奈川県横浜市中区港町5-24-2 マリナード地下街C 5-1



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"Sustainable Fashion"掲載のお知らせ

2022年04月07日 | リサイクル(しごと)の話


 環境省のWEBページ"Sustainable Fashion"の「CASE STUDY 企業の取り組み好事例」に弊社事業が取り上げられました。

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第3回燮読書会に参加しました

2022年04月06日 | 交渉アナリスト関係


 4月5日、第3回燮読書会に参加しました。オンラインでの開催で、今回も東京、神奈川、千葉、長野、岐阜など各地から参加がありました。

 さて、今回からロジャー・ドーソン著、『本物の交渉術 あなたのビジネスを動かす「パワー・ネゴシエーション」』(KADOKAWA、2021年)です。まずは以下の1章から18章までが対象でした。

1.期待以上の要求をする(自分の要求を大げさに言おう)
2.最初のオファーにイエスと言わない
3.提案にひるむ(相手の提案にショックの表情をしてみよう)
4.対立的な交渉を避ける(“感じる・感じた・見出した”方式で対立を避けよう)
5.消極的な売り手と消極的な買い手(を演じて交渉範囲を広げよう)
6.バイス・ギャンビット(それ以上のことをして頂かなければなりませんと言って黙ろう)
7.決定権を持たない人への対応(高次権威がパワーを持つ)
8.サービスの価値の低下(譲歩の価値が低下する前に、相手から譲歩をもらえ)
9.差額折半の申し出を自分からしない(相手に「勝った」と感じさせよう)
10.インパスを処理する方法(インパス→袋小路→デッドロック)
11.袋小路への対応(いろいろ試してみよう)
12.デッドロックへの対応(第三者を入れてみよう)
13.常にトレードオフを求める(絞り取られるのを止めよう)
14.グッドガイ/バッドガイ(二人と接するときは気をつけろ)
15.ニブル(ひっかく・かじる)(一つ合意したら、ニブルをかけていこう)
16.譲歩先細り(譲歩は先細りさせよう)
17.オファーを取り下げるギャンビット(相手が誠実でないときにだけ使おう)
18.受け入れ容易なポジショニング(ちょっとの譲歩で相手には勝ったと思わせよう)

 今回もファシリテーターの波戸岡さんがサマリー資料を作って下さいました。お忙しい中、本当にありがとうございます。



 いつもの通り、前半は2組グループアウト・セッションに分かれてディスカッションを行いました。結果は、同じ内容を呼んできたにも関わらず、考え方に対する視点が2組で正反対となり、非常に興味深いものでした。以下、一部をご紹介します。

・常にトレードオフを求めるというやり方は日本の習慣になじむのか?
・全体的に1回限りの交渉に偏っているのでは?
・文化差を感じる。同じ仕事でもユダヤ人と中国人では全く違うことを日常的に感じている。
・グッドガイ/バッドガイは演技下手が使うと諸刃の剣である。
・長年自動車販売を経験してきたが、その中で経験的に見につけてきたノウハウと本書の内容がまさに一致しており、大変腑に落ちた。
・騙すことと満足してもらうことは違う。
・仮に客観的基準を持っていたとしても、いきなり出してはいけない。まず感情を受け止めることが大事。
・分配型交渉の戦術も、使い方次第で価値交換に結び付けられることがある。
・交渉を始める前の雰囲気作りが非常に大事。これがないと同じことを言っても結果が異なってしまう。
・「聴き上手はお金のかからない譲歩」という故藤田先生の言葉を思い出した。
・「足して二で割る」は日本でも海外でも結構使える。

 また、本書の評価については、次のような声が寄せられました。

・1章がコンパクトで読みやすかった。
・各章のテーマごとにケースが付されているのが良い、ただ短すぎる。
・例えば売買交渉なら買い手と売り手、双方の視点から盛り込まれているのが良い。



 続いて今回の範囲に関連する交渉理論面の補足を行いました。今回のトピックは、

・相手に合意点は最適であると思わせる戦略
・目標値は高く
・最初のオファーは受けない
・譲歩の原則
・多層防御戦術(Defense in Depth)
・善玉悪玉戦術(Good Guy/Bad Guy)
・かじり戦術(Nibble)
・交渉と感情(失望)

 本書は様々な交渉テクニックが満載ですので、おさらいというかまとめのような形となりました。ただ、今回はほとんどありませんでしたが、中には著者が勧めるテクニックと理論で是とされていることが食い違うこともあります。その原因は研究における設定の限界である場合もありますし、俗説がまかり通っている場合もあります。また、現実の交渉の文脈次第で変わるということもあります。いかなる場合でもそうですが、こうした限界を踏まえた上で理論と経験を上手く融合していく必要があるでしょう。

 第4回は2022年6月開催予定です。

繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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