1998年の今頃、我が街にラ・プティット・バンドがやってきて、ブランデンブルク協奏曲の幾つかを演奏した。水戸芸術館の公演を聴きに行き、終演後ツアーバスに上がり込んでサインを頂いて廻った、どこにってヴィオラのケースに。リーダーのヴァオリニスト、シギスヴァルト・クイケン氏の奥さんでヴィオラ弾きのマーレーン・ティールス婦人はサインをお願いすると、「いえいえ、マエストロはこちらですから」と旦那さんのシギスヴァルト氏を立てたものだが、にこやかにはにかみながらサインに応じてくれたこの方こそ‘バンドリーダー'だったと、公演後の私は確信していた。さてそれはさておき秋の定番曲モーツァルトの絃楽四重奏‘ホフマイスター'である、クイケン氏のクワルテットは本国オランダはもとより各国で高い評価を受けており、国から国、街から街と渡り歩っては音楽を配って歩いている。旅する音楽家、楽旅ということばは彼らにこそふさわしい、願わくばもう一度
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