銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

経過

2017-03-31 12:54:09 | 日記
いまの会社に入って今日で満24年だ。あと1年経つと1/4世紀になるってホント?焦って指折り数えたが、どうも間違いではない。その間に楽器が三回変わった。順に、ヴィオラ、ピアノ(雑用)、ヴィオラ、ギター。雑用というのは社会人ビッグバンドに入れて貰った時のことを指している。それも含め、所属した団体が二つ。折り合いの悪い性格なんで、気楽に独りで弾いてる方がいいが、アンサンブル欲はそこそこあるので困る。へんてこなと云えば、ヴィオラは早々にバロック仕様に改装してしまった。あれは安くない買い物だった。そんなこんなでいまの音楽があると思えば、それはそれでいいんだが、やっぱり引っ掛かるな

ようやく

2017-03-30 23:28:10 | 日記
サムピックを装着して弾くのが当たり前になりつつある、きょうこの頃いかがお過ごしですか。春の夕暮れは案外、空が高いものですね。気の早い桜は此処水戸でもちらほら咲き始めています。と云うことでサムピックの練習、途中酒が抜けてしまう位、集中しました。サムピックもプラスチック製だから、音だけ聞いてると安っぽいエレキみたい。でも出音はしっかりするので、演奏の輪郭が浮かび上がるような感じがします。これならPAがなくともホールで聞かせられるのでないか、という淡い期待が!意外なのは My Dear Boy で、音量だけでなく表情までもコントロールしようとするのですね、指が勝手に。いろんな曲をとっかえひっかえ弾くことがアイデアやヒントに結び付くことを考えると、レパートリの充実を図ってきた最近の路線は少し実を結んだかも。このくらい弾いてやるとギターも鳴って来るの感があります。

太るといい音は出ません

2017-03-28 12:43:42 | 日記
昨年秋に健康診断のオマケ・カウンセラで体重73→71指切りげんまんしたのだが、進捗いかが?の封書が地獄より届いた。うおっ、慌てて体重計に乗ると74をこ、超えている。じたばたしても詮無いので、昼食はカツ丼にしたが、昨秋つれづれなるままに県北方面を行脚した途中途中で食ったウマいものが原因か?それと年末年始にカミさん+息子3人衆に連れ回されるまま、暴飲暴食を重ねたのがこの結果か?いずれにしても最近、一曲一曲ていねいにさらってはレパに収めようとする衝動も、来るべき時の気配をのーこーに感じてるからに他ならない、他ならない、他ならない(Fade Out)

咆哮が聞こえます

2017-03-27 12:34:03 | 日記
県北芸術祭2016に続くは、当然というかシン・ゴジラである。お喜び下さいまし、我が家にDVDがやってきました。ブルーレイじゃ見れねーじゃん!そしたらプレーヤーも一緒に購入してやがった。これはもお、見るしかないw!しかしこちとら、劇場に三回足を運んだクチ、幾ら何でも流石に見飽きただろう、と思いつつホームシアター上映を始めたら、やっぱり2時間釘付けの午後でした。しかもブルーレイによる鮮明な画像、それなりの大画面と相俟って、劇場では聞き取れなかった細かいセリフもつぶさに鑑賞できる。いやー、滂沱の涙でした。特典映像がまた面白い、発声可能上映イベントの一部始終、膨大な未使用カット、NG集と大感激の内容です。

たまにはギター以外で

2017-03-26 22:18:52 | 日記
水戸の下市に本屋あり、名を永井書店と云ふ。系列系の大手が個人経営を席捲する中、立派に営業を続けている。しかし畏れ多くてこれまで足を踏み入れなかった。勇気を出して土曜の午後、訪問してみると、入って右手の棚ではケストナーだのリンドグレーンだの、ル・グィンだのエンデだの、あ、あとC.S.ルイスがお出迎え。皆さまのお子さまには是非手に取ってあげて下さい。夜の読み聞かせもいいですぞ。で、奥まで潜って行って本日の戦利品を引っ張り出してきた。志田諄一著「風土記を読む」崙書房。平成元年十二月発行の第一刷である。昨年秋~冬に開催された県北芸術祭は記憶に新しいところだが、土地に取材した作品は常陸国風土記に触れたものが多かった。茨城に住むものとして全くその知識がなかったのが恥ずかしい、ま、他にも恥ずかしいとこはいっぱいあるが、まずは興味を持った部分から少し取り込んでみよう。初めて風土記に触れるには格好の手引書であるようだ、ざっと目を通したところでは。

Fishing Blues

2017-03-25 21:08:09 | 日記
一週間分の欠酒を埋めようとオーパ@栄町。カウンタにハーピストMくん、やがて先輩K氏が入ってきて、結構グダグダになりました。亡くなった先代マスタが釣りキチだったのは店の名から察しが付くと思うが、そげなお方にピッタリチューンがこれ。フィンガーピッカーのガイドブック、Fingerpicking Styles For Guitar (by Happy Traum、1966)に Mike Seeger センセイの紹介と共に譜が掲載されています。さ、皆でやりましょー、KeyはD。シュトラムと云う、人差し指で1~3絃を撫ぜる弾き方がコツ。D→Gのコード進行に対しベース音がA→Bとルートじゃないのも、トラディショナルギターのお約束です。

ナッシングズの経緯(いきさつ)

2017-03-24 12:39:07 | 日記
小休止中のDUO企画であるが、秘蔵の楽譜をわざわざ寄せてくれた方がいらっしゃる。モノは John Renbourn の‘レディ・ナッシングズ・トイ・パフ’。レンボーンは'65年の2ndアルバムでこの曲をリリースした後、ステージで相棒のバート・ヤンシュとデュエットするために、オブリガート・パートを書き足したのだ。ヤンシュの'74年のレコード「L.A.ターンアラウンド」には押し付けられた(失礼)下パート、つまり元のソロ・バージョンが収録されているが、ヤンシュの持ち味である豪放さが薄まり、借りてきたネコ的プレイになってる所が面白い。かくしてデュエット・バージョンになった‘レディ・ナッシングズ'だったが、ペンタングルのアルバムには収められず(たぶん)、同じ英国のギタリスト、ジョン・ジェイムズのレコードに収録されることになった。ジェイムズの演奏は結構センが太いので、これもレンボーンのオリジナルと印象が異なる。かく言う私はシャナーキーから出たLP2枚分収録の欧州ギタリストの演奏を集めたCDで当該曲を知ったのだ。さて件の譜であるが、こちらはどうやら打田十紀夫さんの手になるコピであるらしい。わわ、恐れ多い。昨晩初めて自分の2007年版コピと擦り合わせ、例によって弾き易いとこ取りを開始

3号機

2017-03-23 12:23:55 | 日記
2010年暮れにゲットした Takamine SAN06 VB を蔵出して弾き漁る日。日中高温になる部屋に置くという不注意からボディの塗装が濁ってしまったが、今じゃ貫禄が付いていい感じになったニューヨーカーです。サドルとナットが高めのせいか若干弾きにくいのだが、ガマンして弾いてたら結構鳴るよお。高級なギターと比べるものではありませんが、ガツガツの低音と伸びやかな高音、これはもうひとつの個性でしょう。サウンドホール周りの装飾が本当にシンプルなのもいいし、Wilson Rag はこのギターで弾くのがいちばん合ってる。これはこれで使って行こう

ブンカツ

2017-03-22 12:30:50 | 日記
最近パソコン教室に通ったカミさんが、自宅でもパソコンをやってみたい、と云う。ひとがパソコンをいじっていると、アレを出せコレを探せと宣う。とってもじゃないけどやってられない、そういう訳で自宅ではノートパソを仕舞ってなるべく触らないようにしていた。そしたら自分の方に禁断症状が出始めた、しゃーねー、半分明け渡すか、と第一皇子にカミさん用のアカウント設定をやってもらい、共有仕様とした。料理のレシピページをめくって明日の晩御飯を探しているが、こっちに「何が食べたい?」といちいち振るのはやめちくれ

time has come

2017-03-21 12:23:08 | 日記
   笛の音、古びた匂い、調べ、そして
   ひとにぎりの骨と石くれが月からの贈り物!
   きょう人びとは春の堰を切る、
   懐かしみ、懐かしみつつ。
     - 『ヘレン読みかた帳』

銚子電鉄訪問から一夜明けた日曜は、その反動を受けて地元ひたちなか海浜鉄道、通称「湊線」ですね。まずは海際で腹拵えを済ませて那珂湊駅へ赴くと、改札前の待合いでは何時も通りみなと源太さんがギターのひき語りをされてらっしゃる。む、S.Yairi じゃなくて YAMAHA だよ。那珂湊 → 阿字ヶ浦 → 那珂湊 → 勝田 → 那珂湊 → 阿字ヶ浦 → 那珂湊と一日フリー乗車券@900円で乗車を済ませ、改札を通って戻って来ると、人影も少なくなった春の陽が差し込む待合いでは件のみなとさんが唄い終えて小休止中。このタイミングを見逃す私じゃあないよ、さっそくYAMAHAを借り出して Wilson Rag → St.Louis Tickle → Maple Leaf Rag と三曲ヤラセテ貰いました。那珂湊駅は大正期に鉄道が開通して以来ずっと使われてきた立派な駅舎で、改装を経たものの今でも待合いの天井に当時の面影を偲ぶことができます。そんな由緒あるところで弾かせて貰えるなんて感激、また弾かせて下さい!と源太さん及びおらが鉄道応援団に頼み込んで、湊を後にしました。   が、同行のカミさんに尋ねたればやっぱり音量不足はいかんともしがたく。PAの助けもなしのフィンガーピッキングでは、しょうがないとは言うものの。課題山積のこれからです

銚子に行く

2017-03-20 20:42:21 | 日記
鹿嶋市の顧客に、銚子まであとどの位?と訊いた。「一時間は優に掛かるよ」ということは、水戸から直通で3時間。なんでそげな遠い処まで出掛けるのかと云えば、それは銚子電鉄が走っているからです。地平線の果てまで続くR124をひた走り、海に注ぐ寸前の利根川を長い橋で渡れば、そこはお隣千葉県銚子市であった。大正12年に開業した銚子電気鉄道は、銚子-外川(とがわ)間6.4㎞を約20分で結ぶ関東最東端の私鉄ローカル線、駅数は9つ。穏やかな、と云うより汗ばむに近い絶好の乗り鉄日和。今回はJRと接続する始発駅銚子からでなく、一旦終点の外川まで行ってしまい、そこから往復で乗ることにした。沿線風景は車窓からだけでは判らない、地域と一体に捉えることが大切だ。小規模な鉄道はこういう時、有利なのである。外川駅にはレトロな800系が錆びついて留置されていた。線路の先は一気に下って漁港へと続いている。やがて到着した二両連結の電車も昭和37年製、それでも電車であるからにはきちんと動く。ディーゼルとは違うのだよ、ディーゼルとは。銚電名物のヤングな女性車掌は運行補佐からキップの確認まで、それこそ休む暇もない。全速力で電車内を駆け抜けて行く。添付したのは上り電車が本銚子(もとちょうし)駅へ進入していく、後部窓からの眺めである。帰りがけに立ち寄ったら、路線は切通しで勾配を降りていくその途中にあるのだ。通りで樹木や藪の隧道を抜けていくのだな。



ピック

2017-03-16 12:45:00 | 日記
「なんか音が大きいと思ったら、爪で弾いてんのね」とは、ウチのカミさんも通になったもんだ。そう、昨晩はずっとサムピック付けて弾いていたのだ。親指の出音が小さいのはピッキングが弱いせいだけでなく、コードチェンジが遅いから大抵アタマに来るベース音が掠っちゃうのだ。いろいろ改良の余地はあるので、少しずつやっていきたい。

雨降る晩は

2017-03-15 12:29:59 | 日記
気分を変えて、アーサー・マーシャルの書いたラグタイム、キンクレッツを。コードが押さえにくい箇所、ポジションが跳ぶ箇所を律速基準にテンポを決め、全体をゆっくりさらう。新参トリプルオーも手に馴染んできたので、バスの伸音などに気を配りながら。この曲、第三セクションに10フレットのセーハが出てくるが、指定は2カポなので実際に押さえるのは12フレットだ。ボディが邪魔で人差し指がネックに対し直角にならない。1~5絃セーハだから、それでもなんとかなるが、中指でセーハするという裏ワザもあるかも。しかしそんなことする人、いるのかね

業務連絡

2017-03-13 12:25:26 | 日記
2010/3/1付けで上梓した Marigold の譜面をお持ちの方、3小節目のレ#→ミのスラーを外しまして、ミは1絃開放を弾くよう原譜を直しました。修正の方、よろしくです。なお演奏上は、ミを弾くとき、セーハを一時放すことになります。また11小節目と15小節目も同じく修正になります。。。   レコード(CDだけど)を聞くとスラー、つまりハンマリング・オンで弾いてるように思われるが、アマチュアたるもの、演奏のし易さやクリアな聴き応えの方を優先すべき場合もあるということで、7年ぶりの手直しとなりました。工夫の余地って残ってるもんだあ
 
http://blog.goo.ne.jp/halcyon1772/e/7cf81badf14bbe019db03c197163d1bc

stepping stone

2017-03-12 13:30:22 | 日記
「きょうは何に致しましょう」「Marigoldをやれ」というやり取りがあって、英国プログレッシヴバンド、ジェネシスのギタリストであったスティーヴ・ハケットのギター曲を練習する朝。端正な難しさがあって、正攻法でなければ辿り着けないと分かっているのに幾星霜ほっぽっておいたのを、昨今の私的ブリティッシュフォーク&トラッド・ブームにかこつけて此処でやってしまおうというワケである。冒頭のコードを人差し指の爪でさっと弾き下し、返す指のハラで2絃をピッキング。ここら辺りは軽く、それこそ道ばたの石でも蹴りだすようにやれないか。それから1カッコ、じゃーんとEのオープンコードを弾いたあと、冒頭に戻る間際、ここはどうしても手のひらを介した消音が必要になるのだが、この一連のタイミングがつかめない。しょうがないから、いっとおにいとおとカウントしつつ進めるいつものやり方