銀河鉄道拾遺

SF、かふぇ及びギター

2月もそろそろ、半ばですね

2013-02-11 19:22:30 | 日記
Happy and Artie Traum & Double Back / Happy and Artie Traum ('69 & '71)

2009年に第二皇子に伴われ、はるばる京都からやってきた楽譜集‘fingerpicking styles for Guitar’。この米国でも先駆的な体系的ギター教本は、この兄弟の兄の方、Happy Traum が1965年に著したもの。この本が無ければ、マンス・リプスカムもエタ・ベイカーもサム・マッギーも知らなかったし、Dave van Ronk の St.Louis Tickle を弾くこともなかったし、ギターのネックの反対側から親指を回して握りこむように押さえる左手のポジションを習得しようという気にもならなかった。そういう恩人的な方そのひと自身の演奏もぜひ聴いてみたい、と思っていたが、先日の上京で見つけることができた。これは兄弟デュオの1stと2ndアルバムに当たり、ザ・バンドやベターデイズなど所謂ウッドストック・サウンドと呼ばれる一連の流れに連なるもの。さっと聞くと薄味に思えるが、こういう類の音楽は聴き込む内にじわじわと効いてくるスルメ音楽であるのは経験的に間違いなく、この連休中にもう既にじわじわしてきた。私はいま米国音楽でもっとも好ましいと思える分野を、それに係わった人たちという具体的なプロセスを通して聞き始めた、という手応えを感じている。という辺りで家のライブラリの充実振りを自慢げに喧伝しつつ今日のブログを終えるが、もちろん皆様のライブラリにも充実のあらんことを
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