話は2月末に遡る。大手系列に属する24時間営業の大型スーパーマーケットが、閉店した。全品5%引きになる土曜朝7時、ポテトサラダと8枚切りの食パンを買いにてくてく出掛けるのが楽しみだった。マーガリンといっしょにポテトを薄く塗りつけ、とろけるチーズで挟み焼き。コーヒといっしょに流し込めば立派な朝食だったし、そういえば京都から取り寄せたコーヒーもいっしょに売ってたっけ。休日早朝の買出しはその昔、父親と発売されたばかりの紙パック牛乳を連れ立って買いに行った遠い記憶を呼び覚ますらしい。それになんてったってこの店、かつては御前山まで通じていた茨城鉄道茨城線の廃線(現在は道路になっている)沿いの敷地に建っていたのだ、縁とゆかりがまたひとつ消えていった。そうして私もそういうものの最後になるのだろう
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