南太平洋の小さな島国、人口1万人のツバルは漁業とささやかな畑地を耕す自給自足の暮らしという。
この島が地球温暖化の影響で海面の上昇や地盤の沈下により海水が侵蝕しているとか。もっと深刻にいえば水没の危機に瀕しているのだ。島民の中にはニュージーランドの移住しているようだ。島民の危機感は相当のようだ。
ツバルは2000年に国連に加盟している。189番目となる。現在193か国とあるのでその後4カ国が加盟しているわけだ。加盟する国連に年会費を納めることになるから小さな島国にとって大変な負担だと思うのだが、これに関するこぼれ話がある。
ツバル(英名Tuvalu)に割り当てられたインターネットの国別ドメインが「.tv」。これに米国企業が注目して、ツバルと「dottv」の使用権契約を結んだ。その権利は年500万ドルの10年間で5,000万ドルという。ざっと60億円近い。これを原資に国連加盟の年会費を払えるようになったそうだ。
ちなみにそれまでのツバル政府の財源は領海漁業権関連の賃借料(約1,900万ドル)とある。