福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

疫病退治の神様は「老婆」であること。

2020-06-10 | 法話
山梨の疱瘡神社のご神体は老婆であるという記事がありました。 コロナは咳に悩まされるようですが 柳田国男「日本の伝承」には「咳のおば様」として、本所の証顕寺の石像、築地の稲葉対馬守の中屋敷の石像、広島市の空鞘八幡の道祖神、川越の広済寺、甲州の八田、上総俵田の子守神社、下総臼井の石の小さな祠、高崎の大師石、長岡長福寺の十王堂等が紹介されています。昔の日本人も咳には特別に悩まされていたようです。 . . . 本文を読む
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衆生、妄想を造作し、心をもって心を生ず

2020-06-10 | 法話
「無妄想時、一心これ一仏国。妄想ある時、一心これ一地獄。衆生、妄想を造作し、心をもって心を生ず、故に常に地獄に在す。菩薩、妄想を観察し、心をもって心を生ぜず、故に常に仏国に在す。もし心をもって心を生ぜずば、すなわち心、空に入る。『小室六門(達磨大師)』」という禅語があります。人は体や顔は毎日鏡を見て手入れをしても、心はほったらかしで、むしろ毎日俗世間の垢(妄想)をこれでもかこれでもかと我が心にこす . . . 本文を読む
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