スパニッシュ・オデッセイ

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語学学校に通う(1)

2014-03-28 13:43:14 | コスタリカ
  1979年8月中旬にコスタリカの首都、サンホセに到着した夜は青年海外協力隊の事務所(サンホセ市街地から東へ約2キロ)の一室に宿泊した。協力隊員はJICA専門家と違って、お手当てもそこそこなので、豪邸に住まうわけにはいかない。まあまあのアパートに住んでいる者もいたが、下宿暮らしの方が多かったようである。
 いきなり、外国に行って自分で下宿探しは大変なので、JICA調整員が世話をしてくれることになっていた。ところが、なかなかいい下宿が見つからなかったようで、一時帰国している隊員の下宿先に1か月厄介になることになった。サンホセ市の南の郊外の Paso Ancho (「広い通り」の意)という地区だったが、あまり広い通りがあったような記憶はない。
 たまたま、この下宿の近所にもう一人、ほとんど同じ時期に着任した隊員が住んでいた。着任したばかりの隊員には1か月のスペイン語語学研修が課されていて、一緒にサンホセ市内にある語学学校に通ったものである。
 Paso Ancho からサンホセ市街に出て、それから、以前にも触れた Cementerio (墓場)循環のバスに乗り換えるのである。
     朝シャンと オレンジ コーヒー コスタリカ
 この句は Paso Ancho の下宿先からバス停まで歩き、それからバスに乗った初日の印象を詠んだものである。コスタリカの朝食には大体しぼりたてのオレンジジュースとコーヒーが付くように思う。また、シャワーは朝、起きてから浴びる。これを怠ると añejo (año「年」からの派生語。本来は、「年月がたっている」、「熟成している」という意味)と言われるのである。 


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