スパニッシュ・オデッセイ

スペイン語のトリビア
コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード
パプア・ニューギニア、シンガポールのエピソード等

メキシコは中米か

2017-08-15 18:41:31 | メキシコ
  「中米メキシコ」。
 メキシコの前につく枕詞は何故か「中米」である。
 アメリカ大陸を南北2つに分けて考えると、メキシコは北米である。北米をさらに細分化すると、北米と中米に分けられる。ここで、メキシコがどちらに入るかが問題である。
 ウィキペディアの「北米」の項から引用する。

 北アメリカの南部諸国を、北アメリカと南アメリカに挟まれた中央アメリカという地域とみなすことがある。その場合、北アメリカとは、カナダ、アメリカ合衆国、メキシコの3カ国である。また日本における最狭義の用法として、北米は英語圏のアメリカ合衆国とカナダの2国だけを指す(この場合はアングロアメリカと同義)ことがある。

 つまり、「北米」の定義は3つということになる。
 1.北アメリカ大陸
 2.カナダ、アメリカ合衆国、メキシコ
  NAFTA(North American Free Trade Agreement、北米自由貿易協定)はこの3国間の協定であることを想起されたい。
 3.アメリカ合衆国とカナダ(アングロアメリカと同義)。
  日本における最狭義の用法ということだが、ほかの国ではどうなっているだろう。

 かつて、某大学のメキシコ人留学生に「メキシコは中米か」と聞いたことがある。答えは「北米」とのことであった。
 ところで、「北米」(North America)とは別に「北部アメリカ」(Northern America)という用語もある。
 これによると、メキシコは北部アメリカに含まれず、中央アメリカ(中米)に属す。
 日本で「中南米」というと、メキシコを含むと考えるのが一般的だと思う。JICA(国際協力機構)の分類でもメキシコは「中南米」に含まれていた(今も含まれていると思う)。そうすると、日本でメキシコを「中米」と捉えるのも自然なのかもしれない。
 言語・文化面でもアメリカ合衆国とメキシコの間で確かに断絶がある。
 以前にも「中南米とは?(2)ラテンアメリカと同じ?」でもこの問題について述べているので参照されたい。
 
 ところで、日本でメキシコのような位置にあるのが新潟県である。中部地方に属すが、電気・ガスの自由化前は東北電力、北陸ガスであった。天気予報では関東甲信越でひとくくりにされている。ある大手電器製品のサービスエリアでは新潟は首都圏に分類されていた。

 メキシコに戻る。
 筆者には「中米メキシコ」にはどうしてもなじめない。枕詞が必要なら、「太陽の国メキシコ」でいいではないかと思うのだが。ネットで調べてみたら、結構ヒットした。筆者のメキシコ滞在時から「太陽の国メキシコ」という日本語の表現はよく目にしたものである。
 
 【メキシコでお世話になった方の著書】
 昔だったら、「国境の南」(South of The Border)が枕詞になったことだろうが。
 


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メキシコの音楽家(2)

2015-02-04 11:50:54 | メキシコ

 メキシコの音楽家で世界的に有名なのは、前回触れたアグスティン・ララだが、コンスエロ・ベラスケス(Consuelo Velázquez)を2番手に入れたい。名前を聞いただけでは、だれかよくわからないかもしれないが、“Bésame Mucho” 「ベサメ・ムーチョ」(「たくさんキスして」の意)なら、ラテン好きでなくても知っているだろう。日本ではトリオ・ロス・パンチョス(Trío Los Panchos)のバージョンで有名である。メジャー・デビュー前のビートルズのロック・バージョン(ポール・マッカトニーによるリードボーカル)もある。  ちょっと脱線するが、トリオ・ロス・パンチョスはメキシコでは単に Los Panchos と呼ばれていた。  Pancho にはいろいろな意味がある。一つは Francisco の愛称である。メンバーが Francisco さんばかりだったのだろうか。お暇な方は調べてみてください。「ずんぐりむっくり」という意味もある。メンバーは長身ではなく、ずんぐりむっくり体型だったような気がするのだが。  コンスエロ・ベラスケスは女性である。それもかなりの美人だったらしい。やっとのことで画像を見つけたが、やっぱり美人である。「美人~」というのはえてして、「不細工でないだけ」の場合があり、筆者としてもあまり期待していなかったのだが、見事に裏切られた。   



 【http://www.biografiasyvidas.com/biografia/v/velazquez_consuelo.htm  より】


個人名の「コンスエロ」(Consuelo)は o で終わっているので、男性かと思うが、そうではない。consueloという普通名詞があり、女子名として使われる。動詞形は consolar (英:console)で、「慰める」の意である。「神による慰め」ということだろう。決して「慰み者」という意味ではない。  筆者は1991年から2年間、メキシコ・シティのコヨアカン地区に住んでいたのだが、彼女も当時、存命で、やはりコヨアカン地区に住んでいたのである。ひょっとしたら、どこかですれ違っていたかもしれない。
 さて、コンスエロ・ベラスケスには、「ベサメ・ムーチョ」のほかに「カチート」(Cachito)という曲もあり、こちらはナット・キング・コールによっても歌われている。次回は、ナット・キング・コールの「カチート」!  



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メキシコの音楽家

2015-02-03 09:50:26 | メキシコ

 メキシコはキューバと並ぶ、ラテン音楽の本場である。もちろん、アルゼンチンやペルーその他にもいい音楽はあるが、筆者の偏見では、ラテン音楽といえば、メキシコとキューバである。
 マンボの王様とよばれたペレス・プラード(フル・ネームは Dámaso Pérez Prado。Dámaso が個人名で、Pérez は父方の父姓、Prado は母方の父姓)はキューバ生まれだが、メキシコで活躍した。1989年に死去したので、1991年にメキシコに赴任した筆者との接点は残念ながら、ない。
 “Solamente Una Vez”(「ただ一度」の意)をはじめ、数多くの名曲を生んだアグスティン・ララ(Agustín Lara)はベラクルス(Veracruz、“verdadera cruz”「本物の十字架」に由来する。「本物の十字架」とはイエスがかけられた十字架のこと)に生まれ、メキシコ・シティでも暮らしていた。ただ、1970年に死去しているので、直接の接点はない。ただし、メキシコ・シティでは筆者が暮らしていたコヨアカン(Coyoacán、「コヨーテ」と関連があるらしい)地区の住民であったとか。また、出身地のベラクルスにもよく仕事(もちろん、観光もかねて)で行ったものである。
 ベラクルスはカリブ海の港町で、あの支倉常長もここから大西洋を越えてスペイン、ローマへと向かった。
 メキシコ・シティと比べると、当然気温も高く、湿度も高い。美人はあまり多くないという話を某日系人から聞かされた。メキシコの美人の産地はグアダラハラ(Guadalajara)とのこと。

 しかし、海の幸に恵まれている。シーフードはベラクルス、肉料理はプエブラというのが、メキシコ料理の双璧である(筆者の偏見)。
 それはともかく、「メキシコのガーシュイン」とも呼ばれる、アグスティン・ララはベラクルスの誇りで、町には当然、銅像もあった(あまり大きくなかったが)。

 ただし、この写真の銅像はベラクルスではなく、スペインのマドリッドのもの(ウィキペディアより)

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メキシコ・シティーの病院の入院費用

2015-02-02 10:43:51 | メキシコ

  そうこうするうちに、やっと退院できる日がやってきた。当然支払いをしなければならない。まずは会計窓口へ行く。そこで請求されたのは、入院費用だけだった。これとは別に、医師に手術代を払わなければならない。それも、執刀した外科医と、麻酔担当の医師に別々に払うのである。詳細は失念したが、トータルで100万円ぐらいかかったはずである。これでは、メキシコの庶民はとてもこんな病院には入院できない。庶民的な病院ではいくらぐらいで盲腸の手術をしてもらえるのだろうか。
 入院費用の100万円は立て替え払いという扱いで、後で全額補填していただけたが、これは、元をただせば、国民の血税である。何らかの形で恩返ししていかなければならないと思った次第である。

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メキシコ・シティーの病院と看護婦さん

2015-02-01 15:47:32 | メキシコ

  筆者が虫垂炎で入院していた病院は“Hospital de Angeles”(天使たちの病院)という名前である。「白衣の天使」ということばがあるが、ここの看護婦さんたちは清楚な天使というより、セクシーなボリュームのある天使だった。男というものは世界共通のようで、セクシーな看護婦さんをテーマにした映画は中南米でも一定の人気と需要がある。コスタリカの映画館でも時折かかっていたが、イタリアものが多かった。そんな作品の中に“Enfermera Nocturna”(エンフェルメーラ・ノクトゥルナ、「夜の看護婦」)というのがあった。わざわざ映画館まで見に行ってはいないが、新聞広告によく載っていたのを思い出す。
 ちなみに、「病気」はスペイン語では enfermo で、enfermo の人を世話するのが enfermera である。男だったら enfermero となるが、その当時は enfermero にはお目にかからなかった。どうも、enfermero は性的偏見の目で見られていたようだ(今もあるかも)。
 それはさておき、Hospital de Angeles の看護婦さんたちは筆者を金持ちと思ってか、妙に色目を使われているような気がしたが、考えすぎであろうか。

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映画「ペペ」(2)

2015-01-30 08:19:40 | メキシコ

  「ペペ」は昔から見たかった映画である。しっかりと目に焼き付けようと、食い入るように画面を見つめたことは言うまでもない。
 この時の感激は「災い転じて福となす」ぐらいでは十分に表せない。「神の恩寵」を感じたと言っても言い過ぎではないかもしれない。偶然といえばそれまでかもしれないが、ここまでの偶然はそうあるものではない。
 盲腸にならなければ、入院することもなく、たぶん見逃していただろう。また、その時、たまたまテレビのスイッチを入れなければ、やっぱり見ることもなかっただろう。
 さて、映画には、古き良き時代の Acapulco(アカプルコ)や、銀で繁栄したTaxco(タスコ)の街並みにまじって、どこかで見たような景色があった。映画の最後にロケ地などの紹介テロップが出るが、そこにちゃんと“Vista Hermosa”とクレジットされているではないか。あの怪奇ホテルである。「ペペ」と怪奇ホテルと筆者とは不思議な縁で結ばれていたことをしみじみと感じた次第である。

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メキシコで虫垂炎になった(3)

2015-01-29 07:53:43 | メキシコ

  麻酔から覚めるとベッドに横になっていた。かなり長い間、眠っていたような気がするが、ほんの数時間のことらしい。「泥のように眠る」という言い方があるが、夢も見ず、ぐっすり過ぎるぐらいぐっすり眠ったような気がする。
 筆者の部屋は個室で、テレビもあった。日本人の金持ちらしいということで、最上級の部屋が割り当てられたようだ。実際に合計で100万円ぐらい払ったが、文部省が後から全額補填してくれた。なんかラッキーである。
 退院までは約1週間かかった。単なる虫垂炎なら、数日で退院だろうが、虫垂が破裂していた分だけ、入院期間が長くなった。トイレには自力で行けるが、それ以外の時間は横になっているだけである。初めのうちは点滴だけで、食事はない。
 テレビもあまり面白くなさそうなので、あまり見なかった。こんな時、同僚たちから「ビッグコミック」と「ビッグコミックオリジナル」の差し入れがどっさり、あった。これが一番ありがたかった。
 漫画とはいえ、本を読むのもエネルギーが要る。その合間にテレビをつけてみた。すると、なんというタイミングであろうか、あの「ぺぺ」がちょうど始まるところだったのである。「ぺぺ」のテーマソングとともに。

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メキシコで虫垂炎になった(2)

2015-01-28 10:15:40 | メキシコ

 ここはメキシコ。医師や看護婦さん(まだ、「看護師」という言い方はない。スペイン語では enfermera)とのやり取りは当然、スペイン語である。医学用語は大体、英語と同じで、発音が違うだけである。筆者はかつて、日本である看護学校の英語の講師をしていたことがあり、医学用語を教えていた。ところが、学生は英語はあまりやる気がなく、結局、筆者が給料をいただきながら、英語の医学用語を学んだことになる。まさに、「教えることは学ぶこと」である。この時の経験がこんなところで活かされようとは夢にも思わなかった。
 さて、手術には麻酔が欲しい。麻酔(anestesia)をかける時には、いきなり麻酔ガスを吸入させたりはしない。医師に「まず酸素(oxígeno、オクシヘノ)が出ます」と言われたが、確かにはじめは酸素が出たようだが、そのあとの記憶は全くない。酸素のあと麻酔ガスに切り替わったのだろうが、どのくらいの時間、酸素を吸入したのか、全然わからない。日本では盲腸の手術は局部麻酔だと思うが、この病院では全身麻酔であった。

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メキシコで虫垂炎になった(1)

2015-01-27 07:56:29 | メキシコ

 1993年のこと、帰国3週間ぐらい前に、盲腸になった。正確には虫垂炎である。日曜日の昼ごろ、全然食欲もなく、ただ漫然と横になっていた。腹の痛みはまだない。それでも時間の経過とともにだんだん気分も悪くなってきたので、メキシコ・シティで2番目によいという病院へ自分で車を運転して行った。この時は痛み止めの薬をもらっただけで家に帰された。
 帰宅してもまだ気分がよくならず、食欲もなく、ただただ横になっていると、ついにおなかが痛くなってきた。今度は自分で運転できる状態ではなく、近くに住んでいる同僚に電話して、病院へ連れて行ってもらった。今度はメキシコ・シティで1番の病院 Hospital de Angeles(オスピタル・デ・アンヘレス、「天使たちの病院」)である。しばらく待たされた後、やっと検査してもらったところ、予想どおり虫垂炎(apendicitis、アペンデシティス、英語では appendicitis とつづる)の診断だった。早速手術に取り掛かったが、後で聞いたところによると、虫垂(apéndice。動詞 pender 「垂れ下がる」の派生語)が破裂していて、普通の虫垂除去の手術のほかに、洗浄の必要があったので、普通の虫垂炎の手術よりいくらか時間がかかったとか。

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メキシコの怪奇ホテル“Vista Hermosa”と映画「ペペ」

2015-01-26 10:17:36 | メキシコ

  メキシコの怪奇ホテル“Vista Hermosa”は映画“Pepe”「ペペ」の中でもロケ先として使われている。Pepe とは José(ホセ)の愛称で、Chepeや Chepito になったりもする。コスタリカの下宿先の女主人が「サンチェペ」に行こうと言っていたのが、初めはどこやらわからなかったが、サンホセのことだったことはどこかで述べただろうか。

  ところで、なんで José の愛称が全然形の似ていない Pepe になるのか疑問であったが、José の英語形の Joseph、イタリア語形の Giuseppe、カタルーニャ語形の Josep から、スペイン語形にも、もともとは語末に[p]音があったことが推測できる。また、 José の女性形は Josefa、これに縮小辞をつけると Josefina(フランス語形は Josephine) となるのである。 

 さて、「ぺぺ」のテーマソングはアメリカの1950年代から60年代にかけてのギタリスト、デュアン・エディの演奏で知っていた。主人公の「ペペ」はメキシコのチャップリンと呼ばれていた、マリオ・カンティンフラスによって演じられている。この映画は、メキシコ映画ではなく、アメリカ映画で、当時のハリウッドの人気俳優も大勢出演している。
 何しろ古い映画なので、日本のテレビでもなかなか放映されないし、ビデオ(DVDは1990年ごろには存在しない)の入手も困難であった。それでもいつかは見てみたいと思っていた映画である。
 それが、何とメキシコで見ることができたのである。メキシコではあまりテレビを見ていない。ワールドシリーズの時期にメジャーリーグを見る程度である。新聞のテレビ欄も普段は見ない。というわけで、普通に生活していれば見逃すはずの映画である。
 ところが、何というめぐりあわせか、予想だにしないところで見ることができたのである。
 デュアン・エディの「ペペ」は You Tube でも聞ける。興味にある方は以下にアクセスしてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=wQYqmYEWasw


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メキシコの怪異譚-その4

2015-01-23 08:34:19 | メキシコ

 (承前)
 その後、5年ぐらいして、再びこのホテルに宿泊する機会を持った。怖いもの見たさの気持ちもあり、2号室を希望はしないが、期待はした。
 2号室ではなかったが、その隣の部屋で宿泊することになった。幾分期待してはいたものの、隣の部屋では何にも不思議なことは起こらなかった。隣の2号室は部屋番号も3桁に変わっていて、さらに、もはや使われなくなっていた。クレームがあまりにも多かったのだろう。
 このホテルには監獄時代の地下室もあり、拷問している姿の蝋人形もある。昼間でもこの部屋の前は通りたくない。幽霊だかポルターガイストだか知らないが、拷問で死亡した囚人の怨念があるのだろうか。
 このホテルは、メキシコのチャップリンと言われた名優マリオ・カンティンフラス(Mario Cantinflas)主演のハリウッド映画(1960)にもロケ地として使われているのである。その映画にまつわるエピソードについては次回のお楽しみ。映画は You Tube でも見られます。 
https://www.youtube.com/watch?v=1cPXwMpkpdI

2分を過ぎたあたりからこのホテルが出てきます。


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メキシコの怪異譚-その3

2015-01-22 10:14:37 | メキシコ
 (承前)
 翌朝、2階を見に行ったが、真上には部屋はない。子供が駆け回るようなスペースなどないのである。部屋の外を見に行ったところ、皿を洗うような場所もなく、水道栓もない。また、地面が湿っている様子もなかった。
 昨夜の雨も本当に降ったのかどうか、怪しくなってきた。雨は本当に降ったものと思っていたのだが。
 チェックアウトの時に、前夜の出来事をフロントの者に話すと、返事がふるっていた。
“¿A ustedes, también?”(あなた方もですか?)
 「わかっているなら、初めから泊めるなよ」と言いたかったが、交渉は女房殿に任せていたので、女房は何と言ったかわからない。

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メキシコの怪異譚-その2

2015-01-21 15:01:55 | メキシコ
  (承前)
 この時、宿泊した部屋は1階の左手の奥の部屋で、番号は忘れもしない2号室である。
 夜、部屋に戻り、シャワーを浴びて、いよいよこれから寝ようとしていたときのこと。何やら生温かい風が窓から吹き込んできた。雷も鳴り、雨も降ってきたようだった。何となく気味が悪くなり、窓を閉めた。部屋にはベッドが2つあり、筆者と2歳の長女、女房と0歳の次女がそれぞれのベッドに寝るはずであった。ところが、どうにも気味が悪く、筆者は女房のベッドの方に入っていった。
 しばらくすると、今度は2階から子供が部屋をパタパタと駆け回っているような音がする。時間は深夜0時を回っている。しつけの悪い親がいるものだと思った。
 さて、外の雨は止んだようだが、外でお皿を洗っているような、ポチャンポチャンとか、カチャンカチャンとかいう音がする。深夜にだれが皿を洗っているのだろう。わざわざ外を見に行くのも面倒だし、気持ちが悪い。
 そうこうするうちに物音も聞こえなくなり、結局寝てしまった。

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メキシコの怪異譚

2015-01-20 10:50:06 | メキシコ
   首都メキシコ・シティから約150キロのところに“Vista Hermosa”(ビスタ・エルモサ、美しい別荘、町)という名のホテルがある。ホテルとはいっても、もともとは荘園(Hacienda、アシエンダ)でちょっとしたお城のような感じである。真ん中に領主がいて、周りに使用人の家や倉庫などがあったのだろう。闘牛場もあった。周囲は石造りの塀に囲まれている。建てられたのは独立前だろうから、築300年ぐらいにはなりそうだ。典型的なスペイン植民地時代の建物のようだ。
 のちにここは監獄としても使われていたらしい。そして、現在は郊外のホテルになっている。
 このホテルには3回宿泊している。初回はメキシコに赴任早々、職員のゴルフ大会で大勢で2階の大部屋に宿泊した。廊下が長く、照明は薄暗いので、真ん中あたりは結構怖い。不気味な感じはしたが、この時は何事も起らなかった。
 2回目は家族4人で宿泊した。この時は、チャペルの前の一室で、当然何事も起こっていない。チャペルの真ん前なので、何となく明るい雰囲気があった。プールでも泳ぎ、楽しく家族だんらんを楽しめた。
 3回目に泊まった時が、怖いながらも、いい思い出になってしまったのである。
 以下のサイトにこのホテルが紹介されているので、興味がある方はご覧いただきたい。

Hacienda Vista HermosaHacienda Vista Hermosa (トリップアドバイザー提供)
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メキシコのガソリンスタンド

2015-01-19 11:05:23 | メキシコ
  メキシコでは給油は従業員任せにしてはいけないと言われた。ちゃんと給油しているところを見ていないと、ごまかされると聞かされていたので、給油するときは、車から降りて、見張っていたものだ。メキシコに限らず、中南米は一般的に失業率が高いので、セルフ給油所はなかったと思う。メキシコでは給油してもらったら、チップ(propina)を渡していたものだ。日本円にすれば、10円程度の金額だったような気がするが。従業員にとっては、チリも積もれば山となり、いい収入源だったのではないだろうか。コスタリカやペルーではチップを渡していたかどうかはよく覚えていないが、あまり渡したような記憶はない。

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