スパニッシュ・オデッセイ

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コスタリカのバス(2)

2014-03-19 15:14:46 | コスタリカ
  バスに乗るにはバス停(PARADA DE AUTOBUSES)に行くのは当たり前だが、コスタリカではバス停の標識があればいい方だ。標識も何にもないところに人が集まっていれば、そこはたいていバス停である。バス停に「~前」のような名前はなかったような気がする。「~行き」の表示すらなかったと思う。

 行き先表示はバスの正面の上の方に書いてある。日本のように、1台のバスをいろいろな路線に使うというようなことはなく、ペンキで派手なデザインで CEMENTERIO(セメンテリオ、「墓場」の意)というように書いてある。このバスは墓場行きではなく、墓場を通る循環路線だったが。語学学校に行くのに、この路線バスを最初の1か月はよく利用した。


【このバスは墓場行きではなく、サンホセ市の東の郊外 CURRIDABAT(クリダバッ)行きである。サンホセ市中心部にて撮影。1980年ごろはのどかだった】

【サンホセ市内の墓場、妙に明るい。ただし、夜はどうかわからない】
 バス停には、当然、時刻表などもない。交通量が多いところでは、10分か15分に1本、あったようだ。バスが来たら、手を挙げて合図しないと、そのまま行き過ぎることもあるので、必ず合図すること。
 特に、朝のラッシュ時だが、バスが満員の場合は、止まってくれない。日本では「すぐ次のバスが来ますから、そちらに乗ってください」と運転手が客に案内するが、コスタリカの場合は、素通りである。次のバスがいつ来るかは全く分からない。
最近、日本のバス停には次に来るバスの現在位置を表示する装置があるが、これなどは、コスタリカ人には信じられないことだろう。

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