ソフトドリンクの類はコスタリカ独自のものはなかった。「コカコーラ」、「ペプシコーラ」、「ファンタ」、「スプライト」などアメリカのものばかりだった。ペルーには「インカ・コーラ」というとてもコーラとは思えないソフトドリンクがあったが。
さて、「コカコーラ」は英語では簡単に Coke という。これは「コカコーラを飲む」という動詞としても使われる。ジョニー・ソマーズ(Joanie Sommers)とう女性歌手が50年ぐらい前に「内気なジョニー(Johnny, Get Angry)」という曲を大ヒットさせたが、もう一曲「ワンボーイ(One Boy)」というヒット曲がある。この中で“one boy to talk with and to coke with”というように coke が動詞として使われていた。スペイン語の場合は、名詞をそのまま動詞に使うことはできない。スペイン語の動詞の原形は必ず、ar、er、ir で終わるので、動詞にする場合は、それなりの作業が必要である。
コスタリカでは「コカコーラ」は Coke とは言わなかった。ただ、Coca Cola では少々長いので、短くするときは Coca とだけいう。cola の方は「動物のしっぽ」とか「列」の意味で使うのが一般的である。コーラの2番手はペプシ・コーラだったが、こちらは英語と同様、Pepsi でよい。
ラム酒のコーラ割りはコスタリカでもポピュラーな飲み物で、パーティーの定番の飲み物になっている。これはスペイン語では ron con Coca (直訳英語では Coke with rum) という。フリオ・イグレシアスの歌(オリジナルはアメリカのアンドリュース・シスターズ)では“Ron y coca cola……”と歌われているが。Cuba libre(クーバ・リブレ、Free Cuba)という言い方もある。Cuba でラム酒(ron)を表し、libre で「コカコーラ」(自由の象徴アメリカ)を表している。
ron には別の意味もあるが、これは辞書には載っていなかった。「ron をして遊ぼう」と言われた時のこと。ron といえば「ラム酒」の意味しか知らず、また、その場にラム酒もなかったし、誘ってくれた相手はのちに義父となる人で、酒は飲めない人だった。わけのわからぬまま、“Si, si”(はい、はい)と答えたら、トランプ(naipe、ナイペ。baraja ともいうが、コスタリカではもっぱら naipe だった)が出てきた。
ゲームが始まってみたら、何のことはない、セブンブリッジであった。どうして、セブンブリッジが ron になったのかは、不明。
ポチッとクリックすると、何かが起きる(かも)。
↓↓↓
スペイン語 ブログランキングへ
スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
はじめてのスペイン語 (講談社現代新書)
コスタリカの歴史 (世界の教科書シリーズ)
人名の世界地図 (文春新書)
さて、「コカコーラ」は英語では簡単に Coke という。これは「コカコーラを飲む」という動詞としても使われる。ジョニー・ソマーズ(Joanie Sommers)とう女性歌手が50年ぐらい前に「内気なジョニー(Johnny, Get Angry)」という曲を大ヒットさせたが、もう一曲「ワンボーイ(One Boy)」というヒット曲がある。この中で“one boy to talk with and to coke with”というように coke が動詞として使われていた。スペイン語の場合は、名詞をそのまま動詞に使うことはできない。スペイン語の動詞の原形は必ず、ar、er、ir で終わるので、動詞にする場合は、それなりの作業が必要である。
コスタリカでは「コカコーラ」は Coke とは言わなかった。ただ、Coca Cola では少々長いので、短くするときは Coca とだけいう。cola の方は「動物のしっぽ」とか「列」の意味で使うのが一般的である。コーラの2番手はペプシ・コーラだったが、こちらは英語と同様、Pepsi でよい。
ラム酒のコーラ割りはコスタリカでもポピュラーな飲み物で、パーティーの定番の飲み物になっている。これはスペイン語では ron con Coca (直訳英語では Coke with rum) という。フリオ・イグレシアスの歌(オリジナルはアメリカのアンドリュース・シスターズ)では“Ron y coca cola……”と歌われているが。Cuba libre(クーバ・リブレ、Free Cuba)という言い方もある。Cuba でラム酒(ron)を表し、libre で「コカコーラ」(自由の象徴アメリカ)を表している。
ron には別の意味もあるが、これは辞書には載っていなかった。「ron をして遊ぼう」と言われた時のこと。ron といえば「ラム酒」の意味しか知らず、また、その場にラム酒もなかったし、誘ってくれた相手はのちに義父となる人で、酒は飲めない人だった。わけのわからぬまま、“Si, si”(はい、はい)と答えたら、トランプ(naipe、ナイペ。baraja ともいうが、コスタリカではもっぱら naipe だった)が出てきた。
ゲームが始まってみたら、何のことはない、セブンブリッジであった。どうして、セブンブリッジが ron になったのかは、不明。
ポチッとクリックすると、何かが起きる(かも)。
↓↓↓
スペイン語 ブログランキングへ
スペイン語とともに考える英語のラテン語彙の世界 (開拓社言語・文化選書)
はじめてのスペイン語 (講談社現代新書)
コスタリカの歴史 (世界の教科書シリーズ)
人名の世界地図 (文春新書)