スパニッシュ・オデッセイ

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コスタリカでの買い物(2)

2014-03-15 10:03:35 | コスタリカ
  初めてのショッピングの時は、やはり緊張する。Caja (カハ)というスペイン語は「箱」(英語のcase と同根)という意味の基本語彙なので、すぐ覚える。しかし、「caja に行け」と言われても、店には「箱」は置いていない。レジの上の方から CAJA という札がぶら下げられていたり、レジのテーブルに CAJA という札が置かれたりしているので、何となく、支払窓口(そういえば、caja には「現金を入れる箱、つまり金庫」という意味もあった。「レジ」の機械は caja registradora だったかな)だろうというのはわかる。そこで支払うと、今度は伝票に CANCELADO という判が押されるのだが、こちらはお金を払ったのであって、キャンセルした覚えなどない。とにかく、それを商品受け取り窓口に持って行ったら、品物を受け取れたのだから、買い物は成功したことになる。
 この cancelado は動詞 cancelar の過去分詞で、英語では paid ということになる。決して cancelled ではない。後で、家に帰って辞書を調べてみると、英語同様「キャンセルする」という意味のほかに、「支払う」という意味もあった。ただ、日常生活では「支払う」は英語の pay と同根の pagar (パガール)を用いる。これを過去分詞にすれば、pagado になり、そう書いてくれればいいものを、もったいぶって cancelado などと書くものだから、初心者は不安になるのである。

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