「週刊こどもニュース」が好きです。あるいは好きでした。
池上家の「さやか・ひびき・あやか世代」は、キャラが立ってて特に好きで、世代交代したときはショックでした。もう、「ジャジャ丸ピッコロポロリがいなくなった以上、ノッポさんが引退した未満」ぐらい。
新世代も1年過ぎて、ちょっと演技指導過剰っぽく見えた「ふーん」、「そうなんだ」もずいぶんこなれて来たり、こどもたちの反応にも「やらされてる」以上のものが感じられるようになってきました。
ただ。
鎌田パパの解説は、相変わらず「オトナがこどもに説明するときはこうすればいい」という感じです。もっといえば「ここは誤魔化すところ」、さらに言えば「時間の都合、調べるだけムダ、言うだけムダ」という意思が感じられて、かなりがっかりです。思いすごしだといいのですが、どうしてもそういう意思を感じてしまいます。
むかしはよかった、で済ませてもいいのですが、気になってちょっと調べたら、先代のお父さんのインタビュー記事を見つけました。
ewoman: 佐々木かをり対談 win-win 第63回 池上 彰さん
とんでもなく長いインタビュー記事なので読み終わってないのですが、熱いです。何でしょう。うまい表現が見つからないのですが、わたしの属性の言葉で言うことが許されるなら、「モロボシダンに『血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ』と言わしめる脚本家」のような熱さを感じます。
池上家のお父さんがわたしの知るお父さんになるのには、11年かかってたようです。
こう言ったら恐らくは無礼かとは思うのですが、まだ1年ほどのお父さんを11年目のお父さんと比較したら気の毒かも知れない、とも、思えて来ました。
11年分の魂が引き継がれていないのは、誰のせいかわかりませんし、滑り台が象徴する、「オトナから見たこども」への路線変更もあったのでしょう。お父さん役の変化は、パーソナリティの違いなのか、製作サイド全体の方針変更なのか、理想とする番組感が違うのかは、わかりません。
あと、少なくとも「こども」じゃないわたしは、少なくとも建前上メインターゲットである「こども」に、どっちがウケがいいのかは、知りませんし、「わたしにうれしいこどもニュース」なんてものが世間的に意義があるのかも、知りません。
わたしは、週刊こどもニュースが好きでした。
多分、池上パパが好きだったんです。
今後の鎌田パパ、あるいは鎌田一家に、期待していいでしょうか?
いじめの特集( 2006/10/21 放送)で、オトナ視点で「一人で悩まないで先生に相談して」と、お定まりのまとめ方をしようとしてる流れに、コドモの当事者としてしっかりかみついてた光河君がちょっとかっこよかったです。
追記(2006/11/01):
東京新聞: NHK『週刊こどもニュース』2代目お父さん。こんな記事がありました。がんばってるらしいです。
追記(2009/03/29):
2009/03/28付けで、お父さんが代替わりだそうです。
「解説君」は、「モノゴトを知ること、伝えること」のほかに、
「自分を含め誰が何を、理解していないのか、あるいはどう理解しているのか、なぜ理解していないのか、どうすれば理解することができるのか」とか
「うなずいた相手は本当に理解しているのか」、「それ以前に、その話題を理解したいと考えているのか」とか、
「どこまでが報道されていることで、客観的に信じてよさそうで、どこからが報道側の見解で、どこからが自分の意見なのか、少なくとも自分は明確にしてないといけないなぁ。特に、無条件でうなずいてくれる相手に対しては」とか
いろいろと考えさせてくれるお父さんでした。あまり肯定的な意味でなく。
きっと、わたしの考える「いい解説君」のあるべき姿と、権威ある報道機関の「いい解説員」のお仕事や、「いい親」の役割は、それぞれ違うのでしょう。
Diska
池上家の「さやか・ひびき・あやか世代」は、キャラが立ってて特に好きで、世代交代したときはショックでした。もう、「ジャジャ丸ピッコロポロリがいなくなった以上、ノッポさんが引退した未満」ぐらい。
新世代も1年過ぎて、ちょっと演技指導過剰っぽく見えた「ふーん」、「そうなんだ」もずいぶんこなれて来たり、こどもたちの反応にも「やらされてる」以上のものが感じられるようになってきました。
ただ。
鎌田パパの解説は、相変わらず「オトナがこどもに説明するときはこうすればいい」という感じです。もっといえば「ここは誤魔化すところ」、さらに言えば「時間の都合、調べるだけムダ、言うだけムダ」という意思が感じられて、かなりがっかりです。思いすごしだといいのですが、どうしてもそういう意思を感じてしまいます。
むかしはよかった、で済ませてもいいのですが、気になってちょっと調べたら、先代のお父さんのインタビュー記事を見つけました。
ewoman: 佐々木かをり対談 win-win 第63回 池上 彰さん
とんでもなく長いインタビュー記事なので読み終わってないのですが、熱いです。何でしょう。うまい表現が見つからないのですが、わたしの属性の言葉で言うことが許されるなら、「モロボシダンに『血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ』と言わしめる脚本家」のような熱さを感じます。
池上家のお父さんがわたしの知るお父さんになるのには、11年かかってたようです。
こう言ったら恐らくは無礼かとは思うのですが、まだ1年ほどのお父さんを11年目のお父さんと比較したら気の毒かも知れない、とも、思えて来ました。
11年分の魂が引き継がれていないのは、誰のせいかわかりませんし、滑り台が象徴する、「オトナから見たこども」への路線変更もあったのでしょう。お父さん役の変化は、パーソナリティの違いなのか、製作サイド全体の方針変更なのか、理想とする番組感が違うのかは、わかりません。
あと、少なくとも「こども」じゃないわたしは、少なくとも建前上メインターゲットである「こども」に、どっちがウケがいいのかは、知りませんし、「わたしにうれしいこどもニュース」なんてものが世間的に意義があるのかも、知りません。
わたしは、週刊こどもニュースが好きでした。
多分、池上パパが好きだったんです。
今後の鎌田パパ、あるいは鎌田一家に、期待していいでしょうか?
いじめの特集( 2006/10/21 放送)で、オトナ視点で「一人で悩まないで先生に相談して」と、お定まりのまとめ方をしようとしてる流れに、コドモの当事者としてしっかりかみついてた光河君がちょっとかっこよかったです。
追記(2006/11/01):
東京新聞: NHK『週刊こどもニュース』2代目お父さん。こんな記事がありました。がんばってるらしいです。
追記(2009/03/29):
2009/03/28付けで、お父さんが代替わりだそうです。
「解説君」は、「モノゴトを知ること、伝えること」のほかに、
「自分を含め誰が何を、理解していないのか、あるいはどう理解しているのか、なぜ理解していないのか、どうすれば理解することができるのか」とか
「うなずいた相手は本当に理解しているのか」、「それ以前に、その話題を理解したいと考えているのか」とか、
「どこまでが報道されていることで、客観的に信じてよさそうで、どこからが報道側の見解で、どこからが自分の意見なのか、少なくとも自分は明確にしてないといけないなぁ。特に、無条件でうなずいてくれる相手に対しては」とか
いろいろと考えさせてくれるお父さんでした。あまり肯定的な意味でなく。
きっと、わたしの考える「いい解説君」のあるべき姿と、権威ある報道機関の「いい解説員」のお仕事や、「いい親」の役割は、それぞれ違うのでしょう。
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