**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】海外ドラマ「ハンニバル」

2015年04月21日 | 【レビュー】その他

『羊たちの沈黙』のあのレクター博士が
まだ世に紛れ、FBIの協力者として
働いていたころをTVドラマ化した
『ハンニバル』のシーズン1を見ました


主役はレクター博士ではなくて
天才プロファイラーのウィル・グレアム。
この辺からして、
少し「外してきた」感がありますよね。
個人的には面白くなるまでには
ちょっと時間が必要だった作品でした


このドラマ、実は視聴率が
やや低空飛行気味だそうですが
たぶん「レクター博士」を
見に来てる視聴者にとって
もどかしいせではないかと思います


主役のウィルもいいんですけどね。
良い設定で、役者さんもいい。
なのに、やっぱりレクター博士なんです。
そっちを見ちゃうんですよね
この辺のじりじりしてしまう
「ずらし」「外し」を楽しめるかで
好みが分かれそうな気がします


でも、じっくり見進めていくと
やっぱりレクター博士は
あのレクター博士なのだと
じわじわ恐怖が増していきます


本筋であるはずの事件の裏で
ちらっ、ちらっと見え隠れする
博士の犯行のピースが
もうすでに「知っている」ワタシたちには
ああ、これは、アレだね…
といらぬ深読みをさせるんです。
ミスリードを狙った設定も
あるかもしれませんが、
ストレートに語られるよりも
無駄に想像力が刺激されます


だって、無残な死体より何より
ワタシが怖くて仕方なかったのが
レクター博士の作る
素晴らしくおいしそうなお料理でしたから
テーブルセッティングも完璧で
おもてなしもばっちり
でも、この材料ってもしや…
そう、思うともう怖くて仕方ありません
こんな嫁ほしいと思うくらいの
素晴らしい食卓なんですがね…


あと、ワタシ的な注目ポイントは
昔の海外ドラマ好きにはたまらない
ゲスト出演の俳優さんです。
超常現象にどっぷりな相棒を支えたあの人が
サイコメトリーな能力で千年王国の名を持つ
とある組織に立ち向かったあの人が
ちらちらっと出てきますので
ぜひ探してみてください。
懐かし~


地味~な本筋に隠れて
粛々と水面下で進んでいく事件が
いつか爆発してカタルシスとなる日を
心待ちにして見ていきたいと思います。


本日の更新はみづあさぎでした

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