おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

手打ち蕎麦 一

2017年03月31日 | 蕎麦
息を止めて逃げるように築さんを後にし


たどり着いたのは浜松駅近くの「一」さん。
久々の訪問です。



口取りの山芋

変わり蕎麦にしようかと思いましたが
やはり十割ざるにいたします。



十割蕎麦



美しい薬味



細マッチョでハンサムですね

啜ってみて「ん?」と手が止まる。
シコシコというよりバリバリ^^;
博多のラーメンで例えるならば
バリカタでもハリガネでもなく
粉落とし並みの硬さです。
これが正解なのかよくわかりませんが
以前の一さんにはない食感。
私の歯がおかしい?


蕎麦汁は以前よりもキレッキレな辛汁。
蕎麦も汁もいろんな意味でキレッキレです。
蕎麦の食感には疑問が残りましたが
蕎麦粉の味は美味しゅうございました。
もう少ししなやかな蕎麦を
このキレ汁でいただきたいわ。



蕎麦湯はポタージュ系



蕎麦クッキーのサービス


蕎麦は穀物と水、そして人間の技術で作り上げる
ごくごくシンプルな料理です。
シンプルゆえに誤魔化しがききません。
穀物に触れてその日の加水を決め
日々変化と進化を繰り返すもの。
前回訪問時と味が違うのは
当たり前だと思えるようになりました。
だから一さん、近いうちに再訪します。
あれが正解だったのかどうなのか
この歯で確かめるために…

ともあれ、ご馳走様でした。







遠州灘の眺望

この景色を見渡すと
いつものことながら
細かい悩みなんで
どうでもよくなってしまいます。
絶えることなく
打ち寄せては引き、打ち寄せては引き…
それが小さかったり大きかったり。
人生もそんなもんだ。
ケセラセラ♪



浜松プチ蕎麦道中 完

手打そば 築

2017年03月30日 | 蕎麦
昨日は今年一発目の潮干狩りを
昨年同様のメンバーで遂行しました。
諸事情あって前日まで参加を悩んでいたんですが
公私共ども、あとは野となれ山となれ、
ってな開き直りでアサリと戯れてきました。
今年は三河湾も浜名湖も中止しているところが多く
平日にもかかわらず
伊良湖岬の突端に近い小中山が大賑わい!
あんな人だかり、いまだかつて見たことがありません。
伊良湖も決して良い状況とは言いがたく
例年の豊漁エリアでさえも
カゴいっぱい採るのに苦労しました。
海を取り巻く状況が年々変化しているのでしょうか?
6,7年前なんか手さえ突っ込めば
蛤級の大粒サイズが2,3個採れたものです。
ちょっと心配ですね、この傾向…
それにしても股関節が痛い。




さて、少し前のことになります。
お蕎麦屋さんの新規開拓をしようと
浜松の東側まで遠征いたしました。



手打そば 築

雀荘の横にあって通り過ぎてしまった…
外観のイメージとは異なりまして
内観は落ち着いた様子でしたよ。
お出迎えの挨拶も明るくていい感じ。


初めての訪問なので
まずはせいろをいただきましょう。



揚げそば



本わさびと鮫皮

お客に任せるタイプでした。
不特定多数の人が
可食部分を触ると思うと
ちょっと気になる…
潔癖性ではありませんが^^;




そば汁

辛汁ではありませんが
甘さは許容範囲レベルで
出汁がしっかり効いています。




せいろ



藤枝市の八兵衛さんや
その弟子である静岡市の太郎庵さんを思わせる
ツルモチ系のお蕎麦でした。
なかなか興味深い食感と香りを放ちます。




アスパラの天ぷら

お品書きで目を引きまして
オーダー取りの際に思わず注文。
本当に「思わず」。
自分の突発性についていけません…
この時期にしては立派に育ってますね。
衣の中で柔らかく蒸し上げられ
甘みが際立って大変美味しかったです^^


せいろが思いの外面白い蕎麦だったので
これはかけも試す価値ありだな、と
オーダーするき満々でおりましたところ
三世代のご家族様ご一行が隣席へ。

うっ!柔軟剤テロだ…

香水は個人の趣味で身につけるものですが
柔軟剤は一家もろとも同じ匂いになります。
よく柔軟剤のコマーシャルで表現している
モワーーーっていう香り
もとい、臭いオーラが見えそうだ。
1分たりとも我慢できなかったので
そそくさと退散してまいりました。


お店様には何の過失もございません。
運が悪かっただけです。
柔軟剤は私を追い払う力を持っていますw


食べ足りないのでお次は「一」さんへ・・

「吉い」で河豚尽くし

2017年03月28日 | お出かけ
先日、名古屋の吉いさんで
名残の河豚を楽しませていただきました。
開始時刻に遅刻しないよう
十分気をつけていたつもりですが
まさかのバス遅延…
予定していた新幹線に乗り遅れました(汗)
それでも在来線よりは新幹線の方が早いので
30分後の新幹線に乗りまして名古屋へ。
遅刻時間を最小限に食い止めたいので
緑区の景色が見えてきた頃からデッキへ飛び出し
右か左か開く扉がわからないので
しばらく真ん中で仁王立ちになり
「一番初めに降りるのは私だから」オーラを出す。
扉のアナウンスが流れるや否や
ベタッと貼りついて開くのを待ち
開いた途端地下鉄のホーム向けてダッシュ!
新幹線降りてコンコースの人混みをすり抜け
2分で東山線ホームに到着しました。
ちなみに足元はピンヒール^^;
しかし1分遅刻したのでアウトです…
申し訳ございません。
皆様にお詫びしまして
文字どおり駆け付け一杯のビールを飲み干しました。



河豚のサラダ

茗荷を効かせたツマのようなサラダに
湯引きした河豚がトッピングしてあります。
いろいろな部位のいろいろな食感が楽しめました。
そしてこのドレッシングというか
出汁が美味しかったんです。
みなさん器を持ち上げず召し上がっていましたが
お出汁は残されたのかな?
私は勿体無いので
優勝力士の祝杯のように飲み干しました(笑)




この子の茶碗蒸し

黄身感の強い茶碗蒸しに
酒泥棒のこの子が乗っています。
そしてもう一つのトッピングが
パルミジャーノレッジャーノ。
中にもブロックがゴロッと入っていました。
これ、本当に美味しかったです。
実は現在、模倣に向けて研究中^^




てっさ

板前の技術が光る一皿です。
皿の模様が透き通るか通らないかぐらいの
適度な厚みが嬉しいですね。
薄すぎると味気ないし
厚すぎると歯ごたえに気を取られ
味への関心が薄れます。
これはベストな加減でした。
そして4日熟成したという旨味。
せっかく薬味をご用意いただきましたが
増し増しになったアミノ酸を
全面的に楽しみたかったので
ほとんど使わずにいただきました。
あの旨味、今も脳内で再生できます。




河豚の塩焼き

カマ部分をじっくり焼いてあります。
適度に脂が乗って上品な旨味が炸裂。
お魚の塩焼き+柑橘だから
ワインでも合うのかもしれませんが
河豚と酢橘にはやはり日本酒ですね。



白子焼き

遠火で丁寧に焼いた白子。
立派なサイズですね^^
箸を入れるとムースのように解れ
口に含むと舌と上顎の軽い圧力で
あっという間に溶けゆきます。
んんん〜っん。
クリーミィでテイスティで幸せな余韻。
本来なら子孫繁栄に使われるべき器官を
私共が横取りして申し訳ありません。



河豚の唐揚げ

しょうゆ味をしっかり目に効かせた
竜田揚げのような仕上がりです。
歯を入れますと
河豚ジュースが溢れますよ。
これだけテイストが異なる料理でしたが
流れに変化がついて楽しいかも。
ビールが飲みたくなる味わいでした。



河豚雑炊

タモリ大先生が
「歳をとってから河豚の旨さがわかった」
とおっしゃっていましたが
その旨さを象徴する料理が
この雑炊ではないでしょうか?
河豚の骨の髄まで抽出し
米に含ませていただく雑炊こそ醍醐味。
もちろん率先してお代わりしましたよ^^



黒蜜寒天

締めにぴったりの軽やかさ。


非常においしゅうございました。
今回は7人で貸し切りだったのですが
各所でお話が盛り上がっていても
お料理が出てくると、シーーーン。
食べている間はまさに「しじま」。
吉いさんの河豚料理は
人を黙らせる力を持っていました(笑)
ご馳走様でございますm(_ _)m

お誘いいただいたGクン
いつもありがとうございますm(_ _)m
ご一緒いただいた皆様、
楽しいひと時をありがとうございました。
この日結成した「チームF」で
また美味しいひと時を過ごせたらいいですね〜。
あー、幸せでした♪

土の色発見・楽焼作りと茶会体験「土・色・茶の湯」

2017年03月27日 | イベント
昨日とは打って変わって晴天ですね。
昨日の中部地方は一日中土砂降りでした。
そんな足元最悪な中行われたのが
テーマに掲げました

土の色発見・楽焼作りと茶会体験「土・色・茶の湯」

ところは瀬戸の陶磁美術館。
小学生以下のお子様と親御さんが
茶碗を作成し、泥染をし、楽焼をしてお茶会に参加するという
盛りだくさんなワークショップです。
講師は陶芸家でもある味岡伸太郎氏。
私は茶席にお出しする
茶菓子担当として参加いたしました。
3/5に茶碗を成形して素焼きをし
昨日楽焼するというスケジュール。




釜は耐熱ブロックで

先日湯谷の山荘におきまして
私たちがサンプルを焼かせてもらったものです。
これを瀬戸まで移動したとは…お疲れ様です^^;
器の焼成というと
何日も薪を焚べて夜通し見張り
というイメージがありますが
これは下焼きをした後の楽焼ですから
ものの数分で焼き上がります。
真っ赤に燃え盛る炉の中から
パチパチと音を立てながら取り出される器は
本当に神秘的です。
子供も大人も夢中になって覗き込んでいました。
皆さんの抹茶茶碗を見させていただいたら
何ともまぁ、個性あふれる面々だこと。
中には洗面器みたいなのもありました。
きっと大器朝成する子なのでしょう(笑)



菓子を盛る皿

こちらは成形も絵付けも当日済ませたそうです。
雨が釉薬に当たって飛沫が白い部分に飛び
偶然の産物ながらもアーティスティックな表情。
先生「うまく焼けたら一枚あげるわ」
と湯谷の山荘でおっしゃったこと
覚えてらっしゃるかしら?^^;
ちなみに焼成は陶芸家の稲吉オサムさんが担当。


無事器が出来上がって
茶室で茶会が始まります。



泥で染めた麻布と木で築いた茶室

使用した土は愛知県下の各地から集めています。
21種の土のグラデーションが美しいですね。



床の間の花器も掛け軸も土




茶菓子2種

先ほどの器に盛りました。
椿のゼリー寄せと蕗のアンゼリカ風です。
味岡氏から
「土をテーマにした会だから
菓子の素材も野のもので」
という縛りを言い渡されました。
ということで味岡邸にて
石蕗と椿の花を採取。
椿の花はジャムにしてから寒天で寄せています。
少し酸を入れて発色を促しましたが
基本的に使用しているのは寒天と砂糖のみ。

石蕗はアクが強いので
板ずりして茹でて皮をむいてから
かなり長い時間水に晒しています。
あとは重量の半量の砂糖で煮て
乾かしたら砂糖をまぶすだけ。
青い香りが清々しいと好評でした。




懐紙も土染め

小原和紙の作家である
加納夫妻が染めてくださった懐紙。
大変美しくてため息が出ます。
これは赤土で染めたものですが
黄土と黒土で染めたものも素敵でした。



抹茶茶碗

私の陳腐な器は行方不明になったので
どなたかが焼いたものを拝借。







3/5から当日の模様を小冊子で記録

当日の、ってところがミソです。
当日撮影した写真をレイアウトしてプリントし
せっせと裁断したものを
一生懸命ミシンで縫ってました(笑)
親子のいい思い出になりますね^^



お子様や親御さんによって
反応は様々でしたが
幼いうちからハイレベルなワークショップに参加できるって
とても幸せなことだと思います。
今は情報を容易に拡散できるし入手もできる。
積極性さえあればどんどん経験を重ねられます。
この日の楽しさに味をしめ
陶芸家が生まれたら素敵ですね^^


そんな様子を見ていて
自分の幼い頃を振り返ってみました。
うちは商売をやっていて
父は存在するけど母子家庭のような生活。
旅行といえば転勤族で日本中を渡り歩く
親戚の家に押しかけるだとか
たまーに温泉へ行くだとか、そんな程度。
平日は商売が忙しいので
土日は家事に当てるのが母の過ごし方でした。
平日は近所の幼馴染たちと公園で遊んでいましたが
土日は図書館から大量の本を借りて読み耽ったり
手製の人形で人形劇を開催したり。それも一人でw
お菓子や料理を作り始めたのも小学生時代。
とにかく本が好き、空想するのが好き、料理が好きだったんです。
思えばこの頃に私の素地ができていたのかも。
料理するライター…
なるべくしてなったんですかね(笑)


学びのチャンスって誰かに与えられなくても
以外と身近に転がっているものかもしれません。
もちろん様々な可能性に触れて
選択肢が増えることは素晴らしいですが
人と比べて悲観する必要はない気がします。
そんなことを考えた一日でした。


とにかく、ワークショップは素晴らしかったです。
私めが作った茶菓子が
美術の中に溶け込んでいたことを目の当たりにし
大変嬉しく思いました。
好きなことをやり続け
いい続けていれば
いつか必要とされる時が来る。
これも大人になって学んだことの一つ。
これからもウザいぐらいに
やって言って見せつけていきますよ〜。


話があっちこっちへ飛びましたが
今後もお付き合いのほど、
宜しくお願い致しますm(_ _)m


大好きモカイオ3連発(淑女会・如月の章含む)

2017年03月25日 | 淑女会
座って執筆する時間が長すぎて
最近、立ち上がると膝が痛いです…
悟りも開いてないし徳も積んでないのに
姿形だけ即身仏になりそうだ、と
久々にジムへ行ってきました。
気持ちよく汗をかいてお風呂に入り
心身ともにスッキリし、
さあ帰ろうとロッカールームから出たら
皆さんの眼差しが私の頭部に集中します。
なんだろう?と思って、はっ!と気づく。
バスタオルをターバンのように巻いたまま
受付まで出て行ってしまったのです・・・
恥ずかしさのあまり
その場でガバッとタオルを取り去り
櫛を通さずボサボサのヘアスタイルで帰宅。
まるで山姥のようでした。


さて、テーマのお話。
名古屋丸の内にあります
トスカーナ料理のモカイオさん。
何度かお邪魔しているのですが
飲みすぎなのかメンバーが原因なのか
とにかく最後まで写真が撮れない。
最後どころか会半ばでいつも断念。
だからここに書くのもなーと思っていたんですが
未投稿3回分が結構な量になったので
お蔵入りさせず
まとめてドンとアップします。

まずは11月に開かれた
生後10ヵ月前後の猪
チンギアレットを食べる会。


















これがチンギアレット。
美味しかったなぁーーー。




以上です。
どれもこれも美味しかったわ。
カリフラワーの塩ゆでにも大感動。
目からウロコの美味しさでした。
他にもリゾットやパスタなども食べたのに…


2回目は如月の淑女会。
この日は特別ゲストとして
スパイシーなコメンテーター
及び美食家として名高い
S弁護士をお招きしました。
そして熟、もとい淑女だらけに黒1点では
肩身がせまいでしょうと
モカイオの常連である大盛氏もお招き。
そんなこんなで
史上最強に写真が撮れませんでした(笑)











以上!!

諦めるの早すぎ。。
それだけ盛り上がったということですね^^
どうやって帰ったか覚えてませんが
目覚めたらちゃんと寝床におりました。
帰巣本能って凄い。



そして3回目。
名古屋ウィメンズマラソンのために来名した
N子先生のご友人らをお招きして
モカイオでお疲れ様パーティ。
私を含めマラソン無関係者が大半でしたが(笑)
ここで20年ぶりぐらいにY子さんと再会!
私がチーズに狂っていた時の出会いでした。
彼女は現在も日本のチーズ界を牽引されています。
私は日本のおばさん味覚になり下がり、上がり?
発酵食品といえば味噌醤油ばかり^^;
とにもかくにも嬉しい再会でした。




















全部美味しかったです。
猪のミンチカツ(?)美味しかったなぁ。
みんなが絶賛していた
リゾットが食べられなかったのは悔やまれます(涙)。



こうしてみてみると
フォカッチャとカリフラワーは
毎回必ず撮影している。
この二つに絞って定点観測しようか…


これからモカイオさんのことを
撮影チャンス泥棒と呼ばせていただきます。
美味しいお料理と美味しいワインは
それらを囲む人々の会話を盛り上げ
写真なんかそっちのけにしてしまいます。
大皿から取り分けるから
あたしの分…と目を光らせているうちに
忘れてしまうのも一因かも^^;
何れにしても毎回美味しくて楽しいです。


いつもごちそうさまです♪

讃岐うどん巡礼/後半

2017年03月23日 | 旅(国内)
丸亀市における午前中の取材が
無事に終了いたしました。
丸亀からフランスへと修行に渡り
帰国してフランス料理店を開いたお方の取材。
本家をそのまま利用したという
大邸宅レストランに圧倒されました…
取材後の雑談でうどん愛について伺ったところ
フランスで修行していた時は
無性に食べたくなると
自分で打っていたそうです。
粉はいっくらでもありますもんね(笑)
讃岐人のうどん愛、すごーい。
ついでに周辺でオススメのお店は?
とお伺いしたましたところ
「日の出製麺もいいけど、
僕は山内うどん派です」だそう。
次回の巡礼の参考にさせていただきますm(_ _)m

取材陣ご一行とランチをいただき一旦解散。
讃岐うどん店はたいていのお店が
14時から15時ぐらいで閉店しますが
1店ぐらいなら行けそうだ!
と足早に街中へ。
ホテルから約2キロほど歩いて
県庁のすぐ近くにあるこのお店を再訪。





さか枝

前回訪問時、
小豆島行きのフェリーに乗る前に
手っ取り早く食べられるお店として選び
なかなか美味しかった記憶を頼りに。
ただ、塩対応なのもしっかり記憶。
セルフうどん店は店々で流儀が違い
毎回勝手がわからず挙動不審になります。

前回も勝手知ったように
「ひやひやで」とお姉さんに訴えたら
「なにそれ?」と返され瞬間フリーズ。
ここでは“冷たいかけうどん”が正解でした…
今回はその反省を胸に
「冷たいかけうどん小をください」
とお願いしたら「ないよ」と返されフリーズ。
この時期だからないのか
今日この時間がないのか
質す余裕など私にはございません(涙)
「では、かけうどん小をください」とお願いすると
「ぬるいのがいいなら湯通しやめて
そのまま出汁かけたらいいよ」とお姉さん。
つっけんどんなのか何なのかわかりませんが
悪い人ではなさそうです。



かけうどん小

ぬるいのは嫌なので
周りの作法を見ながら湯通ししました。
お会計も周りを見ながら済ませ
カウンターに着席してようやくホッ。
前回同様緊張するワーーー。

セルフうどんで茹で置きですが
回転がいいのでモチモチです。
出汁はコックでジャー、タイプ。
わかりますかね?(笑)
いりこがしっかり香るキレのある出汁です。



帰りはアーケード街を散策。



老舗の乾物店 丸一



節のパラダイス、略して“節パラ”

いりこも色々あって“いりパラ”でしたが
やまくにさんで大人買いしたので自粛。
ムロアジの節を100g買って200円!安っ!
こういうお店が近くにあったら
削りたてを小まめに買えていいですよね〜。




その他戦利品

香川のアンテナショップで
丸島の国産有機丸大豆醤油と
やまくにさんに教えてもらった
香川本鷹の一味を購入。
香川本鷹は豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に
参戦した香川の塩飽水軍が
戦利品として塩飽諸島に持ち帰ったとか…
逆に朝鮮出兵の際に塩飽水軍が
朝鮮半島へ持ち込んだという説もあります。
どうなんでしょうね。
安価な輸入品に押され
昭和50年頃に途絶えたと考えられていましたが
細々と栽培されているのを県職員が見つけ
復活プロジェクトを立ち上げたとな。
町おこしの教科書的なストーリーですね^^;
何れにしても美味しいものが復活するのは良いこと。
開封するのが楽しみです^^


この日の夜は懇親会とともに更け・・・



翌朝もスッキリ目覚め^^

カフェでインタビューを終えまして



上原屋本店へ

現地のお客様に教えていただきました。
せっかくなのでこのお客様のうどん論を記します。

香川県人にとってうどんはごくごく身近なもの。
わざわざ並んだり遠出してまで食べません。
むしろ県外の皆さんの方が詳しいです。
食べたいと思ったタイミングで
一番近い店に入るのが常。
これだけ競争が激しいと
いい加減なものを出している店は
遅かれ早かれ潰れます。
営業が存続しているお店ならば
一定レベル以上だと考えているんです。

だそうです。なーるほど。
上原屋本店も長く続く老舗。
すなわち県民に支持されているということですね。
うどん巡礼の人々もおりましたが
ほとんどが周辺のサラリーマン。
皆様慣れた手つきで天ぷらを取り
迷いもためらいも見せず
うどんをオーダーされてます。



ひやひや

昨日さか枝でフラれたひやひや(笑)
麺も汁も冷たい組み合わせです。
セルフなので茹で置きですが
回転が恐ろしく早いので麺の状態良好。
汁もキレのあるタイプでした。



こんにゃくの天ぷら



おでんのこんにゃく

こんにゃく愛炸裂です。
お腹にたまりにくいのもありまして。


取材陣ご一行様も
満足されたようで何よりです^^
これにてうどん巡礼終了!


今回はトータル5件伺えました。
普段はもっぱら蕎麦党ですが
讃岐に入ったらうどんのみ。
オリエンテーリングみたいで楽しいんですよね。
友人一同でツアーを組む予定もあるので
今回行けずに涙を飲んだ谷川米穀店は
絶対に入れてもらうことをここに宣告。
もちろん夜の部は酒甫手さん。

うどん県の皆様、ご馳走様でした!




独歩を飲みながら三河へ帰国…


讃岐うどん巡礼2017春  〜完〜

居酒屋 酒甫手

2017年03月22日 | 旅(国内)

高松城址

難攻不落の城を
上から目線で失礼します。
琴電の終着駅を横に従え
旅情を誘う景色ですね。
天守台の修復を終え
天守閣復元を目指しているようですよ。
名古屋城が早いか高松城が早いか
どちらでしょう。
さて、私は不夜城へと攻め入ります。



中国・九州地方に多く見られる
巨大なアーケード街を横目に



目的地へ到着



居酒屋 酒甫手

燗酒と美味い肴がいただけるとの
噂を聞きつけてやってまいりました。




まずはビール

うどんを介した塩分過剰摂取と
温泉による脱水効果によりまして
カラカラのスポンジが
水を吸うかのごとく喉の奥へ消えゆきました。
小松菜のおひたし、美味!


一人カウンターに座って片目をつぶり
「カーッ!!」と出そうな声をこらえ
ビールをかき飲む一人女に興味を示されたか
女将さんがお声掛け下さいました。
「お仕事ですか?どちらから?」と。
愛知から仕事で来た旨をお伝えし
燗酒のおすすめどころを所望いたしましたところ
「じゃ、西の方中心にお勧めしますね」と女将さん。
ここでYさんとKさんの名前を出したら
一気に話が盛り上がりました^^



本日のお刺身盛り合わせ

ハマチ、平貝、サバ、ヒラメです。
サバの存在に少々ビビりましたが
このお店なら大丈夫、と意を決し
口に入れましたら美味しいこと!
少し熟成させているのか
脂がこなれて
光り物の良さが前面に出てます。
地物の平貝も美味しかったなぁ。




お馴染みの弁天娘ちゃん

色々飲まれたいなら半合ずつどうぞ
とお勧め頂いたのでご好意に甘えて半合ずつ。
ハァーー。落ち着く。



飯蛸の天ぷら

炊いた飯蛸を天ぷらに。
香川ではポピュラーな食べ方だそうです。
天ぷらというよりは
竜田揚げのような仕上がり。
お酒を誘って仕方ありません。



詰まってますよー



天穩 特別純米「馨」佐香錦

食中酒にピッタリな一本。
落ち着くー。しみじみ美味い。




葉たまねぎの天ぷら

新玉ねぎではなく葉玉ねぎ。
葉玉ねぎはそういう品種があるわけでなく
ごくごく若い「状態」を指す呼び方。
葉っぱも新芽状態だから柔らかいんです。
球根部分も辛味がなく美味しいんです。






玉櫻 きもと純米 山田錦70 27BY

玉櫻×蔵朱さんオリジナル濁りです。
700本限定のうちの1本を出していただきました。
濁りももちろんお燗してもらいます。
お腹の底から「あ”ーーー」と声が出そう。
お燗した濁りは脂や油によく合います。



焼きそら豆

春らしいお皿をオーダー。
豆の旨味を最大限に引き出す調理法ですね。



川鶴 純米無濾過 近江玉栄24BY

酒甫手さんは日本酒をこよなく愛していらっしゃり
地元の蔵で一般的な評価が高くても
納得がいかないと置かないそうです。
これはお二人のお眼鏡にかなった一本。
結構パンチがありましたが
こなれた酸味が好印象でした。



かきどうふ

メニューボードで一番気になった一品。
どういうものが出てくるか想像ができませんでしたが
「出汁で飲める一品です」とお伺いした途端
前のめりになってオーダーしました。
これは強烈な酒泥棒です。
出汁ひと匙で平盃一杯のペース必至。
牡蠣の数を数えて配分を考えながら




玉櫻 純米 佐香錦27BY

まだまだ角があって若い印象。



女将さんは玉櫻押しw
玉櫻セットで出していただきました^^



十旭日 山廃純米 24BY

去る平成24年、
試験的に山廃仕込みに挑戦したそうです。
試験だけで終わったそうですが(笑)
酸味と苦味がなかなかいいじゃないですか。
1回こっきりが惜しいです。



干し柿チーズ

お腹は満足だけれど
ゆるゆる飲みたいとの希望に
女将さんがオススメしてくださった一品。
これを出されてしまったら、
「ゆるゆる」を通り越して
「ダラダラ」際限なく飲みそうです^^;



日置桜のきもと玉栄 25BY

締めはこれで♪
あ”ーーー落ち着くーーー。



こちらでお燗してくれますよ

お忙しい中、
女将さんがお相手してくださって
美味しくて楽しいひと時が過ごせました。
燗酒を飲んでニヤニヤしていると
見せる用の瓶の裏から
特別な一本が出てきます(笑)。
「うちはヤラシイ店なんで」
と関西人特有の「ヤラシイ」という言葉を
しきりに使っていらっしゃいましたが
ヤラシイの大歓迎!

ちなみに俄か酒知識を振りかざし
なんでもかんでも
「冷」「常温」と叫んでいるおじ様には
大人かつ事務的な対応をされてましたとさw

香川を訪れた際は
また必ずお邪魔します^^
大将,女将さん、ご馳走様でした!
いいお店を紹介してくださった
YさんとKさんに感謝m(_ _)m


美味しい純米酒と
美味しいお肴に恵まれた翌朝は



目覚めスッキリ


讃岐うどん巡礼/後半に続く…

親と子の宿命

2017年03月21日 | つぶやき
日記的、私書箱的な場として
このブログを利用しておりますが
ひとたびアップしてしまえば
全世界の人々から見ることができる窓。
書こうかどうしようか思い悩みましたが
自分の頭を整理して前に進むために
思いを記すことにいたしました。


義母が末期ガンを宣告されました。


青天の霹靂です。
数日経った今でも信じられませんし
むしろ時を重ねるほどに
「悪趣味な冗談」としか思えません。
本人が一番驚き、
信じられない思いをしていることでしょう。


年末に里帰りした時、
確かに少し痩せていたけれど
糖質制限していると聞き、
なるほどな、と思った程度。
最近疲れやすくて…とも言っておりましたが
70も後半になれば当然のことと受け止めていました。
病魔が体を蝕んでいたとはつゆ知らず…
滅多に愚痴や弱音を吐かない人なので
その時も相当しんどかったんだと思います。


私の家系は長寿か突然死かで両極端。
近親者で余命を言い渡された者はおりません。
だから今何をすべきかさっぱりわからないのです。
もしも経験があったとしても
捉え方は人それぞれなので
経験値が活きることはないし
それを振りかざすのも失礼な話ですけどね。


皆様薄々感じていらっしゃると思いますが
私は既婚者であるのに好き勝手させてもらっており
嫁らしいことは盆暮れにしかいたしません。
何を隠そう、電話が大の苦手で
実の親でさえ
ご機嫌伺いに電話するなんてことができず
寂しい思いをさせてきました。
今も離れて住む義母が
「まだ誰とも話したくない」
と言っていると聞き
心のどこかでホッとしている自分がいます。
なんて臆病で薄情なんでしょう。



とにかく今は
パニック状態から脱しきれませんが
大切な息子を一任された嫁として
何ができるのか真剣に考えています。
幸いパソコンとペンとノートさえあれば
どこでも仕事ができる自由な身なので
東海道新幹線内をオフィス代わりにし
義母、そして義父や義理の妹家族が
心地よく過ごせる環境作りをしたいな、と。


私の母には「ありがとう」さえ伝えることができず
突然のお別れとなってしまいました。

義母にはたくさんの「ありがとう」を伝えます。
人に心配をかけるのが何より嫌いな方なので
極力自然にさりげなく…

人一人につき親は二人。
所帯を持てば四人になります。
親を送り出すのは子の役目。
一番初めに私の母が逝っちゃったけど
いつかは三人にもサヨナラを言わなければなりません。
そう。順番だけは間違えちゃダメですね。
昨日聞いた話だと
「東京オリンピックを見たい」
という欲が湧いてきたらしいので
少しでも長く親孝行させていただきましょう。



そんなこんなですが
豊橋にいるときは
普段通りの生活を続けたいと思います。
お仕事を全うするのはもちろんの事
予定している遊びには極力参加しますよ。
溜まった記憶もブログで綴り続けます。
ここで宣言しておかないと
全てが「誤魔化し」や「フリ」になり
いつもシラけた気分になりそうで。
何卒ご理解ください。


では、次は讃岐紀行の続きでお会いしましょう!

讃岐うどん巡礼/前半

2017年03月17日 | 旅(国内)
讃岐の国から三河の国へ帰って参りました。
二日続けて朝からの取材だったため
前投稿どおり讃岐に前乗り。
一分一秒も無駄にしたくない
貧乏症の私めは



朝一で電車に飛び乗り
レンタカーを手配して
6時間限定のうどん&食材巡礼。
讃岐に向かう二日前に
讃岐うどんマニアの友人にアドバイスを求めたところ
谷川米穀店に行くべきだと即答されました。
実はうどん巡礼はこれで4回目ですが
祝休日に合わせてのスケジュールであり
行列必至の同店を敬遠していたんです。
今回はド平日ということもあり
絶対に行く覚悟で臨みました。
が、しかし…何も疑わずお店のHPを閲覧しましたら

「3/13から3/17まで釜の修理のため休業します」

うっ、嘘。
もしかして何年もHP更新してないとか…
と淡い期待を寄せましたが
更新日付は2017年3月3日。
絶好の訪問日和だったのに愕然です(T_T)
そんなことで肩と気を落としている暇はないので
スケジュールの軌道修正をし
行き先を西へ変更。



中村うどん

丸亀市にある名店です。
東京神田に進出するなど
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの一福さん修業先。
ビルのテナントの一角にあり
休日ならば駐車スペースの確保に
四苦八苦すること間違い無し。
しかし、笑えるほどスンナリ止められました(笑)




店先で大将が注文メモを取り
釜場に食べ方と玉数を伝えていきます。
その横の打ち場では
打ち方がずーっとうどんを打ち続けている。
茹で置きではない典型的なスタイルです。
受け取りや支払いのタイミングに戸惑いますが
オロオロした態度を晒していると
ちゃんとエスコートしてくれるので大丈夫。



ひやひや小

先を考えて小に。
弟子をインスパイアした細マッチョうどん。
見た目しなやかな細麺なのに、噛むと
「こう見えて全身筋肉質なんだぜ?すごいだろ」
と訴えかけてくるのです。
一福同様、というか
師匠のスタイル、好きです。
キレッキレのいりこ出汁も好印象。


ちくわ天

夜を控えているから、うどんのみ
と自分に言い聞かせていたのに
思いっきり誘惑に負けました。
天ぷらというよりは
唐揚げのようなカリカリ食感。

はいっ、次行ってみよう。




長田in香の香

善通寺市にある釜揚げうどんの名店。
前回訪れた時に衝撃を覚えました。
これ以上の釜揚げに出会ったことがありません…
っていうか、もともと好きな食べ方ではないし
これが最終形完成形だと思っているので
あれ以来、他店で試したことがありません。
こちらも並ばずに入れるなんて
平日巡礼万歳です!

注文すると番号札を渡され席で待ちます。
行列からは免れましたが
注文を聞いて茹で始めるので
席に着いてからが長いのです。
両隣で待っている人が4番と5番、
そして私が8番だからまだまだ。


うどんのつけ汁が入った瓶

を眺めながら待ちます。
前回も取り扱いに手こずったこの瓶。
両隣にうどんが届き始めたので
そろそろスタンバイしなければ…と
猪口へ汁を入れようとしたところ
「あんた、そんな風に持ったら熱いやろ。
こうやって入れんと火傷するしこぼすで」
と給仕の女性に入れてもらいました。
前回は「アチアチ」言いながら
両手で瓶を持って入れておりましたが
どうやらそれは誤った操作だったようです。
猪口はテーブルから外れた場所で
テーブルと同じ、または低い位置に持ち
瓶の底片側をテーブルにつけたまま
首に巻いたチェーンを持って瓶を傾け
猪口に注ぐという手法でした。
チェーンの役割がようやく理解できました…



釜揚げ小

色白もち肌の釜揚げうどん。
口に運ぶとシルキータッチが艶めかしい。
温かい麺が唇をすり抜け
噛んだ瞬間、粉の香りがふわっと鼻腔を満たします。
そして「もちもち」なんて俗っぽい形容詞では
表現しきれない噛み応え。
これは釜揚げという提供方法でした得られない食感ですが
他人や他店が同様にできるかといったら、NO。
気になって仕方ない人は現地で体験してください。



汁はやや甘いですが
このうどんとの相性は良し。

次っ!



やまくに

いりこ・ちりめん問屋です。
讃岐といったらいりこ出汁文化。
自称、食・酒・旅探求人としては
文化が生まれた背景を知らずして
食べてばかりでは名に恥じます。
事前にお電話でお邪魔する旨をお伝えしたら
いろいろと丁寧に教えてくださいました。

讃岐うどんの出汁といえばいりこ出汁であり
その最上級が「伊吹のいりこ」。
瀬戸内の伊吹島周辺で獲られたカタクチイワシを
以前は総称していたそうなんですが
今は伊吹島漁協が商標登録したそうです。
よって、同じ海域で獲れたものでも
伊吹島漁協を通していないと名乗れません。
やまくにさんでは燧灘で水揚げしたものを
「ひうちのいりこ」と表現しています
カタクチイワシに戸籍はないので
伊吹のいりこと同等と考えて
全く差し支えないでしょう。

また、やまくにさんでは
自宅用・贈答用等の品質分けをせず
B級品に相当するものを絶対に売りません。
だしの素などの普及で
いりこ出汁をとる家庭が年々減っているのに加え
市場が安価なものを求める傾向は止まりません。
だからと言って、
安価で粗悪なものを市場に出回らせ
「いりこ出汁って生臭いね」
と評価されては本末転倒。
いりこ出汁文化を継承していくためにも
美味しさと品質には妥協しないとおっしゃいます。
手作業で納得のいくものだけを選りすぐり、
上品な出汁が取れる中羽サイズを中心に出荷。

そうそう。
最近は中羽サイズが揚がらなくなっているとか。
かつては赤潮が発生して漁場が全滅した
というニュースをよく聞きましたが
最近は排水を浄化してから海へ放出するため
赤潮被害が激減しているそうなのです。
するとカタクチイワシたちは増え続け
仲間同士で喰い合いが始まって
生命力の強いものが大羽サイズまで勝ち上がり
中流階級の中羽がいなくなるという格差社会…
どの世界も同じなのですね^^;
とにかく、いろいろ環境が変わっているそうです。


ということでお買い上げ



こういう本も出していらっしゃいます。
興味のある方はネットショップでどうぞ。


そんなこんなで時間が経過してしまい



うどんの上戸

は15:00を待たずに店じまい…
暖簾が仕舞われているのを確認しながら
ダメ元で店頭まで駆けつけると
女将さんがすまなそうな表情をしながら手でバッテン。
仕方ありません、諦めましょう。
ちなみにこちらも茹で置きしない名店です。



燧のいりこは日本一

やまくにさんのお陰で理解できました。




まえば

粉ヲタの友人たちから聞いたお店。



多種多様の粉を小売販売しております。
それぞれの特徴が記されており
大変興味をそそられましたが
小売と言っても1kgからなので断念^^;



ひやかけ小

こちらはセルフのお店。
閉店間際に伺ったので
だいぶ前に茹で置きしたうどんでしょう。
残念ながらそれが如実に表れていました。
本来ならばテーブルに据えてあっただろう薬味が
厨房の冷蔵庫から出されたところを見ると
店じまいの準備をされていたのかな?
このタイミングで評価はできません。
ただ、ひやかけの出汁は
好みから外れていました。



仏生山温泉

岡昇平さんのデザイン。
2007年にグッドデザイン賞を受賞しています。
仏生山というから山頂付近にあると思いきや
街中の路地裏的なところにありました^^;
散々塩分を摂取したのに
水分を抜いてしまったら
血液が飽和食塩水状態にならないだろうか…
と一抹の不安はありましたが


そんな不安は振り払って入浴。
基本的に源泉掛け流しでないと温泉には入りません。
湯に浸かった時にカルキ臭がプーンとすると
高校の水泳部時代を思い出す…
的なノスタルジーではなく興ざめです。
こちらは源泉掛け流しでややぬるめ。
銅製品より熱伝導率が良さそうな私の体は
熱い湯に入ると尋常じゃない量の汗が噴き出すため
さっぱりしに来たんだか何だか分からなくなります。
これくらいの温度だと長湯できていいですね。





休憩所も素敵です。
もう少し時間があったら
本を読みながらゆっくりしたいところ。
しかしレンタカー返却時間が
残り30分に迫っていたため
大急ぎで高松駅に向かいます。



ホテルからの眺め

無事返却し
高松駅側のホテルにチェックイン。
高松港のフェリーターミナルや
源平合戦の舞台となった屋島、
海水を引きれる濠で有名な
高松城址を一望できるお部屋を用意頂きました。



しかもツイン・・・

もちろん一人でございます^^;


さて、うどんを別腹に避難させ
讃岐の街で早めの夜ごはん。

徒然なる夕食

2017年03月14日 | 和食
ただいま香川の高松に向かう車中です。
明日、明後日と香川県内で朝からお仕事のため
本日前乗りします。




おにぎり朝弁当を食べ


岡山からマリンライナー乗車

快速マリンライナーは
1両目だけが指定席で2階建て。
何も知らず予約した私は1階席でした。
自由席より目線が低いとは…
何となく解せませんが我慢します。
新幹線の中で本日のノルマは終えたので
この時間はブログで小休止。

ここのところバタバタしており
ブログの更新が滞っておりました。
綴りたい食の備忘録は山ほどありますし
つぶやきたいこともありすぎて頭パンク気味。
ガス抜きしたい気持ちを抑え
お仕事に専念していた次第です。
遊びで忙しいのもありますが^^;


あと20分強で高松に到着するので
ささっと書けるもの一稿。
ある日の晩ご飯です。
家で缶詰状態になっており
鬱憤を晴らすため
しばしキッチンに張り付きました。



一本釣りうるめいわしのお造り

なんと、昨年初夏に取材させていただいた
土佐の一本釣りうるめいわしが我が故郷に。
丸魚なら100円、お造りに仕立てて150円。
当然私は前者を選択します。
3尾購入して早速お造りにしました。
夏の方が脂がのっていますが
冬のうるめいわしも味は乗ってて美味。
6時間お手洗い我慢大会を思い出しながら
熱燗とともにいただきました^^
青魚ラブ。


ほうれん草のおひたし

なんて事はない1品ですが
乗っているのは伊予鯖節。
これがいい仕事するんです。
ほうたれイワシ節も絶品でしたが
鯖節も上品で絶品。
お取り寄せできるかしら?



椎茸の肉詰め

原木の椎茸に
豚肉と海老と生姜を叩いたタネを乗せて。
具と椎茸が分離してしまいました^^;
衣をつけて揚げるのが一番まとまりあるかも。
反省点は多々有りますが
味は非常に美味しいです。
辛子酢醤油で食べるのが私流。



茶碗蒸し

最近ブームです。
少しずつ卵液と蒸し温度&時間を調整中。
先日吉いさんのフグ尽くしでいただいた
黄身感の強い卵液が目標です。




角煮

角煮と言っても煮てません。
蒸しています。
京都の割烹でアルバイトしている時に
板さんから教えて貰った手法を踏襲。
1晩煮汁につけた半熟卵がたまりません。









今年初の豆ご飯

母が大好きだったので
遺影に少しお供えして^^


料理は心のサプリメントです。

さて、もうすぐ高松到着。
うどん屋巡り3軒目標。
行けるかな?^^;