おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

夏休みだョ!山形集合/2日目「ひつじや」

2018年07月30日 | 旅(国内)
そうそう、酒屋源八さんに行く前
六田麩で有名な文四郎麩さんにお邪魔しました。


麩の試食

この時取材を受けてくださった七代目と
そのお父上である六代目がお迎えしてくれ
愛知県の話で盛り上がりました^^
山形の方のおもてなし心、素晴らしいです。
かさ張る麩を買い込んで順調に荷物増大中(笑)


大好きな麩を手に入れて
ホクホクしながらこの日の宿へ。
お米農家さんが営んでいるゲストハウスです。
ドミトリータイプでもなくいわゆる雑魚寝。
老若男女入り混じっての一夜になりそうです(笑)
眠っても喧しい私と同室の皆さんに
予めお詫びをしておきました^^;


さて、今回の旅のメインイベント会場へ向かいますよ!



ひつじや

自家飼育100%のジンギスカンと
ナチュラルワインを楽しめます。
1週間に1頭分の羊肉を提供するため
状況によっては予約を受けないことも。
この日も在庫ギリギリだった様で
夜は私たちのグループで貸切でした。



敷地内で飼育される羊さん

いただく前にご挨拶。
「あいつらに仲間が食べられるのか」
と警戒してか、
近づいたらワラワラと離れていきました。
子供達もはしゃいで見ていましたけど
この子達とジンギスカンという料理が
頭の中で結びついているかどうかは疑問です^^;




クーラーはありません

自然の風に頼りつつ
ジンギスカン鍋と格闘します。



お漬物盛り合わせ

口取りとしてお出しいただきました。



もりもり野菜



ラム肉

いい表情していますね^^



先に野菜をのせてからラム肉をオン

ラムの脂で野菜を蒸し焼きします。



レア状態でいただくと…

美味しい!
ラムの、羊の概念を変えます、これは。
ラム肉苦手だと言っていた大盛家のお姫様も
「美味しい!」とパクパク食べていました。
子供の味覚は正直ですね。
赤身部分も美味しいのですが
脂の美味しさと言ったらありません。
すき焼きでいうところの牛脂の様に
鍋に敷く脂も食べられるお肉って
他にあるかしら?
美味しかったなぁ〜
今すぐにでもアゲインしたいです。




羊のソーセージとフライドポテト

一年寝かしたジャガイモのフライは
糖度が上がって薩摩芋の様。
羊のソーセージもスパイシーで美味でした。




楽しくて美味しかったね^^




この日のワイン

ブショネ疑惑やらなんやらあり
あーでもない、こーでもな言いながら
一人一本は確実に空にする我々。
短時間でよく飲むわ^^;
大大大満足でお店を後にしたのでした。

これで終わるはずもなく
酒屋源八さんで私が購入した赤1本と
共同購入したマッサヴェッキアのマグナムも空に…
「あいのり」ごっこも佳境に入り
Kちゃんから私がチケットを渡されるという
クライマックスシーンの動画撮影…
本気で遊べる大人達に乾杯!
10時の消灯時間を過ぎても話足らず
外に繰り出して夜気を感じながら飲む、喋る、笑う。
と同時に記憶もまどろんでいくのでした。


3日目「Kちゃんとの別れが近く迎え酒」に続く…

夏休みだョ!山形集合/2日目「手打そば 孤峰」

2018年07月28日 | 蕎麦
疲れた脚をせせらぎでクールダウンさせ
美味しいジェラートで体内もクールダウン。
午前のスケジュールを順調にこなし
昼ごはんタイムへと突入します。
大盛ちゃんがセレクトしてくれたお店は
以前私が訪れていたお蕎麦やさんでした。
記憶と記録を辿ったところ、大変いいお店。
再び食べられるのか、とニンマリしつつ
お店の前まで到着したら90分待ちの表示!
ここまでの人気店だとは知らなんだ…
流石に90分は待てないので
スマホを駆使して良さそうなお店を探ります。
口コミサイトの評価やコメントは無視して
アップされている写真で判断。
蕎麦の表情や器が良いお店は大抵外れがありません。
進行方向で良さげな店を見つけたので
早速暖簾をくぐりました。




手打そば 孤峰

サクランボと麩で有名な東根市にあります。
民家をリノベーションしたというか
民家そのまんまを開放した店構え。
親戚の家に来た感覚で寛げます。
こちらは10割蕎麦オンリーでして
注文を受けてから打ち始めるとか。
標準の太さのもりそばと
山形郷土の味・板そばがあり
その両方を楽しめる合いもりをオーダー。
オーダーを受けてご主人が打ち場へ入ったので
打っているところを見せていただきました。



水回し

まずはもりそばから打ち始めます。
途中でご主人が香りをチェックしています。
その日の状態を確認しているのでしょう。
この日は北海道の粉でした。産地失念。
私たちにも香りを嗅がせてくれまして
立ち上る芳香に期待感が高まります。



蕎麦断ち

通常ですと生地を折りたたんで押し切りますが
こちらは繋ぎなしの10割を分厚く仕上げた生地なので
折りたたむと折り返し部分にヒビが入り
茹でた際にブチブチ切れてしまいます。
よって、折りたたまず縦の幅がそのまま蕎麦の長さに。
蕎麦の上端から蕎麦包丁を入れ
引きながら断つ独特の方法をとっていました。
ところ変われば方法変わる、ですね。



もりそば

細打ちの扱いですが
一般的なものよりは太いです。



板そば

材料は一緒ですが超太切り。



ごん太(笑)

この太さで茹で時間は1分ですって!
うどんなら生煮えですよね。



きゅうりの一本漬け

ごん太の板そばを完食するための
顎休め的な存在なのです。



蕎麦つゆ

合いもりにつき二種の蕎麦汁を提供。
蕎麦粉が同じだったら
蕎麦汁一種で通すお店がほとんどです。
太さに合わせて汁を変えるところをみると
ご主人、かなりの蕎麦愛をお持ちですね。
どちらも変な甘さや引っ掛かりがなく
大変素直でキレイな味わいです。




合いもり(並)


ここで山形の板そばについてご説明。
板そばは山形の内陸部で食べられる郷土蕎麦です。
元々は農繁期に共同作業を行ったときや
村の会合の後に振る舞ったようです。
大きな箱に盛って皆で仲良くつつきあうことで
信頼関係をより強固にしていったのでしょう。
腹いっぱい食べてもらうことがおもてなし心の表れ。
よって板そばのボリュームをなめてかかってはいけません。
大盛家が大盛家だけに大盛を頼もうとしていたので
「並で十分だと思うよ」と経験者としてアドバイス(経験談はこちら)。
皆の板が運ばれてくるとテーブルが板に埋め尽くされました。




もりそば

もりそばも相当な太さです。
啜ると蕎麦の香りが鼻腔を刺激し
噛むと穀物の深い甘みが広がります。
蕎麦汁との相性も良く非常に美味。




板そば



持ち上げた部分が輪っかになる剛さ(笑)

蕎麦汁に浸すというより
蕎麦猪口に押し込める感じで漬けないと
蕎麦汁が全く絡みません。
そして啜れません。
噛んでしっかり咀嚼しないと飲み込めません。
1分の茹で時間ですがアルデンテというわけではなく
中まで火は通りつつ、ただただ硬い。


顎、疲れるぅ〜〜〜〜〜。


そんな時はキュウリの出番。
硬いものから解放されて
いっときの弛緩感を楽しみましょう。
ギュッギュと噛み締めると
もりそば同様とても深い味わいが楽しめます。
口の中に滞留する時間が長いので
でんぷんが糖に変わる瞬間を実感できるのも魅力です。
普通の蕎麦では感じ得ませんものね。
たまにキュウリで小休止しながら
結構なボリュームなれどペロリ完食。
いい顎の運動になりますよ。
途中で誤って啜ってしまったところ
上顎を傷つけ血豆ができました^^;
それぐらい剛麺なので
召し上がる際はお気をつけあそばせ。



板そばを食べると
「山形キタ〜っ!」感が増します。
予定していたお店に振られ
偶然訪れたお店でしたが
我々的に大当たりでした。大満足。
打つところを見せてくれた親切かつ実直なご主人と
温かいおもてなしをしてくださった奥様に感謝。
ごちそうさまでした^^



一度は行ってみたい酒屋源八

記念撮影をせがまれて撮りました。
レ・コステのTシャツを着て
マッサヴェッキアのマグナムを
満面の笑みで掲げる大盛ちゃん。
無節操やろっ!
このマグナムは夜のお楽しみでーす♪



2日目「羊を見てから羊を食べる」に続く…

夏休みだョ!山形集合/2日目「山寺〜COZAB GELATO」

2018年07月27日 | 旅(国内)
徹夜に近い状態で夜まで飲食したら
当然眠りは深海のごとく深くなります。
かろうじてアラームで目覚めたものの
身体はベッドと一心同体とばかりに
起き上がることを拒みます。
ビリビリと音がしそうな勢いで
エイヤッ!と引き剥がし
身支度をしてチェックアウトをすると
ロビーには大盛ちゃんがいない…
Yちゃんがお部屋に電話したところ
その電話で起きたんだと…
山寺で待つ新メンバーは待ちぼうけ決定(笑)

新メンバーとは何ぞや?ですよね^^;
実は大盛ちゃんの車を「ラブワゴン」と想定し
山形で合流する友人を「新メンバー」と位置付け
「あいのり」ごっこを計画していたのです。
新メンバー役のKちゃん(男性・名古屋在住)にはそのことを告げず
合流時に手に持つフリップ(ニックネームを買いたアレ)を勝手に作り
山寺に着いたら強引に渡すというシナリオを製作。
朝早いわ、遅刻されるわ、寸劇をやらされるわで
Kちゃんもたまったもんじゃありませんが
ここは一つ芝居に絡んでもらわないといけません。
めでたく新メンバー合流の動画が取れましたとさ(笑)


ひとしきり大笑いしたところで
山寺登山のための腹ごしらえ。
山寺についてはこちらを参照ください。
奥の院へと向かうには
1000段を超える階段を登らなければなりません。
当日の朝は炎天下に加え、二日酔い気味。
水分と塩分を強制的に摂らなければ命に関わります。



芋団子汁

馬鈴薯のでんぷんで作った
モッチモの団子が入っています。
あと、私の大好物・車麩が入っていました。
既製品の山菜水煮はいただけませんが^^;



青菜(せいさい )のお焼き

山形青菜とはアブラナ科の野菜で
漬物にした「おみ漬」が有名。
このお焼きの具は
その青菜の漬物オンリーです。
長野で言う野沢菜のお焼きみたいなものですね。


しっかりエネルギーと塩分を補給したので
いざ、山寺山頂へと向かいます。


奥の院登頂

ゼェゼェ…なんとか登れた。
途中400段ぐらいで
心がポキンと折れそうになりましたが
日頃の割烹修業が功を奏したのか
息は上がるものの耐えられる程度で
足腰もさほどフラフラにならない。
修業前の私ならリタイアしていたはず。
正座から脚を揃えたまま直立を繰り返すと言う
ハードなワークアウトの甲斐があったわ(笑)




五大堂からの眺望

仙山線が行きすぎるのが見えます。
吹き抜ける涼風をしばし受け
呼吸を整えながらクールダウン。
肩で息する魂の抜け殻のような私め、
思いっきりカメラ目線で
他人様の集合写真に写り込んてしまった…
家に帰ってから「この人誰?」ってなってるはず^^;


無事全員登頂することができ
体の中からクールダウンするため
今回の目的つの一つであるこちらへ。



COZAB GELATO

今年オープンしたばかりで大行列。
駐車場に着くや否や整理券を渡されました。
こちらは私たちが愛してやまない
オステリア・モカイオの近藤シェフが
イタリア留学中の学友だった方が開いたお店。
山形の味覚を本場仕込みのジェラートに仕立てます。
どれもこれも魅力的なフレイバー。
順番が来るまでじっくり悩みながら
駆使した足を冷やして待つことに。



飛び込みたい!



ところを我慢して足のみ

ひんやり冷たくて気持ちいい。
できれば頭までどっぷり浸かって
パシャパシャやりたかった…




順番来ました



焦がし味噌キャラメルとミルクをオーダー

他にすももやヨーグルトなどありましたが
フレーバーの調和を考えてこの2つに絞り込みました。
ビターな焦がし味噌キャラメルと
クリーム感が薄いミルキーなジェラートが最高にマッチ。
これは人気が出るわけですわ。
オーナー夫妻は美男美女で笑顔がとっても素敵。
人柄の良さが滲み出ていました。
同じく人柄の良いモカイオ夫妻と仲良しなのも頷けます。
ごちそうさまでした!


「板そばでLet's! 顎のエクササイズ」に続く…

夏休みだョ!山形集合/1日目「IL COTECHINO」

2018年07月26日 | 旅(国内)
ホテルに着くや否や
硫黄臭と濃厚な汗を纏った体をリンスオフ。
温泉の効能よりもサッパリ感を選びました(笑)
衣服に付着した硫黄も洗い流そうと
洗濯などしてようやくひと心地。
夜のお楽しみまで運転手2人はもちろん
酒盛りで寝不足の我々もひと休み。
一方、大人たちをよそにお子様たちは元気満々です。
その有り余るパワー、
高値でいいから売ってくれないか…



IL COTECHINO

山形市の中心部にあるイル・コテキーノさん。
イタリア仕込みのシャルキュトリーがメインのお店です。
シェフは山形出身ですがマダムは愛知県出身。
我々が存じ上げている名古屋のシェフと繋がりがあり
諸々のご縁でお邪魔することができました。
エントランスをくぐり我々が着席すると
小さなお店は満席御礼状態です。
後から伺ったところ
最近地元メディアで紹介されたらしく
一見さんがどっと押し寄せたようですね。
中にはお店のポリシーを理解せずに来店し
「肉以外の料理ないの?」とおっしゃる方もいたとか^^;
メディアに携わる人間としては耳が痛い…
ちゃんと伝えることの難しさを再認識しました。




乾杯!

大盛ちゃん、Yちゃん、本当にお疲れ様!



佐竹農園のバーニャカウダ

佐竹シェフの自家菜園から届いた夏野菜がてんこ盛り。
表面にある野菜を退けると
また新たな野菜がコンニチハします。
まるで野菜の福袋のようでした。
昼夜の寒暖差がある山形野菜は味が濃い。
朝の舌ビリビリラーメンから
まともなものを食べていなかったので
元気な野菜が心と体に沁みていきます。



自家製ハム盛り合わせ

圧巻かつ情熱的なヴィジュアルです。
まるで大輪の花が咲き誇っているよう。
この一皿を全員でシェアするのではなく3人前^^;
ボリュームもラテン系ですね(笑)
一つ一つにとんでもない手間暇がかかっていることが
一目見ただけでわかります。
そしてその手間暇が味わいに直結。
生肉の保存性を高める加工技術に加え
素材のポテンシャルを存分に生かす調理技術が伴い
生肉をハムに加工する意義が
舌を通じてちゃんと伝わってきます。
そんな御託はさておき、本当に美味!




かぼちゃのテリーヌ

かぼちゃは苦手な野菜の筆頭ですが
しっとりとして上品な甘さが好印象。
ピクルスの酸味も手伝って、
大変美味しくいただきました。




生ハム盛り合わせ

目を疑うボリューム感。
様々な部位の生ハムが
プレートの上でひしめき合っています。
ここが山形であることを忘れさせる光景でした。
塩梅が素晴らしく
咀嚼すると肉の旨味が口内に滞留し
幸せな余韻をもたらします。
こんなにも美味しいハムを作ったイタリア人ってすごい。
その技術を忠実に再現するシェフってすごい。




極太アスパラとポーチドエッグ

「優しい」の一言に尽きる料理。
アスパラと卵、鉄板の組み合わせですね。



カネロニクリーム

ここまででかなりの満腹。
周りのみんなのフォークが
スローモーな動きになってきたにも関わらず
最後までせっせと動かしていた記憶があります。
しかもカネロニの表面と内側に
クリームをたっぷり絡ませて…
満腹中枢崩壊。



トマトとフロマージュブラン(?)

このチーズもパクパク食べていた記憶が。





食後のデザート

この内容で1人4,000円は驚きです。


ハムの熟成庫

お店の玄関口に大きなコンテナ冷蔵庫があるので
なんなんだろう?と思っていたら
内部は大変なことになっていました^^;
とてもいい意味でシェフ、変態(笑)
私たちがハムについて質問すると
水を得た魚のように朗々と語り始めます。
遮らなければ翌朝まで語り続けそうな勢いでした。
この情熱こそがハムを美味しくする要因でしょう。
また変態トークを聞きに伺いたいと思います。
ごちそうさまでした!

非日常の光景を目の当たりにし
興奮冷めやらぬ状態でホテルへ帰り
お店で飲みきれなかったワインと
ナイトキャップに買っておいたウィスキーで
大盛ちゃんと二次会。
共通点の多さに盛り上がりましたが
何が共通点だったかいまいち覚えていない私です。
大盛ちゃん、なんだったっけ?
また今度、同じ話題で盛り上がろうね。
話題のリサイクル。エコだわ〜(笑)



2日目に続く…

夏休みだョ!山形集合/1日目「朝ラーに全部」

2018年07月25日 | 旅(国内)
お久しぶりでございます。
暑い日…では片付けられないほど
酷く暑い日が続いておりますが
みなさま健やかにお過ごしでしょうか?

お子様達が夏休みに入り
街のあちこちに賑やかな声が響き渡ります。
そんな世の中の流れに便乗しようと
大人も子供も一緒になって
県外でワチャワチャ大騒ぎをしてきました^^
行き先は山形県です。
大きな目的は後々登場する「ひつじや」さん。
今回のメンバーでもあるKちゃをはじめ
色々なところで噂を耳にし
いつか行きたいと思っていたお店です。
どうせ遠征するなら
めぼしいところも周り尽くそうと
友人の大盛ちゃんがあちこち調べ
「旅のしおり」さながらの
綿密な予定表を組んでくれました。
おまけにマイカー出動と運転まで買って出てくれ
至れり尽くせりの旅に感謝感激雨あられです。
まず始めに、大盛ちゃん、Yちゃん夫妻、
本当にありがとう!


翌日から速やかに行動ができるよう
前日の夜に大盛家へ集合して出発します。


中華そば 塩(並)

まずは実垂穂さんで腹ごしらえ。
取材以来のお邪魔です。
相変わらず澄み切ったスープで美味。
あとで気づいたんですが
鶏ハムをサービスしてくれたみたい^^;
大将、ご馳走様でした!

さて、大盛号に乗って出発です。
保険の関係上全行程夫妻が運転してくれる上
乗っている間、遠慮なく酒盛りして良いとのこと。
「え〜?悪いよ〜」と一応恐縮してみるものの…


のっけから酒盛り(笑)

Y子ちゃんが供出してくれた赤ワインに加え
大盛家の白ワインも奪うようにして飲み
結局2人で2本半空けてしまった…
白シャツの胸元に赤ワインこぼすし(汗)
やりたい放題の珍道中、始まり始まり〜


旅の最初の目的地は朝ラーメン。
9時のオープンまで時間があったので





十分一山展望台

パラグライダーの滑空拠点みたいですね。
夜が明けたばかりの山頂は
ひんやりとした空気に満たされまして
大変清々しかったです。
雄大な景色を目の当たりにし
心が開放的になった大人と子供は
青春の一ページのような写真撮影を決行。
なぜか多くの笑いをとった私め…
みんなに笑顔を届けられたのなら
うっかり芸人冥利につきます(笑)


涼しいと思っていた朝も
日が高くなるにつれて気温が急上昇。
木陰を見つけて車内で仮眠をとるも
影の向きが変わるとグッと暑くなります。
ラーメン屋の駐車場に出たり入ったりし
ようやく9時の開店時間が訪れました。





お店のメニュー一覧

プラス、「水ラーメン」というものがありました。
総勢7人おりましたので「全てのメニューを1杯ずつ」
という大人買いならぬ、大人発注。



藻塩ラーメン

ををっ。舌が痺れる…
初っ端から地雷を踏みました(笑)
実垂穂の中華そばが恋しくなる味です。嗚呼。
一通りスープを回し飲みする我らのテーブルには
7人いるとは思えない静寂が立ち込めておりました。
高加水チリチリ麺はなかなか面白かったです。

以上!



酒井ワイナリーでお買い物



蔵王刈田岳山頂のお釜

エメラルドグリーンに輝く噴火口。
雲が切れると現れます。
Y子ちゃんが以前訪れた時は
一切姿を現さなかったんですって。
拝めてよかったです^^
山頂は常に強風が吹きすさび
下界とは全く異なる冷涼な世界でした。



蔵王山温泉大露天風呂

近づくにつれて物凄い硫黄臭。
50度にもなる源泉がコンコンと湧き
小川に流れ出ています。
シャンプーや石鹸は使えません。
温泉効果で体の深部まで温まります。
汗がとめどなく流れる体に
こゆーい硫黄臭をまといまして
風呂上がりとは思えないまったり感(笑)
「早くシャワー浴びたいね」
「この臭いで学校行ったらイジメられるよね」
なんてみんなで話しながらホテルへ向かいましたとさ。



1日目夜編に続く…





淑女会Vol.18・弥生の章/菜の花

2018年07月19日 | 淑女会
暑いですね〜、から始まる会話が続く今日この頃。
記憶を遡ってもこんなに暑い夏は思い出せません。
外へ出るといちいちクラっとして
移動することを躊躇するばかり。
まだ7月半ば…この先を考えると気が遠くなります。
あいも変わらず忙しい毎日を送っておりまして
ブログもご無沙汰しっぱなし。
今日は早めに昼ご飯をいただいたので
午後の仕事に取り掛かる前に備忘録を。


ようやく淑女会の備忘録も3月度へ突入。
3月は池下の菜の花さんにお邪魔しました。
この日は吹上で取材を終えてから
撮影道具をゴロゴロ曳いてゼロ次会会場へ見参。
3月なのにあまりの暑さでジャケットを脱ぎ捨て
半袖のTシャツで行動していたことを覚えています。
この時から酷暑の前兆があったのか…
ただ単に私が暑がりだけなのか…どうなんでしょう^^;
3月で半袖Tシャツ、今タンクトップ。
じゃあ、8月は水着か??(笑)



泡で乾杯!

この日もワインを持ち込ませていただきました(有料)。



セロリの漬物

夏のように暑い夕べに相応しい口取り。



マナガツオの香港風

マナガツオをカリッと揚げて
薬味ソースに漬けてあります。
シェフの新作だそう。
これ、大変美味しく
家に帰って早速真似しました。




棒棒鶏

定番ですね。
こちらの棒棒鶏は家庭的な味。



海老と春雨の煮込み

春雨と甲殻類の相性は言わずもがな。
春雨が旨みを余す所なく吸い上げます。
春雨は伸びても美味しいというか
伸びが気に入らない、
伸びこそ醍醐味の麺類ですね。



ホタルイカと青菜の炒め物

旬のホタルイカの旨味を
青菜に纏わせた一品。
不味くなりようが無いです。



鶏肉の唐辛子炒め

四川料理の代表格。
辛味も強いですが
旨みが引き立てられて美味。
これにはビールが欲しくなりますね。



スペアリブの豆鼓炒め

大好きな蒸し物です。
粉をはたいて蒸すことで
旨みが流れ出しません。
豆鼓がスペアリブに適度な塩分とコクを与え
角煮とはまた違った趣に。



麻婆豆腐

最近の私の味覚からすると
こちらも家庭的な味と感じます。




黒酢の酢豚

ここで友人のK子さんが乱入。
淑女会会場近くで
メンバーのY子ちゃんが挙げた投稿を見
「乱入してもいい?」とメッセージしてきたそう。
淑女会は厳格なルールがあり
メンバー交代などは一切許されません(ホントか?w)。
しかし「K子さんならよくてよ」がメンバーの総意。
淑女が会するサロンに招き入れました。
案外ゆるゆるなルールらしい(笑)
彼女に「好きなものを頼んで良くてよ」と言い渡した所
五目焼きそばを頼んでおりました。
その写真がないところを見ると
私はかなり酔っ払っていた模様。
いつものことですね^^;
ワインをさんざん飲んだ後
喉が渇いたとビール戻りしたのは覚えています。


この日も取り止めもない話をし
ゲラゲラ笑ってストレスとは無縁なひと時を過ごせました。
かけがえのない淑女会with K子(笑)
良き友たちに感謝!




JOE’S KITCHEN〜限定的火鍋〜

2018年07月13日 | お出かけ
暑い日が続きますね。
ブログの更新をサボっている間に
全国各地で豪雨による災害が多発しました。
大荒れの天気から一転、晴天続きの日本列島。
被災された方、復旧に尽力される方
想像を絶する不安感・不快感を
日々味わいながら過ごしていらっしゃるのでしょう。
大きな災害を被ったことのない私めは
考えただけでバテてしまいそうです。
僅かながらも義援金という形で応援させてください。
穏やかな山陽の国が集中豪雨に見舞われ
氾濫するはずがないと思われていた川が氾濫。
拙宅の横を流れる小さな小さない川も
いつか溢れることがあるのでしょうか?
起きるはずもないことが起きる昨今。
心構えと身構えは必要ですね。



さて、寒風吹きすさぶ2月のことです。
JOE'SKICHENさんの冬の不定期風物詩
「鯉する火鍋」のお誘いをいただきましたので
足取りも軽くお邪魔してまいりました。
不定期…というのもスープの仕込みに
気が遠くなるほど手間暇がかかるんだとか。
ただでさえ手一杯なシェフですから
期間を限定しても全ての予約に応えることは無理。
なので友人からご縁のおすそ分けをいただき
スペシャル枠でご用意いただきました。



陰陽太極図のような鍋



殻付きの牡蠣登場



シャブシャブしていただきます

旨味が凝縮されて美味!
何度当たってもやめられません。





鯉する火鍋の由来は当然、鯉。
本場の火鍋も川魚を用います。
しっかり泥を吐かせた鯉は
泥臭さはほとんど感じませんが
川魚独特の香りがあったほうが
このスープには合います。
微妙なバランスが重要なのですよ。



地獄風呂^^;

シャブシャブしていただきました。
鯉は赤いスープとの相性がお気に入り。



豆腐と湯葉

この豆腐が秀逸なのです。
なんと、パック豆腐を凍らせただけ。
日本の高野豆腐とも違う
中国の干し豆腐とも違う
なんともオリジナルな食感でした。



金目鯛



地獄風呂 Part2

金目鯛もシャブシャブします。
こちらも辛いスープと相性良し。
だんだん汗が噴き出してきました。



お肉登場

写真は以上です(笑)
鍋のお世話と食べるのに忙しく
写真を撮っている暇がなくなりました。
お肉は白いスープとの相性も良いです。
最後にラーメンを投入して〆ラー。
まだまだ寒い日が続いていた日ですが
心も体もポッカポカに温まりました。


手間暇を惜しまずご用意くださったシェフに感謝。
この日はお客として一緒に楽しんでいた
マダムの心遣いに感謝^^
次は上海蟹のシーズンかな?
今年も楽しみにしていまーす!


Printempsを感じるAUX CRIEURS DE VIN

2018年07月02日 | お出かけ
真夏なのにprintemps(春)とか言っててごめんなさい。

それにしても暑いですね。
夏物とはいえ重ね着する着物は暑いです。
夏場に十二単とか…
想像しただけで汗が吹き出します。
昔の高貴な人々は忍耐強かったのでしょうか?
それとも温暖化が進む以前は夏でも涼しかったのかな?
この暑さのせいで考えが平安時代にトリップしました。


さて、春のオークリウールさんの話です。
取材でお邪魔して、シェフのお料理と
土井さんセレクトのワインをいただきたくなり
数日後に訪問した時のこと。



泡もので喉を潤します。



グジェール

定番のお口とり。
塩気がワインを誘います。



ワインへシフト

素直で伸びやかな味。
穏やかな酸がお料理に寄り添います。
このワイン、美味しかったなぁ。



ホタテとアスパラガスのプロヴァンス風

ホタテの貝柱は
生のままいただくよりも
少し火を通した方が好き。
上品な甘みが現れます。
同じくソテーして甘みを表出させた
アスパラとの相性は言わずもがな。
ジロール茸の香りと歯ごたえも
お料理の重要な要素になっています。




スズキのブールブランソース

オークリウールさんの定番です。
時期によって魚の状態も違いますし
ブールブランの味わいも少しずつ進化し
毎回新たな発見があって面白いわ。



豚のロースト

オインク豚のローストシェリービネガーソース
しっとりとローストした上には
甘酢っぱいシェリービネガーのソース。
脂の甘みが際立ちます。
豚の美味しさを再認識。
やっぱり私は豚肉が好き。
短角牛だけは牛の中でも別格です。




オリがすごい…



クレームカラメル

ほろ苦いカラメルが乗った
ブリュレっぽいデセールです。
やはり蒸留酒を呼ぶ味わい。





悩ましい選択肢

全部飲みたいところですが…



カルバドスに

ゆっくりと香気を吸い込み
鼻からはき出しながら
液体を口に含む至福感。
ああ〜幸せ。
体をゆるゆるに解きほぐし
一日の終わりを告げる飲み物です。

土井さんの優しい語り口に癒され
この日もいい夜になりました。
ご馳走様でございます。



お料理とお酒が美味しいだけでなく
その場に居たくなる付加価値があるから
何度も足を運んでしまいます。
逆にそれがないお店は
どんなにお料理が美味しくても
再び足を運ぶことはありません。
オーナーやスタッフの人柄だったり
空間を満たす空気だったり
流れる時間だったり…
いいお店です^^



さてと、お仕事しますか。