おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ いよいよ帰国

2017年09月08日 | 旅(海外)
リヨン・パールデュー駅に到着しまして
2時間の車中でお腹が空いたら大変なので(笑)
コンコース内にある「PAUL」で
バゲットサンドを買うことに。
本場のPAULのバゲットサンドは
以前空港や駅で購入してクオリティは確認済み。
列に並んで自分のオーダーする番を待っていると
黒人のお兄さんが強烈に面倒臭そうな応対してる。
なんか怖いなぁ、と思っていたら
私の番になるや否や人が変わったように笑顔になり
去り際には「Have a nice day!」と
手を振って見送ってくださいました。
同じ有色人種としてシンパシーを感じたのかしら^^;



とにかく気分良く送り出してくれたので
足取りも軽くTGVに乗車して定刻通り出発。


旅での出会いや出来事に思いを馳せ
車窓の向こうに広がる
雄大な景色に目をやること1時間。
・・・電車が突然止まりました。
外を見渡しましたが
どう見ても駅ではなさそうな風景です。
フランス語でアナウンスが流れるも
囁くように小さいのと早口で
何を言っているのか全然わからず。
前方でカナダ人の男性が(会話の流れから判断)
この電車がフライト時間に間に合うか問い合わせています。
そのやりとりから何らかの車両トラブルで
35分ぐらい遅れることが判明。
私の近くに車掌さんがやってきたので
確認すると同じことを繰り返しました。
35分ならフライト時間まで余裕です。
私よりも30分早いカナダ人の方が心配でした。
イライラしても仕方ないので
読書をしているとようやく電車が動き出します。
ホッと胸を撫で下ろしまして
残りの1時間は再び思い出の反芻。


結局シャルルドゴール空港には45分遅れで到着。
この時を今か今かと待っていた人々が
一斉に扉からダッシュで消えてゆきました。
私も足早にチェックインカウンターへ。
すると大陸の人々で長蛇の列!
爆買い後なのか皆さん預ける荷物多すぎ・・・
それを二つの窓口でチンタラ対応しているから
牛歩の如くいつまで経っても前へ進みません。
ここまで来て搭乗打ち切りはないと分かっていても
無駄極まりない時間の消費を強いられ
イライラがピークに達しました。
お土産などを空港で買うつもりでいたのに
お土産どころかトイレに行く暇もなさそうだわ。
あ”ーーッなんとかしてくれ〜
と眉間に縦皺を深く刻んでいたら
ようやく事態の異常性に気づいたのか
窓口が1つ追加されました。
私が搭乗できたのは出発予定時刻の5分前。
荷物の積み込みなどがあるから
当然出発時刻は遅れます。
30分遅れで飛行機の扉が閉まりました。
これで安心…ではないのです。

今回利用したのはFINNAIRでトランジットはヘルシンキ。
トランジットに与えられた時間は何と1時間!
格安航空券、安いのには理由がある(笑)




フィンランドの大地

イライラしながらもムーミンの故郷を確認。
やっぱり森が多いんですね〜。
30分遅れのままヘルシンキに到着し
扉をくぐり抜けたらまたまたダッシュ。
フィンランドからユーロ圏を脱するため
出国審査はヘルシンキ空港で行われます。
デジタルシステムを採用しており
自分で顔写真を撮ったり
パスポートをかざしたりする必要あり。
日本人の妙齢のご婦人がそのシステムを理解できず
何度やってもエラーが出てしまいます。
私、偶然にもその列に並んでしまいました。
「時間がないから勘弁してくださいよー」
と思わず小声で愚痴り涙目になっていると
ようやく係員の方が登場してレクチャーし
血栓が取れたかの如くスムーズに進行。
ゲートを抜けて猛ダッシュをし
マリメッコやムーミンのお土産屋さんが
走馬灯のように視界に入って来るも
駆ける足を止めず搭乗口へ向かいました。



フライト予定時刻の10分前に搭乗

ボーディング・ブリッジをゆっくり歩く。
この時の安堵感といったらないです。
変な汗いっぱいかいた。
やっと眠ることができる。



機体にはマリメッコのデザイン

嗚呼…お土産屋さん、寄りたかったなぁ(涙)



スリに遭うこともなく
事故もなく病気もせず
無事に帰国することができました。
4泊6日の短い旅ではございましたが
内容は濁り酒のように濃いです(笑)
お声をかけてくださった山枡さん、
旅行中家族のように接してくれたK子さんご一家、
お忙しいのに手厚くもてなしてくださった
昇涙酒造の皆様方、
楽しいひと時をご一緒してくださった
梅津さん、南部さん、ありささんに感謝!!!
この出会いと記憶は一生ものの財産です。
もっと財産を増やすために
来年も必ず渡航しますから、
その際も皆さま宜しくお願い申し上げます。


最後に…
昇涙酒造の良き酒造りと
繁栄を祈願しまして「乾杯!」



仏初祝!昇涙酒造蔵開き 〜完〜


ようやく脱稿^^;
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仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ SAKU restaurant

2017年09月03日 | 旅(海外)
リヨン観光を終えまして
ディナーの会場へと向かいます。



SAKU restaurant

リヨン7区にありますレストラン。
オーナーシェフは宮本聖作さんという方です。
名前は忘れてしまいましたが
フランスの有名なレストランで修業を重ね
昨年の秋に独立されたそうです。
修業先は厳しい厨房で有名なお店だったとか。
異国の地で厳しい修業に耐え抜いたとは…
並大抵の根性の持ち主ではありませんね。
私だったらすぐに弱音を吐いて逃げ出しそう^^;


メンバーは日本からの昇涙酒造応援団と
TOMOさん、そして前日の蔵開きで意気投合した
リヨン在住のMちゃんとKちゃんも参加してくれました。
楽しい夜になること間違いなしですね。
と言っても、リヨンの夜は全然更けません(笑)
フランス料理人志望のN君は
シェフの厨房に興味津々です。
仕事ぶりが見られるように
シェフに一番近い席に座りました。
いい勉強、いいご縁ができたかな?



キールロワイヤル

まずはアペリティフで乾杯です。
シャンパーニュを使うため
4人集まらないと作れないということで
二つ返事で名乗り出ました^^
なみなみな量が私にはありがたい(笑)




お魚の燻製とトマトのファルシ

すみません、かなり料理の記憶が薄れています。
お魚をうすーく伸ばして燻製してあったような・・
野菜を詰めたトマトのファルシは覚えています。
和にも通ずる繊細な味付けが印象的でした。



マコンの白

ワインの品揃えは
ブルゴーニュとローヌ地方のものがメインでした。
こねくり回した感じではなく
大変素直な味わいの白でホッ。



お肉のカルパッチョ

お肉のカルパッチョ、久々にいただきます^^
もろレアって感じではなく
適切な火入れ処理がしてある感じでした。
血生臭さなど全くなくメロウな味わい。
トッピングされた野菜の味が濃厚で美味です。
ソースとの相性もぴったりでした。



サン・ピエールのポワレ

サン・ピエールは日本でいうマトウダイ。
フランスで珍重されている魚です。
お刺身にしてよし、煮ても焼いてもよしの
万能選手で私も大好きなお魚。
肉厚なものをふっくらと焼き上げ
魚のフォンを凝縮したソースに絡むこと。
春の名残のアスパラ、アルティショー、
グリーンピースも美味でした。



2本目



3本目(笑)

2本目と3本目は私が選ばせていただきました。
こちらもこねくり回し感のない素直なタイプ。
果実味がストレートに味わえまして
お料理とも大変相性が良いと
皆様に喜んでいただけたようです。



鴨のパートフィロ包み

お豆のピュレだったかな?
とってもなめらかかつ濃厚で美味しかったです。
鴨の火入れも抜群で
パートフィロのパリパリ感も心地よい。
まさに五感で楽しめる一皿でした。



サンマルスランのトリュフオイル掛け

どーんと半分が一人分(笑)
さすがチーズ大国フランスですね。
初めてフランスを訪れた時に
目が飛び出るほど美味しくて感動したチーズ。
こんな贅沢なピースでいただけるとは…
元チーズマニアの血が騒ぎます。
もちろんペロリと平らげましたよ♪



カフェで〆

日本人のDNAから滲み出る繊細さと
ソースの妙で魅了するフレンチの技法。
両者が縦横の糸となって織物を作り上げるように
なんともいい塩梅で楽しませてくださいました。
料理を出すスピードも非常にテンポよく
最初から最後まで満足しっぱなし。
とても良いお店にお連れいただいて
TOMOさんに心から感謝です。
次回はTOMOさんのお店にも行かなくては。
ご馳走様でした!

リヨンで学生生活とアルバイトを両立しているMちゃん
デザイナーを目指して頑張っているKちゃん、
2人のしっかりとしたビジョンに
自分の不甲斐なさを感じるばかり^^;
目標を達成するためには
幾つになっても一歩踏み出す勇気が必要なんだと
若い2人からお勉強させてもらった次第です。
年齢(17〜70歳超)・性別・職業・居住地…
面白いほど境遇バランバランなメンバーが顔を合わせ
話が尽きることなど一生ないんじゃない?
と思うほど会話が弾み
せっせとグラスとナイフ・フォークを動かす。
夢なら覚めないでくれ、と
手を合わせたくなるほど素敵な晩餐でした。

楽しさと美味しさの余韻に浸りながら
地下鉄に乗ってホテルへ。
さすがに疲れがドッと出たのか
ベッドに倒れこむように眠りました。
が。。。。夜中に暑くて目覚める。
フランスのエコノミーなホテルは
クーラー無しがスタンダードです。
しかしこの日のリヨンは熱帯夜。
扇風機がカラカラと空気をかき回すも
一向に涼しくなる気配はなく
朝まで汗をぬぐいながらまどろみました。
あとで山枡さんに聞いたら
扇風機さえなかったとか!
あの蒸し風呂状態でよく耐えられましたね。
心からご苦労様とお伝えしたいです。


眠い目をこすり朝食を済ませチェックアウト。
私は8時のTGVで
シャルルドゴール空港へ向かわないといけなかったので
連泊するK子さん一家に余ったお酒を託して別れを告げ
リヨンのサンテグジュペリ空港へ向かう山枡さんを見送り
リヨンを後にしました。
また会いましょうね、と約束をして。。。
皆様、ありがとうございました!!!


一気に帰国まで書こうと思いましたが
ここからすったもんだ物語があったので
次の章へ回します。

帰国の途へ続く。


仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ SAKU restaurant 〜完〜

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仏初祝!昇涙酒造蔵開き/蔵開き打ち上げ

2017年08月22日 | 旅(海外)
緩やかに始まって盛り上がりを見せ
潮が引くようにお開きになった蔵開き。
総勢100名ものゲストが訪れたようです。
当たり前ですが知り合いは日本勢しかいないので
何方が何時お越しになり何時お帰りになったかなど
知る由もありませんでした^^;
フランスで頑張っている2人の日本人の女の子と
信じられないぐらい日本語ペラペラな
美しきフランス人の女の子と意気投合し
後半は立ち飲み状態で楽しかったなぁ。
フランスにおいて日本酒はかなりの高級品。
4合瓶で最低でも4、5千円するそうです。
日本酒をこよなく愛する先述の3人は
レセプション中飲み放題とあって
ウキャウキャはしゃいで飲んでました。
まあ、私も同類項ですが(笑)


そんな楽しいひと時も終わりを告げ
興奮冷めやらぬまま打ち上げ会場へ。
どこへ行くとも知らされぬまま車へ乗り込むと
行けども行けども山・山・山。
こんなところに打ち上げ会場があるんだろうか…
もしかして野営でキャンプファイヤーとか?
と不安を覚えた頃に、
山小屋風の建物が現れました。







Restaurant La Ferme de La Croix

打ち上げ会場に到着しました。
時は既に19時を回った頃でしたが
まだまだ夜は気配を見せません。



まずはクローネンブルグで乾杯

しこたま日本酒を飲みましたが
飲んでは汗で放出し、だったので
ビールがスルスル入っていきます。



グレッグ蔵元からご挨拶

今回は日本からの応援に頼りっきりで
非常に不甲斐ない思いをしていると
反省の弁を述べてらっしゃいました。
次年度の酒ははもっと自分の思いを込め
胸を張って「造りました」と言いたいと。
そもそもその謙虚さがフランス人ぽくない^^;
だからこそ日本の文化に
シンパシーを感じるんでしょうかね。
昇涙酒造の誇りにかけて頑張ってください。
応援しております。


その後、若山杜氏からもご挨拶。
何もかも手探りで思い通りにいかず
春からの仕込みとなった上に
熱波に襲われ困難づくし。
そんな逆境にも関わらず
ちゃんと飲める酒ができたことに
心底驚いている、と。
改めて酵母の強さと
醸造の奥深さを認識したともおっしゃってました。
一言一言にご苦労の片鱗がうかがえまして
涙が出てきそうになりました。
役目を終えた廃墟のような養蚕施設が
日本酒の蔵になったんですものね。
去年の写真を見せていただきましたが
あれが、ここまでになったと思えば
さぞかし感慨深いものがあるでしょう。


蔵人の田中さんからもご挨拶。
蔵で寝泊まりした日々や
日本とは全く勝手が違ったことなどをお聞きし
この一年の間に筆舌に尽くしがたい
ドラマが展開されたことが
その言葉から窺えました。
皆さんの血の滲むような尽力に
あのお酒たちは応えてくれたんですね。

深く頷きながらお話を聞いているうちに
私なんかが物見遊山で訪れてよかったのだろうか?
と申し訳なくなってしまいました。
これも何かのご縁と同席をお許しください…
心の中で呟きながらビールを飲む(笑)


日本から昇涙酒造を支えた
梅津さん、南部さん、山枡さんからも激励の言葉があり
打ち上げパーティは緩やかにスタート。



シャルキュトリーのアソート

何人分かずつ盛り合わせ
取り分け形式でいただきました。
どれもかなり美味しい。
これだけでワイン1本イケます。
自家製のサラミがあまりに美味しいので
帰りに1本お買い上げ♪



エスカルゴバター

ニンニクバターたっぷりで
エスカルゴの泥臭さは全然感じません。
ここはローヌのワイン銘醸地が近いので
ぶどうの葉っぱを食べたエスカルゴが
よく捕れるのかもしれませんね。



ニジマスのムニエル

一匹どーんと提供されました。
近所の川で釣れるんでしょうか?
お魚自体は非常に淡白でしたが
バターたっぷりでパンチのある食べ応え。



ホロホロ鳥のグリエ

グレッグが「ホーホーどり」と言っていたので
フランスにはそうやって鳴く鳥がいるのか、
と勝手に納得していたら
どうやらホロホロ鳥のようですね。
筋肉質で野性味溢れる味わいでした。



ジャガイモのグラタン

ジャガイモとチーズたっぷり。
素朴だからこそ素材がモノを言います。
日本では食べられないんですよね、こういう料理。
かなりお腹にきますが、大好きです。


あとはカエルのムニエルがありましたが
写真撮り忘れました。
実はこの料理が一番美味しかったかも。
骨だらけで食べるのに苦労しますが
骨周りの肉こそ肉の醍醐味ですもんね。



カフェで〆

あれ?ワイン飲んでないの?
と疑問を持たれた方もいらっしゃるでしょう。
飲まないワケないじゃないですか(笑)
ボトルを全員で回し注いでいたので
写真を撮るタイミングを失いました。
かなりローカルなワインばかりだったので
撮ったところで次何時巡り会えるかわかりませんしね。

観光旅行ではいただけない
ローカルな料理をいただけて大満足です。
たっぷりの脂肪を摂取しましたが
不思議と胃もたれしませんでした。
よくよく考えてみたら
鶏の丸焼きぐらいしかまともに食べてないからか^^;


21時過ぎて外はようやく夕暮れの様相。
長くて濃ゆ〜い1日でした。
皆様方とこの1日を過ごせただけで
渡航した価値があり、お釣りが来るほどです。
人は心から満たされた時
自ずと感謝の思いが溢れ出るものですね。
満腹のお腹を抱えながら
きっかけと出会いと健康体を与えてくれた
すべての人々に感謝した次第です。

本当にありがとうございました。


リヨン編へと続く。


仏初祝!昇涙酒造蔵開き/蔵開き打ち上げ 〜完〜
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仏初祝!昇涙酒造蔵開き/いよいよ蔵開き

2017年08月20日 | 旅(海外)
またまたご無沙汰しております。
残暑厳しい折ですが
みなさま健やかにお過ごしでしょうか?
延び延びになっておりました蔵開きレポート
いよいよ本題に入らせていただきます。

マルシェでぶらぶらした我々は
太陽照りつけるペルーサンの町並みを通り抜け
昇涙酒造へと向かいました。



昇涙酒造の蔵内観

まだ準備段階なのか誰もいません。
ではここで昇涙酒造についてご紹介したいと思います。
昇涙酒造があるペルーサンは
フランス第2の都市
リヨンから車を1時間ほど走らせたところにある
風光明媚かつ牧歌的な景色を持つ街でございます。
フランスには4度ほど渡航しておりますが
ここを訪れることが決まるまで
位置関係はもちろん、存在さえ知らない街でした。
ローヌ・アルプ州ピラ地方自然公園内にあり
山を切り開いたように街が形成されております。
歴史的景観保護地区に指定されているため
街には石造りの古式ゆかしい建物が軒を連ね
ヨーロッパ地方都市特有の情緒を放ち美しい限り。

この街で生まれ育ったのが
今回の主役である昇涙酒造の蔵元
グレゴイワ・ブフ氏。通称グレッグです。
日本をこよなく愛するグレッグは
鳥取の梅津酒造で1年間酒造りを学び
フランスで酒蔵を開くことを決意。
その熱い思いを叶えるために
日本の酒蔵陣が手をさしのべました。
竹鶴や桜うづまきで蔵人をしていた
若山さんを杜氏として紹介し
福井の南部酒造で蔵人をしていた田中さんを派遣。
この3人がタッグを組んで
フランス初の本格的な日本酒造りをする目標に向け
ゼロ、いや、マイナスからのスタートを切ったのです。


フランスでは酒米も精米設備もないため
日本から全量輸入しました。
そして心配される水。
フランス=硬水というイメージでは?
しかし、このペルーサンは奇跡的に軟水なのです。
とはいえ髪を洗ったらバリバリに。
フランス全土と比べれば超軟水、
という位置付けのようですね。

道具は日本の各蔵から提供されたものと
ヨーロッパで製造されたものを使用。
タンクはイタリア、ボイラーはドイツ
搾り機はフランス製だったかな?
知恵を絞って代用されていました。

問題は設備です・・・
もともとペルーサンは養蚕業が盛んで
この蔵も養蚕関係で使われていた施設。
天井に明かり取りの窓があり
紫外線や熱を嫌う酒造りにはマイナス面も多いようですが
遮光シートを貼って対策していました。
そう、建物の外観を変えることができないんです。
内装に関しては大々的にリノベーションするも
工事がかなり遅れており
その影響で仕込みも押し押しになって
蔵開きがこの時期になったという始末。
その昔、ピーターメイル著の「南仏プロヴァンスの12か月」
という本を夢中になって読んだ時期がありましたが
この中でも、約束にルーズな不動産屋や
いろんな理由を並べて工事をストップさせる施工業者など
日本では考えられない対応が綴られていました。
まさにそんなフランス人気質に翻弄された酒蔵造り。
全員が全員そうではないと思いますが、
若山杜氏も蔵人の田中さんも
この人たちには「納期」という概念があるのかと
信じられない思いで工事の様子を見ていたようです(笑)


そんなこんなで春から酒造りを開始し
初夏になんとか漕ぎ着けた蔵開き。
6月25日正午からスタートとなりました。
しかし、、、特に乾杯の音頭や合図があるわけでもなく
ワラワラと近所の皆さんがやってきて
「ああ、これがジャポネのサケね」的な様子で
ワイングラスに注がれた酒を飲み始めています。
これがフレンチスタイルのパーティなのか・・・


外には日本酒の説明をフランス語で書いたタペストリー

フランスで日本酒文化を広げようと奮闘している
Dev-A社によって作られたそうです。
みなさん興味深げに読んでみえました。


昇涙酒造の看板!

この看板こそ山枡さんが空港で抱えていたもの。
蔵開き当日サプライズで寄贈されました。
それなのに私ったらリヨン駅でお迎えの車に荷物を積む時
「この看板ココに載せます?」とポロリ。
みんなに「シーーッ」と口元に指を立てられ
大反省した次第です。。。全くアホだ。
文字は山枡さんが書き上げられまして
梅津さんのお友達が看板に仕立てたそう。
これから昇涙酒造の歴史を見守り続けるんですね。
当日は臨時でこんな風に掲げられておりましたが
翌日は入口の右側の壁に設置され
「ここは日本酒蔵である」と堂々と物語っておりましたよ。





お庭にはケータリングのフィンガーフードが並びます

日本人の我々は「よし」の合図が無いと手が出せません。
OKが出たらどれ食べよう?と、じーっと見つめていたら
現在世界中を旅しており、
田中さんに旅先で「拉致」されて
搾り作業を手伝わされたという
三矢君が手を伸ばしてパクリ。
それを皮切りにペルーサンの人々もつまみ始めました。
なんなんだ、このスタートは・・・
またまた作法のギャップを感じつつも
昇涙酒造の酒とともに楽しみ始めました。


ここでお酒のご説明。
初めて昇涙酒造からリリースされたお酒は
一心と言います。
今回蔵開きで提供されたものは
玉栄精米歩合70%、7号酵母の速醸で
1号タンクと2号タンクをブレンドしたものでした。
搾りたての原酒と
加水して15% ぐらいまで調整した2種。
原酒のファーストインパクトは
「やや重くて長くは飲めないぞ」でしたが
氷を一つ落とすとあら不思議。
引っかかりなくスルスル飲めます。
加水したものも最初は甘残りするかな?
と思ったものの、飲むほどに酒を呼ぶ・・・
この日は異例の熱波が街を襲いまして
クーラーのない蔵内はジメジメ暑い。
終始ダラダラと汗をかいていたので
これぐらいの濃度と冷たさが
味覚と体調にマッチしていたのかもしれません。
ペルーサンの名物である熟成しまくりのサラミや
シェーブルチーズと合わせても
ちゃんとマリアージュする予感。
風土と味覚の密接な関係を改めて認識しました。
そういえば、タンクの中でまだブクブクしていた
生もと玉栄80%はどうなったのでしょうか?
その後が気になりますね。
※酒の詳細追記しました



飲み疲れ、立ち疲れた我々は
グレッグのパパの事務所へ一時退避。






赤い瓦屋根の町並みにうっとり

日陰に入ると途端に涼しくなります。
日本の湿気地獄とは全く異なりますね。




鶏の丸焼きを貪る

Kさんの息子君、N君がどうしても買いたいと
マルシェでゲットした鶏の丸焼きです。
味はなかなか美味しかったけど
親鳥なのかかなり硬かったわ^^;
日本酒に飽き足らず
杜氏や蔵人秘蔵のワインやチーズ類をつまみ食いし
しばしクールダウン。



絶品ヨーグルト

若山杜氏の奥様が出してくださったヨーグルト。
これが美味しいのなんのって。
ミルクの成分が濃くてもうミルキー♪(そのまんまやん)
色々気を使っていただいて感謝感謝です。

蔵に戻ると



蔵人の田中さん

みなさんにフランス語と英語を交え
自分の古巣である花垣のお酒を紹介。
隣の方はペルーサン近くの
サン・ティティエンヌにある
日本食レストランで働いている
日本人スタッフさんです。
フランス語ペラペーラで日本酒をゲストに説明。
尊敬の眼差しを送ります。

ご近所のゲストも一通り新酒を召し上がり
自由に来ては自由に帰っていく様子。
フランスの皆さんはこういうパーティに慣れているんですね。
飲み方がとっても綺麗な印象でした
残ったのは関係者と燗係者ばかり。
そこへフランスのリヨン領事館から
領事と副領事がお祝いに駆けつけました。
何と言ってもフランス初の
本格的な日本酒蔵が誕生したのですから。
フランスと日本の友好関係の
架け橋になること間違いありません。
領事館としても喜ばしきことでしょう。



夕方を過ぎても頭上には青々とした空が広がります

音楽の演奏に例えるなら
ピアニッシモからゆるゆるスタートし
途中クレッシェンドに盛り上がり
ピアニッシモでまたゆるゆる終盤を迎えた感じでしょうか。
日本みたいに乾杯や中〆的なものは一切なし。
不思議な感覚でしたが
こんな感じもいいな、と思えます。



波乱の幕開けからスタートした
フランス初の本格的日本酒蔵。
実は今日現在も蔵は完成していないそうです^^;
酒造りができる機能は整っているので
今シーズンはちゃんと寒仕込みできるはずですが
販路を開拓するなど
プロモーションにも力を入れなければなりません。
まだまだやることだらけですね。

昨今、廃業する酒蔵が後を絶ちませんが
新たに蔵を開くなんてレアレアケース。
そしてその舞台がフランスとは!
初めて尽くしで何かとご苦労も多いでしょう。
でも、誰も歩んだことのない道を切り開けるのは
本当に素晴らしいことですし
真似したくても真似できることではありません。
真似できない私としましては
飲む、書く等で遠い空の下から応援したいと思います。
フランスの人たちに愛されるのはもちろん
早く日本に上陸して日本人にも愛されますように・・・
昇涙酒造、ボンボヤージュ!


蔵開き打ち上げへと続く。


仏初祝!昇涙酒造蔵開き/いよいよ蔵開き〜完〜
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仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ペルーサン到着

2017年08月05日 | 旅(海外)
ご無沙汰しております。
貧乏暇なしそのものの毎日を送っていまして
ブログの編集画面を開くことさえできませんでした。
放置し続けていたのでアクセスの有効期限が切れ
パスワードを要求されてアタフタ^^;
ちなみに現在朝の5時半です。
前日に薬膳料理をいただいたせいか体がポカポカし
4時過ぎに目が覚めてしまったのでエイヤで起床。
旅の続きを綴ることにいたしました。
文字ばっかりですがお付き合いください。


えーっと、どこまでいったっけ。
そうそう、パリのホテルをチェックアウトし
シャルルドゴール空港へ向かうところでしたね。
パリ高速鉄道RERに乗りまして
前日の道のりを逆戻りいたします。
短いパリ滞在でしたが
前日の記憶ががかなり昔に感じるということは
それなりに充実していたんでしょう。
うん、きっとそう。

シャルルドゴール空港では
大きなミッションが待っています。
鳥取からのご一行と合流するという。
この時のために用意したと言っても過言ではない
ポータブルWiFiを駆使し
SNSを使ってコンタクトを取ろう・・・
と思っていたら
すんなり合流できました。
スケボでもないスノボでもない
摩訶不思議な板を抱えて佇んでいる人発見。
板についてはまた改めて説明しますが
板を抱えた人こそ、山枡酒店の山枡さんだったのです。
鳥取市でカフェを営むK子さん、
誠に元気なK子さんのお母様、
フレンチの料理人になる夢を
今まさに叶えようとしている
K子さんのご子息であるN君と初顔合わせ。
次の旅程となるリヨン行きのTGV乗車まで少し時間があったため
カフェテリアに腰を落ち着けてビールで乾杯しました。
K子さんご一家は今回が初海外旅行。
長旅お疲れ様です^^


自己紹介などしまして
機内での話を伺っていたらいい時間。
TGVのホームへ向かいましょう。
以前訪れた時はユーレイルパスでの旅でしたが
今回はネットでチケットを手配しての乗車。
特に改札口があるわけではなく
TGVの入り口で駅員さんが二次元バーコードをスキャン。
時代はどんどん変化していますね。
日本から座席指定しておいたところ
当日座席指定した山枡さんと隣り合わせ。
パリで仕入れたコニャックを
なんとしてでも一緒に飲もうと
座席変更の交渉する気満々だったのに
すんなり願いが叶いました。
K子さんご一家とは車両が離れてしまったので
リヨンまでゆっくりお休みくださいと
いっ時の別れを告げ
コンパートメントに体を預けます。
TGVが動き出すや否やコニャックを開封。
日本から持参した足つきの簡易カップに注ぎ
旅の安全と充実を祈願しまして乾杯!
〜ちょいと2杯のつもりで飲んで、いつの間にやら瓶半分♪〜
植木等大先生のスーダラ節的な結果になり
2時間の旅はあっという間に終わりました。
リヨンパールデュー駅に到着!

リヨン駅に着いたのは22時近く。
サマータイムのフランスも
さすがに日もとっぷり暮れまして
空は今にも泣き出しそうにどんより。
ここから最終目的地である蔵の所在地
ペルーサンへ移動するわけですが
私たちをピックアップしてくれる
蔵人さんとなかなかコンタクトが取れません。
スタバの前にいる、地下の駐車場にいる
どこどこにいる。。。と
オリエンテーリングみたいになってしまい
結局巡り会えたのは1時間後^^;
どんよりしていた空は
いよいよ耐えきれず雨を地上に落下させ
あっという間に土砂降りです。
ずぶ濡れになる一歩手前で車に乗り込むことができました。
コニャックでほろ酔ったにもかかわらず
ビールを飲まないと夜が終わらない
とワガママを言う我々。
とはいえ日本と違って夜間営業している店はほとんどありません。
駅周辺をぐるぐる回ってもらい
ようやく明かりが灯るコンビニチックなよろず屋を発見。
長蛇の列をなす路上駐車に隙間を見つけて車を止め
土砂降りの中店めがけてダッシュ。
無事買い物を終えました。
飲むことへの執念が強すぎる(笑)



ペルーサンのホテル到着

この章初の写真ですね^^;
ペルーサンはリヨンから車で1時間ほどの村。
村内にホテルは3つほどしかなく
我々はbookingドットコムで
ベルトワールというホテルを確保しました。
ホテルと言っても民泊のような施設で
お部屋のサイズはバランバラン。
ドアには鍵もありません^^;
一番最後に部屋を確保した私は
なんとスーペリアダブルで無駄に広い部屋。
キングサイズのダブルベッドに
ゆったりとしたソファセット
洗面に至っては2つあるんですけど…
スーツケースは床に開きたい放題です。
結局身にあまる広さを誇る私のお部屋で
1日目の酒盛りをしました。
ローランデュボアで購入した
サンマルスランのアフィネと
ポワラーヌのカンパーニュをアテにして♪



翌朝



ホテルの全貌が見えてきました



可愛らしい♪

到着時は漆黒の夜で何も見えませんでしたから^^;




牧歌的な風景



マルシェへ

教会前に立ち並ぶ日曜朝市です。



アプリコットが甘い香りを放ちます。



移動式のフロマージュリー

ここはローヌ地方だから
シェーブルが多いですね。



ストリートミュージシャン

フランスの片田舎っぽさを満喫したところで
いよいよこの旅の本題へと突入します。
その模様は次の章で〜


仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ペルーサン到着〜完〜
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仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ひとりパリ歩き・後半

2017年07月17日 | 旅(海外)
12時のチェックアウトを待たずに
荷物をフロントへ預けてまた街へ繰り出します。



出口を撮影

メトロは出口が沢山あるので
こうして写メしておくと間違えません。


メトロを乗り継いで向かった先は…




Laurent Dubois

熟成士のいるフロマージュリーです。
大変有名なお店で
店内はかなり混み合っていました。
まずは物色しましょう。



シェーブルとブルビ

垂涎の品揃えに目が輝きます。




白カビとウォッシュ

ウワァ〜、全部食べたい。




上段には硬質と半硬質チーズ

こりゃたまらん。


グルグルと見回して
ようやく購入の意思を固めたところ
お店のスタッフさんが手一杯で
なかなか私の順番が回ってきません。
そう、ここはマンツーマンで購入するシステムです。
スタッフにコレとアレ、と伝えてカットしてもらい
それを計量して包装してようやく精算。
みんな買う量が半端じゃないから
いつまでたっても終わらない^^;
存在感をアピールしまくっていたら
奥からマダムと思しき妙齢の女性が出てこられました。
「マダーム、エクスキュゼ モワ!」と呼び止め
ようやく買い物ができる状態に。
サレールのアルパージュものを500グラムと
サンマルスランのアフィネをオーダー。
すると
「あなたはジャポネね?
サレールは真空パックしてあげる。
だから日本に持ち帰ることもできるけど
サンマルスランは真空パックできないから
必ずパリ滞在中に食べること」
と念を押されました。
「アンタンデュ」と答えてニッコリ。
でも、パリでは食べませんが^^;

買い足りない気持ちは山々でしたが
フランスのホテルは冷蔵庫がないところも多く
この熱波でしかも常温ではすぐに傷んでしまいます。
「今日はこの辺にしといてやるか…」と
自分を納得させ隣の店でコニャックを1本購入。
パリから次の目的地へ向かう
車中で飲むお酒です^^

またメトロを乗り継いで向かった先は…



Le Petit Sommelier

モンパルナス駅のすぐ近くにあります。
パリの二つ星でソムリエをされていた方から
教えていただいたレストランです。
もう一つスペシャルなレストランを教えていただいたんですが
一人だし気楽な方がいいやと思い
リザベーションなしでも訪れることができる
こちらのお店にお邪魔しました。
土曜日だったのでランチメニューはなく
アラカルトからチョイスします。



DEC&DONOHUEのビール

クローネンブルグもありましたが
隣の人が飲んでるのが美味しそうだったので
ギャルソンに視線で訴えて
こちらをいただきました。
フランスのクラフトビールみたいです。
香りが良く適度な苦味も効いて美味。



アントレから一品

タイのタルタルとレモンのコンフィに
きゅうりのソース、ビーツのムースを合わせたアントレ。
色々な要素が混じり合って複雑な味わい。
でも、不思議と喧嘩したり
邪魔なものがありませんでした。
これに合わせてワインを所望。



アルザスのリースリング

この魚料理に絶対合うと
ギャルソンが言うので従いました。
飲んだ瞬間にやや雑味を感じましたが
料理と合わせると、なるほどと納得。


もう一杯はプイイフュッセだったかな?
そう、白ワインは2杯飲みました^^



プラ・プランシパルから一品

野生の鴨のフィレロースト、鴨足、
コンフィのペーストのパートフィロ包みと
アーティチョークのムースリーヌ。
鴨の火入れが絶妙な上、味わいも濃密で
アーティチョークのムースリーヌも美味でした。
街場の気軽なレストランでこのクオリティは凄い。
もちろん赤ワインと合わせましたよ♪



カフェで〆

隣にチワワを抱っこしている
初老の女性客がおりまして
目と目があってニッコリ会釈。
私がビールにワインを3杯を飲む姿をみ
「よく飲むわねぇ〜」
的なリアクションを送ってこられました。
確かに周りを見渡しても皆1杯だけで済ませてる。
ま、昼ですからね^^
私は日常ではなく非日常だからお許しを。

ギャルソンの対応も大変良かったし
お料理も期待以上で何よりでした。
良い店を紹介していただき感謝です^^


少し時間があったので
美術館は無理でも小さな博物館ならいけるかな?と
ルーブル美術館の敷地内にある
フランスの衣装や道具を展示している博物館に行こうと思うも
メトロに乗ったら最寄りの駅をスルーする。
あれ?すぎちゃった、と
今度は反対側のメトロに乗ってもスルー。
あの駅は何に乗ったら降りれたのでしょうか?
謎です。
そんなことをやっていたら
ビミョーな時間になってしまったので
ホテルに戻ることにしました。。。



ホテルの最寄り駅

二日間でこの駅、
何回もお世話になったわ。


メトロとパリ高速鉄道RERを乗り継いで
シャルル・ド・ゴール空港へ向かいます。
いよいよみなさんと合流!



仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ひとりパリ歩き・後半〜完〜

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仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ひとりパリ歩き・前半

2017年07月14日 | 旅(海外)
ヒルのようにベッドに張り付いて寝ましたところ
驚くほど頭も体もスッキリしました!
無理しなくて本当に良かった。。。
あれで無理くり街へ繰り出していたら
このスッキリ感は絶対に得られなかったことでしょう。
現地時間の6時半頃に目覚めたということは
12時間ベッドの上にいたということ。
そう気づいた途端に喉が渇き、お腹が空きました。
手元にあるのは飛行機内でもらった
ペットボトルの水とあられのみ。
あられを口に放り込んでムシャムシャ咀嚼し
なけなしの水で流し込んだところ
呼び水となって空腹感がマックスに到達。
腹の虫が大合唱し始めたので急いで支度し
パリの街へと繰り出しました。




メトロの一日乗車券を購入

一日乗車券は使用する範囲によって値段が異なります。
私はパリの中心部のみなので、1−2区間で。
元を取るつもりで今日はアグレッシブに動きますよ♪



メトロを乗り継いでバスティーユ駅で下車

目的地の最寄り駅はルドリュ・ロラン駅ですが
ちょっと朝の散歩も兼ねまして。
お腹の虫がうるさいけど^^;



ようやくパリっぽさを満喫

パツンパツンの縦列駐車が
ヨーロッパの街並みを象徴します。



アリーグル市場に到着!

この日は土曜日だったので
バスティーユの市場はお休み。
すぐそばのアリーグルまで足を伸ばしました。
まずはポワッソヌリーがお出迎え。
お魚屋さんです。



ブッシェリー

お肉屋さん。



フロマージュリー

チーズ屋さん。



エピスリー

スパイスやパスタなど
乾物を中心に置いています。



もう一軒のフロマージュリー



オリーブのブティーク

買いたいなぁ。



桃や杏、さくらんぼががいい香り



屋外マルシェ

みなさんキャリーケース持参です。
今夜の献立を考えながらそぞろ歩き。



アルティショー

アーティチョークも旬ですね。
ヨーロッパでは2回収穫期があるそうです。



極太ホワイトアスパラ

もう夏に差し掛かっているので
名残のホワイトアスパラでしょう。
そう、この日もかなり暑かった^^;



フルーリスト

お花屋さん。
カップ咲きのバラがキュートです。


コンテの30ヶ月ものを500グラム買いました^^




ギャレ・リヨン

リヨン駅まで歩きまして
また地下鉄を乗り継ぎ



ポワラーヌ本店



パンドカンパーニュ

ポワラーヌといったらこれ。
以前にトゥールーズかどこかで売っていて
Atsuと一緒に食べた記憶がありますが
本店で買うのは初めてです^^
半分に切っていただきました。


と、食べ物ばかりを見ているのに
ここまでお腹へ何も入れておりません。
とにかくサンドイッチが食べたい。
バゲットにバターとハムを挟んだ
極めてシンプルなカスクルートが。。。
そう思っていたら
フランスのファストフード店が見つかりました。
この際贅沢言ってなんかいられません。



バターとハムだけのカスクルート

ビールはなく炭酸水。
この状態でビールなんか飲んだら
胃がびっくりして
しゃっくりが止まらなくなること必至。
ガス入りの水がちょうど良かったです。
バゲットは食感的にイマイチでしたが
ハムとバターが美味しいので御の字。
ガツガツと一瞬で平らげました。
これが今回初めてのパリ食(笑)



モンパルナスタワー

モンパルナスタワーを眺めながら
ちょっと遅めのプティ・デジュネでした。


さて、チェックアウトを済ませるために
メトロを乗り継いで一旦ホテルへ帰ります。



半熟卵のゼリー寄せ

どうしても気になったお惣菜をマルシェで購入。
お部屋で立ち食いしました(笑)

チェックアウトして荷物をフロントに預け
再出陣いたしますよ。
パリ中心部の外れにホテルを取ったので
この時点で一日乗車券の元はとりました。
さて、後半へ・・・



仏初祝!昇涙酒造蔵開き/ひとりパリ歩き・前半〜完〜

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仏初祝!昇涙酒造蔵開き/プロローグ

2017年07月11日 | 旅(海外)
いよいよテーマの一件について書く日が来ました。
濃厚な内容につき、筆をとる手が重かったのと
忙しくてスケジュール的に無理だったのもありまして^^;


確かまだ肌寒い頃だったと思います。
京丹後に出張が入ると決まり
宇宙一怖いと名高い鳥取の山枡酒店さんに
日本海側まで行きますから
鳥取でお会いしませんか?と
かなり強引な約束を取り付けまして
スケジュールの確認なんかをしていました。
そこで展開された会話が下記となります。

山枡さん「6月の後半はフランスに行くのでいません」

私「いいですね、フランス。ずっと行ってないな〜」

山枡さん「行きますか?みんなでワイワイした方が楽しいし」

私「ちょっとお時間くださいませ」

時間をいただいた結果、
行く決断をしてしまったわけです^^;
初めは軽い観光気分で行きたい意向を表しただけですが
渡仏する最大の目的はテーマの通り。
フランス初の日本酒蔵の蔵開きを見届けることです。
前々からお話を聞いていましたが
この歴史的瞬間を見ない手はない。
行かなかったら絶対に後悔すると、
渡航の意思がしっかり固まりました。
詳細につきましては後日詳しく綴ります。


さて、渡航が決まったから
エアチケットを取って・・・
と思うもパスポートの有効期限が目の前に迫っております。
まずは更新の手続きをしてからでないと
当たり前ですがエアチケットは取れません。
すったもんだがあって
危なっかしいトランジットの格安航空券をゲット。
あとは山枡さんに情報をいただきながら
蔵周辺の宿を取るなどしておりました。
その後、義母の病気が発覚しまして
渡航をやめることも考えたのですが
キャンセル料100%のエアチケットで
行っても行かなくても料金は全額ペイ。
家族の理解と後押しがありまして
行く行かないの決断を先送りにすることにしました。
よって、本当にギリギリで渡航を決めたのです。
このことはごく一部の人にしか言っておりません。
正直、前日まで公私ともに劇的に多忙で
このままいったら倒れるんじゃないか?
と危ぶまれたほどだったんです。
当日の早朝、重い体を布団から引き剥がし
なんとか遅刻することなく空港に到着。



成田空港到着

名古屋からは直行便がないので
行きはセントレア→成田→パリCDGという道のり。




とりあえずビールで旅の無事を祈り
旅立たせてくれた義母に献杯。

しかしこのビールがまずかった。。。
サーバー洗浄怠っているのが丸わかりの饐えた味。
こういうところでは瓶ビールが正解ですね。




機内でウィスキーを啜りまったり

と眠るつもりが
映画を見まくって
本を読みふけっていたら
パリに着いてしまいました。




パリ市内行きの電車待ち

皆さんと合流する前に1泊パリで、
と考えていたのですが
先述の通りなんの準備もできぬままの旅立ちだったので
予習も何もせず
チケットを買うのに一苦労しました。
正直パリはノープラン。
かつてパリの二つ星レストランで
ソムリエをされていた方から
おすすめのお店情報を聞いていたので
それだけが頼りで後は真っ白です。
ま、なんとかなるでしょう、と
電車に乗り込んだら
熱波がフランス全土を覆っているというのに
車中は全然冷房がかかっておらず
帰宅ラッシュにぶち当たったのもあり
熱気と人いきれで頭クラクラ。
地下鉄を乗り継いで
ホテル最寄駅に着いたら
もう何かをする気力も体力も残っていません。



bookingドットコムで
出発直前に当てずっぽうで取った宿



エレベーター

この奥行き、わかります?
閉所恐怖症の人ならきっと失神します。



狭すぎて内観が撮れません(笑)



ゴスロリっぽさがありながら



エロティシズムに溢れ



リアリズムでもある

さすがホテル名にデザインが付くだけありますね(笑)



18時すぎていますが
全く夕方っぽさはありません。


この風景を見届けて
ベッドのシーツをめくり上げることもなく
そのまま倒れこみました。
何も食べたくない、飲みたくない。
むしろ食べたり飲んだら
もっと調子悪くなっちゃうよ、と
体が悲痛の叫びをあげていたので
12時間近くベッドに張り付いて寝ておりました。
パリの夜、台無しです・・・


翌日から本気出した私に乞うご期待。


仏初祝!昇涙酒造蔵開き/プロローグ〜完〜


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Hong Kong Tang/Last day

2017年01月23日 | 旅(海外)
いよいよ香港の旅も最終日です。
この日もお粥を食べに行こうと
真ん中の姉と私が一番上の姉と姪を誘ったら
「飽きた、違うものがいい、
なんならマックやスタバでいい」とな。
現地にいる間は現地でしか食べられないものを食べる主義の私は
コーヒーも飲めてお粥も食べられるお店を無理やり探し
姉たちを強引に連れて行きました。



皮蛋粥


大根もち

姉たちは摩訶不思議な卵サンドと
牛乳感の強いミルクティーを頼みました。
二兎追うものは一兎も得ず…
古の諺が身に沁みます。
中も洋も中途半端なレベルでして
食べている最中からテンションだだ下がり。




口直しにペニンシュラへ

逆に高くついた…


気を取り直して
複合ビル「THE One」の中に入ります。
目的はフロリダウォーター。
香港ではポピュラーなコスメでして
ハーブをアルコールで抽出してあり
虫除けやエアフレッシャーなどに用いられるのだとか。
ヤントーヒンのおしぼりに含ませている香料は
このフロリダウォーターだと
●●シェフに聞かされていました。
やたらと虫に刺されまくり
市販の虫除けの匂いが苦手な私は
前日に自分用を裕華デパートで購入済み。
ネットでミニサイズがあると知り
これはお土産によさそうだと調べたところ
自販機があるとの情報を入手しました。
姉たちも欲しいというので
自販機のあるTHE Oneに入店した次第です。


あった!



品揃えも豊富

早速買おうとお札を挿入する場所を探したところ
ない…
硬貨を入れようと思ったけれど
入らない…
よく観察するとプリペイドの
「オクトパスカード」専用の自販機らしい。
このビルで働く方にお話を聞いたところ
オクトパスならセブンイレブンで売っているよ、
と教えてくださいました。
歩き疲れて表情が曇っている
一番上の姉と姪っ子を残し
真ん中の姉と私は近所のセブンへダッシュ。
しかし店員さんに尋ねても「ない」とけんもほろろ。
教えてくれたお姉さんからは親切心しか感じられませんでしたが
どうやら入手した情報は誤っていたようです。
泣く泣く購入を諦めた次第。
オクトパスカード(八達通)は地下鉄やコンビニをはじめ
あちらこちらで使用できます。
香港でフレキシブルに動きたい方は
真っ先に入手することをお勧めします。
エアポートエキスプレスや地下鉄(MTR)の
カスタマーセンターで売っていますよ。
ツーリスト向けのものもあります。
嗚呼、ちゃんと調べておくべきだった。
っていうか、香港島に行ったのだから
販売元であるTWO GIRLSの本店に行けばよかった…


ここでタイムリミットです。
エアポートエキスプレスに乗り空港へ。



正斗の雲呑麺

最後まで香港の味で通しました。


帰りの便も羽田とセントレア行きで別々。
フライト時間は5分違いでしたが
ゲートが離れているため早めにバイバイ。
別に会おうと思えば会えるのですが
異国の空港での別れは寂しいものがありますね。


母との約束は果たせませんでしたが
おかげで三人姉妹+姪っ子の旅を敢行できました。
真面目な話をしたりバカ笑いするうちに
一つ屋根の下に住んでいた頃を思い出し
三人姉妹の三女だったことを再認識。
父のことや私たちの老後など
今後力を合わせて乗り切らねばならない
山や谷が多々あることでしょう。
常にフラットな立場と心で
姉妹付き合いができるよう
自分の人生に責任を持たなければ。
楽しいだけでなく、
そんなことも冷静に考えられた旅でした。
母に感謝、万物に感謝…


〜完〜
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Hong Kong Tang/3日目夜

2017年01月22日 | 旅(海外)
遅めのランチをとった後
ブラブラと街を歩き
お部屋に帰ってドレスアップ。
いよいよこの旅のクライマックスです。
その舞台は…



欣圖軒

インターコンチネンタル香港の
メインダイニングであるヤントーヒンです。
前回訪れた後に
タイヤメーカーセレクトの二つ星を取ったらしく
チャイナマネーがどんどん注がれまして
価格がうなぎ上りに上昇したとか。
昨年晩夏にあるチャイナレストランに行きまして
そのオーナーが欣圖軒のシェフと懇意にしていると聞き
この旅の計画を伝えましたところ
予約を取ってくださるとおっしゃいます。
喜んでお願いすることにいたしました。
するとそのオーナーシェフ
ベイビュー席の確保と
特別価格特別メニューの交渉をしてくれたんです。
しかも何度も現地に確約を取ってくださって。
香港渡航の前日にも連絡してくれたというから
安心して意気揚々と訪店しました。
フロントのお姉さんに予約の旨を伝えると
パソコン上やノートを散々確認し
「予約はいただいていないようです」
と申し訳なげに返答…
そんなはずはない、
総料理長の劉シェフに直接お願いしているはずだ
と辿々しい英語で冷や汗をかきながら伝達すると
一旦引き取って戻ってきました。
「大丈夫です。こちらへどうぞ」と
ようやく席に通してもらえたんです。



ベイビューではないけれど
ラグジュアリーな席なので
ひとまず胸をなでおろしてホッ。
するとギャルソンがメニューを持ってきました。
「こちらがメニューですが、何になさいますか?」と・・・
何になさいますかですって?…またまた冷や汗がドッ…
「日本の●●シェフが別メニューを事前にオーダーしているはずです」
そう伝えると怪訝な顔で奥へ引き下がりました。
姉たちを見渡すと不安げな表情をしております。
これはいかん!と営業中に恐縮しながらも
日本の●●シェフへ確認の電話。
シェフ曰く「それはおかしい、今すぐ現地に電話します!」
と大至急電話をしてもらいました。
ドギマギしながら席へ戻ると
先ほどよりも上位のギャルソンがやってきまして
「失礼をしました。連絡不行き届きで申しわけありません
劉シェフから伺っております」
とメニューの説明がスタート。
すぐに日本の●●シェフに折り返して報告とお礼をし
今度こそひと心地です。
変な汗を100ccぐらいかいた気がする。
この直後に飲んだビールの美味しかったこと!
まさに「乾杯」したので写真なし。
●●シェフは劉シェフに直接話しており
厨房メンバーは理解していたようですが
サービス側へきちんと情報が伝わっていなかったみたいです。
日本ではありえませんが
ここは香港なので良しとしましょう。




くるみの胡麻がけ

ビールのおつまみです。
ナッツ大好物の姪っ子が
ものすごい勢いで食べていました。




茄子の冷製



前菜



仔豚の皮ロースト



キクラゲとキノコのゆずソース

仔豚の皮を4時間かけてパリッパリに。
香ばしさと食感がいいですね。



澄まし乾貨スープ

魚浮き袋・なまこ・鮑・貝柱
絹傘茸・燕の巣・椎茸
黒鶏の旨味がギュッと詰まっております。
大変複雑で味わい深い。




鮑のオイスターソース煮

贅沢に一つポン。
鮑は干してこそ魅力が表出するかも。
食感と深みある味わいが素晴らしいわ。
ただ、ソースがやや甘めなのは残念。
好みの問題もありますけど。




ハタの蓮蒸し

蒸篭を模した陶器が素敵でした。
お席で蓋を取っていただくと
良い香りがフワッと立ちのぼります。
脂ののったハタが蓮の香りをまとい
非常に上品な余韻をもたらしました。



牛肉・ししとう・エリンギのガーリック炒め

牛肉は揚げ焼きしてありまして
表面がカリッと衣のようになっています。
その衣に閉じ込められた肉汁が
口に入れるとジュワッと広がります。
ミニ石鍋の使い方が素敵ですね。




蓮の葉包み蒸しご飯

しっかりと味が入ったご飯が
香り良い蓮の葉でくるまれています。
おこわではなく
チャーハンっぽいパラパラ感。





サプライズデザート

酉年の始まりにちなんで
鶏を模したフルーツ盛り合わせ。
ここで劉シェフ登場。
「私の友人、●●シェフから聞いていますよ。
今日は行き違いがあってゴメンなさい。
楽しんでいただけましたか?」
とお声をかけてくださいました。
「Of course!」と返答。
とかなんとか言って
数時間前は生きた心地しませんでしたが^^;
やはりVIP席をご用意いただいたみたいで
シェフ直々のご挨拶は
隣の超リッチな風貌のご夫婦と
私たちのテーブルだけ。
名古屋の●●シェフに大感謝です。




タピオカとポメロ入りマンゴースープ

チャイニーズグレープフルーツとも呼ばれる
ポメロの大きい砂嚢が
濃厚なマンゴースープにたっぷり。
ぷりぷりのタピオカ食感も相まって
最後まで楽しみながらいただけました。




小菓子盛り合わせ



すったもんだがありましたが
終わり良ければすべて良し。
姉と姪っ子も大満足したようで何よりです^^
ワインは1本最低15000円からと
バブルな値段設定でしたが
ケチケチするのは嫌なので
飲みたい分だけ頼んで良い酔い心地。
本当にいい夜でした。
ごちそうさまです。




母が見たがっていた香港の夜景

魂の存在とか霊とか信じない質ですが
傍に母がいることを感じながら
4人で、いや5人で記念撮影をしました。
お母さんのおかげでお腹も心もパンパンに膨らんだよ。
ありがとう!!!


続く…
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