おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

讃岐うどん巡礼/後半

2017年03月23日 | 旅(国内)
丸亀市における午前中の取材が
無事に終了いたしました。
丸亀からフランスへと修行に渡り
帰国してフランス料理店を開いたお方の取材。
本家をそのまま利用したという
大邸宅レストランに圧倒されました…
取材後の雑談でうどん愛について伺ったところ
フランスで修行していた時は
無性に食べたくなると
自分で打っていたそうです。
粉はいっくらでもありますもんね(笑)
讃岐人のうどん愛、すごーい。
ついでに周辺でオススメのお店は?
とお伺いしたましたところ
「日の出製麺もいいけど、
僕は山内うどん派です」だそう。
次回の巡礼の参考にさせていただきますm(_ _)m

取材陣ご一行とランチをいただき一旦解散。
讃岐うどん店はたいていのお店が
14時から15時ぐらいで閉店しますが
1店ぐらいなら行けそうだ!
と足早に街中へ。
ホテルから約2キロほど歩いて
県庁のすぐ近くにあるこのお店を再訪。





さか枝

前回訪問時、
小豆島行きのフェリーに乗る前に
手っ取り早く食べられるお店として選び
なかなか美味しかった記憶を頼りに。
ただ、塩対応なのもしっかり記憶。
セルフうどん店は店々で流儀が違い
毎回勝手がわからず挙動不審になります。

前回も勝手知ったように
「ひやひやで」とお姉さんに訴えたら
「なにそれ?」と返され瞬間フリーズ。
ここでは“冷たいかけうどん”が正解でした…
今回はその反省を胸に
「冷たいかけうどん小をください」
とお願いしたら「ないよ」と返されフリーズ。
この時期だからないのか
今日この時間がないのか
質す余裕など私にはございません(涙)
「では、かけうどん小をください」とお願いすると
「ぬるいのがいいなら湯通しやめて
そのまま出汁かけたらいいよ」とお姉さん。
つっけんどんなのか何なのかわかりませんが
悪い人ではなさそうです。



かけうどん小

ぬるいのは嫌なので
周りの作法を見ながら湯通ししました。
お会計も周りを見ながら済ませ
カウンターに着席してようやくホッ。
前回同様緊張するワーーー。

セルフうどんで茹で置きですが
回転がいいのでモチモチです。
出汁はコックでジャー、タイプ。
わかりますかね?(笑)
いりこがしっかり香るキレのある出汁です。



帰りはアーケード街を散策。



老舗の乾物店 丸一



節のパラダイス、略して“節パラ”

いりこも色々あって“いりパラ”でしたが
やまくにさんで大人買いしたので自粛。
ムロアジの節を100g買って200円!安っ!
こういうお店が近くにあったら
削りたてを小まめに買えていいですよね〜。




その他戦利品

香川のアンテナショップで
丸島の国産有機丸大豆醤油と
やまくにさんに教えてもらった
香川本鷹の一味を購入。
香川本鷹は豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に
参戦した香川の塩飽水軍が
戦利品として塩飽諸島に持ち帰ったとか…
逆に朝鮮出兵の際に塩飽水軍が
朝鮮半島へ持ち込んだという説もあります。
どうなんでしょうね。
安価な輸入品に押され
昭和50年頃に途絶えたと考えられていましたが
細々と栽培されているのを県職員が見つけ
復活プロジェクトを立ち上げたとな。
町おこしの教科書的なストーリーですね^^;
何れにしても美味しいものが復活するのは良いこと。
開封するのが楽しみです^^


この日の夜は懇親会とともに更け・・・



翌朝もスッキリ目覚め^^

カフェでインタビューを終えまして



上原屋本店へ

現地のお客様に教えていただきました。
せっかくなのでこのお客様のうどん論を記します。

香川県人にとってうどんはごくごく身近なもの。
わざわざ並んだり遠出してまで食べません。
むしろ県外の皆さんの方が詳しいです。
食べたいと思ったタイミングで
一番近い店に入るのが常。
これだけ競争が激しいと
いい加減なものを出している店は
遅かれ早かれ潰れます。
営業が存続しているお店ならば
一定レベル以上だと考えているんです。

だそうです。なーるほど。
上原屋本店も長く続く老舗。
すなわち県民に支持されているということですね。
うどん巡礼の人々もおりましたが
ほとんどが周辺のサラリーマン。
皆様慣れた手つきで天ぷらを取り
迷いもためらいも見せず
うどんをオーダーされてます。



ひやひや

昨日さか枝でフラれたひやひや(笑)
麺も汁も冷たい組み合わせです。
セルフなので茹で置きですが
回転が恐ろしく早いので麺の状態良好。
汁もキレのあるタイプでした。



こんにゃくの天ぷら



おでんのこんにゃく

こんにゃく愛炸裂です。
お腹にたまりにくいのもありまして。


取材陣ご一行様も
満足されたようで何よりです^^
これにてうどん巡礼終了!


今回はトータル5件伺えました。
普段はもっぱら蕎麦党ですが
讃岐に入ったらうどんのみ。
オリエンテーリングみたいで楽しいんですよね。
友人一同でツアーを組む予定もあるので
今回行けずに涙を飲んだ谷川米穀店は
絶対に入れてもらうことをここに宣告。
もちろん夜の部は酒甫手さん。

うどん県の皆様、ご馳走様でした!




独歩を飲みながら三河へ帰国…


讃岐うどん巡礼2017春  〜完〜