goo blog サービス終了のお知らせ 

おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

江戸紀行冬/松翁

2011年01月06日 | 蕎麦
本日から日常生活に戻りました。
忘年会ラッシュに加えて正月休み8日間。
完全に「いつものリズム」を忘却しております。
お弁当と朝食を作るのにもモタモタ。
フライパンを危うく落としそうになったり
お味噌汁の豆腐を握力で破壊したり
鈍臭いったらありゃしません。
社会復帰するのに1日は掛かりそうです。


さて、江戸紀行を綴ります。
二日目から蕎麦屋巡りに奔走しました。
一件目はお茶の水にある「松翁」さん。



事前に正月休みもチェックして準備万端。
オープンの11時半前には店前にいようと思ったのに
出発に手間取って着いたのは11時35分。
既に開店を待ちわびていた人たちが店内を占拠し
我々は二巡目になってしまいました。
休みでお酒が入ると回転遅いぞ~
と案じた通り12時になっても席は空きません。
ようやく12時15分を回る前に着席。
寒かった~。

当日は年内営業最終日とあって
メニューは限定されています。
とりあえず酒のアテを頼みましょう。



穴子の煮こごり

これ、いけます。
穴子の臭さが少々残ってますが
変に臭み抜きでいろんな物を入れるよりいい。
トッピングの生姜でちょうどいいくらいです。
日本酒が欲しくなりますがここはビールで我慢。


蕎麦は天ざるとざるそばを1枚オーダー。
ここの特徴は天ぷらを一品ずつテーブルまで届けてくれること。
板さんがバットと菜箸を持って
忙しくテーブル間を駆け回ります。
だから回転も遅くなっちゃうんですね。

ビールと煮こごりをつついていると
天ぷらが届き始めました。



海老の足

頭ではなく胸あたりの足です。
パートナーは目を点にしていました。
何かの間違いではないかと。。。
いらない、というから私が頂戴。
江戸前の天ぷららしく
焙煎の胡麻油がよく効いて美味い。
太白も好きだけれど時には焙煎もいいもんです。



海老の胴体

食べてから慌てて撮影。
これも衣が軽く仕上がってて旨し。


ししとう



茄子



〆の穴子

穴子はかなりいけます。
島田の宮本とは方向性が違うけど
腰の据わった味わいは好印象。
もう一人前頼めば良かった、と後悔。

さてさてお待ちかねの蕎麦登場。



ざるそば

繊細と力強さのハザマ、といったらいいのか
細打ちではないけれど田舎でもない。
茹で加減も一見柔らかそうだけれど
啜ると腰の強さを感じます。
うん、美味い。
汁も鰹出汁が効いた辛汁。
好きな系統です。

蕎麦湯がまた美味かった。
ポタージュとサラサラのこれまたハザマ。
いかにもとろみを付けました、というのは
最初いただいた時は新鮮だったけれど
〆にはどうなのかな~と疑問を抱いていた今日この頃。
ここのはちょうどいい感じです。

全てにおいて満足できました。

ただ、お店のせいでは全くないんだけれど
隣に8人で席を占拠していた秋葉系の集団に閉口。
話す声がでかい上に、アニメの下ネタ連発で
五月蝿いのなんの。
メイドカフェ辺りでたむろしておれ!
と注意したくなりました。

蕎麦屋は江戸っ子の粋。
さらっと飲んで勢いよく手繰るのが流儀だぜい。
てやんでぃっ!(前世は江戸の岡っ引きかも)

松翁
東京都千代田区猿楽町2-1-7
03-3291-3529


お店を出てその足で湯島の「池之端薮」へ向かいました。
次号につづく…

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。