おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

旅立ちの時

2017年06月20日 | つぶやき
6月16日、義母が他界しました。
明日荼毘にふす予定です。

我々が先週水曜日に見舞いした翌日
急激に血圧が低下したらしく
その翌日に息を引き取りました。
最期はギリギリ孫(姪っ子)とも会えたようで何より。
呼吸の状態が急変したので
妹が旦那さんと姪っ子を急遽呼び寄せ
到着して5分後に旅立ったようです。


末期のすい臓ガン告知を受けてからまる3ヶ月。
母の希望通り延命治療は一切せず
あらゆる痛みを抑えて迎えた最期でした。


宣告された余命よりも
かなり短くはありましたが
途中苛まれた痛みを100%取り除いてもらえ
最後の1ヶ月間は安らかに過ごせたと思います。
美意識とプライドの高い母に
あの状態であと数ヶ月過ごさせるのは酷というもの。
何度尋ねても「痛くない」と答えてくれたため
家族も安堵し、納得しております。


告知されて1ヶ月経過した頃だったかしら?
誰にもい会いたくないという母に
メールを一通送りました。
内容は二人だけの秘密にしておきますが
悲壮感に打ちひしがれて
「泣く」という行為さえ忘れていた母が
おいおいと涙を流したそうです。
別に泣かせる意図で書いたわけではありません。
とにかく安心してほしい一心で綴りました。
今までの人生に悔いはないという一言をいただき
むしろ私の方が免罪符をもらっちゃった感じです。



痛みに耐えかねて入院する間際に
妹へ託した最期の装束である
趣味のコーラスの衣装を身にまとい
身内贔屓、お世辞抜きにとっても美しい母。
明日はいよいよお別れのときですが
姿形は無くなっても私たちの心には
永遠に「優しいくて美しい母」として記憶に残ります。


母と呼べる人がいなくなりましたが
100%死を迎える人間としては当たり前の経験。
母の旅立ちを見送って
私たちも新たな旅に出なければなりません。



眠れなくなっちゃったので
徒然なるままに書かせてもらいました。
明日が終われば
また慌ただしい毎日が始まります。
意気消沈している父と妹が心配ですが
「時の経過」という強力な浄化作用に期待するしかありません。
人間は意外と弱いものですが
さりとて意外と強い生き物です。

前を向いて行きましょう♪
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ジョーズキッチンで好吃夜曲

2017年06月16日 | お出かけ
梅雨なのに雨が降りませんね。
我が家の目の前は薩摩芋畑ですが
ただいま苗の植え付け真っ最中。




植え付けるや否や
苗首がシナっと項垂れます。
お湿りがないと乾涸びちゃいそうですね。
ど田舎っぷりがバレる風景写真(笑)


さて、先日ジョーズキッチンさんにお邪魔しました。
お友達のTさんに誘われて二つ返事で参加表明。
今回は「上海蟹」や「鯉する火鍋」といった
特別なテーマはなく
シェフ完全おまかせコース料理です。



まずは微発泡で乾杯

これ、爽やかで暑気払いにはぴったり。
梅雨時のジメジメをひと時忘れてくださいと
マダムがセレクトしてくれた一本です、



ボタンエビの紹興酒漬け

紹興酒につけたボタンエビを
卵黄の紹興酒漬けで和えてあります。
アヴォカドでマイルドさを、
飛子でアクセントをプラス。
お酒が進みますよ。




ホタテと春雨

サロマ湖産の4年ものホタテ。
吊るし養殖ではなく
カゴで養殖しているそうです。
鶏で言うところの平飼いかな。
パクパクと動きながら育っているので
貝柱もかなり筋肉質。
全く臭みがなくて旨味が強く
エキス分を春雨がしっかり受け止めています。
これは1ダース食べられる!



サンセールをすかさず開ける

貝料理に合いますねぇ。




エビとホタテと空豆の春巻き

中国では立春に食べる春巻。
本来は春の芽吹き野菜を包み込むそうですが、
梅雨を前にして旬を迎えた空豆、
そしてホタテとエビがたっぷり入っています。




気仙沼水揚げ・ヨシキリザメのフカヒレ姿煮



小さいものを姿煮で一人ずつ、ではなく
大きくて肉厚なものをシェアするのがシェフ流です。



丁寧に時間をかけて戻したフカヒレは
繊維質を感じさせながらも
口の中でハラハラとほどけていく…。
繊維の奥の奥まで(洗剤のCMかw)
コクのあるスープを吸収し、
お口の中へと余すところなく届けてくれます。
モヤシと黄ニラは歯ごたえのアクセント。



マダガスカル産の活きオマール海老香味焼き



焼成する直前まで活きていたそうですよ。
真紅の卵と身を合わせていただくと、
自ずと目が閉じ、幸せのため息がこぼれます。
隅から隅までガジガジ噛み尽くし
しゃぶり尽くしました。



この赤、チャーミングだったな

ペンギンってこんな風に飛ぶのか?
と言う話で盛り上がる(笑)
実際にいるらしいですよ、
大地と水平に羽ばたくペンギン。
追記
ペンギンではなく、
パフィンという鳥だそうです。
北極あたりに生息しているんですね。







油麦菜と自家製干し肉の炒め物

油麦菜、初めていただきましたけど美味!
小松菜にナッティな香味を加えたような味わいです。
自家製干し肉のエキスをまとい、
堂々と主役を演じていました。
青菜をこんな風に美味しく料理したいわ。



ラムチョップのスパイス焼き



オリエンタルなスパイスをまとったラムチョップ。
がぶりと齧ると複雑な香味が口いっぱいに広がりました。
シルクロードの情景が脳裏に浮かびます。
ややタンニンの強い赤ワインが進みましたが
写真は安定の撮り忘れ…



蓮の葉蒸おこわ

蓮の葉の香り、干しエビの香りなどが食欲をそそり、
なかなかの量がスルスル入っていくから不思議です(笑)
蓮の葉の香り・・・
例えるなら若草生い茂る牧場かしら?
この清々しい香りが忘れられず
先日日本橋古樹軒で購入してしまったのでした。



今回も大満足でした。
次回は8月で熊の手賞味、だったかな?
某ジビエ店で熊の後ろ足の強烈な臭さに
仰け反って白目をむいた私としては
楽しみなような、恐ろしいような。。。
きっとシェフが極上の味に仕立ててくれるのでしょう。
精がついて鼻血が出てもいいように
ティッシュはいつもより多めに携帯して
臨みたいと思います。


ご馳走様でした!
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男性も家事を覚えましょう

2017年06月15日 | お出かけ
一昨々日から義母の見舞いに行っておりました。
日に日に衰弱しているので
色々な覚悟を固めるためにも
なるべく会っておこうと思いまして。
月曜日の21:30に豊橋を出発し
病院に到着したのが1:30。
緩和ケア病棟は24時間自由に出入りできるので
そこから1時間ぐらい母の様子を眺めていました。
実家に到着したのが3:00頃で
そこから目が冴えて眠れず
空が白んできた頃にストンと寝落ち
翌朝からは軽い時差ボケ。
その尾を今も引きずっている感じです。
とにかく眠い。


母の見舞いがメインなのですが
父の生活サポートも重要な課題。
とにかく家事ができない。
家にいる間、質問ぜめです。
冷蔵庫のどこに何を入れたらいいか…
つまり、冷蔵・野菜・チルド・冷凍の区別がつかないようで
買ってきた肉はどこへ入れたらいい?
野菜はラップに包んだ方がいいのか?
ヨーグルトはなぜ冷凍庫でなく冷蔵庫に入れる?
マシンガンのように質問が飛び交います。
何となくやると言うことができない方で
何かをやるにはきちんとした理論が必要なのです。
すぐに食べる肉は冷蔵庫、
少し間を置くならチルド、
しばらく食べないなら冷凍庫に入れて
冷蔵庫、または常温で解凍して食べるなどなど、
経験をもとに何となくやってきたことを
全て説明する必要がありました。


魚焼きグリルの使い方や
ステーキ肉の焼き加減を伝授したり
炊いたご飯がジャーの中で真っ黄色になっているので
保温は1日まで、とお伝えしたり
ゴミの出し方がデタラメだったのでレクチャーしたり。。。
へっとへとになりました。



家事を奥様に任せっきりの男性陣、
今からちゃんと覚えておいたほうがいいですよ。
「一人暮らしをしたことがあるから大丈夫」
「やる気になればいつでもできる」と思っている皆様方
歳を召してからでは遅いです。
頭が柔軟なうちにやりましょう。
そして奥様方も「自分でやったほうが早い」と
イライラする気持ちを抑えて
できるまで気長に待ってあげましょう。
そうしないといつまで経っても覚えません。
自戒を込めて(笑)
どちらが先にいつ逝くかなんて
誰にもわからないんですから。




疲れるとやはりこれが欲しくなります。





麻婆かけご飯とミニ担々麺

雲林坊日本橋室町店へ。
お見舞いして病院を出ると
毎回ランチタイムを逃してしまいます。
ここは夕方まで通し営業しているので嬉しい限り。
今回は痺れ辛さ激増しはやめました。
次は単品オーダーにしようと思います。
明らかに周りの男性陣より食べている。
美味しいので完食してしまうんですが
運転で疲れはしても体は動かしていないので
夜まで全然お腹空かないのですよ・・・
一日のメインイベントたる夕食に
関心が持てないのは悲し過ぎます。





新しくできたGINZA SIXの蔦屋書店へ

コンセプトショップ的な書店です。
通常なら何時間でも滞在できそうですが
寝不足と疲れで一周回ってギブアップ。




叢書だ!

我らが春夏秋冬叢書の単行本です。
日本の文化を伝えるコーナーに
堂々と面陳されておりました。
誇りに思います♪


途中サービスエリアで爆睡しつつ
何とか無事帰還。
新城サービスエリアのあたりでは
緊張感が高まりました。
何があってもおかしくない人生。
悔いのないように生きましょうね♪


さて、仕事に戻ります。
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ひとり旅はSUNPU旅/くいもんや華音

2017年06月13日 | 旅(国内)
前時代の空調が轟音を立てるとともに
圧迫感ありありの小部屋を飛び出して
夜の帳が下りたsunpuの歓楽街へ到着。
土地勘のない歓楽街を彷徨う心許なさ
実は大好きなんです。
私のことを誰も知らない街で勝ち取る自由…
地元で有名人ってわけでもないのに(笑)

華音さんを訪れるのはこれで3回目です。
初訪問の時はお店近辺に辿り着いたところで
Googleマップがいきなり案内終了して放心状態。
渋谷のスクランブル交差点で私だけ静止し
あたりは忙しなく動き回るといった
よくあるドラマのシーン的な感覚に陥りました。
日本一怖い酒屋さんが心配し
店先に出てきてくださった際は
後光がさして見えたものです。
今回はサクッと到着しましたよ^^



非常にわかりにくい場所


事前に確保いただいていたカウンターで
まずはビールをプハッと。
温泉で脱水してますから沁みる沁みる。



突き出しのメヒカリの南蛮漬け

甘ったるくなく美味しいわ♪
理想的な南蛮漬けです。


ここからはオーダーしたもの。
ひとり客用に小さなポーションで出してくれます。
なんとも心憎いサービス。




蛍烏賊の特製生姜ソース

おそらく蛍烏賊はお店で茹でたもの。
レアっぽさがたまりません。
生姜をメインにし
香味野菜をふんだんに使用したソースが
フルフルの蛍烏賊に絡みます。
あああ、、、熱燗ください。



杉錦の華音オリジナルバージョン

杉さんと華音の大将が
天満宮用に仕立てたものです。
古酒をブレンドしているため
紹興酒のような味わいが特徴的。
このソースに絶妙に寄り添います。
杉錦、やっぱり中華に合う。





スペックはこちら

次にいただいたるみ子の酒は
某酒店さん曰く
28BYから格段に美味しくなったそうです。
こちらは27BYで、
酸がなくてややシャビかった。。。



ナスの糀和え

火を入れたナスに
白糀と豆鼓?はたまた浜納豆?
のようなものが和えてあります。
これも風格のある酒泥棒。



アオリイカとアスパラの塩炒め

旬かつ大好物が雁首揃えれば
嫌いになりようがありません。
この日、アオリイカ2回目^^



北島

もっと酸プリーズ、とお願いしまして
セレクトいただきました。




ナスの花椒なんとかかんとか

名前を忘れてしまいましたが
フワサクの衣をまとったナスを
花椒を中心としたスパイスソルトで和えてあります。
これ、好きだなぁ。



麻婆豆腐

これです、これ。
これのためわざわざ参上した三河侍です。
ヒリピリのラー油感がたまらない。
甘さとか野暮ったさがゼロなんです。



日置桜くろぼく強力

麻婆とくろぼくの安定感ったらないわ。
美味しかった、心から満足。



最後はきもとのどぶで〆

華音の大将ご兄弟が
仕込みのお手伝いをしたビンテージ。
肝心のBY忘れるポンコツです^^;


過去にお邪魔していたことを
大将はちゃんと覚えてくださってました。
今年の天満宮では大変悔しい思いをなさったようで
来年に向けてもう作戦を立て始めているとか。
楽しみですね。
来年こそは私も参戦するつもりです。
暑さと紫外線対策を万全にして^^;


ご馳走様でした!


部屋に帰ってウィスキーを啜りながら
1日を振り返ってニヤニヤしていたら
電気を煌々とつけたまま爆睡体制に突入(汗)
翌朝は直帰して午前中からお仕事しました。

束の間の休日でしたが
朝にパソコンを閉じてから
一切開くことなく翌日を迎えたのは久しぶり。
たまには仕事を忘れる日も必要ですね。


ひとり旅はSUNPU旅  完
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ひとり旅はSUNPU旅/だいだい

2017年06月12日 | 蕎麦

そうだ、SUNPU行こう。

原稿をメールに添付し
送信ボタンを押した途端
旅に出かけたくなりました。
とは言え豪遊するほど余裕はないし
そんなに遠くへ行く気分でもなく
しばらく腕組みして考えを巡らせたところ

「華音さんの麻婆豆腐と熱燗を合わせたい」

と、極めて具体的な欲望が湧いてきたのです。
最終目的地が決まるや否や
脳内で経由地とルートが確定しました。
一泊分の荷物をトランクに詰め込んで
車にポイっと入れれば出発準備完了です。
いざ、静岡へ出陣。


特に急がないので1号線で向かいます。
浜松の一部を除き
静岡までは街々を縫うようにバイパスが通っていますので
高速を使うメリットは大してありません。
到着時刻を気にしないドライブもまた楽し。
鼻歌交じり♪いや、絶叫熱唱一人カラオケで目的地に向かったら
暖簾が退がる直前でギリギリセーフでした^^;
ということで菊川のだいだいさんへチェックイン!


本日の天盛り

島田の蕎ノ字で修業しただけあって
天ぷらには並々ならぬこだわりがあります。
この日も地元の幸満載の内容。
蕎麦メインで行こうと思っていましたが
このお品書きを見たらスルーできません。


八笠子とアオリイカ

八笠子は多分俗称でしょう。
真っ赤な笠子とは違い
銀輪ぽい色合いです。
本家の笠子よりも旨みが少ないですが
天ぷらという調理法には合っています。
ホクホクとして美味しゅうございました。
アオリイカが美味しいのは言わずもがな。
私的にKing of 烏賊です♪



天使の海老、浅利、レッドオニオン、そら豆

旬の幸オンパレード。
浅利は残念ながら痩せ気味でした。
今年は不作でしたし、シーズン終わりですもんね。
たまねぎは秀逸でしたよ。



ズッキーニとトウモロコシ

ズッキーニには生醤油、
トウモロコシには蕎麦汁の返しと
それぞれの相性を考えて出してくれます。
初夏の訪れを目と舌で感じられました。



桜エビ

通常のハーフサイズ。
これぞご当地グルメですね。



ざるそば

蕎ノ字さん直伝の中細マッチョ麺。
この歯ごたえ好きです。
しっかり噛んでいただくと
穀物の甘みが口内に広がりますよ。
満足満足。

酒を呼ぶに決まっている天ぷらを
お茶で受け止めるのは辛すぎましたが
ここで足踏みするわけにはいきません。
いつか蕎麦前を楽しみたいとは思ってみても
この地での飲酒はハードルが高すぎます。
求む、懐の深いハンドルキーパー(笑)


腹ごしらえが完了したので
温泉で汗を流してウェイトダウンしなくちゃ…
矛盾する乙女心に寄り添うために
大好きな川根温泉に行こうと思ったところ
ホームページに見つけた「火曜定休」の赤い文字。
ちょうどSLが見える時間だったのに・・・
源泉掛け流しのあの熱い湯に浸かりたかったのに・・・
一人ぶつぶつ恨み節を唱えても
温泉が開放されることはありません。
またまた記憶の引き出しを探り出し
思いついたのが梅ヶ島温泉。
静岡市の奥座敷にございます。



奥座敷っていうか、大奥。

もうちょっと進んだら山梨県なのに
ここは紛れもなく静岡市葵区。
強引すぎやしないですかね^^;
途中ワインディングロードの連続で
すれ違えない激狭ポイントも多々ありました。
引き返したがる弱い心を封じ込め
何とかたどり着いた次第です。
鄙びた温泉街の情緒に涙が出そう。



黄金の湯

日帰り温泉施設です。
入るや否や「あと1時間で閉館です」とお姉さん。
大丈夫、カラスの行水ですから
頑張っても30分しか入ってられません。
案の定お風呂上がりにフロント前を通過したら
「もう出たの?」的な表情をされました。
露天風呂を囲む岩に頭を乗せ
体を大の字にして湯に揺蕩わせ
迫り来る山々の緑をパノラマで楽しみ
涼やかな風を頬に感じるひと時は
プライスレスでした。
心が折れそうなほど遠かったけど
来てよかったわ^^


同じ静岡市葵区にある宿へ
1時間半弱かけて辿り着き
最終目的地に向かいます。



部屋狭すぎ!



つづく・・
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