「こんにちわゥ、テディちゃでス!
とッてもォ、しんぷるゥなのにィ!」
「がるる!ぐるるるるがるる!」(←訳:虎です!シンプルで難しい!)
「それはッ?」
こんにちは、ネーさです。
シンプルで、難し~い或るお料理。
それは何かと申しますと……
答えは、こちらの御本の中ですよ~!
―― 食べることは、生きること ――
著者は近藤文夫(こんどう・ふみお)さん、2014年11月に発行されました。
『世界一のてんぷらをあげる』と副題が付されています。
「ふァいッ! こたえェはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:てんぷら!)
はい、そうなんです。
美味しくって、日本の料理として世界に知られ、
でも個人宅で作るとなると、
これがね、めっぽう難しいというか、
上手に出来ないんですよねえ、てんぷらって……。
著者の近藤さんは、
銀座『てんぷら近藤』の店主さん。
グルメな活字マニアさんは
ミシュランガイド東京では二ツ星の店の評価を受ける名店として、
ネットマニアさんには“オバマ大統領の予約を断った店”として
記憶されているかもしれません。
「ぎんざのォ、いちりゅうてんッ、でスよゥ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:みんな行きたがる!)
『てんぷら近藤』を開業する以前の近藤さん、
東京のホテルで働いていました。
《山の上ホテル》といえば、
活字マニアさんは御存知のことでしょう、
かつては出版社さんがお仕事の打ち合わせや、
小説家さんたちを缶ヅメにする際に
よく利用したホテル!
(現在では缶ヅメって流行らないようですが)
近藤さんは、ホテルに立ち寄った昭和の文豪さんたち――
池波正太郎さん、遠藤周作さん、
山本健吉さん、井上靖さんといった方々に
その腕をたいそう愛され、
《てんぷらと和食 山の上》の料理長を長く務めた後、
1991年6月、
銀座五丁目に自分のお店をオープンします。
「もふゥ? いがいとッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:最近ですね!)
自分自身のお店を持つまでの道のり、
てんぷらの技術を究めるまでの覚悟、
文豪さんたちから学んだこと。
この御本は、著者・近藤さんの半生記であり、
料理/調理の心得本、
接客をテーマに据えたビジネス書でもあるのですが、
読んでいて感じ入るのは……
パイオニアです、近藤さん!
「かいたくしゃッ、でスかァ?」
「がるるぐる?」(←訳:どこがどう?)
今では、ごく当たり前になっうている
野菜のてんぷら。
けれど、40年くらい前までは、
野菜のてんぷらは“亜流”だった……
それを変えたのが、
近藤さん!
主流である江戸前の魚介から、
ぐいっと枠を広げて。
グリーンアスパラガス!
さつまいも(分厚く)!
ピーマン(丸ごと)!
こういった野菜も天種にしてみよう!
「ええッ?? じゃあァ、むかしはァ~!」
「ぐるるるがるるるぐるっるる?」(←訳:おイモのてんぷら無かったの?)
衝撃の事実です。
当たり前は、当たり前ではなかった……
ひとりの料理人さんが始めてみなければ、
私たちがてんぷらを食べて“美味しいね!”と
幸福を分かち合うことも無かったのかもしれない、と思うと、
茫然としてしまいます。
「れきしィ、でスねッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:食と人の歴史!)
お料理好きな方々は、ぜひ一読を!
御本の巻末には
《近藤流・てんぷらの揚げ方》も載っています。
これをもとに練習しまくったら
いつかは美味し~いてんぷらが……
「できるゥ~!」
「ぐるっ?」(←訳:かなっ?)
とッてもォ、しんぷるゥなのにィ!」
「がるる!ぐるるるるがるる!」(←訳:虎です!シンプルで難しい!)
「それはッ?」
こんにちは、ネーさです。
シンプルで、難し~い或るお料理。
それは何かと申しますと……
答えは、こちらの御本の中ですよ~!
―― 食べることは、生きること ――
著者は近藤文夫(こんどう・ふみお)さん、2014年11月に発行されました。
『世界一のてんぷらをあげる』と副題が付されています。
「ふァいッ! こたえェはァ~…」
「ぐるるる!」(←訳:てんぷら!)
はい、そうなんです。
美味しくって、日本の料理として世界に知られ、
でも個人宅で作るとなると、
これがね、めっぽう難しいというか、
上手に出来ないんですよねえ、てんぷらって……。
著者の近藤さんは、
銀座『てんぷら近藤』の店主さん。
グルメな活字マニアさんは
ミシュランガイド東京では二ツ星の店の評価を受ける名店として、
ネットマニアさんには“オバマ大統領の予約を断った店”として
記憶されているかもしれません。
「ぎんざのォ、いちりゅうてんッ、でスよゥ!」
「がるるぐるるるる!」(←訳:みんな行きたがる!)
『てんぷら近藤』を開業する以前の近藤さん、
東京のホテルで働いていました。
《山の上ホテル》といえば、
活字マニアさんは御存知のことでしょう、
かつては出版社さんがお仕事の打ち合わせや、
小説家さんたちを缶ヅメにする際に
よく利用したホテル!
(現在では缶ヅメって流行らないようですが)
近藤さんは、ホテルに立ち寄った昭和の文豪さんたち――
池波正太郎さん、遠藤周作さん、
山本健吉さん、井上靖さんといった方々に
その腕をたいそう愛され、
《てんぷらと和食 山の上》の料理長を長く務めた後、
1991年6月、
銀座五丁目に自分のお店をオープンします。
「もふゥ? いがいとッ?」
「ぐるがるる!」(←訳:最近ですね!)
自分自身のお店を持つまでの道のり、
てんぷらの技術を究めるまでの覚悟、
文豪さんたちから学んだこと。
この御本は、著者・近藤さんの半生記であり、
料理/調理の心得本、
接客をテーマに据えたビジネス書でもあるのですが、
読んでいて感じ入るのは……
パイオニアです、近藤さん!
「かいたくしゃッ、でスかァ?」
「がるるぐる?」(←訳:どこがどう?)
今では、ごく当たり前になっうている
野菜のてんぷら。
けれど、40年くらい前までは、
野菜のてんぷらは“亜流”だった……
それを変えたのが、
近藤さん!
主流である江戸前の魚介から、
ぐいっと枠を広げて。
グリーンアスパラガス!
さつまいも(分厚く)!
ピーマン(丸ごと)!
こういった野菜も天種にしてみよう!
「ええッ?? じゃあァ、むかしはァ~!」
「ぐるるるがるるるぐるっるる?」(←訳:おイモのてんぷら無かったの?)
衝撃の事実です。
当たり前は、当たり前ではなかった……
ひとりの料理人さんが始めてみなければ、
私たちがてんぷらを食べて“美味しいね!”と
幸福を分かち合うことも無かったのかもしれない、と思うと、
茫然としてしまいます。
「れきしィ、でスねッ!」
「がるぐるがる!」(←訳:食と人の歴史!)
お料理好きな方々は、ぜひ一読を!
御本の巻末には
《近藤流・てんぷらの揚げ方》も載っています。
これをもとに練習しまくったら
いつかは美味し~いてんぷらが……
「できるゥ~!」
「ぐるっ?」(←訳:かなっ?)