とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

非ユーグリッド幾何に対する発展とその精査

2016-07-31 13:34:25 | 哲学・学術・教育
非ユーグリッド幾何って何だべさと言う疑問から書いていこう。

古代エジプトの哲学者エウクレイデス(英名:ユーグリッド)さんが、平面に平行線書いたら永遠に交わらないんじゃね? ということを『ユークリッド原論』に書いた。

私が想像するに、当時の人々は「そんな当たり前のことを書いてアホじゃね? 」とか思っていたのだろう。でもその当たり前のことを定義するのが大事で、そして基本的に大衆は、一般生活の思考規範から外れたものをバカにして嘲笑するのです。

話しを戻す。上記のお話は基本的な数学幾何(作図図形における基本言論)として「ユーグリッド幾何(Euclidean geometry)」という名前で完成した。

我々が何かの直線的に作られた工業製品やら、あるいはマックブックエアーや、あるいはトヨタの自動車やら、あるいはDSやら、スマホやらに触れる時には、この「当たり前じゃね」というのを基本的な理念として、しっかり理解していることから発生している。

さて、話は二転する。
「平面に平行線書いたら永遠に交わらないんじゃね? 」というのが当てはまらない事象が出てきてしまった。

地面に平行線を書くと、それは永遠に交わらないと考えられるのだが、地面というのは詰まるところ、地球と言う球体の表面に書いているので、いつかは交わるところが出てくる。
つまり平面の概念を拡張した球面に関しては、並行線を描いても交わることのない、と言う定義が崩れる。

もう少し考えてみよう。

この三次元観点からの面というもののバリエーションの一つに二次元平面があり、あるいは別の一つに球面などがある。

二次元観点での二次元観測では法則が成立していたが、三次元観点からの二次元観測では法則が成り立たない場合がある。

もう少し考えてみよう。

n次元観点でのn次元観測では法則が成立していたが、n+1次元観点からのn次元観測では法則が成り立たない場合がある。
逆に言えば、新たな法則が付記されると言っても良いのかもしれない。これを考えると現在の三次元観点での三次元観測はどうなるだろうか。


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素養における小説作品の重要性

2016-07-31 13:26:16 | 文章・日本語・言葉
私は以前、佐藤優氏の著作である「ロシア闇と魂の国家」だったか、そこに書いてある「小説はインテリと話すための方便」というのをそのまま引用してしまい、その語彙の奥に隠れた意味も捉えずに説明に使用してしまったのだが、これを読まれてしまった方に詫びたい。

人間の叡智 佐藤優 P213

 なぜ小説を読まねばならないか

 古典を読むことと重なりますが、もう一つ重要なのは、実は物語なのです。東大の秋入学のギャップイヤーで、四月から秋までの半年に何をすればいいかと聞かれたら、私は小説を読めばいいと答えます。長い小説をいくつか読むといい。あるいは小説でなくても、歴史書でもいい。
 『ガルガンチュアとパンタグリュエル』とか『ローマ帝国衰亡史』とか、物語類をきちんと読み、自分では経験することがないであろう状況を追体験することによって、自分の幅を広げること。新・帝国主義の時代に生きる上で必要なのは、案外に小説的な強要なのです。

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人を捉える、人を動かす、その際の基準

2016-07-31 13:24:49 | 雑感
人間の叡智 佐藤優 P211

 古典としてお勧めできるものの一つに、ゲーテの『ファウスト』があります。ありとあらゆる学問に通暁した老人、ファウスト博士が、メフィストフェレスという悪魔に出会い、両親と魂を譲る代わりに全知全能の力と若さを取り戻すというストーリーです。
 その始めのほうに、ファウスト博士が「新約聖書の中の言葉を自分の好きなドイツ語に翻訳してみる。これが自分の新しい元気を喚び起こしてくれるところの方法だ」と言って「ヨハネによる福音書」の冒頭、「初めにロゴスあり、ロゴスは神とともにあり、ロゴスは神なりき」という一節の翻訳をする場面があります。
 まずロゴスを「言葉」と訳す。しかしファウストは自分は言葉にあまり重きを置かないと言って、次に「心」と訳す。これは、神が世界を作るには、心、すなわち意図をもってしたのだから、世界には意味、心があるということです。しかしやはり自分は心でものごとが全部決まるとは思わないとして、次に「力」と訳す。しかし力でものごとを全部説明することもできない。最後に「行為」と訳して、ようやく納得した。
 (中略:この部分に注目して説明した哲学者田辺元の解説あり)
 この話がとてもいいとおもうのは、内在的論理とはこの四つから成るからなのです。
 人を見るときに、まず言葉、論理がどうなっているかを見る。次に、論理が立派でも、心はどうか。良心的な人だろうか。そして、現実に実現する力があるのかどうか。力をどう働かせるか組み立てをしているか、それとも言いっぱなしで終わりなのか。それらの要素を全部合わせて、現実にどういう行動をしているか。
 人の内在的論理を知るのは、その四つから見ていくことが重要ではないかと思います。
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人間は何時間働けば一日の食べ物を得ることができたのか。

2016-07-31 12:45:00 | 貨幣・財政・会計・経済
1.
サバイバル宗教論 佐藤優 P219

人間は何時間働けば一日の食べ物を得ることができたのか。これについても最近の実証研究があります。ニューギニアやアフリカの先住民には、狩猟採集を基本に生活している人たちが現在でもいるわけですが、その人たちに対する調査研究があり、三、四時間程度という結果が出ています。一日三、四時間働けば、一日食べていくことができるわけです。ということは、八時間労働とか七時間労働というのは、狩猟採集時代の人間と比べて働きすぎということになります。


2.
この後の解説で、集中した社会、国家機能を持つと労働時間が増える、という解説があります。
トイレと葬式は移住民はそのままにしていくが、定住民はなんらかの始末をつけなければならない。
高機能化すればするほど労働時間が増えるのだが、しかしそれとは別に、現代の日本では、女性の社会進出、年金受給開始年齢の遅延による高齢者労働人口の増加、ロボットによる機械化、コンピュータによる自動化の波が押し寄せ、労働力不足解消への布石も目立つ。

3.
また、日本においては、雇用と賃金生活を保全する為に労働力の技術革新が後退することがある。
かつてのイギリスのラッダイト運動(技術革新によって雇用が失われる労働者達が、その技術革新の肝である機械を破壊した運動)の変則版で、ラッダイト運動では機械を破壊したが、日本ではその導入を見送った。耕作に牛馬を使用しなかったのがそれだとされる。

4.
当たり前過ぎて一般的には言明されないが、あえて書くと、「人が一番欲しがっているのは、生まれてから死ぬまでに安泰した人生を送ること」である。
これを害する要素が今の日本社会には溢れている。年金受給開始時期の遅延問題により、年配になる人々の生活不安がある。あるいは不況時の失業、倒産時の破産、長時間労働による人生破綻・・・
これらを解決することが、日本の幸せになっていくのではないだろうか。
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日本はなぜスパイ活動を認めないのか?日本では「使い捨てライター」の扱い―中国紙

2016-07-31 11:14:23 | 海外・国内政治情報等
日本には対外的インテリジェンス機関が無い。

という建前である。と思う。

だが「ウチんところは正々堂々、対外インテリジェンスやっとるわアホ」とか言う公式機関が無いのは本当だとは思うが、しかし最近中国側がピリピリしているね。どした。

ちなみに日本では中国政府幹部の名前が一覧になっている書籍が通常の本屋で売られている模様。日本人にはいたって普通ですが、中国人にとっては普通かな・・・? 


日本はなぜスパイ活動を認めないのか?日本では「使い捨てライター」の扱い―中国紙
Record china
配信日時:2016年7月29日(金) 20時30分
http://www.recordchina.co.jp/a146196.html

2016年7月29日、環球時報は、「日本はなぜスパイ活動を認めないのか?」と題する記事を掲載した。

先日、日本と中国のメディアが、中国当局が日中交流団体の理事長をスパイ容疑で拘束したと伝えた。28日には、詳細は伏せられたものの、菅義偉官房長官が日本人男性1人が拘束されている事実を明らかにした。

環球時報は、「日中交流団体」には主に7つの団体があると紹介し、「彼らはみな中国が好きで、中国人と関係を築きたい人たちばかり。自ら中国語を学ぶ人も少なくない」と指摘。「これらの団体から毎年、訪中代表団が派遣されるなど、両国関係が困難な時期に特別な役割を発揮してきた」と評価した。

一方で、日本新華僑報の編集長・蒋豊(ジアン・フォン)氏は、同紙の取材に対して「日中友好交流団体の中からスパイが出るのは何らおかしいことではない」と語った。蒋氏によると、これは「国際的な慣例」とも言え、友好の旗印を掲げていれば諜報活動に非常に便利だという。また、今後も同様のケースは出てくるだろうと予測している。

記事は、「日本政府は一貫して他国へのスパイ活動を否定しているが、実際は外務省国際情報局、内閣情報調査室、公安調査庁などの機関を利用して、対外情報収集を強化している。昨年4月には日本政府が日本版MI6設立の意見書を提出。中国は日本が最も情報収集に力を入れている国だ」と指摘する。

中国社会科学院日本研究所の呉懐中(ウー・ホアイジョン)研究員は、「日本側と交流している時には、相手が中国の情報に非常に興味を持っていることを感じる。いつも、さまざまな手を使って“内幕”を探ろうとしてくる。両国関係が良い時は、日本側は正規のルートで中国の情報を収集しやすいが、現在はそうではない。当然、違法なルートを使ってスパイ行為を行う可能性は排除できない」と語った。

また、日本がスパイ活動を行った疑いがある人物について、いつも「民間人だ」と強調することについて、南開大学日本研究院の学者は以前、環球時報に対して「意図するかしないかにかかわらず、日本の情報収集はすべて民間の性質を持つ。日本の民間調査機関は、企業からの委託を受けるだけでなく、日本政府とも協力関係にある」と語っていたという。

蒋氏は、「日本人のロジックから言えば、情報はすべて経費のかかる売買関係。スパイは使い捨てライターのようなもので、ひとたび問題が起きれば、責任はスパイ本人が負わなければならず、日本政府とは無関係。それが菅官房長官の言葉に表れている」と指摘している。(翻訳・編集/北田)


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