とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

中国詰め将棋(3)

2013-11-29 22:52:29 | 海外・国内政治情報等

軍事ジャーナル【11月27日号】中国空軍の敗北
http://melma.com/backnumber_190875_5936744/

 中国が防空識別圏の設定を宣言した。2月に中国軍の羅援少将が設定を提案していたが、その時点では軍上層部は羅援の提案を無視していた。それが何故この時期に採用されたかと言えば、16日、17日と二日連続でロシアの空軍機が沖縄に接近するという事件があったからだろう。
 この二日とも中国軍機がロシア機に対応する形で沖縄に接近しており、その飛行経路は今回設定した防空識別圏と重なるのである。実は12日にロシアのプーチン大統領はベトナムを訪問しており、ロシアの最新戦闘機の供与について話し合われたという。
 今のベトナムにとって最大の脅威は中国であるから、この露越の動きはどうみても対中包囲網の形成である。その上でロシア軍機の東シナ海進出である。中国は反射的に防空識別圏の設定を宣言したのであろう。要するにロシアを牽制したのである。

 しかし中国が防空識別圏を設定するとなれば、中国が領有を主張している台湾や尖閣、そして韓国の一部も含まれることになる。設定を宣言した23日、中国の情報収集機が飛行し、そこは日本の防空識別圏でもあるから、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し中国機に接近し監視した。
 言うまでもなく中国から見ると中国の防空識別圏を日本の戦闘機が飛行しているわけだから、中国の戦闘機が緊急発進して日本の戦闘機に接近して監視しなくてはならない。ところが中国の戦闘機は緊急発進しなかった。
 そもそも防空識別圏とは戦闘機が緊急発進する範囲を指す。戦闘機が緊急発進しない防空識別圏など何らの実効性を持たない、言わば絵に描いた餅でしかない。それを見た米軍はB52爆撃機を飛行させ、やはり中国戦闘機は発進せず、中国が宣言した防空識別圏は八方破れの陣となった。

 おそらく航空自衛隊のF15が緊急発進したのを見て中国空軍の戦闘パイロットは二の足を踏んだのであろう。中国にはJ10やJ11などF15に一応対抗できる機種はある。しかし稼働率が異様に低く墜落率が驚くほど高いと言われる。当然訓練も儘ならず、パイロットの練度も低い。
 一口にいえば、空自のF15が出撃した瞬間に中国空軍は敗北したのである。中国が防空識別圏を設定したとの報を受けても動揺せず通常の手続きに従って緊急発進した空自のパイロットや現場指揮官の勇気は称賛に値する。
 これが民主党政権だったら、岡田幹事長みたいのが、中国を刺激するなとか言って緊急発進を中止させたに相違なく、そうなれば中国の防空識別圏は公式に承認されたものとなり、中国空軍は台湾、尖閣、韓国に勢力を広げていた。安倍政権は東アジアを救ったとも言えるであろう。


最後の一文はヨイショしすぎだと思う。
民主党政権でなければ、誰であろうともこの行動は取れる。
(民主党政権の反動とも取れるが・・・)。

さて、先日の報道では米軍爆撃機が先行して飛行したと報じられた。本来であれば日本が機を出すべきだったというところへ、これに関していくつか。

1.
本来は日本が守るべきところだったので、この行動はスジを通したというべきだろう。

2.
インターネット上では米軍爆撃機の行動で、「さすがアメリカ様」というような意見が多かったが、情けないという他なし。

3.
米軍爆撃機の報道で中国が反応した結果、

<26日に東シナ海の防空識別圏において米国の2のB-52爆撃機が飛行した件について中国国防省のコウ・ヤンシェン広報官は「中国軍は米国の航空機を確認し、全過程を適切にモニターしていた。」と述べた。

米国の爆撃機は防空識別圏の東側、釣魚台の約200キロ東の空域を23時00分から翌01時22分まで南北方向に飛行したといいます。

広報官は東シナ海における防空を強調し、「中国はその空域を効果的に制御できる能力がある。」と述べました。

http://udn.com/NEWS/BREAKINGNEWS/BREAKINGNEWS5/8323009.shtml


さて、その前に飛んでいた日本の空自に対するコメントを探したい。

4.
実は中国を自壊させるための情報戦であったか。

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情勢が段ごとに研ぎ澄まされてきた。
合いの手の間隔が短くなってゆく。
日本がアクションをする。
アメリカがアクションをする。
世界各国が動く。
これに併せて新たな仕手も現れよう。

決定打となる大見得はどこで切られるか。
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