とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

あいつに〇〇はまだ早いとか、一体何なのか

2017-03-26 00:54:18 | 雑感
日本は儒教的形質があるためか、年次によってその社会的扱いが異なる。

学校では1年は珠広いで2年は審判で3年はメンバーだとか、
あるいは日本画で顔料が使えるのは師匠筋の許可が必要だとか
落語で前座見習い→前座→二つ目→真打の階級の中で、二つ目でやっと羽織が着るのを許される。

こういうのは、歴史漫画「ヒストリエ」で、奴隷のカロンが「ようやっと自分の部屋を手に入れたんだ! 」と言うシーンとあまり大差ない。


さて現代日本社会でも根強くその文化は残っている。
その数年前は自分も同じだったわけで一体何が変わったんだろうか、と、

例えばシステム会社でもそういうのがあり、テキストエディタなどのツールで、「新入社員のあいつにゃ秀丸はまだ早い」と言うようなセリフがあったが、それってどうなるの? 別にいいじゃない、秀丸でも何でも使ったって。
今じゃあ本当に馬鹿馬鹿しい限りだが、上記のセリフを言った人は大真面目にそう言っていたのだった。

なに、今じゃAtom使ってajaxコーディングは早いからterapadでセコセコスクリプト組みなさいとか言うのかね。
理解度の段階を踏まえてそう言っているのであれば適切だとは思うが、別にどこからスタートしたっていいと思うんですよね。
その意味で、日本の会社は人材育成というものについて何か履き違えているように思えてならない。
いわば、自分ところの工場の製作機械をグレードアップするのよ? やらなければ損なのに、伝統やら序列やらを崩すからやらんとか、どうしてそれをやらないんだ。
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