カドノート

フレンチアンティーク・カド店主の日常のあんなこと、こんなこと。

九死に一生SP その1

2021-10-24 16:16:24 | 今日のコト

急に寒くなりましたね(>_<)
1週間前は半袖を着ていたのが嘘のようです。
こんなふうに、寒いけど暖房をつけるほどではないってのが1番困りますよね。
ついついお風呂に頼って布団に頼りたくなるので、早寝です(笑)



HPでもご紹介している、ワイヤーのカトラリーケース。
個人的には木製の物よりも、こちらの方が雰囲気が有って好きなので
蚤の市で出会えば必ずと言っていいほど購入しています。

これを知ってるからこそ、身悶えするものが有るんです。



ままごとなのに生き写しです(笑)




大きさ比較はこんな感じ。
昔のままごとって、実際のモノが律儀にコピーされているものが多いのですね。
スーピエールやラヴィエも本物そっくりで思わず唸ってしまうほどです。


2021年夏 九死に一生スペシャル(あくまでも)その1(長文です)

今年の夏は南仏を拠点に買い付けをしたのはご存知のところ。
日本からも続々と仲間たちが集まってくる予定でした。
9月のまだクソ暑いその日、一足早く日本からやって来た同業者さん(ナホさん;仮名)と
ベースにしていたアヴィニョンから120㎞くらい離れた蚤の市へ、私運転で向かった時の事です

とんでもない田舎道を走り袋小路にぶつかってしまいました。
バックして戻るしか方法が無いのに、来た距離を思ったらめまいがして。
この堤防を車ごと下に降り平行する道に入るしかないと判断しました。
(「こんな時の4WDでしょう!」と軽口を叩きながら。。。反省しています)
なだらかな坂でしたが、谷が2ヶ所くらい有り「W」形状になった坂でした。
2つ目の谷を越える時、草が生えていたので分からなかったのですが
何かが「ガツン!」と車体のお腹に当たりました。
想像では、セメントの土管のようなもの?
二人でびっくりしたのですが、車は動いたので下の道路まで到着。

「良かったー♡」と喜んだのも一瞬。
走りだすと、車の下から「ガラガラ~!」と音がするのです。
アクセルを踏めばスピードに応じて、「ガラガラ」が「ガラン!ガラン!」と
騒音も大きくなります。
何かに当たったショックで、何かが外れた。そんな感じです。
20キロ以上のスピードが怖くて出せない。
車を止めて、覗き込んでみたけど…わからない(解るはずがない)

目的地までは15㎞ どうするべきか考えあぐね頭を抱えるしかなく。
応急処置だけしてくれそうな、クイックサービスをネットで検索したら
1件は18㎞先、もう1件は逆方向に20㎞(しかも土曜でお休み)
ここで車を放置したとしても、最寄りの駅まで交通手段もなく(つまり徒歩で)15㎞。
人なんて通らないのは分かってるけど、すれ違う車も無しの山の中。

「そんな時は車両保険のロードサービスを呼ぶんだよ」って思うでしょ?
私だってそのくらいの知恵は有るのです。
だけど、それは最後の手段にしたい事情が。。。

私の車に便乗したばかりに、今日のナホさん(仮名)の仕入れが出来なくなる
その申し訳なさもあって、とりあえず蚤の市会場までは10㎞走行でも
行こうと決断しました。
ここにいても意味がない。

ガラガラと音を立てて走る車、ハザード付けて「旅の恥などかき捨て」です。
蚤の市に行けば人もいるし(と、淡い期待も抱いて)

途中でナホさん(仮名)が「なんかエンジンルームから音がしてませんか」とか
「煙が出てきたら速攻逃げましょうね」とか
「たまに日本でも車が炎上とか有りますよね」とか言ってくれるので

私は、喉カラッカラの空咳コンコン、最後に「オエッ」となる
極度のストレス状態。

スミマセン💦続きます。