カドノート

フレンチアンティーク・カド店主の日常のあんなこと、こんなこと。

鬼の梱包、始まる***

2021-08-26 04:59:31 | 只今、仕入れチュウ

南仏アヴィニョンに来て2週間になろうとしています。

時折、イタリアにいるような錯覚を覚えるけど
それは日差しと、借りているアパートの階下がイタリアン居酒屋で
窓を開けると、濃い珈琲とガーリックを炒める香りが入ってくるせいかも。

「終の棲家」の候補に挙げたけど、ここはないかな。。
なんと言っても人が多すぎる(>_<)
アパートを一歩出ると、夜通し回るメリーゴーランドと
歩行者天国に溢れる人達。
レストランも1年の半分以上の収入を夏の間に稼ぐ勢い。
まるで真夏の海の家のよう。。。
密すぎて、とてもあの輪には入れないでいます。

ここに定住してる、純市民はこんな光景を見て何を思うのだろうか。
純市民の縄張り意識も強く感じます。
日本でもよく聞く「よそ者は受けつけない土地」ってやつです。
街のパーキングスペースで、やっとの思いで空きスペースを見つけ
縦列駐車をしていると、後ろから来た車が「車をどかせろ」と合図してきます。
指でバッテンXしたり、手で追い払う仕草をしたり。
ここは停めていけないスペースなのかと離れると、
ちゃっかりその人たちが停めたり(はぁ?)

国道を走っていても、後続車にあおられることはいつものこと。
1車線の一本道でずっとあおられれ続け、
後続車が急にスピードを緩めたと思った瞬間に、
私だけがスピード違反のカメのフラッシュ洗礼を受ける。。。
噂には聞いていたけど…「パリナンバーはそんなに疎ましいですか?」って
泣きたくなる時がある(>_<)

ここの土地の人はちょっと閉鎖的(というか、ちーせー人間が多いよう)に感じます。
観光地ならではのよその人に対するわずらわしさかな。
あぁパリに戻ったら届いているであろうスピード違反切符がこわい~。

週末の仕入れは順調です!
心のよりどころは、集まる麗しい古物と毎日の食事だけだー。



各自がこんな「衛生パス」と呼ばれるQRコードに支配され
これが無いとマクドすら入れない。

ここでも週末になると、「NON!マクロン」のデモ隊が行進してます。
私も正直に言うと、いじめのように感じる事がある。
(ワクチンを)打つ自由と打たない自由、打てる人がいれば打てない人もいるだろうに。






たまにはこの地を離れて、大海原を望んだり。










購入したものの梱包とブツ撮りを始めました。
お天気は涼しくなったものの、午後はやはり暑い💦
2週間一度も雨は降っていません。

なんだか文面は暗いけど、実際はそれほどでもなく
朝早く起きて、お昼寝して。。。夏休みらしい静かな時間が流れています。

夏休み***

2021-08-18 04:35:26 | 只今、仕入れチュウ

つい2,3か月前の買い付けで、南仏を訪れた時
レンタカーを借りて果てしなく続く葡萄畑を走った時
匂いや陽の当たりの感じがイタリアに似てると感じて、ちょっと南仏が好きになった。

いつも心のどこかで、終の住処を探している私は
ここも悪くないのかも。近い将来一度ここで生活できたらいいなと
思ったのだけど、こんなに早く実現するなんて。

夏休みを兼ねて、南仏に滞在しています。



ご縁あって借りたのはこんな家。
古い町並みがそのまま残る、アヴィニヨンの要塞内にある15世紀の邸宅。



友人が「信長とか秀吉の時代の家に住んでるの?」って言ってきたけど
ちゃんと水道も出れば、シャワー室も加設され、
流石の南仏!なんとクーラーも有って快適。
天蓋付きのベッドは本当に似合わなくて、自分でも笑っちゃうけど。

到着後3日間は殺人的な暑さで(39℃)頭がくらくらしてたけど
ようやく落ち着いてきて、朝夕は涼しいくらい。








ここで週末は仕入れをし、平日は丘に登ったり、



市場に行って食材を吟味したりして
過ごしているわけです。






ぺたんこの桃にもまだ間に合った、奥はネクタリンのぺたんこ版



パンとエビ、子羊の肉






実家の庭に植えた、プチトマト、ルッコラ、大葉なんかは
最近の大雨で、もしかしたら死んじゃったのかなー(>_<)なんて思いながら
今朝、バジルの鉢植え(¥250)を買いました。

乾燥した空気の中で飲むロゼは最高に美味しい♪