Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●翁長雄志知事亡くなる…「折れない、言うことをきかない翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復」

2018年08月10日 00時00分42秒 | Weblog


リテラの記事【翁長雄志知事は命を削り最後まで安倍政権の“沖縄いじめ”と闘い続けた! 安倍首相が翁長知事に見せた冷酷】(http://lite-ra.com/2018/08/post-4176.html)。

 《最後の最後まで「辺野古に新基地はつくらせない」という民意に基づいた公約を実現するべく、最前線で安倍政権と対峙し、闘いつづけてきた翁長知事。だが、約3年9カ月にわたる知事在任期間は、折れない、言うことをきかない翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復を仕掛けつづけた歴史でもあった》。

 2018年8月8日夕刻、翁長雄志沖縄県知事が亡くなられた。ご冥福をお祈りします。全く予想もしていなくて、あまりに突然なことで、言葉を失った。残念でならない。大変な《約3年9カ月にわたる知事在任期間》だった。いま、アベ様や最低の官房長官らは辺野古破壊にトドメを刺そうとしています…。
 翁長さんの《うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー》の叫びが忘れられない。

   『●「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー
               (沖縄人を見くびってはいけない)」
   『●独裁国家・アベ様政権相手に「けんか」できる翁長雄志知事の叫び、
                               「うしぇーてぃないびらんどー」
   『●本体工事=辺野古沖の埋め立て工事は
      「翁長知事があらゆる知事権限を駆使すれば絶対できない」
    「「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー
     (沖縄人を見くびってはいけない)
     「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」……。
     そして、記事が言う《本体工事=辺野古沖の埋め立て工事は
     「翁長知事があらゆる知事権限を駆使すれば絶対できない」》
     という言葉を信じたい」

 沖縄タイムスの【社説[翁長雄志知事急逝]命を削り公約守り抜く】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/296082)によると、《糸満市摩文仁で開かれた慰霊の日の沖縄全戦没者追悼式で、知事は直前までかぶっていた帽子を脱ぎ、安倍晋三首相を前にして、声を振り絞って平和宣言を読み上げた。「新基地を造らせないという私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」 翁長知事は在任中の4年間、安倍政権にいじめ抜かれたが、この姿勢が揺らぐことはなかった。安易な妥協を拒否し、理不尽な基地政策にあらがい続ける姿勢は、国際的にも大きな反響をよんだ。知事は文字通り命を削るように、辺野古反対を貫き、沖縄の自治と民主主義を守るために政府と対峙(たいじ)し続けたのである。その功績は末永く後世まで語り継がれるに違いない。心から哀悼の意を表したい》。

 東京新聞の記事【翁長知事死去「沖縄のために命削った」 11日の県民大会、出席かなわず】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201808/CK2018080902000134.html)によると、《山城博治・沖縄平和運動センター議長(65)は本紙の電話取材に、「そんなに悪いとは思わなかった」と絶句した。「あまりにも急すぎる。私も末期がんだったが回復したので、翁長さんもと祈っていた。翁長さん、なんでそんなに急ぐの?」と声を落とした。辺野古新基地をめぐって政府は今月十七日の土砂投入を通告。山城さんらは六日から反対運動を強化し、この日も建設地に近い米軍キャンプ・シュワブのゲート前で二百人以上で座り込みの抗議活動をしていた。山城さんは「翁長さんは県民の支えだった。気丈で揺るがなかったその信念を改めて感じている。時には手厳しいことを言って申し訳なかった。翁長さんの思いに現場での反対運動でこたえていきたい」と思いを新たにした》。

 目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/翁長知事を死に追いやった日本政府・沖縄防衛局を決して許さない。】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/fdccf5462b0f50ee83bd717c04b51ab9)によると、《翁長知事の死は直接の原因は病でも、そこまで追い詰めていったのは日本政府‣沖縄防衛局による強硬姿勢であり、新基地建設を進めるために安倍政権が沖縄にふるってきた暴力の結果である。翁長知事の死はたんに個人的な死ではない。自らの言いなりにならない者は力でねじ伏せればいい、という日本政府・沖縄防衛局の暴力は、沖縄県民全体に向けられているのだ。翁長知事の冥福を祈るとともに、日本政府・沖縄防衛局を決して許さない。怒りをもって辺野古新基地建設を阻止しよう》。

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http://lite-ra.com/2018/08/post-4176.html

翁長雄志知事は命を削り最後まで安倍政権の“沖縄いじめ”と闘い続けた! 安倍首相が翁長知事に見せた冷酷
2018.08.08

      (沖縄県オフィシャルサイトより)

 本日、翁長雄志知事が亡くなった。67歳だった。今年4月に膵臓がんの手術を受けた翁長知事だが、きょうの夕方には謝花喜一郎副知事が会見を開き、翁長知事が7日から意識混濁状態にあること、職務代理を置くことを発表。その直後の訃報となってしまった。

 今年6月23日の慰霊の日には沖縄全戦没者慰霊式典に出席し、見るからに痩せた身体に心配の声があがっていたが、「平和宣言」のスピーチでは安倍首相を前にして「20年以上も前に合意した辺野古への移設が普天間飛行場問題の唯一の解決策と言えるのでしょうか」「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」と言明。

 そして、7月27日には会見を開き、辺野古埋め立て承認を撤回する手続きに入ったことを発表。8月17日以降から環境に深刻な影響を与える土砂の投入をおこなう方針である政府に対し、知事権限で抵抗に出たのだ。この会見のラジオ音声が名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前に流れると、新基地建設に反対するために集まった市民たちから「翁長さんがんばれー!」の声があがったという。

 最後の最後まで「辺野古に新基地はつくらせないという民意に基づいた公約を実現するべく、最前線で安倍政権と対峙し、闘いつづけてきた翁長知事。だが、3年9カ月にわたる知事在任期間は、折れない、言うことをきかない翁長知事に対し、安倍政権が陰湿ないじめ、報復を仕掛けつづけた歴史でもあった。

 それは、辺野古移設阻止を掲げて2014年11月の知事選で圧勝した直後からはじまった。それまで仲井眞弘多・前知事時代には増額してきた沖縄復興予算を、知事が翁長氏になった途端、政府は160億円も減額したのだ。

 さらに、2014年12月に知事就任の挨拶のため永田町を回った際には、菅義偉官房長官ら政権幹部は誰も会おうとせず、閣僚との会談は山口俊一沖縄北方相(当時)だけという仕打ちを受けた。年明けの1月6~8日にも新年度の予算の要請などで上京したが、与党・自民党の会合への出席を拒まれ、関係閣僚との会談も実現しなかった。とくに露骨だったのが西川公也農水相(当時)で、翁長知事が特産のサトウキビの交付金に関連して面会を求めたが、面会が認められたのは同席する予定だった農協幹部だけ。知事は県東京事務所で待機するしかなかったという。そして、前知事の仲井眞弘多氏は毎回招かれていた自民党本部での沖縄関連予算を議論する会議にも翁長知事は招かれなかった。当時、自民党沖縄県連幹部は「普天間問題で政策が異なる知事の要請を受ける理由はない」と話している(朝日新聞2015年1月9日付)。

 結局、翁長知事が再三求めてきた面談がおこなわれたのは、就任から約4カ月も経ってからのこと。しかも安倍首相ではなく菅義偉官房長官が対応した。このときのことを、翁長知事は著書『戦う民意』(KADOKAWA)でこう振り返っている。

   〈移設反対を訴えて圧勝した沖縄県知事に会うことによって、
    「積極的平和主義」で集団安保体制の法制化を進めていた安倍総理の
    「強い政治家イメージ」に傷がつくことを恐れたのではないかと思います。
      つまり、私が折れるときを待つという持久戦略とともに、自民党政権の
    基地政策に国民が疑問を抱かないよう配慮したイメージ戦略ではないのか
    ──もちろん、これは私の推測なので、本当のところはわかりません〉


■公安、内調を使った翁長知事へのデマ攻撃、そして沖縄ヘイト

 嫌がらせで翁長知事が折れるのを待つ──。しかも、安倍官邸は内閣情報調査室や公安を使って翁長スキャンダルを必死で探させ、菅義偉官房長官はオフレコの場で翁長知事のマイナス情報を喧伝。官邸は読売新聞産経新聞、週刊誌などにデマ情報をリークして“翁長バッシング”を展開してきた。

 たとえば、2015年4月には「週刊文春」(文藝春秋)が「翁長知事を暴走させる中国・過激派・美人弁護士」と題した大特集をトップで掲載。あたかも翁長知事が中国と過激派に操られているかのような陰謀論記事を書き立てた。記事は『ニュース女子』の沖縄ヘイト回にVTR出演してデマを垂れ流した“沖縄のネトウヨ”手登根安則氏の基地反対派批判コメントを紹介するという「保守速報」の記事かと見紛うばかりのシロモノで、無根拠なデマだらけだったが、この記事も公安・内調情報を官邸がリークしたとみられている(実際、記事には「公安関係者」のあやしげなコメントがいくつも登場する)。

 しかし、こうしたデマが真実のように広がり、ネット上では「翁長知事の娘は北京大学に留学しており、夫は中国共産党の幹部」などという根も葉もないデマが拡散。このデマが広がったのは知事選の最中で、実際は、翁長氏自身が語ったように翁長氏の次女は埼玉の小さな大学にいて、長女は沖縄県内で働いていたが、いまだにこのデマはネトウヨによって流されつづけている

 さらに、こうした翁長バッシングと同時に大きくなっていったのが、沖縄を貶める投稿だ。「基地がイヤなら、自由に基地の無いところに引っ越してもいいんですよ」「国防だぞオマエラの我儘にウンザリだ 日本全体を考えろ」「沖縄ってのは、ゆすりたかりの名人どころか、単なる乞食じゃねーか!」……こうした沖縄ヘイトがネット上では溢れるようになっていったのだ。

 そして、こうした沖縄いじめが決定的となったのが、自民党の「文化芸術懇話会」問題だ。この会合では百田尚樹が「本当に沖縄の2つの新聞社はつぶさなあかん」、自民党の長尾敬衆院議員が「(沖縄メディアは)左翼勢力に乗っ取られてしまっている」、大西英男衆院議員が「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番だ」などと発言。沖縄メディアに対する言論弾圧を公言したのである。

 陰に陽に繰り広げられる、安倍政権の翁長・沖縄いじめ。なかでも苛烈を極めたのは、辺野古高江だ。

 辺野古での基地反対運動に対して、2015年11月には東京・警視庁の機動隊約150名を投入し反対する人々を強制排除したが、この裏には官邸の暗躍があった。元警察エリート官僚である杉田和博官房副長官が、子飼いの警視庁トップ・高橋清孝警視総監に直接依頼して機動隊を投入したとみられているのだ。

 また、米軍北部訓練場のヘリパッド建設をめぐる反対運動でも政府は全国から大量の機動隊員を投入し、反対する市民らを強制的に排除。機動隊員が「土人が」と差別発言が出た際も、鶴保庸介沖縄担当相は「私は(差別発言か)判断できるものではないと思っている」などと問題を認めなかった。


■安倍首相が翁長知事と沖縄に見せたあまりに不誠実で冷酷な態度

 辺野古や高江の反対運動に対する蛮行だけではない。米軍属の男による暴行殺人事件、相次ぐヘリの墜落や保育園・小学校での落下物事故……安倍政権が沖縄をまったく顧みないなかで起こってきた米軍の問題に対し、翁長知事は強い態度で批判をおこなってきたが、安倍首相はそのたびに不誠実な態度をとってきた。

 現に、普天間の小学校に約8キロの窓枠が落下した事故が発生した後の昨年12月15日、翁長知事は官邸に出向いて米軍機の学校上空の飛行停止を求めたが、対面したのは安倍首相ではなく菅官房長官。会談時間はたったの10分だった。しかもこの日の晩、安倍首相は行きつけの焼肉店「龍月園」で、松本人志や東野幸治、指原莉乃、古市憲寿といった『ワイドナショー』(フジテレビ)メンバーと和気藹々と会食をおこなったのだ。

 さらに象徴的なのが、2015年9月におこなわれた普天間基地の辺野古移設をめぐる沖縄県と政府の第5回集中協議だ。このとき、翁長知事は安倍首相に直接、「総理の『日本を取り戻す』というなかに沖縄が入っているんですか」と尋ね、「戦後レジームからの脱却と言っているけれども、沖縄の現状を見ると、戦後レジームの死守ではないか」と訴えたという。

 しかし、翁長知事のこうした問いかけや訴えに対し、安倍首相はなんの反応もみせず、無視したというのである。

 翁長知事の意見を無視し、沖縄を切り捨てる政策で民意をズタズタにしてきた安倍首相と、その横暴な態度に毅然と抗議をおこなってきた翁長知事。翁長知事が誕生していなければ、沖縄はさらに奴隷的な扱いを受けながら、その問題がクローズアップされることもなかっただろう。翁長知事こそが、権力の言いなりにならず、民の声を代表するという民主主義の“最後の砦”となってきたのだ。

 翁長知事は2015年、国連人権理事会でおこなった演説でこう述べた。

   「自国民の自由、平等、人権、民主主義、そういったものを守れない国が、
    どうして世界の国々とその価値観を共有できるのでしょうか。日本政府は、
    昨年、沖縄で行われた全ての選挙で示された民意を一顧だにせず、
    美しい海を埋め立てて辺野古新基地建設作業を強行しようとしています。
      私は、あらゆる手段を使って新基地建設を止める覚悟です」

 その翁長知事が逝ってしまった──。最後の最後まで辺野古の新基地建設撤回を求めてきた翁長知事を思うと無念さとやりきれなさで一杯になるが、この結果にもっともほくそ笑んでいるのが、安倍首相であることは間違いない。

 今年の「平和宣言」のなかで翁長知事が述べた、「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」という強い言葉。この遺志を、わたしたちは翁長知事から引き継がなくてはいけない。最後に、前掲書から翁長知事のメッセージを紹介しよう。

   〈これまで沖縄の人たちは、言いたいことがあっても言葉をのみ込んで
    きました。しかし、私だけは政治的に死んでも肉体的に滅んでも、
    沖縄を代表して言いたいことを言おうと思いました。(中略)
      その意味で、いま私がなしている政治は私でなければできない
    という自負はあります。そして沖縄の心を一つにしたいという思いは
    私がいちばん抱いていると信じています〉

(編集部)
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●アベ様ご夫妻…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい…無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》

2018年01月10日 00時00分15秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞の久原穏記者によるコラム【【私説・論説室から】官房長官、これは事実?】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017112002000120.html)。

 《菅義偉官房長官大層厳格な方らしい。記者会見で質問者(もっぱら本紙記者)に対し「事実に基づいて質問してほしい」と苦言を呈する場面が多い。ならば僭越ながら当方も質問させていただきたいことがある。…はたして首相発言は事実に基づいたものか、それとも…。ここは首相の女房役、官房長官のお考えをお聞きしたい》。

 《はたして首相発言は事実に基づいたものか》?、という問いに、最低の官房長官は「ここは質問に答える場所じゃない…」、とでも答えるのだろうか?

   『●「そんな当たり前のこと」が通用しない最低の官房長官記者会見…
                       「ここは質問に答える場所じゃない…」?

 ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/差別意識、献金まみれ…相当ひどい自民党】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711270000190.html)によると、《国会の予算委員会では森友加計学園疑惑について野党の厳しい追及が始まるが、それ以外でも自民党は相当ひどい。野党は追及の手を広げるべきだ…松本文明…鶴保庸介…山東昭子…山本幸三竹下亘…神谷昇…若宮健嗣…自民党の無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈している》。

 それにしても、何もかも相当にひどい。「絶対得票率1/4」の自民支持者の皆さん、いいんですか、コレで?
 夫は息吐く様に噓垂れ流し、妻はノホホンと…そして、《それ以外でも自民党は相当ひどい無知識、無教養、差別思想、時代錯誤が露呈》。「公平・公正」など望むことなどできず。

 《客観的な事実よりも感情に訴える虚言の方が世論を動かすという「ポスト真実」が…を問う国民投票に大きく影響》《今後、改憲を問う国民投票が予想されるが、世論を誘導する「ポスト真実」が乱発されるのではないか。大いに心配だ》…。

   『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
         「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2017112002000120.html

【私説・論説室から】
官房長官、これは事実?
2017年11月20日

 菅義偉官房長官大層厳格な方らしい。記者会見で質問者(もっぱら本紙記者)に対し「事実に基づいて質問してほしい」と苦言を呈する場面が多い。ならば僭越(せんえつ)ながら当方も質問させていただきたいことがある。

 「アルゼンチンは基礎的財政収支(PB)を無理やり黒字化し、翌年に債務不履行(デフォルト)になった、というのは事実に基づいているか?」

 もう一問。「日本がPBを黒字化するため、無理やりに経済に負荷をかければ、国民は就職できなくなる、というのは事実か?」

 問いの中にある言説は安倍晋三首相の発言である。先月、総選挙の開票速報番組で財政再建の必要性を問われて述べたものだ。

 観的な事実よりも感情に訴える虚言の方が世論を動かすという「ポスト真実」が米大統領選や英国の欧州連合離脱を問う国民投票に大きく影響したのは記憶に新しい。

 はたして首相発言は事実に基づいたものか、それともPB黒字化を先送りしたいための「ポスト真実」か。アルゼンチンのデフォルトは米ハゲタカファンドが割り込んできて交渉不調に終わったというのが定説だ。就職できなくなる発言も穏当でない。ここは首相の女房役、官房長官のお考えをお聞きしたい。

 今後、改憲を問う国民投票が予想されるが、世論を誘導する「ポスト真実」が乱発されるのではないか。大いに心配だ。 (久原穏
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●《差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に持ち込む》(阿部岳さん)低民度…抗い続けねば

2017年09月13日 00時00分57秒 | Weblog


沖縄タイムスの阿部岳さんのコラム【[大弦小弦]天井にイスラム教徒を侮蔑する旗が並んでいる。社会勉強のつもりで…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/130306)。

 《高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのか」と言った》。

   『●高江破壊と歴史的暴言: 「みんなが嫌がる“仕事” 
        押し付け、無用な衝突を招いている張本人は誰か」?
    《▼大阪府の松井一郎知事が機動隊員の暴言を擁護した構図と
     そっくりだ。圧倒的な力の差を無視して、
     「相手もむちゃくちゃ言っている」と「どっちもどっち」論に持ち込む。
     ヘリパッド建設を強行しているのは政府なのに、
     混乱を引き起こしているのはどちらか事実の誤認を混ぜ込む
     問題の根本を差別と認めず、「不適切済ませるところも同じ
     …(阿部岳)》

 《バージニア州で12日、白人至上主義者が抗議の女性を車ではねて死亡させた。トランプ大統領が「双方に責任がある」と語り》、こちらも、「どっちもどっち」論とはね。いずこの国も酷いもの。

 東京新聞の記事【「白人至上主義と一緒にしないで」 犠牲者の母、大統領批判】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201708/CK2017082002000130.html)によると、《「(トランプ)大統領は記者会見で、私の娘と白人至上主義者を同等とみなした」と批判。「私はそのことを許せない」と話した》そうだ。

 数週間前のリテラの【特集1/トランプだけじゃない! 差別主義の日本の政治家】(http://lite-ra.com/)、そのタイトルの抜粋は参考になる…《・トランプ入国禁止令で安倍のポチぶり ・支持率31%、安倍退陣を求めるデモ ・安倍「こんな人たち」を坂上忍が批判 ・稲田防衛相はレイシストと蜜月と最高裁が ・安倍首相と在特会元支部長の写真が ・自民選対委員長の沖縄ヘイトを党は容認 ・極右丸出し”日本ファースト”は小池命名 ・衆院選候補・極右ヘイトランキング(後) ・参院選・極右候補者ウヨミシュラン(前)》。アベ様や小池トファ都知事のヘイト体質を読み解くことができる。

 松井一郎「ト」知事の「どっちもどっち」論などが容認されるようでは、ニッポン「本土」の《民度の低さ》が分かろうというもの。

 リテラの記事【トランプを徹底非難する米国と大違い! 差別vs反差別で「どっちもどっち」論が横行する日本の民度の低さ】(http://lite-ra.com/2017/08/post-3396.html)によると、《トランプ大統領は15日、記者会見で「両者に非がある」などと発言。また「オルト・レフト」なる造語まで用い、“極左思想主義者たちが白人至上主義者たちに突撃した”などと主張…今回のトランプの差別主義肯定発言から学べるのは、実は、トランプが批判されているグロテスクな“どっちもどっち論”が、日本社会ではスタンダードになってしまっているということだ…ヘイトデモ、沖縄基地反対運動で横行するトランプ的“どっちもどっち”論》…。
 さらに、ニッポン「本土」のジャーナリズムの問題。同誌の記事【『バイキング』で有本香がトランプそっくりの「どっちもどっち」論。一方、玉川徹はトランプ発言とネトウヨの共通性指摘】(http://lite-ra.com/2017/08/post-3399.html)には、《白人至上主義者らと反対派の衝突事件をめぐるトランプ大統領の人種差別肯定発言問題。本サイトは18日朝の記事で、差別が絶対的に悪であるという自明の前提を無視したトランプ的“どっちもどっち論”が実は日本で大手を振ってまかりとおっている状況を批判したが、さっそく、ワイドショーでとてつもなくひどい“どっちもどっち論”が垂れ流されていた》。

 でも、沖縄での「どっちもどっち」論は、その上手。

   『●「沖縄の声に耳を傾けて、理解を得るべき担当相が、
      県民を敵視するかのような発言…。もはや失格」
    《沖縄での警察による「土人」発言について、
     鶴保庸介沖縄北方担当相が八日の国会で
     「差別だと断じることは到底できない」と発言した。
     人権感覚に疑問符が付き、担当相の適格性も疑われる
    「「どっちもどっち」論と云う暴論の上を行く、
     鶴保庸介沖縄北方担当相
     差別だと断じることは到底できない」論

 沖縄差別の酷さよ…。
 解決の道筋が見えない沖縄(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/8bca991e088f2c5c22b9ad96558133cf?st=0#comment-form)…「議員辞職せず、三権分立の破壊、ジャーナリズムの低下」。
 即効薬が見当たりません。
 まずはアベ様と最低の官房長官が続く限りは、一向に、「基地負担軽減」には進まないと考えます。大見得・啖呵「議員辞職」の有言実行が待たれます。腐りきった自公政権が「本土」で続くようでは事態が好転することは、きっと、ありません。
 警察や検察に正義感が全く感じられません。「土人」発言やそれを「どっちもどっち」論で擁護する政治家たち。最「低」裁を頂点とする司法も酷い状態。裁判に訴えても、沖縄の声は届いていません。ヒラメ裁判官を意図的に配置しているとしか思えません。三権分立にはほど遠い。
 「本土」の新聞やテレビも、沖縄の惨状についてあまり報道することは無く、『ニュース女子』問題の様にヘイトやデマにジャーナリズムが加担する始末です。「本土」の無関心派に沖縄の訴えや窮状が伝わるような報道、真のジャーナリズムの役割を果たす気概あるマスコミ人、ジャーナリストがもっとたくさん出てこないものでしょうか…。

 《差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に持ち込む》、特に、ニッポン「本土」の民度の低さ…。抗い続けねばいけない。「「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、「ただ『忘れない』ということが大切」。

   『●「記憶をつなぐ」、「伝え続けるには、多くの記憶が力となる」、
                       「ただ『忘れない』ということが大切」
   『●権力内での席替え: 無言「……」で「のり弁」での
      チョッピリ情報開示…自民党亜種トファ的な情報非公開
   『●三上智恵さん「結局は止められなかった」という現実…
       でも、《人々は分断されている》ことを止めなければ
   『●自民党亜種トファの小池都知事が「震災時に
      朝鮮人が虐殺された史実の否定にもつながりかねない判断」を…

   『●瞬く間にデマを善人が鵜呑みにし…
     上原正三さん「琉球人の俺も、いたらやられていた。人ごとではない」
   『●朝鮮人虐殺…黒澤明監督「何をかくそう、
      その変な記号というのは、私が書いた落書きだったからである」

   『●確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・
      麻生太郎殿のその体質は野中広務氏による大叱責でも変わらず


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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/130306

[大弦小弦]天井にイスラム教徒を侮蔑する旗が並んでいる。社会勉強のつもりで…
2017年8月21日 07:35 阿部岳 差別

 天井にイスラム教徒を侮蔑する旗が並んでいる。社会勉強のつもりで入った金武町の米兵相手のバー。経営者は米国人だという

▼壁には「警官の命を守れ」と手書きした紙も。米国で白人警官による黒人射殺が相次ぎ、「黒人の命を守れ」というスローガンが広がった。それに対抗する言葉で、多分に差別擁護のニュアンスを含んでいる遠い沖縄でわざわざ正当性を主張する感覚が解せない

▼バージニア州で12日、白人至上主義者が抗議の女性を車ではねて死亡させた。トランプ大統領が「双方に責任がある」と語り、事件後もさらに衝撃が広がっている

▼米国の闇は深いが、日本にとっても人ごとではない高江に派遣された大阪府警の機動隊員が県民を「土人」とののしった時、松井一郎府知事は「相手もむちゃくちゃ言っている。相手は全て許されるのかと言った

差別の歴史、力の差を無視して「どっちもどっち」論に持ち込む。トランプ氏や松井氏の発言が広く受け入れられる今命や人権、自由といった基本的価値すら全て相対化されてしまうのだろうか

▼バージニア州で亡くなった女性の母は追悼式で「不正義から目をそらさず、自分に何ができるかを考えてほしい。娘の死を無駄にしないために」と呼び掛けた。考え、声を上げ続けなければ、押し流されてしまう。

阿部岳
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●「戦争屋のアベ様」やアノ木原稔氏のココロには響かない女性の訴え…「基地を造ったら沖縄が戦場になる」

2017年08月05日 00時00分23秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



沖縄タイムスの【社説[県民葬と基地問題]「深い溝」埋める努力を】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119052)。

 《安倍晋三首相が遺影に向かって追悼の辞を読み上げ、席に戻ろうとした時、会場から訴えるような女性の声が響いた。「基地を造ったら沖縄が戦場になる」 大田さんが生前、いつも気にしていたことだった》。

 残念ながら、「戦争屋のアベ様」のココロには女性の訴え…「基地を造ったら沖縄が戦場になる」…は響かなかったようだ。ノコノコと大田昌秀元県知事の県民葬に出かけられる神経が凄い。

   『●大田昌秀さん「軍隊は人を守らない」と、
      従軍記者ボールドウィン氏「沖縄戦は、戦争の醜さの極致だ」
   『●目を逸らす本土…「米国側からみた心温まる
      ヒューマン・ストーリーだけではなく、そこに暮らす人々」に…
    「「慰霊の日」に際して、「沖縄全戦没者追悼式」でのアベ様の挨拶の
     前に、「平和の礎あらゆる戦争を正当化させない思いでつくった
     県民の礎でしょ。そこへ戦争屋の安倍がのうのうと挨拶すること自体が
     県民として許せません」(『報道特集』2017年6月24日)。
     県民の怒りの声は届かないロバ耳東風な「戦争屋のアベ様」」

   『●「戦争の愚かさを身に染みて知っているはず…
       9条の「戦争放棄」「戦力不保持」の理念はその教訓の結晶」

 沖縄タイムスの記事【[大弦小弦]せみの鳴き声が響く中、大田昌秀さんの県民葬が…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119053)によると、《▼大田さんは代理署名訴訟の最高裁で「行政の責任者として、さらに基地の強化・固定化を受け入れることは困難と拒否の正当性を訴え…▼安倍晋三首相は追悼の辞で沖縄の基地負担軽減を強調した。「現実の政治は言葉通りではない」(翁長知事)中で、首相の言葉を大田さんはどんな思いで聞いたのだろうか》。

 そして、呆れた沖縄タイムスの記事【安倍首相への怒号「明らかに動員されていた」 沖縄追悼式で自民木原稔氏】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/15939)。《追悼式で安倍首相に怒号を浴びせた参列者は「動員されていた」…自民党青年局長を更迭された木原衆院議員が動画サイトで発言した…主催した一人、沖縄県議会の喜納昌春議長はあり得ないと絶句》。

   『●脳内回路は大丈夫?? 自民党若手の脳内では、
          「憲法学者達<<百田尚樹氏」という訳だ!?
    《懇話会は木原稔青年局長が代表で、首相側近の加藤勝信
     官房副長官や萩生田光一・党総裁特別補佐も参加した》
    《安倍政権と考え方が近い文化人を通し、発信力の強化を
     目指そうと、安倍晋三首相に近い若手議員が立ち上げた勉強会
     「文化芸術懇話会」(代表=木原稔・党青年局長)の初会合が25日、
     自民党本部であった。出席議員からは、広告を出す企業や
     テレビ番組のスポンサーに働きかけて、メディア規制をすべきだとの声
     上がった》

   『●むき出しの「言論弾圧政党」: 東京新聞社説
      「沖縄の二紙のみならず、報道機関全体で抗議すべきこと」
    《佐藤勉国対委員長は会を主宰した党青年局長の木原稔衆院議員
     (熊本1区、当選3回)を呼び、「大変なことをしてくれたな」
     と怒鳴りつけた。自民党は木原青年局長の更迭し、
     1年間の職務停止の処分に。問題の発言を行ったのは大西英男
     (東京16区)、井上貴博(福岡1区)、長尾敬(比例近畿ブロック)の
     各衆院議員(いずれも当選2回)だとして、3人を厳重注意とするなど
     火消し躍起》

   『●表現の自由、報道の自由を屁とも思わず:
      謹慎期間を75%削減…家来に優し~いアベ様
    《一年の役職停止とした木原稔前青年局長の処分期間を三カ月に軽減》
    《自分勝手にも程がある。自民党は……若手議員が勉強会で
     報道機関に圧力をかけていた問題…》

   『●素晴らしき道徳観:ドリルだろうが、パンツ&ストーカー
            だろうが、「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?
    《木原稔…氏は六月、報道機関に圧力をかける発言が相次いだ
     勉強会代表を務め、一年の役職停止処分を受けた。その後、
     谷垣禎一幹事長が処分期間を三カ月に軽減》

   『●教員について密告させ、労組を監視する=
      自公支持者の皆さんの大好きな「超・監視管理社会」
    《なんと今月1日に自民党の木原稔・党文部科学部会長
     (5日、内閣改造で財務副大臣に起用が決定)は、
     “密告フォーム”に寄せられた情報について公選法違反は
     警察が扱う問題などと述べ、情報の一部を警察当局に
     提供する考えを示したのだ》

 何方かと思えば、アノ木原稔氏でしたか。お懐かしい。それにしても。正気でしょうかね? コンナ「戦争屋のアベ様」に感化され過ぎでしょ。狂気。

   『●沖縄平和運動センターの山城博治さん…
      イジメ・見せしめな「反対運動つぶし」「国策捜査」「狙い撃ち」
   『●「国際人権法」違反: 山城博治さん長期「拉致」という
            「独裁的な国家が反対派を黙らせる常とう手段」
   『●「アベ様広報」…安田浩一さん「現地の人に話を聞く、
         裏取りするという取材の基本ができていない…デマ」
   『●東京MXテレビ「沖縄デマ」宣伝…
     「目的がデマの拡散による沖縄の反基地運動への不信あおりにあった」
   『●山城博治さん長期「拉致」…「通常なら身柄拘束の
         の必要がない事案。恣意的、差別的な対応だ」
   『●斎藤貴男さん「人権を否定することに喜びを感じている変質者集団」
                          …「人権の砦」のはずが最「低」裁…
   『●確信犯…「ジャーナリストが極右的言動で
      活躍しはじめたことのほうが、より事態の深刻さを物語っている」
   『●「本土という安全地帯から」沖縄イジメに加担する愚…
          誤解というレベルを超えた悪質な沖縄「デマ」に抗う

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/119052

社説[県民葬と基地問題]「深い溝」埋める努力を
2017年7月27日 07:25 大田昌秀 安倍晋三

 安倍晋三首相が遺影に向かって追悼の辞を読み上げ、席に戻ろうとした時、会場から訴えるような女性の声が響いた。

 「基地を造ったら沖縄が戦場になる

 大田さんが生前、いつも気にしていたことだった

 6月12日に亡くなった大田昌秀元県知事の県民葬が26日、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで営まれた。

 県民葬には政府を代表し安倍首相と鶴保庸介沖縄担当相も参列した。県や県議会などでつくる実行委員会が、屋良朝苗初代県知事や西銘順治元知事の県民葬に倣って案内状を出したという。

 実行委員長を務める翁長雄志知事は式辞で、大田さんが貫いた「平和を愛する共生の心を受け継ぐと誓った。

 先月の「慰霊の日」の平和宣言では、辺野古新基地に反対する姿勢を明確に示したが、今回は故人を追悼する式ということであえて辺野古には触れなかったのだろう。

 一方、安倍首相は沖縄戦体験に根ざした大田さんの功績を評価しつつ、「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と追悼の辞を読み上げた。

 冒頭の女性の訴えがあったのはその時だ。

 沖縄戦を体験した大田さんと、戦後生まれの安倍首相は平和観も安全保障観も全く異なる

 翁長知事は先日、辺野古新基地建設を巡って岩礁破砕を伴う工事の差し止め訴訟を起こしたばかりである。

 県民葬を通して浮かび上がったのは県と政府の溝の深さだった。

■    ■

 大田さんが生前発した忘れられない言葉がある。

 拒否し続けた代理署名を当時の村山富市首相が代行すると表明した後の会見で語気を強めて訴えた。

   「安保は大事と言いながら、どの知事さんも自分たちのところに
    基地を持ってきては困ると言う。沖縄も困ると言っているのに。
    沖縄は日本ですか

 「日本にとって沖縄は何なのか」という問いは沖縄にとって切実だ。沖縄の基地負担軽減に全力を尽くすという首相の約束にもかかわらず基地の重荷は増す一方だからだ

 数日前にも宜野座村城原の集落近くで、米軍のオスプレイがつり下げ訓練をしているのが確認された。

 嘉手納基地では外来機の飛来によって騒音苦情が相次ぎ、三市町連絡協議会が緊急調査を始めたばかりだ。

■    ■

 内閣支持率の急落を受け、「反省」を口にするなど低姿勢に転じた安倍首相だが、こと沖縄の基地問題に関しては言葉と行動が一致しない

 首相は慰霊の日と同じく、この日も翁長知事と話し合う機会をつくることなく沖縄を後にした

 国地方係争処理委員会は昨年6月、「双方が納得できる結果を導き出す努力をすること」を求めたが、安倍政権には話し合いによって県との溝を埋めていこうとする努力が決定的に欠けている

 官邸のかたくなな態度が問題解決の道をふさいでいることに気付くべきだ。
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●主犯A…『A Few Good Men』のようにネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!

2017年07月22日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 報道特集(2017年7月8日)↑]



リテラの記事【閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3305.html)、

 《「はじめから加計学園に決まるようにプロセスが進んだように見える。非常に不合理な意思決定だった」「背景に首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官がさまざまな動きをしていた」》。

   『●アベ様の秋と『官僚たちの夏』: 「「総理のご意向」を理由に
                   行政が歪められたことは紛れもない事実」

 さて、アベ様ご夫妻、取り巻き連中、オトモダチらを証人喚問すべし。

 山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【鶴保庸介沖縄・北方相にも重大疑惑】(http://www.accessjournal.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=8153)によると、《「安倍一強」体制の奢り故かーー閣僚だけ見ても小渕優子経済担当相(支持者を観劇招待の政治資金規正法違反絡み)、松島みどり法相(うちわ配布が公職選挙法に抵触)、西川公也農水相(補助金交付が決まっていた団体から献金)、甘理明経済再生担当相(金銭疑惑)、今村雅弘復興担当相(「東北でよかった」発言)など。議員で自民党離党となると武藤貴也衆議院議員(金銭スキャンダル)、宮崎謙介衆議院議員(不倫)、中川俊直衆議院議員(不倫)、つい最近では豊田真由子衆院議員の元政策秘書に対する暴言・暴行(埼玉県警は元政策秘書の被害届を7月6日に受理)もあった。さすがに先の東京都議選での大敗で危機感を持ったようで、安倍晋三首相は内閣改造を8月3日を軸に検討し出し、やはり数々の失言などでとっくに辞任していてもおかしくない稲田朋美防衛相、金田勝年法相は交代させる見通しだが、鶴保庸介内閣府特命担当相(和歌山選挙区。参議院議員。当選4回)にも重要問題が浮上して来ている》。
 こうして並べてみると酷いな。自公お維トファに投票する人の気が知れない。

 日刊ゲンダイの記事【これから本番 閉会中審査は加計理事長「国会招致」の号砲】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209159)によると、《政府・与党は「最後のヤマ場」みたいに軽く考えていたようだが大間違い。学校法人「加計学園」(加計孝太郎理事長)の獣医学部新設をめぐる「疑惑の闇」の真相解明は、いよいよこれからが本番》。
 同紙の他の記事【加計問題で閉会中審査 前川前次官「歪められた行政」暴露】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/209195)によると、《前川喜平前文科事務次官が初めて国会の議論の場に立った。加計学園ありきで「不公平」「不透明」に行政が歪められた事実を告発。「背景に官邸の動きがあった」と、政権中枢の関与を明言…。…民進党・福島伸享議員はまず、安倍首相の不在を糾弾。九州豪雨が激甚災害指定となりそうなほどの甚大な被害をもたらしている状況下で、「G20は終了したのになぜすぐに欧州歴訪から帰国しないのか」と追及した。安倍首相はエストニア訪問だけキャンセルして帰国を11日に1日早めたが、福島議員は「まさかこの委員会に出席したくないから帰国しないのか」と疑問を投げかけ批判、安倍首相と昭恵夫人出席の集中審議の開催を求めた》。
 主犯「A」不在…「THIS IS 「A」 主犯」の「A」=アベ様ご夫妻、オトモダチらを証人喚問すべし。

 返り討ちにあった恥かしい自民党議員センセについて。自信過剰な、はっきり言って「ト」な自称ジャーナリスト。
 リテラの記事【青山繁晴が閉会中審査で大恥! 質問は悉く前川氏に論破され、出会い系通い問題はデマがばれて質問できず】(http://lite-ra.com/2017/07/post-3306.html)によると、《「総理のご意向」をひた隠しにすべく、参考人招致された前川喜平・前文部科学事務次官に対する個人攻撃を連発。しかも、それを前川氏に徹底して切り返されるという醜態を満天下にさらけ出した》。

 『A Few Good Men』のようにネイサン・R・ジェセップ大佐を証人台に座らせろ!(https://ja.wikipedia.org/wiki/…)…残念ながら参考人招致の席には主犯「A」が居なかった。ご婦人やオトモダチ、取り巻き連中共々、至急、証人喚問をすべきです。大見得・啖呵《議員辞職》を実行されてから、国会の証人喚問の席につかれては如何か。

 最後に、東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017071102000130.html)によると、《▼そのせいでその昔の奥州での芝居巡業といえば、義経とはまったく関係のない狂言にまで、義経を出さなければ、客はおさまらなかったそうだ▼永六輔さんの『芸人その世界』に教わった。…肝心の首相が出席しなかった。これでは義経の登場しない「義経千本桜」か「勧進帳」か▼はっきりさせたいのは戦略特区での獣医学部新設について首相の指示があったか否かである。首相抜きでの審議では限界があり、真相に迫ることは難しかろう。第一、主役抜きの不条理劇では国民がおさまるまいまさかこの日限りの興行ではあるまいな。話の筋も理も見えぬままの幕では、ただでさえ、支持率急降下の立役者とその一座、今後は酷(ひど)い不入りに泣こうて》

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http://lite-ra.com/2017/07/post-3305.html

閉会中審査でネトウヨ自民党議員たちが前川前次官に卑劣な質問浴びせるも次々返り討ちに! 逆に詭弁と嘘を暴かれる醜態
2017.07.10

   「はじめから加計学園に決まるようにプロセスが進んだように見える。
    非常に不合理な意思決定だった」
   「背景に首相官邸の動きがあったと思う。和泉洋人首相補佐官が
    さまざまな動きをしていた」

 本日行われた閉会中審査に参考人として出席し、あらためて、官邸主導で国家戦略特区の獣医学部新設が「加計学園ありき」で進められたのかを告発した前川喜平前文部科学事務次官。前川氏は和泉洋人首相補佐官より「総理は自分の口からは言えないから私が代わりに言う」として、獣医学部新設の迅速な対応を求められてきた事実を証言し、「(規制の)穴の開け方に不透明さがある」と言及した。
 紙資料など一切持たず、まっすぐ前を向いて淡々と、しかし理路整然と答弁席に立った前川氏。その一方、またも露わとなったのが、安倍政権の醜い答弁や個人攻撃の数々だ。
 そもそも、肝心要の安倍首相は災害対応のために外遊日程を切り上げ帰国を決定したものの、なんと閉会中審査が終わった明日11日に帰国するという姑息な手段に出たが、それだけではなく与党は、きょうの閉会中審査における和泉首相補佐官と木曽功前内閣官房参与の参考人招致を拒否。また、加計孝太郎理事長と安倍首相が仲良くグラスを傾ける様子を昭恵夫人がFacebookに投稿した例の「男たちの悪巧み」写真や、野党が入手した資料などの配付資料に与党の委員会理事が出すなと拒否し、審議の開始時間がずれ込む事態に。
 さらに、いざ審議がはじまっても、山本幸三地方創生相は数分間にわたって官僚がつくったであろう手元の紙を読み上げ、野党の質問時間を削ったかと思えば、「なぜ獣医学部の需給が明らかではないのに押し切ったのか」という質問に、「需給の数とか量をはっきり示すのは無理」などと言い出す始末。つまり、内閣府のトップが「石破4条件なんか関係あるか」と投げ出してしまったのだ。
 これだけでも唖然とさせられたが、もっと酷かったのは、質問を行った自民党議員たちだ。
 まず、衆院で質問に立った平井卓也議員は、「文書を流出させたのは前川さんか?」と尋ね、前川氏は回答を差し控えた。すると平井議員は「自分ではないと答えられないのか」などと責め立てた。
 平井議員といえば、ネトウヨの巣窟とされるネットサポーターズクラブ、通称「ネトサポ」の代表で、2013年に行われたニコニコ生放送の党首討論会では福島瑞穂議員の発言中に「黙れ、ばばあ!」と書き込んだことが発覚したこともある人物。そんなネトウヨ脳では前川氏が守ろうとする公益通報者の保護の意味などわかるはずもないのだろうが、そのあとも平井議員は前川氏を個人攻撃。
 たとえば、獣医学部の定員抑制の告示が53年間も変えられなかった点を、前川氏は「告示を見直すことは政策論としては妥当だが、18歳人口、ペットや産業動物が減少するなかでは議論が必要」とごく当たり前の見解を示し、加計学園ありきの決定プロセスの不透明さを問題だとしたが、平井議員はその弁を「話のすり替えだ」と攻撃。さらには、定員抑制は「天下りと関係しているのでは?」と質問したのだ。
 一体、どっちが話をすり替えているんだかと言いたくなるが、極めつきは、平井議員が言い放った、こんな言葉だ。

   「前川さんはつねに立派な答弁されていますが、どう考えても自分が
    都合が悪くなるとノーコメントの部分もありますし、よっぽど自分を
    大切にされるんだなというふうにも思います」

 どの答弁や質問を聞いても「自分を大切にしている」のは安倍政権側にしか思えないが、同じようにゲスさ全開で質問を行ったのは、自民党の青山繁晴議員だ。
 青山議員についてはツッコミどころが満載すぎるため、追って別稿をお届けする予定だが、やはり青山議員も「既存の学校を守ろうとする姿勢と天下り問題は密接に繋がっている。日本の闇だ」などと言い出した。だが、この質問に対して前川氏は、「今治市における獣医学部新設と天下り問題を結びつけて議論するのはおかしい」とし、こうつづけた。

   「仮に結びつけるのであればですね、具体的な事例は木曽理事の
    問題です。木曽理事はたしかに私の先輩で、内閣官房参与の
    身分をもったまま加計学園の理事になっておられまして、
    そのふたつの肩書きをもった状態で私のもとにおいでになり、
    加計学園の獣医学部新設に向けて働きかけをされたと。
    こういうOBによる現役に対する働きかけこそ、いわゆる天下り問題の、
    弊害のひとつの端的な例だと思っておりますが、私は木曽理事の
    働きかけをもって何らかの政策判断に影響させるというようなことは
    いたしませんでした」

 天下り問題をもって前川氏があたかも既得権にしがみついていた卑しい人間だと印象づけようとしたら、官邸側の卑しい実態を指摘されてしまう。──完全に青山議員は前川氏に言い負かされてしまった格好で、これぞ「論破」というものだろう。
 しかし、下卑た質問をしながら返り討ちにあったのは、青山議員だけではない。共謀罪審議では「委員長、もういいでしょう!」などと叫んで動議を促し、採決に導いた“自民党の別働隊員”たる丸山穂高・日本維新の会議員は、前川氏に出会い系バー通いについて質問。「会見で国家権力とメディアの関係性に不安を覚えると言っていたが、女性の貧困の実地調査という言い訳について、地域を回っていると『あの言い訳ないんとちゃいますか?』と言われる」などと口にした。だが、前川氏は、「実地調査というのは適切ではなかったかもしれない」としつつ、「個人的な行動がどうして全国紙で報道されるのか」「私は官邸と読売新聞の記事は連動していると主観的には感じた。そういったことが私以外にも行われて、横行しているとしたら看過できない問題」と答弁。丸山議員が蒸し返そうとした出会い系バー問題だったが、前川氏はその問題の本質にある現在の権力の恐ろしさをあらためて突きつけたのだった。
 前川氏のロジカルかつ一貫性のある答弁とは対照的に、卑しさが滲み出てしまった安倍官邸および応援団による発言。いや、それどころか、“味方”として参考人招致したはずの加戸守行・前愛媛県知事から、とんでもない発言まで飛び出してしまったのだ。
 既報の通り加戸前知事は、安倍首相肝いりの諮問機関・教育再生実行会議のメンバーであり、国家戦略特区会議の今治市分科会にも参加。安倍首相の息がかかった人物であり、加計学園の獣医学部新設に骨を折ってきた人物であるわけだが、きょうの答弁では自身のことを「(加計学園獣医学部新設の)応援団」「私は加計ありきではありません」と言い、こう熱弁を振るった。

   「加計学園がたまたま、愛媛県会議員の今治選出の議員と加計学園の
    事務局長がお友だちであったから、この話が繋がれてきて飛びつきました。
    これはダメなんでしょうか? お友だちであればすべてダメなのか」

 加戸氏は美談調で語ったが、これはたんなる縁故主義で、こういった縁故を優先させる感覚を当然と考えることが、「“腹心の友”に便宜を図ったのでは」「安倍晋三記念小学校に特別な計らいをしたのでは」という一連の疑惑の根底にはある。これでは味方が内幕の意識を暴露したようなものではないか。
 このように、安倍政権サイドの醜態がまたも表れた閉会中審査だったわけだが、当然ながらこれで幕引きにはできない。
 現に、きょうは加計孝太郎理事長が自民党岡山県自治振興支部の代表を務め、加計学園が運営する英数学館岡山校を所在地としていた問題について、家賃を払っていなければ寄付となるため政治資金規正法の記載義務違反が疑われることを指摘。加計理事長の国会招致の声があがった。前川氏がこの問題の官邸側の中心人物とみる和泉首相補佐官の招致も当然だろう。
 そして、誰よりも審議に参加しなければならないのは安倍首相。安倍首相は国会が閉会して以降も「獣医学部を全国展開する」などとちゃぶ台をひっくり返すような問題発言を行ったかと思えば、外遊を理由に審議の場から逃亡してしまったが、国家戦略特区の最高責任者であり疑惑の当事者は安倍首相なのである。
 前川氏は、参考人ではなく偽証罪に問われる証人喚問でも出席すると言っている。安倍首相も、国会でお友だちである加計理事長と一緒に徹底した追及を受けなければ、まったくフェアではないだろう。

(編集部)
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●「沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく国策捜査だと思う」…山城博治さん「予防拘禁、プレ共謀罪」

2017年04月25日 00時00分53秒 | Weblog

三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



東京新聞の清水祐樹記者の記事【「長期勾留は不当な国策」 辺野古反対運動・山城議長インタビュー】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017041602000128.html)。

 《「長期勾留は沖縄の大衆運動を取り締まる不当な国策捜査だ」と訴えた》。

 金平茂紀さんは、「僕らの国の司法にはかつて「予防拘禁」という仕組みが合法的制度として存在していた」と言います。

   『●金平茂紀さん「僕らの国の司法には
      かつて「予防拘禁」という仕組みが合法的制度として存在していた」
   『●森達也さん「人は誘惑に負けることもあるが反省もする。
                …それをも許さない」「平成の治安維持法」
    「◆金平茂紀さん(テレビキャスター) まだやっていないことが
     取り締まりの対象になる共謀罪は特別に危ない法律だ。
     沖縄で基地反対運動のリーダーが逮捕されたが、
     これは共謀罪を先取りした予行演習だ

 最近のつぶやき…:

 「■金平茂紀さんによると、(沖縄タイムス)《僕らの国の司法にはかつて「予防拘禁」という仕組みが合法的制度として存在していた》《戦前、あらゆる社会運動を弾圧する機能を果たした法律に治安維持法があった》。山城博治さんの拉致は「予防拘禁」だった模様。《沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取り》」

 それに対して、「「予防拘禁」はすでに安倍政権が行使している。共謀罪はそれを合法化する」とのつぶやきの御返しを頂いたので…:

 「■「合法化」されていないのに、特に沖縄では、「予防拘禁」が平気で行われているということは、法治主義国家ではなく、放置国家、無法国家。司法までが「忖度」し、司法判断でなく政治判断を連発。デンデン王国の「裸の王様」が統治する人治主義国家、トホホ…」


 とんでもない国になったものです。沖縄で不法・非合法に演習済みの、その「平成の治安維持法」を本土でも、ということです。

   『●沖縄平和運動センターの山城博治さん…
      イジメ・見せしめな「反対運動つぶし」「国策捜査」「狙い撃ち」
   『●「国際人権法」違反: 山城博治さん長期「拉致」という
            「独裁的な国家が反対派を黙らせる常とう手段」
   『●東京MXテレビ「沖縄デマ」宣伝…
     「目的がデマの拡散による沖縄の反基地運動への不信あおりにあった」
   『●山城博治さん長期「拉致」…「通常なら
      身柄拘束の必要がない事案。恣意的、差別的な対応だ」


 「卑劣さ」丸出しなアベ様の取り巻き連中ときたら。
 琉球新報の記事【<社説>古屋氏「詐欺」投稿 民主主義侮蔑する暴言だ】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-481792.html)には、《選挙における政策論争を不当に軽んじる行為だ。民主主義を侮るものであり、断じて容認することはできない…政府・与党に対峙する沖縄の野党勢力のみならず、政府方針に異議を申し立てる県民全体に対する批判だと考えるべきだ》。
 また、リテラの記事【安倍政権は沖縄ヘイトの常習犯だ! 「詐欺行為にも等しい沖縄特有の戦術」という自民・古谷の差別発言に党内では同調の声】(http://lite-ra.com/2017/04/post-3092.html)には、《謝罪はおろか、…と開き直り、投稿の削除さえ拒否。自民の竹下亘国会対策委員長もそういう側面はあるのではないか」と言い、差別に同調してみせたのだ。しかも恐ろしいのは、このように沖縄に対して侮蔑に侮蔑を重ねるような態度は、もはや安倍政権のスタンダードとなっていることだ》。


   『●沈黙するマスコミ…「機動隊に加え、防衛省、
      自衛隊、そして米軍が総掛かりで住民たちを排除し、監視」

 もはや沖縄イジメそのもの。
 マガジン9の記事【こちら編集部/沖縄への機動隊派遣は、止められないのか? ~「警視庁機動隊の沖縄への派遣は違法 住民訴訟」】(http://www.magazine9.jp/article/editroom/33038/)、《昨年、沖縄本島北部・高江でのヘリパッド新設工事を強行するために、全国の機動隊が沖縄へと派遣されました。平和な暮らしや子どもたちの未来を守りたいという思いで集まった人々を、大勢の機動隊員が排除していく様子は異常そのものでした》。


 こちらも、クズな、破廉恥な、「卑劣さ」丸出しなアベ様の取り巻き連中の一人
 マガジン9の記事【マガ9備忘録/その165)自民党・安倍内閣の沖縄蔑視が止まらない】(http://www.magazine9.jp/article/biboroku/33076/)には、《11日には鶴保庸介沖縄・北方相が記者会見の席上、沖縄県の対応を「ポジショントーク(その時々で自身に都合のいい発言)するような向きも、ないではないかもしれない。(反対の声を上げて)気持ちよかったね、と終わったんじゃ意味もない」と語った。鶴保氏は昨年9月、県と国の訴訟について「早く片付けてほしいということに尽きる」と発言している。機動隊員の「土人」発言を「差別と断じることは到底できないとした件も含めて、よくこれで「沖縄担当大臣」などと名乗れるものだ》。

 最後に、「本土」マスコミ。沖縄破壊や《沖縄ではプレ「共謀罪」捜査が先取り》に無関心な「本土」マスコミ。
 沖縄タイムスの記事【[大弦小弦]日比谷野外音楽堂の2664の座席は寸分の隙間もないほど埋まった…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/94180)、《▼翌日、全国紙はほとんど報じなかった。都心のど真ん中で辺野古反対を訴える大規模集会は、本土側にとってもはや「ニュース」ではない、ということだ政府の強硬姿勢も相まって、本土から沖縄に向けられる視線は4年前と比べようもない》。

 これでいいのですか?、与党自公や「癒(着)」党お維の支持者の皆さんや矜持無き「本土」マスコミの皆さん。
 「予防拘禁」「プレ共謀罪」「プレ「平成の治安維持法」」で長期に渡り「拉致」された山城博治さんは《沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく国策捜査だと思う》と訴えておられます。《黙秘権を主張したが、現場の映像を見せられ「隣の男は誰だ」「この人を知っているだろう」と再三、供述を迫られた。「共犯者を捜し出そうとしているように感じた」》と言います。

 《リーダーと呼ばれる人間を屈服させ、同時にすべての関係者の連絡先を押さえる。沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく国策捜査だと思う》。

 恐ろしいことです。こんな政権を支持できる人の気が知れない。そしてその取り巻き連中の酷さ、醜さ。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201704/CK2017041602000128.html

「長期勾留は不当な国策」 辺野古反対運動・山城博治インタビュー
2017年4月16日 朝刊

     (5カ月にわたる勾留中の取り調べの様子などを
      語る山城博治議長=那覇市内で)

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)への移設に反対する市民運動のリーダー的存在で、抗議行動中に逮捕され五カ月にわたり勾留された沖縄平和運動センターの山城博治(ひろじ)議長(64)=威力業務妨害罪などで公判中=が、那覇市内の法律事務所で本紙の取材に応じ、「長期勾留は沖縄の大衆運動を取り締まる不当な国策捜査だ」と訴えた。

 二〇〇四年から反対運動を続けてきた。一五年十一月に警視庁の機動隊が派遣されると、排除行動は「相手が女性や高齢者でも見境なく力任せになった」。自身も、政府が県北部の米軍ヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)の完成を急いだ昨年十月、器物損壊容疑で逮捕された。

 その後、今年三月に保釈されるまで身柄を拘束され続けた。この間、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前にブロックを積み工事車両の進行などを妨害した容疑などで二度、再逮捕。「警察の排除行動が激しくなり、生身の体では持たないと思った。やむにやまれず取った行動だ」

 検察の取り調べでは、黙秘権を主張したが、現場の映像を見せられ「隣の男は誰だ」「この人を知っているだろう」と再三、供述を迫られた。「共犯者を捜し出そうとしているように感じた」。一連の事件で逮捕者は八人に上った。

 検察官は「自由になったら、また現場に戻るのか」とも繰り返した。取り調べを振り返り、「リーダーと呼ばれる人間を屈服させ、同時にすべての関係者の連絡先を押さえる。沖縄の大衆運動そのものを取り締まっていく国策捜査だと思う」と話した。 (清水祐樹
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●教育勅語復活問題…森戸辰男元文部相「過去の文献として扱い、かりそめにも神格化することのないように」

2017年04月10日 00時00分53秒 | Weblog

[※東京新聞(2017年4月日)↑]


東京新聞の記事【道徳に教育勅語「否定せず」 教材活用を菅氏が容認】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017040490070342.html)。

 《菅義偉(すがよしひで)官房長官は三日の記者会見で、戦前教育の基本理念を示した教育勅語について、現在の道徳教育で教材として使うことを「否定できない」と述べた。教育勅語の教材活用を否定しないとした政府答弁書より具体的に、道徳教育での使用容認に踏み込んだ。安倍政権の中核を担う菅氏が勅語の意義を認めたことで、野党が批判を強めるのは確実だ》。

 「最低の官房長官」に認定していたけれど…それ以上の言葉が出てこない。
 森友教育破壊」問題や、第2、第3の森友劇場…でヤケクソ? ついに、教育勅語を復活し、《神格化》のレベルへ。第一、アベ様政権や自公・お維等の国会議員に教育を語る資格はあるのか? 「道徳」を説き得るのか

   『●あぁ~あ、また言っちゃったよ、稲田朋美ダイジン…
       教育勅語の「核の部分は取り戻すべきだ」と「是認」
    《稲田氏はこの幼稚園について、「森友学園」系列の「塚本幼稚園」と
     「推測される」と述べた。教育勅語への現在の考えを問われると
     「道義国家を目指す、親孝行などの核の部分は取り戻すべきだ
     との考えを示した》
    《戦前の教育の基本理念を示した教育勅語に関し「全くの誤り
     というのは違うと思う。日本が道義国家を目指すべきだという精神は
     変わらない。その精神は取り戻すべきだ」と述べ、是認する意向
     示した。社民党の福島瑞穂氏が学校法人「森友学園」の運営する
     幼稚園での教育を巡って質問したのに対する答弁。戦前回帰の考え方
     福島氏は、園児に教育勅語を暗唱させる学園の姿勢に
     稲田氏が賛同するコメントが、2006年に雑誌に掲載された
     として、現在の考えをただした》
    「教育勅語に対して、《衆参両院は一九四八年、排除や失効を決議
     したことの意味を分かっていない、稲田ダイジン」
    《教育勅語は一八九〇年発布。明治天皇が「臣民」に親孝行や
     夫婦の和などを求め、危急の事態に「公に奉じ」皇室を助けるべきだ
     とした。戦前教育で神聖化され、軍国主義教育と結び付いたとされる。
     衆参両院は一九四八年、排除や失効を決議し》

   『●教育勅語「憲法や教育基本法に反しないような形で
       教材として用いることまでは否定されない」と閣議決定!
    「最後に、岸井成格さんのコメント。「森元総理が失脚したの、
     覚えています? 「我日本は天皇中心の神の国である」と…、
     これが失脚の一因になった。そういう思想がずっと来ている。
     これは、必ず国を誤らせる大きな流れになる、そのことに国民が
     気付かなければいけない」(サンデーモーニング、2017年4月2日)」

 忠魂碑さえも建てかねない勢い。

   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(1/4)
   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(2/4)
   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(3/4)
   『●『反忠 ~神坂哲の72万字~』読了(4/4)
   『●教育壊革!? ~忠魂碑と教育塔~
   『●「敗戦特集」 『週刊金曜日』
     (2014年8月8日・15日合併号、1003号)についてのつぶやき

 東京新聞の記事【教育勅語の道徳教材活用 文科相も否定せず 野党反発】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201704/CK2017040502000125.html)によると、《松野博一文部科学相も会見で「道徳を教えるために『教育勅語のこの部分を使ってはいけない』と私が言うべきでもない」と述べた》…そうです。完全にイカレテル…。

 東京新聞の社説【教育勅語 復権など許されない】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2017040502000140.html)では、《戦前回帰の動きとすれば、封じ込めねばならない。安倍政権は、教育勅語を道徳教育の教材として認める姿勢を鮮明にした。個人より国家を優先させる思想である。復権を許せば、末路は危うい。…自民党は復古的な憲法改正草案を掲げる。戦前の価値観を志向するような閣僚ぞろいの安倍政権が唱える教育観には警戒したい》…悍ましいデンデン王国の教育の未来。
 イカレタ内閣、イカレタ与党…それにしても自称「子育ての党」公明の酷さが、さらに、浮き彫りに。

   『●争点は「壊憲」:創価学会婦人部
     「ごめんよ 憲法ぐらい変わっても生活はたいして変わらないと思ってね」


 一方、日刊ゲンダイの記事【中曽根内閣は「教育勅語」を否定し是正勧告を出していた】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/202811/1)でも厳しく批判。《過去の政府見解では、教育勅語を否定していたにもかかわらず、なぜ、今の安倍政権はスルーなのか。菅官房長官も3日、教育勅語を是認するような内容の閣議決定について「憲法や教育基本法に反しないよう適切な配慮の下で取り扱うことまでは否定しない」と言っていたが、こんなデタラメはない。…「『教育勅語』を学校教育に導入するのは違憲」と断じていた憲法学者で慶大名誉教授の小林節氏はこう言った。「安倍政権は『親孝行』や『兄弟は仲よく』といった教育勅語の徳目は教育上、役に立つ価値観であると説明している。しかし、そういった価値観は『世界の常識』と言えるものでわざわざ教育勅語を持ち出すべきものではありません。危険なのは『一身を捧げて皇室国家の為につくせ』という文言。これは『天皇主権の下に基本的人権を認めない』という趣旨で、明確に現行の憲法に反しています」 時代に逆行している安倍政権である」。

 最後に、琉球新報も【<社説>教育勅語 学校教育導入は憲法違反】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-473062.html)と指摘。《さらに菅義偉官房長官は記者会見で、現在の道徳教育の教材として使うことを「否定できない」と述べ、より具体的に踏み込んだ。国民主権の日本国憲法に違反する時代錯誤の決定、認識と言わざるを得ない》。


   『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で 
       夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
    《安倍首相の資金管理団体「晋和会」の10~12年分の収支報告書を
     みると、「行事費」という名目で多額の飲食代を計上。その規模は
     3年間で3000万円近い》
    《安倍首相をはるかにしのぐのが、麻生大臣のデタラメ支出だ。
     資金管理団体「素淮会」の10~12年分の収支報告書によると、
     「交際費」名目で消えた飲食代は12年分だけで3000万円を突破
     3年間の総額はナント、1億円近くに上る》
    《気になるのは、居並ぶ高級店に交じって「オフィス雀部」という
     六本木の有限会社への支出を3年間で計22回
     総額1805万5000円も計上していることだ。
      「六本木の会員制サロンを経営する会社で、麻生大臣はその店の
       “太い客”。経営者の女性は麻生大臣と過去に愛人関係に
       あったことを認めた、と6年前に週刊誌で書かれたこともある。
       ちなみに安倍首相も店の常連です」(自民党関係者)》

   『●政治献金という名の「賄賂」:
       アベ様達は原発産業と「ズブズブ」の関係

   『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
    「《安倍首相が、多くの犯罪を犯したカルト教団統一協会
       ファシスト団体日本会議と密接な関係にあることは周知の
       通り……もう一つ、安倍首相には表に出してもらいたくない関係が
       あります。先日、組織のトップが殺人の関与で逮捕された
      九州最大のヤクザ「工藤会」密接な関係》……。
    「とある暴力集団」との関係でさえウンザリなのに、「闇社会」との
    関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
    ますます国際社会の印象が悪くなる一方です」

   『●闇勢力問題だけでなく、アベ様はオカネ(マネー)にもダークだっという話
   『●「道徳」を説く文科相がソレってOKなの? 
        「道徳心とか愛国心とかがコドモたちにとって安全」??
   『●「不正文科相が子どもに「道徳心」を説き得る」
        「大臣を辞めながら反省どころか、威張る」・・・「珍芸」

   『●文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』・・・ 
      コドモタチの道徳教育のための好例として記載を可能か?
   『●素晴らしき道徳観:ドリルだろうが、 
     パンツ&ストーカーだろうが、「言論弾圧」だろうが、何でも許す!?
   『●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
        政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?
   『●吸「血税」氏引責と「不適切だが違法でない」… 
       東京地検が認めなくとも「あっせん利得」は「違法」では?
   『●高江の皆さん、ご唱和を! 「鶴保庸介沖縄担当相殿、
               「無実だと断じることは到底できない!」」
   『●「襟を正す気など」全く無し…「安倍政権の『金満ぶり』」
             「もはや『ぼろ儲け内閣』と呼ぶべきでは」?

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017040490070342.html

道徳に教育勅語「否定せず」 教材活用を菅氏が容認
2017年4月4日 07時03分


(「教育勅語をめぐる国会決議や政府見解」
 【http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2017040499070342.jpg】)

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は三日の記者会見で、戦前教育の基本理念を示した教育勅語について、現在の道徳教育で教材として使うことを「否定できない」と述べた。教育勅語の教材活用を否定しないとした政府答弁書より具体的に、道徳教育での使用容認に踏み込んだ。安倍政権の中核を担う菅氏が勅語の意義を認めたことで、野党が批判を強めるのは確実だ。

 菅氏は記者会見で、道徳教育で使うことに問題はないかと問われ、「教育勅語にそうしたこと(道徳を説いた側面)があり、そこは否定できない」と説明。さらに「教育の唯一の根本とする指導は極めて不適切だが、『親を大切に』など普遍的なことまで否定すべきではない」と語った。

 松野博一文部科学相は衆院決算行政監視委員会で「歴史の理解を深める観点で用いることには問題がない」と述べるにとどめた。

 教育勅語は、明治天皇が「臣民」に求める徳目を並べ、国や天皇に命をささげるよう求める軍国主義教育に結びついたとされる。戦後は国民主権に反するとして衆参両院が排除・失効を決議している。当時の森戸辰男文部相は「過去の文献として扱い、かりそめにも神格化することのないように」と強調していた。

 一方、保守層には教育勅語の道徳観を肯定する意見がある。大阪市の学校法人「森友学園」が系列幼稚園で園児に暗唱させたことに絡み、稲田朋美防衛相は国会で「核の部分は取り戻すべきだ」と発言。政府は先月末、憲法や教育基本法等に反しないような形での教材活用を否定しないとする答弁書を閣議決定していた。

 元文科官僚の寺脇研・京都造形芸術大教授は「内容がいいなら、教育勅語を持ち出さずに教えればいい。教育勅語に書いてあるとの紹介は憲法に反する」と指摘。同時に「閣議決定は憲法などに反しない形でと前提を置いており、歴史教育でしか使えない」と話した。


◆戦後、国会が排除・失効決議 一部で再評価の動き

<教育勅語> 正式名は「教育ニ関スル勅語」。1890年に発布された。「朕(ちん)惟(おも)フニ」と始まり、明治憲法下で主権者だった天皇が「臣民」に12の徳目を示し、「子孫臣民のともに順守すべき」ものとされた。

 徳目は、親孝行、兄弟仲良く、夫婦仲むつまじく、友人と信じ合い…と続き、最後に、危急の事態があれば「公に奉じ」て、永遠に続く皇室の運命を助けることを求めている

 学校教育を通じて国民に強制され、天皇制の精神的支柱となった

 国家統制が強まる中で神聖化が進み、天皇や国のために身をささげることを求める思想に利用され、特攻隊などを生み出す軍国主義教育に結び付いたとされる。

 戦後、国会が排除・失効を決議した後も、一部の政財界人や学者、神社関係者らの間で再評価する言動が続いている。

(東京新聞)
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●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳

2017年02月26日 00時00分13秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017022202000141.html)。
日刊ゲンダイの記事《国有地購入は「第六感」 森友学園理事長がラジオで大放言》(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200050)。

 《愛国心とは何か。…バーナード・ショーは「自分が生まれたという理由で、その国が他より優れているという思い込みだ」と定義…アンブローズ・ビアスは「自分の名声を明るく輝かしいものにしたい野心を持った者が、たいまつを近づけると、じきに燃え出す可燃性の屑物(くずもの)」…▼さて、この学校はどんな「愛国心」を、子どもたちに伝えたいのか》。
 《大阪府豊中市の国有地が、日本会議の幹部が理事長を務める学校法人「森友学園」にタダ同然で払い下げられていた問題で、渦中の籠池泰典理事長が20日、TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に電話で生出演。約1時間にわたって、仰天発言を繰り広げた…理事長の“第六感”通り、国有地の鑑定評価9億5600万円からゴミの撤去費として約8億円が控除され、格安で手に入ったわけだ》。

   『●「日本を守ってくれる人」って、
        アベ様は「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「国会では、アベ様「記念」小學校についての設置の認可・国有地の
     払い下げ事件について、デンデン王国国王様は公言してしまいました
     ……「私も妻も一切この認可にも、あるいは、この国有地の
     払い下げにも関係ない」「私や妻が関係していたということになれば、
     間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと
     申し上げておきたい」と大見得を切りました

 デンデン王国「裸の王様」アベ様御夫妻の一体何を「記念」し、「名誉」あるものとしたのだろう? 不思議だ。 《渦中の籠池泰典理事長》…《民主主義の国だからこそ、国有財産の売却経緯には透明性が求められる》という日刊ゲンダイの指摘。二重の意味で、大変に哀しい。アベ様らも含めて《透明性》なんて全くやる気なしだし、ましてや、ニッポンは民主主義国家ではなく、人治主義国家・デンデン王国。哀し過ぎる。

 これだけトンデモの「ト」な方が集まってくるご夫妻周辺、「ト」な方との親和性が強いのでしょうか。類は「ト」を呼ぶ、朱に交われば「ア」になるのでしょかねぇ。

   『●類は「ト」を呼ぶ、朱に交われば「ア」になる
        ~三原じゅん子議員「八紘一宇」予算委発言~』 

   『●自民党の武藤貴也衆院議員:
      赤紙を送る側の(非)論理、人殺しに加担させる側の(非)論理

 グロテスクな「愛国」の例をもう一つ。「類は「ト」を呼ぶ、朱に交われば「ア」になる」別の例。 
 リテラの記事【国有地不正取得の森友学園が幼稚園児に秋元康作詞の愛国ソングを強制! 「ああ、日本 この国に生まれてよかった」】(http://lite-ra.com/2017/02/post-2942_2.html)。《そんななか、この塚本幼稚園に関するある動画が現在話題を呼んでいる。それは、2014年大阪護国神社で行われた「「同期の桜」を歌う会」に参加した塚本幼稚園の園児たちの式典参加の様子をおさめた動画…内容を何も理解していないであろう子どもたちが極右思想に染まりきった大人たちのオモチャになっている姿は改めて目を背けたくなるグロテスク…そんな曲がなぜ塚本幼稚園で歌い継がれることになっているのか? それはやはり、秋元康と安倍人脈との関係性にあるのだろう》。(「今日のフジテレビでの〝選挙報道〟、気持ち悪いッたらありゃしない」ような)「ト」が寄ってくるわけです。

 日刊ゲンダイの他の記事【渦中の「森友学園」 大阪の系列幼稚園で幼児虐待の疑い】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200107)によると、《“安倍晋三記念小学校”用地の国有地格安払い下げが問題になっている森友学園が経営する塚本幼稚園で、幼児虐待ともいえる行為が横行していた疑いが発覚した…愛国教育を標榜する森友学園の教育の実態がこれなのだ》…。

 次から次に、まぁ~。アベ様が例の「大見得」を有言実行する日も近いのでしょう。

 一方、自民党「等」な「癒(着)党」お維に飛び火しないのでしょうか? この巨大事件に、お維の「ト」なお2人、元大阪「ト」知事現大阪「ト」知事が関与しているように思うのですが…。
 これも日刊ゲンダイの記事【反対続出だったのに 「安倍晋三小学校」スピード認可の謎】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200127)には、《大阪府私立学校審議会…道徳が50時間もあり、それとは別に「特別活動」が1、2年生では150時間あるカリキュラムが問題視…〈初年度から黒字の計算と言うのはすごいなぁと。普通はなかなかないんでね〉…■認可のプロセスは「異例の連続」…シナリオを描いたのは誰なのか》。お維の名は見当たりませんけれども。大阪市や大阪「都」も関与していたっということは、当時の市長(元大阪「ト」知事)や「都」長(現大阪「ト」知事)も何か脛に傷?

   『●『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』を
              持つ人達は反省してくれるでしょうか?

   『●「俺様王国」ニッポン、
      「俺様王国」大阪「ト」を造りたい強権的政治手法好きな二人

   『●大阪「ト」構想のその後……元「ト」知事がアベ様へ
        「”うそ”を駆使して「相手を丸め込」む方法」伝授?

   『●「どっちもどっち」論と云う暴論の上を行く、
       鶴保沖縄北方相「差別だと断じることは到底できない」論
   『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
      奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」

 最後に、リテラの別の記事【国有地不正取得のネトウヨ学校法人と安倍首相の蜜月の証拠が!「安倍晋三記念小学校」の名も「総理辞めてからなら」と】(http://lite-ra.com/2017/02/post-2938.html)。《控除された地下埋蔵物の撤去費用約8億2000万円のほかに大阪航空局から撤去費用約1億3000万円を受領するなど、実質ほぼタダで払い下げられていたことや、現地で本当に約8億円分もの大規模撤去作業がなされた痕跡がないことなど、疑惑や問題点が次から次に浮上…つまり、安倍首相は教育勅語を暗唱させたりする教育方針に大賛成で、さらに、自分の名前を小学校に冠することにも総理を辞めてからなら是非とまんざらでもなかったらしい。…もはや無茶苦茶すぎる。繰り返すが、安倍首相はこんな人物と昵懇で、その教育方針を絶賛していたのだ。過去、安倍首相が〈共産支那はゴキブリと蛆虫、朝鮮半島はシラミとダニ〉などとヘイトスピーチを連発する宮司の著書を絶賛する推薦文を寄せていたことが判明したことがあったが、ようするに籠池氏のケースがたまたまというわけではないだろう。はてさて、どうして安倍首相の周りはこれほどまでにトンデモだらけなのか。国有地格安払い下げ問題と同時に、首相の資質についても追及していくべきだ》。
 全くの正論。
 それにしても、これほどの大スキャンダルなのに…小沢一郎氏「期ズレ小事件」以上にバカ騒ぎすべきなのではないでしょうか? 1年ほど前の「甘い利」事件と同様な経過をたどるの?? 再びの理不尽。

   『●書籍紹介『20人の識者がみた
       「小沢事件」 の真実 捜査権力とメディアの共犯関係を問う』
   『●「ゲスの極みの会話」…「安倍がトランプの心を掴んだ理由…
                    「俺は朝日新聞に勝った」「俺もNYT…」」
    《もはやNHKや産経にとって、メディアの仕事とは
     「権力者から寵愛を受ける」こと


   『●「アベ様「記念」広報局NHK」が、
     世論を「平成の治安維持法」へとミスリードして「裸の王様」を歓喜…

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2017022202000141.html

【コラム】
筆洗
2017年2月22日

 愛国心とは何か。英国の劇作家バーナード・ショーは「自分が生まれたという理由で、その国が他より優れているという思い込みだ」と定義した▼米国の作家アンブローズ・ビアスは「自分の名声を明るく輝かしいものにしたい野心を持った者が、たいまつを近づけると、じきに燃え出す可燃性の屑物(くずもの)」だと『悪魔の辞典』に書いた▼ショーは二つの世界大戦の時代を生き、ビアスは南北戦争の激戦をその眼に刻んだ。だから、「愛国心」という言葉には危険なトゲが潜んでいることを、毒舌に込めて伝えたのだろう▼さて、この学校はどんな「愛国心」を、子どもたちに伝えたいのか。四月に新設され、首相夫人の安倍昭恵さんが名誉校長を務める大阪の私立小学校は、教育理念に日本人としての礼節を尊び、それに裏打ちされた愛国心と誇りを育てることを掲げる▼だが、この学校をつくる学校法人が運営する幼稚園は保護者に「よこしまな考え方を持った在日韓国人や支那人」と記した文書を配っていたという。隣人への憎悪をあおる言葉を使うのが「日本人としての礼節」なのかそれはどんな愛国心や誇りにつながるというのだろう▼この学校法人をめぐっては、国有地払い下げをめぐる問題も注目されている。国民の大切な財産が不当な形で売り払われていたのかどうか。これもまた、「礼節」が問われる問題だ
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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/200050

国有地購入は「第六感」 森友学園理事長がラジオで大放言
2017年2月22日

     (グラウンド部分は「触ってない」と籠池理事長(C)日刊ゲンダイ)

 大阪府豊中市の国有地が、日本会議の幹部が理事長を務める学校法人「森友学園」にタダ同然で払い下げられていた問題で、渦中の籠池泰典理事長が20日、TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」に電話で生出演。約1時間にわたって、仰天発言を繰り広げた。

 まず、一連の報道について、土地の売却額について情報公開請求をした豊中市の木村真市議を「無所属のようですけど、新左翼」と決めつけ、木村市議が自分の名前を売るために、問題を最初に報じた朝日新聞など「保守でないマスコミ」と結託して、「日本の国を高めていこうとする学校の建設を潰そうとしていると主張南京大虐殺慰安婦問題まで持ち出して、新左翼と朝日新聞の悪口に多くの時間を費やした

 肝心の土地取引の経緯については、借地の段階から価格についての見積もりも何もなく、何と「第六感」で購入を決めたと説明した。隣の国有地が14億円超で売却されているのに、見積もりも予算もなく取得に手を挙げるなんて、なかなかブッ飛んでいる。

   「その土地がいくらするのかということは、そこまで考えていなかった」
   「金額的なものから言いますと、やっぱり高いと思いました」


■「私は悪いこと何もしておりません」

 土地購入は財政的に無理だと諦め、10年間の定期借地契約で小学校の建設を始めたのだが、工事を進めていくと、埋蔵物が見つかった。

   「(土地を掘って)悪いもんが出てきたから、
    『ちょっと安くしてくれるんではないか』と」
   「第六感が働きましてね。これはちょっとなんや、
    賃借料にしたらかなり安くなると」
   「これも自分の第六感ですが、それやったら、国の方が指示してくれる
    金額で購入さしていただきましょうかという感じを持ちましたですね」─―。

 理事長の“第六感”通り、国有地の鑑定評価9億5600万円からゴミの撤去費として約8億円が控除され、格安で手に入ったわけだ。だが、実際のゴミ処理にいくらかかったのか問われると、「全然、まだ存じ上げておりません」。しかも、ゴミを撤去したのは建物部分だけだという。グラウンド部分は「そのままでいいんです」「触ってないんだから。そこにお金がかかることはありません」と断言。8億円もの控除は必要なかったと、自ら認めるような発言である。

 国会で説明する可能性については、「そんなん、呼ばれるような立場ではありません。私は悪いこと何もしておりませんので民主主義の国ですよ。独裁国家ではないんです」と被害者意識丸出しだったが、民主主義の国だからこそ、国有財産の売却経緯には透明性が求められる。疑惑を払拭したいなら、ラジオで好き勝手言ってないで、公の場で説明すべきだろう。
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●沖縄基地負担軽減の実相=「オスプレイがヘリパッドを利用することを念頭」にした基地の固定化

2016年12月26日 00時00分34秒 | Weblog


東京新聞の記事【北部訓練場の半分超を返還 沖縄に米軍なお70%集中】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016122202000148.html)。

 《全国の在日米軍専用施設・区域が沖縄県に占める割合は、74%から70%に減る…首相は共同発表で「基地負担の軽減にとどまらず、跡地利用を通じた地域振興にも大きく寄与する」と強調…ケネディ氏は…今後も抑止力を維持しながら、沖縄の負担軽減に取り組む意向を示した》。

 一体どこが負担軽減? アベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、「アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」稲田朋美防衛相、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相らに、是非、聞いてみたい。
 「0.96ヘクタールのヘリパッド、面積的にわずかで、そんなに安全で、訓練のためにニッポンに必要だというのなら、東京にでも造ったらどうか」、首相官邸の周りにでも作ればいい。


   『●言論の府として死んでいる国会議事堂や、 
     責任者である首相官邸の上空で「空飛ぶ棺桶」の訓練したらどう?
    「「空飛ぶ棺桶」《ウイドーメーカー》…そんなに安全なら、
     「言論の府」として死んでいる国会議事堂や、
     「責任者」である首相官邸の上空で訓練したらどう?
      《着水》は無理でしょうが、《不時着》するので大丈夫。決して、
     《墜落》などしません。「美しい国」の「言葉の偽装」」

   『●「オスプレイ墜落事故が「看板」の偽りを証明」…
              最「低」裁裁判長に感想を聞いてみたい!
   『●アベ様の頭上は、なぜ「空飛ぶ棺桶」
         「ウイドーメーカー」の飛行ルートに入っていないのか?


 《首相は…先に大破する事故を起こした米軍新型輸送機オスプレイがヘリパッドを利用することを念頭に「飛行の安全確保は円滑な米軍駐留の大前提だ」と述べた》って…いいの、そんなこと言って? 新しいヘリパッドはオスプレイ用なのね??
 沖縄の基地負担軽減の実相とは、《オスプレイがヘリパッドを利用することを念頭》にした基地の固定化。《基地負担の固定化》。「標的の村」「戦場の村」の固定化。

   『●「政府は沖縄を分断し、苦渋の判断をさせ続けている」:
               「住民分断」「沖縄差別」を恥じぬアベ様ら
    《六十年前の本土復帰運動で歌われた「沖縄を返せ」という歌は、
     辺野古で座り込む市民らに受け継がれている。変わったのは、
     訴える相手に米国だけでなく、日本政府も加わったことだ。
      「軍隊がいる所が最も危険というのが、沖縄戦の教訓
     辺野古に基地ができれば、沖縄は出撃拠点として固定化してしまう
     だから歌は、沖縄を、沖縄に返せと言っているんです」》

   『●「住民分断」「差別」「イジメ」: アベ様や
     「沖縄負担軽減担当相」が沖縄でやっていることは「あざとい」
    《▼【負担軽減負担を強いる側が、新たな負担を押しつける時に使う
     常套句(じょうとうく)。最近は数字を操作するので注意が必要
     【日本外交負担軽減を求める自国民の訴えには背を向けて
     相手国には要求以上に譲歩してしまう反愛国的な行為 
     ▼【民主主義地域の民意を無視して、国益を合言葉に数の力で
     押し切るルール。大多数の無関心な人たちの後押しが不可欠
     【辺野古新基地】地元に負担軽減につながると錯覚させ、100年後も
     沖縄を事件事故の絶えない基地の島に固定化する大型ハコ物

   『●「腐臭を放つ「判決」」と臥薪嘗胆: 「銃剣とブルドーザー」から
                       「自衛隊と機動隊とヒラメ裁判長」へ
    《県益より国益優先 判決は国の主張をほぼ全面的に採用する内容だ。
     裁判で翁長知事は辺野古新基地により
     「将来にわたって米軍基地が固定化される」と指摘した。
     その上で「県知事としての公益性判断を尊重してほしい」と訴えたが、
     判決は県民の公益性よりも辺野古新基地建設による国益を
     優先する判断に偏った

   『●「沖縄の未来」のためのアベ様の「基地負担軽減」という強弁
                      =「短絡的過ぎる」「まやかしである」
    「4千ヘクタール返還するから、0.96ヘクタールをよこせ、
     だから「基地負担軽減」だ…。両者が結び付く理由が分からない。
     0.96ヘクタールのヘリパッド、面積的にわずかで、そんなに安全で、
     訓練のためにニッポンに必要だというのなら、東京にでも造ったらどうか
     沖縄の高江に必要だというのなら、負担削減ではなく、
     沖縄への「基地負担の固定化」」
    《これが沖縄の「基地負担軽減」になるというのだ。短絡的過ぎる
      東村高江では集落を囲むヘリパッド六つのうち、既に二つが
     完成した。このため、米軍の訓練で騒音が夜間も激化し、
     睡眠不足になった児童が学校を欠席する事態を招いた。
     さらに四つのヘリパッドを新設し、騒音にさらすのである。
      これが首相の言う「負担軽減」である。高江の状況を見れば
     移設条件付き返還の「負担軽減」は、まやかしであることは明らかだ。
      返還されるのは、米軍が「使用不可能」としている場所である。
     返還は「負担軽減」を目指したものではないということだ。
     だが、首相は面積の広さを殊更強調し、ヘリパッド新設を伴う
     一部返還を「負担軽減」と強弁した。国民の誤解を招くことを危惧する》

   『●沖縄破壊、「まるで学校における「いじめ」そのもの」…
             「傍観者たちが見て見ぬふりをすることで…」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016122202000148.html

北部訓練場の半分超を返還 沖縄に米軍なお70%集中
2016年12月22日 朝刊


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/images/PK2016122202100049_size0.jpg


 日米両政府は二十一日、沖縄県東村国頭村(くにがみそん)にまたがる米軍北部訓練場(約七千五百ヘクタール)のうち半分を超える約四千ヘクタールについて、米側から日本側に返還することで合意した。安倍晋三首相とケネディ駐日米大使が官邸で共同発表した。これに伴い、全国の在日米軍専用施設・区域が沖縄県に占める割合は、74%から70%に減る。 

 日米両政府が一九九六年に発表した沖縄に関する特別行動委員会(SACO)最終報告で、条件と明記されたヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)六カ所の移設工事が完了たことを受け、二十二日午前零時に返還された。七二年五月の本土復帰後、これまでに沖縄県内で戻ってきた土地は計五千ヘクタールにとどまり、今回は過去最大の規模となる。

 首相は共同発表で「基地負担の軽減にとどまらず、跡地利用を通じた地域振興にも大きく寄与する」と強調。先に大破する事故を起こした米軍新型輸送機オスプレイがヘリパッドを利用することを念頭に「飛行の安全確保は円滑な米軍駐留の大前提だ」と述べた。

 ケネディ氏は「米軍再編の実現に向けて重要な一歩を踏み出した」と評価。今後も抑止力を維持しながら、沖縄の負担軽減に取り組む意向を示した。
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●アベ様の頭上は、なぜ「空飛ぶ棺桶」「ウイドーメーカー」の飛行ルートに入っていないのか?

2016年12月25日 00時00分34秒 | Weblog


東京新聞の新開浩記者の記事【オスプレイの飛行再開 事故6日後、原因究明を後回し 政府追認】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016122002000128.html)。

 《沖縄県の翁長雄志知事は「一方的に再開を強行しようとする姿勢は、信頼関係を大きく損ね、到底容認できない」と猛反発した。日本政府は米側の飛行再開を追認》。
 《在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は「安全性と信頼性に米軍は高い自信を持っているそのことを日本国民が理解することが重要だ」との談話を発表》

 こんな寝言を連発する番犬様…。そして、尻尾を振りフリ、《理解》することしかできないアベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、「アベ様一押しの「次期総理」「未来の総理」稲田朋美防衛相、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相ら…情けなさすぎる。
 それにしても、そんなに安全ならば、アベ様の頭上は、なぜ「空飛ぶ棺桶」《ウイドーメーカー》の飛行ルートに入っていないのか? 

   『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件
   『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
            ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散
   『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
        「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中
   『●12年経っても「米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる」
   『●沖縄出身脚本家上原正三さん、「民意を顧みず、
     基地を押し付け…沖縄を植民地としてしか見ていない証拠」
   『●「植民地意識丸出し」(安慶田光男副知事)な番犬様に
         尻尾をフル「言葉の偽装に長け」た政権(琉球新報)
   『●言論の府として死んでいる国会議事堂や、 
     責任者である首相官邸の上空で「空飛ぶ棺桶」の訓練したらどう?
    「「空飛ぶ棺桶」《ウイドーメーカー》…そんなに安全なら、
     「言論の府」として死んでいる国会議事堂や、
     「責任者」である首相官邸の上空で訓練したらどう?
      《着水》は無理でしょうが、《不時着》するので大丈夫。決して、
     《墜落》などしません。「美しい国」の「言葉の偽装」」

   『●「オスプレイ墜落事故が「看板」の偽りを証明」…
              最「低」裁裁判長に感想を聞いてみたい!
   『●翁長雄志知事「そういう政府は相手にできない。
      法治国家ではない」…刃が心に突き刺さる沖縄イジメの放置


 琉球新報の記事【高江150人、墜落に抗議  「安全なら総理専用機に」】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-415496.html)によると、《名護市安部の海岸で起きたオスプレイ墜落事故や着陸帯建設に対し抗議》したそうだ。
 リテラでは、【オスプレイ飛行再開で覆い隠された重大欠陥! 安倍首相は一切抗議せず対米隷属丸出しの感謝発言】(http://lite-ra.com/2016/12/post-2788.html)という記事に、《安倍政権がこうした態度に出ることは、当初からわかっていたことだ。現に、菅義偉官房長官はオスプレイの墜落を「パイロットの意思で着水」、稲田朋美防衛相も「不時着水」と言い張り、重大事故を過少に見せようとごまかしに必死。在沖米軍トップであるローレンス・ニコルソン四軍調整官が「パイロットは住宅、住民に被害を与えなかった感謝されるべきだ」と机を叩いて“逆ギレ”した件についても不問に付している…「今回はですね、カーター長官が(オスプレイの飛行を)止めようということで、世界ではオスプレイ運行していますが、日本においては運行を一時的に止めてくれました」 事故原因もわかっていないのだから飛行を止めることはごく当たり前の話だが、この国の首相は「止めてくれた」とまるでサービスを受けたかのように感謝の意を表したのだ》。
 《安全なら総理専用機に》…御尤も! そんなに静穏で安全・安心なら首相官邸の上空で「空飛ぶ棺桶」の訓練をすればいい。最低の官房長官はしばしば「法治国家」を連発するが、現状は「無法治国家」。


 沖縄の人々の感じる「不安」「危険性」「不合理」「不条理」…稲田朋美防衛相らは全く「理解」できないらし。
 東京新聞の社説【オスプレイ 飛行再開、理解できぬ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016122002000140.html)に、《安全性の確認は十分とは言えず、沖縄県民の反対も無視した飛行再開だ。全く理解できない。…オスプレイは日本の空を飛び回る。危険にさらされるのはもはや沖縄県だけではない。すべての国民が直視すべき現実である》。

 でっ、オスプレイ飛行再開の理由があまりにクダラナイ
 日刊ゲンダイの記事【米軍オスプレイ飛行再開 安倍首相“スンナリ容認”の魂胆】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/196154)では、《許し難いのは安倍首相が飛行再開をスンナリ容認したことだ。安倍首相は何が何でも27日に行われる米オバマ大統領との日米首脳会談前に、オスプレイを飛ばすハラだったようだ》。
 一方、番犬様サイドの理由としての《クリスマス休暇前のメニュー消化》説。沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]墜落、胴体着陸を相次いで起こしたオスプレイが…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/76522)には、《米兵に笑顔で「楽しんでって」と言われた。米軍トップが操縦士を英雄扱いするため、重大事故との認識が末端まで浸透しない。それをたださず、一緒になって矮小(わいしょう)化する日本政府の姿勢が県民を危険にさらし続ける…▼毎年12月、普天間の訓練は激化するがクリスマス休暇前のメニュー消化のためとも言われる。反発必至の状況で再開を急いだ理由がクリスマスだとしたらこれほど県民を軽視した話はない》。
 

   『●「民主主義の圧殺現場」としての
      辺野古破壊や高江破壊…生活と生態系を根こそぎ破壊
    「沖縄タイムスのコラム【米国にもう一つの「高江」 
     【金平茂紀の新・ワジワジー通信(21)】】」
    《先住民にとっては、このミズーリの流れは先祖代々
     「命の水をもたらしてくれる聖なる地」で、そこが原油漏れの汚染の
     危機に常時さらされることに強い反対の意思をあらわした。
     そこで行われた環境アセスメント内容がずさんきわまりないもので、
     連邦政府(オバマ政権)も工事の許認可権をもつアメリカ陸軍工兵隊に
     見直しを要請したが、軍は工事をあっさりと認可、先住民たちはついに
     裁判所に訴えを起こした。と同時に、工事予定地で
     非暴力直接行動の座り込みを行った》

   『●オバマ政権の「二重基準」:  
     沖縄差別・沖縄破壊はトランプ次期大統領の就任で悪化?

 ここにも、《二重基準》。琉球新報の【<社説>オスプレイ飛行強行 墜落の恐怖強いる 命の二重基準許されぬ】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-414591.html)には、《オスプレイの飛行を強行した米軍、容認する政府に強く抗議…県民に恐怖と忍従を強いるオスプレイ飛行再開は許されない。構造的差別に基づき配備された構造的欠陥機は撤去させるしかない》。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016122002000128.html

オスプレイの飛行再開 事故6日後、原因究明を後回し 政府追認
2016年12月20日 朝刊

     (飛行を再開し、米軍普天間飛行場の上空を飛ぶ
      オスプレイ=19日午後、沖縄県宜野湾市で)

 在沖縄米軍は十九日、大破事故のため停止していた米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)所属の新型輸送機オスプレイの飛行を再開した。複数機が飛行場から離陸するのを共同通信が確認した。十三日夜に沖縄本島北部沿岸部で起きた事故から六日後の飛行再開となる。沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は「一方的に再開を強行しようとする姿勢は、信頼関係を大きく損ね、到底容認できない」と猛反発した。日本政府は米側の飛行再開を追認している。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で、米側が「オスプレイの機体自体に問題はない」としている点を踏まえ「米側の説明は防衛省、自衛隊の専門的知見に照らし合理性が認められる。再開は理解できる」と強調した。

 翁長氏は日本政府の対応に関し「米側の説明をうのみにして米軍の考えを最優先とし、極めて県民不在と言わざるを得ない。強い憤りを感じる」と県庁で記者団に述べた。

 防衛省の発表資料によると、大破事故は空中給油訓練中の乱気流などが原因で「機体自体の安全性は確認できた」として、空中給油以外の飛行を再開すると伝えている。普天間所属の全てのオスプレイを機体点検し「問題はなかった」とした。

 また米軍は大破機を上空から監視していた別のオスプレイが十三日に普天間飛行場で胴体着陸した事案に関し、格納されている脚部を機体から出すことができなかったと指摘した。原因として電気系統の不具合を挙げた。

 在沖縄米軍は十九日、飛行再開の意向を、大破事故三日後の十六日に在日米軍が日本政府に伝達していたと明らかにした。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/images/PK2016122002100039_size0.jpg


◆訓練内容・場所、不明なまま

 米軍は事故原因の全容を明らかにする前に、オスプレイの飛行を再開した。安倍晋三首相は原因の徹底的な究明を求めるとしていたが、「抑止力の向上」(稲田朋美防衛相)を優先させ、再開を了承した。再発防止に不可欠な原因究明は、米軍の強い意向によってまたも後回しにされた

 在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は「安全性と信頼性に米軍は高い自信を持っているそのことを日本国民が理解することが重要だ」との談話を発表した。

 米軍は大破事故は空中給油の訓練が原因で、機体に問題はないとしている。胴体着陸事故は電気系統の不具合が原因だったが、部品交換で解消できるとしている。この説明だけで原因が究明されたとはいえない

 事故が相次いでいるオスプレイ。二〇一二年には低空飛行訓練ルートを公表したが、いつ、どこで、どのような訓練をしているのか不明な点が多い

 夜間の給油訓練の実施は今回の事故で初めて判明した。今月上旬には、沖縄県宜野座村の集落の上空で、物資をつり下げた飛行訓練を実施。防衛省沖縄防衛局は重大事故を招く危険が高いとして、米側に抗議した。ただ、「詳細な訓練シナリオまでは把握できない」(日米防衛協力課)のが実情だ。

 航空評論家の青木謙知(よしとも)さんは「事故原因調査の中間報告もなく、再発防止策も定まっていない。完全に米側の都合による飛行再開」と指摘する。 (新開浩
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●沖縄破壊、「まるで学校における「いじめ」そのもの」…「傍観者たちが見て見ぬふりをすることで…」

2016年12月21日 00時00分19秒 | Weblog


沖縄タイムスのコラム【米国版「高江」との落差 不条理に慣れてはいないか 【金平茂紀の新・ワジワジー通信(22)】】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75923)。

 《僕はこんな例えをしてきた。本土(中央政府)と沖縄県との関係は、まるで学校における「いじめそのものではないかと》。

 「「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設では、スタンディングロック・スー族やその支援者による反対運動により、オバマ政権は中止を決定したそうです。一方、辺野古や高江といった「民主主義の圧殺現場」(金平茂紀さん)では、オバマ政権は沖縄破壊や日米地位協定の滅茶苦茶ブリを全く無視している」。

   『●「民主主義の圧殺現場」としての
      辺野古破壊や高江破壊…生活と生態系を根こそぎ破壊
    「沖縄タイムスのコラム【米国にもう一つの「高江」 
     【金平茂紀の新・ワジワジー通信(21)】】」
    《先住民にとっては、このミズーリの流れは先祖代々
     「命の水をもたらしてくれる聖なる地」で、そこが原油漏れの汚染の
     危機に常時さらされることに強い反対の意思をあらわした。
     そこで行われた環境アセスメント内容がずさんきわまりないもので、
     連邦政府(オバマ政権)も工事の許認可権をもつアメリカ陸軍工兵隊に
     見直しを要請したが、軍は工事をあっさりと認可、先住民たちはついに
     裁判所に訴えを起こした。と同時に、工事予定地で
     非暴力直接行動の座り込みを行った》

   『●オバマ政権の「二重基準」: 
     沖縄差別・沖縄破壊はトランプ次期大統領の就任で悪化?


 まさに、「沖縄イジメ」。
 オバマ政権の「二重基準」を積極的に支持し、「沖縄差別」「沖縄破壊」を自ら続け、「植民地」として番犬様に献上する…アベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相らのやっていることは「沖縄イジメ」。「沖縄差別・沖縄破壊はトランプ次期大統領の就任で悪化?」することを怖れる。アベ様らによる、より苛烈な「沖縄イジメ」を怖れる。
 《理不尽をスルーする傍観者たち》…心に突き刺さる。

   『●「沖縄の声に耳を傾けて、理解を得るべき担当相が、
          県民を敵視するかのような発言…。もはや失格」
   『●目取真俊さん「差別用語であることは一目瞭然」…
       沖縄負担軽減相ら閣僚の皆さん方全員がヘイト体質
   『●高江の皆さん、ご唱和を! 「鶴保庸介沖縄担当相殿、
                「無実だと断じることは到底できない!」」
   『●遺族の願いとはほど遠い現実…「沖縄に米軍基地が
           あるゆえに起こる。一日でも早い基地の撤去を…」
   『●グッドタイミングな沖縄県警やアベ様、
      「負担軽減」相らのヤルことのあまりのアザトさ…「沖縄イジメ」
   『●高江破壊差し止め仮処分申請が却下…
       司法判断ではなく、「工事者の政府に寄り添う」政治判断
   『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを
            …沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」
   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、沖縄に弁論もさせずに「政治判断」
                        …「司法判断」出来ない死んだ司法
   『●「植民地意識丸出し」(安慶田光男副知事)な
      番犬様に尻尾をフル「言葉の偽装に長け」た政権(琉球新報)
   『●言論の府として死んでいる国会議事堂や、
      責任者である首相官邸の上空で「空飛ぶ棺桶」の訓練したらどう?
   『●「オスプレイ墜落事故が「看板」の偽りを証明」…
              最「低」裁裁判長に感想を聞いてみたい!
   『●翁長雄志知事「そういう政府は相手にできない。
      法治国家ではない」…刃が心に突き刺さる沖縄イジメの放置

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75923

米国版「高江」との落差 不条理に慣れてはいないか 【金平茂紀の新・ワジワジー通信(22)】
2016年12月15日 16:56
金平茂紀 高江 ヘリパッド ヘイトスピーチ 普天間移設問題・辺野古新基地 沖縄差別 本土と沖縄
金平茂紀

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金平茂紀 (かねひら しげのり)
TBS報道記者、キャスター、ディレクター
1953年北海道生まれ。TBS報道記者、キャスター、ディレクター。2004年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に「ホワイトハウスから徒歩5分」ほか。
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 今年も押し詰まってきた。沖縄にとって2016年という年は、何とワジワジーすることだらけだったことか。

     (ヘリパッド建設に市民が抗議する中、警察車両の先導で、
     米軍北部訓練場に入る砂利を積んだダンプカー
     =11月25日、東村高江 拡大する)

 僕はこんな例えをしてきた。本土(中央政府)と沖縄県との関係は、まるで学校におけるいじめそのものではないかと。いじめには、いじめる者といじめられる者とがいる。だがそれ以外に多数の傍観者たちがいる傍観者たちが見て見ぬふりをすることで、いじめは黙認され、正当化され、続行することになるのだ執拗(しつよう)にいじめを繰り返す東京の政府・官庁・司法。それに対して、いじめに耐えながら必死に誇りと矜持(きょうじ)を保とうとしている県側。

 けれども、あまりにいじめ続けられていると限界というものも見えてくるだろう。身を震わせながら無力感と敗北感に膝を屈する時もあるだろう。いつだってその脇には、理不尽をスルーする傍観者たちがいる。沖縄は自分たちとは違う環境にあるのだから仕方がないんだと割り切っている傍観者たちがいる。そうした傍観者たちの姿が見えてきたのも、2016年という年の大きな特徴なのではないか。

 前回の新ワジワジー通信でご報告した米国版「高江」=ダコタ・アクセス・パイプライン計画の建設で大きな展開があった。今月4日、何とオバマ政権は、ノースダコタ州内の先住民スタンディングロック・スー族の居留地近くを通るルートのパイプライン建設工事を許可しないとの決定を下したのだ。

 居留地近くを通る建設ルートが変更される可能性が大きくなった。他の地区での工事はすでにかなり進んでいる。決定の主体は、アメリカ陸軍工兵隊だが、この決定以前に、連邦政府(オバマ政権)が軍に対して環境アセスメントの見直しを要請するなど、工事強行に難色を示してプレッシャーをかけていたという経緯がある。

 先住民の土地・環境と生存権をまもる非暴力直接行動(座り込み)の闘い、そして、それに対する警察や警備会社による凄(すさ)まじい強制排除の構図は、まさに「高江」「辺野古」で僕らが見てきた光景と重なる。今回の決定について、スタンディングロック・スー族の代表らは「歴史的な決定だ」と捉え、オバマ大統領に対し「永遠に感謝する」と述べた。来年1月にホワイトハウスを去っていくオバマ大統領の大きな置きみやげと評価する声が多く聞かれる。ノースダコタの「高江」は先住民が勝利した

 さて、沖縄はどうなっているか。眼前で進行している現実を直視してみる。今月の初旬と中旬、久しぶりに沖縄本島を訪れた。那覇の市街は賑(にぎ)わいをみせていた。でも、しばらくいると、何かどこかが違っているように感じてしまった。テレビ局の仕事を終えて、市内の居酒屋さんで旧知の人々と泡盛を飲んでいたら、振動を伴う重くて鈍い音が屋外から聞こえてきた。「オスプレイですよ。普通のヘリとは全然違うでしょ」。

 そうか、夜9時すぎでも飛んでるんだ。沖縄タイムスでオスプレイが連日連夜、宜野座村などでいわゆる「つり下げ訓練」を行っていると報じられていたが、こんな身近にも飛んでいるとは。その日の2日前に、騒音や低周波音被害の違法性が「十分に疎明されているとは言い難い」との判決文を書いた那覇地裁の裁判官官舎の上空はおそらく飛んでいないのだろう。

 その直前まで、僕らは那覇市の県庁前広場で行われていた沖縄平和運動センターの山城博治議長らの逮捕や家宅捜索に抗議する集会を取材していた。周辺はとんでもないことになっていた。複数の右翼団体の街宣車があらん限りの騒音をまき散らし、集会を妨害していた沖縄県警はそれを放置していた。

 騒音レベルだけでも明らかに違法だが何もしない。これが法治国家・日本の那覇の現実だ。街宣車のマイクからはデモ参加者を攻撃するヘイトスピーチが流れていた。県警は何もしない。辛うじて「直接接触」をさせないようにはしていたが。人は慣れるものだ。こんな異常な状況にも。

 その直前まで僕らは県庁ロビーで取材をしていた。県議会開催中で、翁長雄志知事のぶら下がり会見があるという。直前になって県庁の広報担当者が「質問は税制など二つの内容に限ります」と居合わせた記者たちにアナウンスしている。何を言っているのだろう。けれども記者たちは誰1人文句も言わない。人は慣れるものだ。質問を事前に制限することはよくないことだ。知事を支える環境に変化が生じているのだろうか

 その直前まで僕らは高江にいた。筆者の取材で得た情報では、12月16日までにヘリパッド建設工事を終了させよとの東京からの指令で、突貫工事が進められていた。N1ゲートには3分から5分おきに砂利を積載したダンプカーが4台編成で次々に入っていく。前後に警察車両がエスコートしている。決して多くはない抗議運動の人々がそのたびに抗議の声をあげる。「森を殺すな!」その数倍の人数の機動隊員が壁をつくって包囲して封じ込める。これが憲法で保障された集会・結社の自由の現実だ。

 それに先だって、座り込み抗議をしていたこれらの人々は、まるで荷物を運搬するように機動隊員によって排除されていた。ヘリパッド工事現場にも機動隊員が配置されている。彼らはある時は工事車両の荷台に乗って現場に移動していた。また警察車両に工事作業員が多数乗っていたこともある。何のことはない。工事完遂という目的の前に、作業員と警察官は一体化しているのだ。警察法に違反していないか。だが人は慣れるものだ。

 道路際に立つ若い機動隊員に話しかけてみた。右耳にはイヤホンが刺さっている。「ずっと立ちっ放しで辛(つら)いですね」「…仕事ですから」「もうここには長いんでしょう?」「…」「帰りたくなることはないですか?」「…2カ月を越すとちょっとあれですね」。はじめて本音の肉声が返ってきた。彼は「土人」と暴言を吐くタイプとは違うようにみえた。

 北部訓練場の返還式典が今月22日に挙行される予定だ。これら眼前で起きているすべての不条理な現実が、「負担軽減」というマジックワードによって覆い隠されることのないように祈るばかりだ。(テレビ報道記者・キャスター)=随時掲載
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●翁長雄志知事「そういう政府は相手にできない。法治国家ではない」…刃が心に突き刺さる沖縄イジメの放置

2016年12月20日 00時00分09秒 | Weblog


琉球新報の記事【飛行再開に稲田氏理解 空中給油訓練は「米の情報提供後」】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-414263.html)。

 《「防衛省、自衛隊の知見、そして専門的見地、経験則などから合理性がある」…「事故で最も不安を感じている県民の皆さまや地元の方々にしっかりと説明をしていくことに尽きる」》。

 《しっかりと説明》したためしなど無いのだけれど…、アベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、稲田朋美防衛相、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相らが…。
 番犬様の言う《合理性》とやらを容易に理解できても、沖縄の人々の感じる「不安さ」「危険性」「不合理さ」「不条理」…そういったことを稲田朋美防衛相は全く「理解」できないらしい。「本土」の無慈悲…刃が心に突き刺さるよ、全く。沖縄イジメの放置。
 空中給油訓練以外がそんなに「安全」ならば、アベ様の頭上で「空飛ぶ棺桶」《ウイドーメーカー》の訓練をすればいい。王様の頭上にでも《不時着》でもすれば、アベ様夫人もさぞかし喜ぶことでしょうょ。《墜落》ではないので、王様やその取り巻き連中もきっと大丈夫。
 空中給油以外はOKって、本当なのか? 《オスプレイ墜落》当日、もう一つの《脚部の故障で別の機体が胴体着陸した事故》の件、番犬様や《防衛省、自衛隊の知見、そして専門的見地、経験則などから》「合理性」を持って、沖縄の市民の皆様に説明して見せて下さいょ。

   『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件
   『●普天間「番犬様」基地: 「毎日頭上を飛ぶヘリの機体に
            ストロンチウム」…墜落により放射性物質が飛散
   『●「沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事件」でも
        「沖縄は放ったらかし」……アベ様らは、今も、沖縄差別継続中
   『●12年経っても「米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる」
   『●沖縄出身脚本家上原正三さん、「民意を顧みず、
     基地を押し付け…沖縄を植民地としてしか見ていない証拠」
   『●「植民地意識丸出し」(安慶田光男副知事)な番犬様に
         尻尾をフル「言葉の偽装に長け」た政権(琉球新報)
   『●言論の府として死んでいる国会議事堂や、 
     責任者である首相官邸の上空で「空飛ぶ棺桶」の訓練したらどう?
    「「空飛ぶ棺桶」《ウイドーメーカー》…そんなに安全なら、
     「言論の府」として死んでいる国会議事堂や、
     「責任者」である首相官邸の上空で訓練したらどう?
      《着水》は無理でしょうが、《不時着》するので大丈夫。決して、
     《墜落》などしません。「美しい国」の「言葉の偽装」」
   『●「オスプレイ墜落事故が「看板」の偽りを証明」…
            最「低」裁裁判長に感想を聞いてみたい!


 沖縄タイムスの速報【翁長知事、オスプレイ飛行再開に「言語道断」】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/76404)によると、《翁長雄志知事は19日午前、記者団の取材に答え、在沖米海兵隊が19日午後2時にオスプレイの飛行を全面再開することに対し「言語道断だ」と批判した。日本政府が飛行再開を容認したことについては「そういう政府は相手にできない。法治国家ではない」と述べた》…だそうです。

 番犬様に尻尾フリフリなアベ様や「最低の官房長官」、稲田防衛相のあまりの無茶苦茶ぶり。翁長雄志沖縄県知事の怒りが伝わってくる。

   『●辺野古破壊や高江『標的の村』などなど・・・・・・
      「本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している」

   『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の
           中に沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明
   『●辺野古破壊を行政不服審査で強行する暴挙: 
       「沖縄防衛局は…「私人」を強調するための偽装工作」
   『●稲嶺進名護市長「やり方が普通じゃない。
      地方分権の無視だ。法治国家としてやることか」
   『●「今の日本は法治国家ではなく、解釈も放置するし、
       憲法も放置するし、民意も放置する“放置”国家です」
   『●「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー
                (沖縄人を見くびってはいけない)」
   『●王様による「人治主義国家」を沖縄辺野古から覆す:
       「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」

   『●金平茂紀さん、「No Justice No Peace. 
      (正義のないところに平和は来ない)…高江には、ない」
    「本当に法治国家? 工事関係者を警察車両がお運びすることも
     あったそうです。さらには、自衛隊のヘリコプターが工事資材を
     お運びするという噂も出ています。《高江のケースは沖縄だけの
     問題にとどまりません。国が直接、各地の警察組織や機動隊を
     動かしていることが、どれほど恐ろしいことか。これでは地方自治
     何もありません。こういうのを国の暴挙というのであり、許されない行為》
     (大野ひろみ佐倉市議)。辺野古破壊訴訟では、
     県の敗訴を前提にするアベ様や裁判長という異様な状況。
     これら諸々をほとんど報じない「本土」マスコミ。
     「報道の自由」「知る権利」の破壊に立ち向かわない
     「本土」マスコミの差別意識沖縄差別、その究極の姿」。

   『●沖縄差別・沖縄破壊の「やりたい放題」…
      「歴史的暴言」から想起されるナチソネ氏や「産経のドン」等々

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http://ryukyushimpo.jp/news/entry-414263.html

飛行再開に稲田氏理解 空中給油訓練は「米の情報提供後」
2016年12月19日 12:59
オスプレイ名護東海岸墜落 オスプレイ事故 オスプレイ墜落 オスプレイ飛行再開

     (稲田朋美防衛相)

【東京】墜落事故を受けて飛行が停止されていた米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行再開について、稲田朋美防衛相は19日、米側からオスプレイの機械系統や機体構造に問題がないと説明を受け「防衛省、自衛隊の知見、そして専門的見地、経験則などから合理性がある」と理解を示した

 飛行再開後も当面は中止するとしている空中給油訓練については「再開前に安全上の措置について具体的な情報提供を求め、米側から了承を得た」として事前に情報提供を得て再開されると説明した。オスプレイ配備撤回などを求めている県、県民に対しては「事故で最も不安を感じている県民の皆さまや地元の方々にしっかりと説明をしていくことに尽きる」と述べた。

 脚部の故障で別の機体が胴体着陸した事故に関して、米側から情報提供が遅れたことに対しては「速やかに連絡する方法を確認することで日米間で合意した」と述べた。【琉球新報電子版】
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●「植民地意識丸出し」(安慶田光男副知事)な番犬様に尻尾をフル「言葉の偽装に長け」た政権(琉球新報)

2016年12月17日 00時00分33秒 | Weblog


東京新聞の新開浩記者の記事【オスプレイ2機事故 「安全」主張は崩壊】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016121590070509.html)と、
コラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016121502000139.html)。

 《◆沖縄米軍トップ「感謝されるべきだ」…名護市沖の浅瀬に不時着し大破した事故》。
 《▼ミサゴは英語では、あの「オスプレイ」である。米軍の新型輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖の浅瀬に不時着して、大破した。自在に空を飛ぶミサゴの名とはほど遠い翼のもげた無残な機体が横たわる。現場が市街地でなかったことに胸をなでおろすが、「もしも」を想像すれば鼓動も早まる》。


 まずは、既に多くの指摘があるが、《不時着》って、そりゃぁ~ないでしょ。東京新聞、お前もか! そういうのは《不時着》でなく、《墜落》です。ただし、東京新聞の社説では…【オスプレイ事故 家の上に落ちていたら】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016121502000143.html)、《沖縄県名護市沖で米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイが不時着した。起こるべくして起きた事故だ。米側は同機の飛行を一時停止すると表明したが、同機の国内配備そのものを見直すべきだ。… 米側は「コントロールを失った状況でなく自発的に着水した」と墜落の可能性を否定するが、その言葉を県民が信用できるだろうか。国内の事故でありながら、日米地位協定を盾にして現場の捜査権は日本の警察にはなく米側にあるからだ。日本側は事故の原因究明や情報提供を、米側にお願いしているだけである》。

 一方、日刊ゲンダイはさすが。【沖縄だけじゃない オスプレイ墜落の恐怖は全国に拡大する】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/195787)、《米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸機オスプレイが13日夜、沖縄本島東方の海岸付近に墜落。機体はバラバラに壊れ、海中に沈んだ。これがもし市街地だったらと思うと、背筋が寒くなる》。
 リテラの記事【「オスプレイ墜落」報道で在京キー局が沖縄のテレビ局にも「墜落」を「不時着」に言い換えるよう圧力!】(http://lite-ra.com/2016/12/post-2774.html)では、《あらためて安倍政権がいかに沖縄県民の命を危険に晒しているかを露呈…。…政府の発表はどうにか矮小化させようと必死。… だが、もっと呆れたのは、報道のほうだ》。琉球朝日放送は、テレビ朝日から圧力があったそうだ。報道の自殺行為。

 沖縄の新聞は当然、「美しい国」の「言葉の偽装」を指摘。琉球新報のコラム『<金口木舌>水没しても「着水」』(http://ryukyushimpo.jp/column/entry-411945.html)、《相手に配慮した婉(えん)(きょく)表現は日本人の美徳とされる ▼しかし、「墜落」を「不時着」や「着水」と言い換えるのはどうだろう…▼この政権は言葉の偽装に長けている》。


 さて、《沖縄米軍トップ「感謝されるべきだ」》…言葉を失う。沖縄に牙むく番犬様。情けないことに、番犬様にシッポを振ることしかできないアベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、稲田朋美防衛相、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相ら。そんなに「空飛ぶ棺桶」が安全ならば、国会や首相官邸の上空で訓練すればいい
 番犬様は、お引き取りを。琉球新報【<社説>オスプレイ墜落 海兵隊撤退しかない 訓練場返還式典は中止せよ】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-411946.html)には、《この危険で不気味な灰色の機体が飛ぶ限り、どこに落ちてもおかしくない。県民の命と尊厳を守り、犠牲者を出さないためになすべきことが一層鮮明になった》。

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016121590070509.html

オスプレイ2機事故 「安全」主張は崩壊
2016年12月15日 07時05分

◆沖縄米軍トップ「感謝されるべきだ

 米軍新型輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖の浅瀬に不時着し大破した事故を受け、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官は十四日、沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん)のキャンプ瑞慶覧(ずけらん)で記者会見し、空中給油訓練中のオスプレイのプロペラが給油機の給油ホースに当たり損壊し、事故原因となった可能性があると明らかにした。ホースは切断されたという。

 ニコルソン氏は「沖縄の人々に謝罪する」と表明。早期謝罪には、二十二日の米軍北部訓練場(東村など)の部分返還など重要日程を控え、早期沈静化を図る狙いもあるとみられる。

 ニコルソン氏は別のオスプレイが十三日夜、普天間飛行場で胴体着陸したことも明らかにした。日本政府によると、米軍は「機体脚部に故障が生じた」と説明した。

 沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は、二十二日予定の返還式典は県民感情に反するとして政府に中止を求めた上で、上京して十五日に首相官邸と外務、防衛両省に直接抗議すると述べた。オスプレイは北部訓練場の未返還区域で運用予定。

 ニコルソン氏によると、普天間飛行場(宜野湾(ぎのわん)市)所属のオスプレイは十三日夜、トラブルを起こした。パイロットが浅瀬を目指し、集落を避けて不時着させた。乗組員五人のうち、二人が負傷。一人は骨折したが近く退院、もう一人は一週間程度入院する見込み。

 ニコルソン氏は会見直前、抗議に訪れた安慶田(あげだ)光男副知事に「パイロットは県民に被害を与えなかった。感謝されるべきだ」などと述べ、直接の謝罪はなかったという。安慶田氏は「植民地意識丸出しだ」と強く反発している。


◆日本は17機 18年度導入

 開発段階から事故が相次ぎ、安全性に懸念がもたれていた米軍の新型輸送機オスプレイが、日本国内で初の重大事故を起こした。別のオスプレイが胴体着陸していたことも明らかになった。日本政府は海外でのオスプレイ事故を把握しながら、安全性を強調してきたが、日本で二件も続けて事故が起きたことで主張は崩壊したといえる

 オスプレイは二〇一二年以降、海外で少なくても五件の事故が報告されている。昨年五月には米・ハワイで海兵隊のオスプレイが訓練中に着陸に失敗して炎上し、搭乗していた隊員二人が死亡した。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は事故後の記者会見で「今までの飛行時間などの指数でオスプレイは安全だと思っている」と述べ、安全性を強調した。陸上自衛隊は一八年度からオスプレイを十七機順次導入する予定。 (新開浩

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016121502000139.html

【コラム】
筆洗
2016年12月15日

 その鳥には、お鮨(すし)を作るという不思議な言い伝えがあるという。無論、鳥が江戸前の鮨を握れるはずもない。こんな話である。この鳥は空から海に飛び込んで、魚を捕る。その場では食べず、岩場などに隠しておく。これがやがて発酵し、その結果「なれ鮨」の一種ができあがるというのである▼器用な鳥は猛きん類のミサゴ。「みさご寿司(ずし)」という屋号のお店は全国的にもよく聞くが、伝説と関係があるか。もっとも実際のミサゴにそんな習性はないそうで、あくまで伝説である▼ミサゴは英語では、あのオスプレイである。米軍の新型輸送機オスプレイが沖縄県名護市沖の浅瀬に不時着して、大破した。自在に空を飛ぶミサゴの名とはほど遠い翼のもげた無残な機体が横たわる。現場が市街地でなかったことに胸をなでおろすが、「もしも」を想像すれば鼓動も早まる▼開発段階から事故が相次ぎ、危険性が指摘され続けてきた政府は安全と胸を張ってきたが、実際に日本でもその機による事故が起きたのである▼原因究明はもちろんだが、配備の見直しまで含め、考えなければなるまい。「たかが一機」ではなく「一機のみか」の疑いの目が必要である▼その鳥が運んだ批判や疑問を隠し放置してはならぬそれは発酵ではなく腐敗する。できあがるのは、政治不信」「国家不信という口にできぬしろものである。
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●オバマ政権の「二重基準」: 沖縄差別・沖縄破壊はトランプ次期大統領の就任で悪化?

2016年12月14日 00時00分40秒 | Weblog


琉球新報の問山栄恵記者による記事【米本土では住民抗議で工事中止 陸軍管理地の送油管建設、沖縄と“二重基準” 「水源、環境に配慮」】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-406737.html)。

 《米国防総省傘下の陸軍省は…「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設を巡り、陸軍省が同州などで管理する区域での工事を許可しないと発表した。石油漏出による水源汚染や環境破壊を懸念してネイティブ・アメリカン(先住民)が建設中止を求めていた。オバマ政権は国内の先住民らの主張に配慮する一方、同じく自然環境への悪影響が指摘される沖縄の辺野古新基地建設や北部訓練場の新ヘリパッド建設では、県民の反対にかかわらず工事推進の立場を堅持している。“二重基準”が浮き彫りになった格好だ…ただ、トランプ次期大統領は建設を推進する方針を明言しているため、今回の決定が覆される可能性も指摘されている》。

   『●「民主主義の圧殺現場」としての
      辺野古破壊や高江破壊…生活と生態系を根こそぎ破壊
    「沖縄タイムスのコラム【米国にもう一つの「高江」 
     【金平茂紀の新・ワジワジー通信(21)】】」
    《先住民にとっては、このミズーリの流れは先祖代々
     「命の水をもたらしてくれる聖なる地」で、そこが原油漏れの汚染の
     危機に常時さらされることに強い反対の意思をあらわした。
     そこで行われた環境アセスメント内容がずさんきわまりないもので、
     連邦政府(オバマ政権)も工事の許認可権をもつアメリカ陸軍工兵隊に
     見直しを要請したが、軍は工事をあっさりと認可、先住民たちはついに
     裁判所に訴えを起こした。と同時に、工事予定地で
     非暴力直接行動の座り込みを行った》

 「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設では、スタンディングロック・スー族やその支援者による反対運動により、オバマ政権は中止を決定したそうです。
 一方、辺野古や高江といった「民主主義の圧殺現場」(金平茂紀さん)では、オバマ政権は沖縄破壊や日米地位協定の滅茶苦茶ブリを全く無視している。その間、ケネディー駐日大使は沖縄のために一体何をやってくれたか? もっとも情けないのが、番犬様にシッポを振ることしかできないアベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相ら。沖縄破壊に勤しむその姿は哀し過ぎる。「本土」マスコミも見向きもしない。
 内政問題でさえも《トランプ次期大統領は建設を推進する方針を明言》しているそうだ。外国であり、(トランプ氏が知っているとは思えないけれど)「本土」から「遠く離れた」沖縄破壊や沖縄差別が改善するとは全く思えない。

   『●「沖縄の声に耳を傾けて、理解を得るべき担当相が、
          県民を敵視するかのような発言…。もはや失格」
   『●目取真俊さん「差別用語であることは一目瞭然」…
       沖縄負担軽減相ら閣僚の皆さん方全員がヘイト体質
   『●高江の皆さん、ご唱和を! 「鶴保庸介沖縄担当相殿、
                「無実だと断じることは到底できない!」」
   『●遺族の願いとはほど遠い現実…「沖縄に米軍基地が
           あるゆえに起こる。一日でも早い基地の撤去を…」
   『●グッドタイミングな沖縄県警やアベ様、
      「負担軽減」相らのヤルことのあまりのアザトさ…「沖縄イジメ」
   『●高江破壊差し止め仮処分申請が却下…
       司法判断ではなく、「工事者の政府に寄り添う」政治判断
   『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを
            …沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」
   『●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、沖縄に弁論もさせずに「政治判断」
                          …「司法判断」出来ない死んだ司法

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http://ryukyushimpo.jp/news/entry-406737.html

米本土では住民抗議で工事中止 陸軍管理地の送油管建設、沖縄と“二重基準” 「水源、環境に配慮」
2016年12月6日 06:30
米軍 陸軍省 ネイティブ・アメリカン 先住民 環境汚染 二重基準

【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】 米国防総省傘下の陸軍省は4日、米中西部ノースダコタ州などで民間企業が進めている「ダコタ・アクセス・パイプライン」の建設を巡り、陸軍省が同州などで管理する区域での工事を許可しないと発表した。石油漏出による水源汚染や環境破壊を懸念してネイティブ・アメリカン(先住民)が建設中止を求めていた。オバマ政権は国内の先住民らの主張に配慮する一方、同じく自然環境への悪影響が指摘される沖縄の辺野古新基地建設や北部訓練場の新ヘリパッド建設では、県民の反対にかかわらず工事推進の立場を堅持している。“二重基準”が浮き彫りになった格好だ。

 ノースダコタ州のミズーリ川とダム湖のオアヒ湖の下を通るパイプライン建設に反対しているのは、建設予定地の近くに居留地を持つスタンディングロック・スー族。「水資源を脅かされる」「先祖ゆかりの聖地や遺跡が破壊されている」などと主張し、全米から集まった賛同者や各地の先住民らと共にキャンプを張り、抗議活動を続けてきた。

 工事予定地は米陸軍工兵司令部が管理しており、着工には陸軍省の許可が必要となる。スタンディングロック・スー族は米連邦裁判所に建設計画中止を求めたが訴えは却下されていた

 だが、オバマ政権は判決後、検討が必要としてオアヒ湖付近の連邦政府所有地での工事を全て停止。陸軍省はスー族や、パイプラインの建設会社との協議を経て、工事を許可しないことを最終的に決定した。ジョー・エレン・ダーシー米陸軍次官補は声明で「責任を持って工事を完了させる最良の方法はパイプラインのルートを変更することだ」と強調した。

 米主要メディアは数カ月にわたり座り込みなどで抗議してきた先住民らの大きな勝利(ニューヨークタイムズ)と報じた。

 パイプライン建設を巡っては建設に反対するスタンディングロック・スー族と、建設会社2社の作業員や警備員が激しく対立。フランスのAFP通信などによると、建設会社側が反対派を催涙スプレーや犬で強制排除したため、負傷する人もいたとした。抗議の様子は世界中の注目を集めるとともに、強制排除の方法が問題になっていた

 ただ、トランプ次期大統領は建設を推進する方針を明しているため、今回の決定が覆される可能性も指摘されている。
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●最「低」裁(鬼丸かおる裁判長)、沖縄に弁論もさせずに「政治判断」…「司法判断」出来ない死んだ司法

2016年12月13日 00時00分38秒 | Weblog


琉球新報の速報【辺野古訴訟、沖縄県の敗訴が事実上確定 判決20日に決定】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-410472.html)。

 《最高裁は12日、判決期日を12月20日に決定した。弁論を開かずに判決期日を指定したことにより、県の敗訴が事実上確定》。

   『●「政権にとって「白紙委任状」ほど好都合なものはありません」:  
                       2014年12月衆院選に是非行こう!
    「最高裁判所裁判官国民審査も忘れてはいけませんね。
     「鬼丸かおる(おにまる かおる)氏・木内道祥(きうち みちよし)氏・
     池上政幸(いけがみ まさゆき)氏・山本庸幸(やまもと つねゆき)氏・
     山﨑敏充(やまさき としみつ)氏」の5氏です。例えば、
     ココ(http://politas.jp/articles/226)に詳しい経歴がありますので、
     「予習」をしておかないといけませんね。白票ではなく、こちらも
     積極的に「×」で意思表示すべき最高裁判所裁判官を評価しなくっちゃ」

 辺野古破壊訴訟について、最「低」裁事実上確定した訳だ。「最低裁」の最低な「政治判断」。「最低裁」の裁判長(鬼丸かおる裁判長)の名は、「最低裁」裁判官最高裁国民審査まで記憶されるべきだ。鬼丸かおる裁判長については、2014年12月衆院選の際には、当時の経歴から「☓」をつけたかどうか思い出せないが、次回は確実に「」だ。

   『●高江破壊の「異様…全国を見渡しても、 
      いったい沖縄以外のどこにこのような光景があるのか」?
   『●金平茂紀さん、「No Justice No Peace. 
      (正義のないところに平和は来ない)…高江には、ない」
   『●安田浩一さん「沖縄の新聞は本当に『偏向』」? 
      …沖縄への「思い込みによる差別で、それを許す日本社会」
   『●「国民の信頼を傷付け」ているのは? 
      …「米軍基地という面倒な施設は沖縄に…。そして日本本土は…」
   『●「理」も「正義」も無し…「自衛」のためどころか
      高江「破壊」のために自衛隊機が工事用重機を輸送
   『●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの
             「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…
   『●辺野古破壊への「県側の徹底抗戦はこれからだ…
        翁長知事は二の矢、三の矢で巻き返しを図るつもり」
   『●「戦争のためにカメラを回しません。
      戦争のためにペンを持ちません。戦争のために輪転機を回しません」
   『●「腐臭を放つ「判決」」と臥薪嘗胆: 
      「銃剣とブルドーザー」から「自衛隊と機動隊とヒラメ裁判長」へ
   『●「沖縄の未来」のためのアベ様の「基地負担軽減」という強弁
                       =「短絡的過ぎる」「まやかしである」
   『●重大な誤りを含む「腐臭を放つ「判決」」: 
         「沖縄を弄んだというしかない」異常な辺野古破壊訴訟判決
   『●「第二の加害者」として「悪質なデマ」
         「事実関係を無視した沖縄攻撃」「蔑視・差別」、沖縄イジメに加担

   『●「「辺野古しかない」という一方的な結論は、
     司法判断というより、もはや政治判断」…最高裁か最低裁か?
    「全く同感なのですが、どうも希望薄すのように感じます。
      先日も引用させてもらいましたが、沖縄タイムスのコラム
     【[大弦小弦]人は怒りが強ければ強いほど…】によると、
     《▼20年前の代理署名訴訟の最高裁判決の法廷で県側敗訴を
     言い渡したとき、傍聴席からは最低裁のコール
     わき起こった最高裁は再び同じ罵声を浴びることないよう
     沖縄の訴えに真摯(しんし)に向き合うべきだ》」


 アサヒコムの速報【辺野古埋め立て、沖縄県の敗訴確定へ 最高裁弁論開かず】(http://www.asahi.com/articles/ASJDD5438JDDUTIL02P.html?iref=com_flash)にも、《最高裁第二小法廷(鬼丸かおる裁判長)は12日、二審の結論を変更する際に必要な弁論を開かず、判決の期日を20日に指定》とある。
 最「低」裁による酷い判決になりそうだ。沖縄に弁論もさせずに「政治判断」。「司法判断」出来ず、「政治判断」を乱発する司法はもはや死んでいる。《無慈悲》な司法。
 「アベ様や最低の官房長官沖縄負担軽減担当相のスガ殿、「差別と断定できない鶴保庸介沖縄担当相らに寄り添う司法の情けなさ。司法判断ではなく、《工事者の政府に寄り添う》政治判断。司法には、もはや期待は持てないと思っていたけれど、あまりに《無慈悲》」(『●高江破壊差し止め仮処分申請が却下…司法判断ではなく、「工事者の政府に寄り添う」政治判断』)。


 沖縄タイムスの【【速報】辺野古違法確認訴訟、沖縄県の敗訴確定へ 埋め立て工事再開か】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/75387)から想起されるのは、判決の出る2016年12月20日から辺野古破壊を再開しかねない、アザトい者達の冷酷さだ。

   『●映画『標的の村』監督・三上智恵さん、
      「わずか9時間の歓喜 ~高江工事再開・民意圧殺の朝~」
    《辺野古基地建設反対を訴える伊波洋一候補の勝利はまず間違いない。
     今回伊波候補が獲得する票はヒロジさん達の日々のゲート前の
     座りこみを応援してくれる県民の声の大きさに比例している》
    《知事選、衆院選、参院選、全県民が意思表示をする選挙はすべて、
     基地建設を拒否する候補が圧倒的な勝利で民意を形にした
      ところが、夜8時の歓喜の瞬間からわずか9時間後の朝5時過ぎに、
     激震が走った。
      大型工事車両と機動隊が隊列を組んで高江に向かっている
     という情報が入った》

   『●グッドタイミングな沖縄県警やアベ様、
        「負担軽減」相らのヤルことのあまりのアザトさ…「沖縄イジメ」
    《まるでゴーサインが出たといわんばかりに映る翁長雄志知事が、
     東村高江周辺の米軍北部訓練場へのヘリパッド建設を「苦渋の選択」と
     容認する発言から一夜明けた29日の県警の動きだ ▼早朝から、
     辺野古の新基地建設に反対する市民らの活動拠点や個人宅などを
     家宅捜索し、威力業務妨害の疑いで4人を逮捕した。高江でも、
     ヘリパッド建設に抗議する市民の逮捕者が出た》

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http://ryukyushimpo.jp/news/entry-410472.html

辺野古訴訟、沖縄県の敗訴が事実上確定 判決20日に決定
2016年12月12日 15:26
辺野古 辺野古新基地 辺野古新基地建設 普天間飛行場移設問題 違法確認訴訟 意見書

 翁長雄志知事による名護市辺野古の埋め立て承認取り消しを巡り、国が県を相手に提起した不作為の違法確認訴訟で、最高裁は12日、判決期日を12月20日に決定した。弁論を開かずに判決期日を指定したことにより、県の敗訴が事実上確定した。辺野古新基地建設阻止を掲げる翁長県政にとって厳しい結果となり、今後の議論に大きな影響を与える。

 翁長知事は「確定判決には従う」と述べており、最高裁判決後にも埋め立て承認取り消しを“取り消す”見通しとなった。国が新基地建設工事を再開する法的根拠が復活する。一方、翁長知事は敗訴した場合でもあらゆる手法で辺野古新基地建設を阻止する姿勢は変わらないとしており、移設問題の行方は不透明な情勢が続く。

 不作為の違法確認訴訟の一審・福岡高裁那覇支部は9月16日、翁長知事による承認取り消しは違法だとして、同取り消しの違法性の確認を求めていた国の主張を全面的に認める判決を出した。県は判決を不服として、同23日に上告していた。

【琉球新報電子版】
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