競馬・2倍の複勝

「2倍の複勝」にもどした。

ちょっと珍しい

2023-11-21 21:18:48 | 競馬
何が珍しいかって(笑)
先週の日曜日の東京10R秋色ステークスなんですが、たぶんグリーンチャンネルの「先週の結果分析」のトピックスでも触れるかと思いますが、3歳以上3勝クラスの1600m勝ちタイム1.34.4は別に珍しくもなんともないです。

9頭立てで、なんとなんと8頭の上がり3ハロンが32秒台なんですよ。9頭中8頭が32.4〜32.9なんですよ。珍しくないですか?

このレースの上がりが32.6で10.9-10.8-10.9なんです。つまり上がりのハロンを11秒かからないで走っているんですよ。

9頭目の32秒台で上がれなかったレイベリングがなんと1.9倍の支持を受けた断トツ1番人気だったんですよ。この1番人気のレイベリングは道中かかりぱなしで最下位に。

それが何だって!
別に何もないです(笑)
馬場がよかった? という理由だけではないです。つまり前半スローならどの馬にも上がり32秒台を出せるんだということと、この各馬が次走の別のレースに出走したとき上がり最速で瞬発力のある決め手があるという思い込みは危険だなと思ったまでです。

この時期の東京の芝は天皇賞・秋のイクイノックスの勝ちタイム1.55.2が破格のレコードタイムであったように、馬場はいいです。アーモンドアイのJCの勝ちタイム2.20.6も驚異的なタイムです。

だから馬場のせいでイクイノックスやアーモンドアイの勝ちタイムに価値がないとかを言ってるわけではありません。アーモンドアイもイクイノックスの卓越した能力の馬だということは疑問の挟む余地はありません。

ただ、この時期の東京芝はタイムが出やすい作りにしているのも事実ではないでしょうか? 海外から挑戦してくる一流馬に失礼のない馬場にしている。うーん。日本の馬に有利な馬場? そんな姑息な手を使ってまで日本の馬に勝たせる?

違うでしょう。日本は日本の馬場。スピードと切れと瞬発力を活かす馬場にしている。凱旋門賞は凱旋門賞なりの、ブリーダーズカップはブリーダーズカップなりの、香港は、ドバイは、サウジはオーストラリアは、それぞれの国、それぞれの競馬場の特性のある馬場を作っている。そういうことでしょう。

今週のジャパンカップは日本の馬に有利な馬場になっている。至極当然のことなんでしょう。
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「庶民」の競馬

2023-11-21 13:51:54 | 競馬
新装なった京都競馬場は「庶民」には居づらくなった気がする。どういうことかと言えば、観覧席が有料ばかりになって自由に観られる一般席はゴール前から、ほど遠い場所に追いやられてしまった感がある。

それはそうだろう。いい席で観たければ対価を払うべきだろう。そうなのか。凱旋門賞を観戦に行った人からは何度か聞いたことがある。フランスの競馬場は一般席はゴール近くないと。どうも日本の競馬場もそれに倣って来たようだ。

それのどこに違和感を覚えるのか。例えば指定席でない一般席で観戦するとゴールにはほど遠いので、肝心のゴール前の攻防をターフビジョンで観ることになる。そうだよ。それのどこが違和感何だ。立派な大きなターフビジョンだろう。

ライブだよ。競馬はライブに限るね。ライブかあ? 競馬場に行ってまでモニター越しで観るなら自宅でTV観戦したほうがましじゃないか。

日本の競馬は確かにイギリスや欧米に範をとって施行されてきた。でも一つだけ日本独自に発達したものがある。馬券だ。ブックメーカーなどでなく日本中央競馬会だけで売る方式だ。もちろん欧米にもブックメーカーだけでなく競馬場でも買えるだろう。

しかし、日本の競馬の馬券の売り上げは欧米に負けないというより遥かに多く売り上げてきた。もちろん競馬会の馬券を売るためのキャンペーンや施策の賜物でもある。あるが「庶民」が買わなくてはそれも達成できなかったのも事実だろう。

「庶民」が馬券を買ってくれた。そのおかげで競馬の賞金が世界でも高額になり、賞金を手に入れた馬主や生産者が種牡馬や繁殖牝馬や優れた競走馬を外国から購買し、競走馬のレベルがアップしてきた。

また、日本の高額賞金を目当てに優秀な外国人騎手が短期免許で来日し、騎乗するということが当たり前になり日本人ジョッキーの刺激にもなり、騎乗技術が向上した。ルメールとデムーロがJRA所属のジョッキーになったりした。

それもこれも「庶民」の馬券の売り上げだと言ってしまうのも大人気ないが、間違ってはないはずだ。

そこで競馬場の観覧席を欧米化するのは、JRAの勝手なのでいまさら文句を言う筋合いはない。ただ、争って席を獲得していた昔が懐かしいだけだ。日本独自で発展してきた競馬には「庶民」の「一家揃って楽しい中央競馬」のキャッチコピーをJRAには忘れないでほしい。
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