競馬・2倍の複勝

「2倍の複勝」にもどした。

天皇賞…2

2016-10-30 08:22:52 | 競馬

買うのはアンビシャス! ただ、思ったより人気だ。

それが嫌だというんじゃない。逆になんか安心が(笑)

アンビシャスの不安点を挙げるなら、横山典(笑)

追い切りが軽いというのは、予定通りだと思う。今回中2週と

いうだけでなく、毎日王冠から2度の長距離輸送なので

わざと仕上げ切ってない。軽めの追い切りにしたと調教師も

言っている。昨年毎日王冠で出遅れて天皇賞がかかって

力を発揮できていない。それは仕上げてしまった反省があっただろう。

さて、問題の横山典だがどう乗るか。大阪杯でキタサンブラック以下を

なで斬った予想外の先行策が功を奏したあとの宝塚記念が出して

行っての16着と大敗。調教の仕上げの失敗ばかりとはいえない。

そして前走の毎日王冠をひと息の出来でルメールが僅差の2着に。

横山典にはルメールはもちろん外国人騎手へのライバル心があると

思う。外国人騎手ばかりか武豊や川田、そして関東の戸崎、蛯名にも

まだまだ負けられないという気持ちが人一倍強いと思う。

それは菊花賞に乗り馬がいない東京のメインのミツバでの大逃げ、

そして毎日王冠でアンビシャスから乗り替わったヒストリカルの

12頭立て11番人気を3着に追い込んでみせる。存在感のアピールを

感じる。今乗り馬に恵まれているとは言えない。外国人騎手や

リーディング上位の騎手から回ってきた馬で横山典健在を

魅せる騎乗をしていくことに活路を見出している以上、

前走バッチリ折り合いをつけたルメールのアンビシャスを

折り合いをかいて負けることなど考えられない。

まさか出して行ってエイシンヒカリの番手には行かないとは思う。

やりかねない騎手ではあるが、前半は内でじっくり脚を溜めて

社台勢のモーリス以下ルージュバック、リアルスチールやステファノスを

自慢の豪脚で差し切ってみせてほしい。


天皇賞予想…1

2016-10-28 21:41:26 | 競馬

枠順が決まって前売りオッズも出た。

ちょっと予想する前に、予想したオッズと違うので

早くも暗雲が…(笑)

1番人気はモーリスかなと思っていたのが、1番枠に

エイシンヒカリが入ったら3.2の1番人気に。

面白いのは単勝が3.2で複勝3.0~と変わらない。

アタマあって2、3着はないということか。なるほど。

エイシンヒカリが1枠1番に入ったことで、ハナはエイシンに

決まりでしょう。まさか絶好枠なのに番手につけるなんてことは

しないでしょう。番手につけられれば、逃げた馬のペースで

進められたのが自身で逃げるとなると、スローに落とすことも

できると考えるのは、どうでしょう。

スローに落として直線ヨーイドンの決め脚勝負がエイシンヒカリに

有利かどうか考えれば得策ではないと思う。ある程度のラップを

刻んで後続に脚を使わせたいのではないか。

そこで、ボクが秋天でいつも思い出すのはトーセンジョーダンの勝った

11年。レコード決着の1.56.1だった天皇賞。34.3の1000m通過が

56.4。逃げたシルポート、2番手のビッグウィークがブービー、最下位

になったレース。今年のエイシンヒカリが逃げるレースではこんな

暴走ともいえるラップは刻まないだろうと思う。なんと言っても鞍上は

天才武豊だ。ただ11年の逃げたシルポートの騎手は蛯名、追いかけた

2番手が川田で3番手はルメールのエイシンフラッシュだった。

下手な騎手でないどころか日本を代表する騎手に、フランスの名手

ルメールが作ったペースだった。

どうしてそうなったのか。これは前にも書いたがこの時期ジャパンCを

意識してと思うが無茶苦茶馬場がいい。タイムが出る。

そのことに無関係じゃないだろうというのがボクの考え。

つまり、武豊が最初を36秒台で行ければ勝つ可能性が高くなる。

35秒はともかく34秒台になると苦しくなるというのが、大雑把な

予想。それで今年の予想でボクがどう考えたかというと

1枠1番に入ったために、他の騎手は当然何もしないでいたら

武豊のエイシンヒカリに逃げ切られると思うはず。

そしたら競りかけていくだろう。どの馬が。

ボクはこの天皇賞を社台グループ対個人馬主の争いに見立てて

考えてみた。中間の降雨、馬場状態で予断を許さないが

前に行った組に苦しいレースになるんじゃないかと考えて

本命をアンビシャスに。相手に追い込み勢からステファノス、

ルージュバック、サトノクラウン、ヒストリカルと

今日のところは考えています。

明日の土曜日の結果によっては大きく変えてしまうかも。


菊花賞回顧

2016-10-24 10:18:20 | 競馬

結果、一番人気のサトノダイヤモンドが最後の一冠を制した。

といえば、なんの変哲もない結果かといえばそうともいえない。

ディープインパクト産駒の初の菊花賞勝ちで、ルメールにとっても

初のクラシック優勝。そしてオーナーの里見さんにとっても

初のG1制覇となった。

予想としては、自慢にもなにもならないが新勢力より旧勢力が優勢と

ディーマジスティよりサトノダイヤモンドに距離適性があると

したのは、自分でも納得の予想でした。

ところが馬券は、サトノダイヤモンドから買うとなると3連単しか

思いつかずフォーメーション馬券でサトノダイヤモンド一頭を

1着に、2着にレインボーラインなどパラパラと7頭も入れたため、

3着全馬をやめて9頭に絞ってエアスピネルを消した。

結果外れてしまったが、保険馬券を別に買った。馬連だ。

サトノダイヤモンドからだとつかないし、血統的な弱点の距離不安が

出てしまったときに備えて、レインボーラインから総流した。

結果的にレインボーラインがゴール前、内で粘るエアスピネルをハナ差

抑えて2着してくれて負けを少し返してくれた。でも、もっと考えれば

レインボーライン=サトノダイヤモンドの馬連を厚めにするか、

サトノから馬単の選択肢もあったかなと反省。

では、9人気のレインボーラインからなぜ馬券が買えたかです。

ダービー8着は字面ほど内容は悪くないこと。前走の札幌記念が

3着とはいえ、2着の世界のモーリスをゴール前追い詰めた脚が

印象的だったこともありますが、レインボーラインを狙った

もっと積極的な理由は鞍上が「ユーイチくん」だからだ。

ボクが「ユーイチくん」のファンだからじゃないです。

ファンじゃないし(笑)

大きなレースで1レース前に競馬場に行って、毎度目にする光景が

あります。それは歩いてコースを下見する福永祐一の姿です。

ボクも長く競馬を見てきていますが、第1レースの前に歩いてコースを

下見している騎手を福永祐一以外に見たことがない。あるいはもっと

早く観客を入れる前に下見を済ませている騎手がいるのかも知れないが、

福永の下見をする光景を見るのは、ボクの恒例になっている。

そして、ボクはわけもなく感心してしまう。そんなことプロとしては

当たり前のことですよと言われるかも知れない。

でもボクは感心してしまって、レインボーラインの馬券を買ってしまった。

「なーんだそんなことかい」と言われるかも知れないが他の分野は

知らないが、ボクはそんなちっぽけなことをプロとしてやり続ける

ユーイチくんを支持したいんですよ。

かなり競馬予想と離れるかも知れませんが、そういうことがボクに

とっては大事な予想のファクターなんだと改めて感じる菊花賞でした。


菊花賞予想

2016-10-23 12:41:08 | 競馬

春の実績馬か夏以降の新興勢力かということでは問題ない。

ダービー馬不在で、ダービー2、3着馬が東西のトライアルを

それぞれ制したことで春の実績馬と夏の上がり馬の力には差があると思う。

では、皐月賞馬でダービー3着馬のディーマジスティと

サトノダイヤモンドのどちらかということだ。

実はダービー前に熱発していてダービーが万全の状態じゃなかったと

ディーマジスティの関東の記者たちからそういう声が上がった。

しかも、ダービーはサトノダイヤモンドがよれて不利を受けたとも。

サトノダイヤモンドにしても、落鉄するという不利はあった。

ボクは最終的にサトノダイヤモンドを本命にとった。

理由はいろいろある。こと血統的な距離の適性でいうなら母父ブライアンズタイムで

ディーマジスティに分がある。ボクの着眼はそこではない。

確かに血統的なものは、サトノダイヤモンドの母方は短距離だ。

ボクが目を付けたのはサトノダイヤモンドの長い馬体だ。

血統的に長距離は有利ではないが、馬体から受ける印象は菊花賞の

3000mがこなせるんじゃないかと思う。昨年の優勝馬キタサンブラックが

母父サクラバクシンオーで距離をこなしたように。

今年何が何でもぶっ飛ばしていくという馬はいないだけに、ダイヤモンドで

なんとか距離はこなせるんじゃないかと思う。

しかし、サトノダイヤモンドで何とかこなせる程度なら、その上をいく

ディーマジスティに敵わないということもある。そこはボクには、

ディーマジスティのまくっていく鋭い脚とちょっとボテッと映る馬体が

必ずしも長距離に適してないんじゃないかと思ってしまった。

ルメールは優れたジョッキーだ。ダービーの落鉄は仕方がなかったが

外によれてマカヒキの進路を開けたのは、厳しい見方だがミスだ。

凱旋門賞で外々回をされた騎乗も誉められたもんじゃない。

それなら、今日最後の一冠ンをサトノダイヤモンドで獲ってこそ

日本を代表するジョッキーと言えるはずだ。

そんなこんなで本命は1番人気だがサトノダイヤモンドだ。

自分のPO馬ということもある。

馬券的には買い方がむずかしい。


天皇賞秋その1

2016-10-17 15:56:10 | 競馬

まだ、1週前の登録なのでちょっと早いかとは思いましたが、

なんとアンビシャスの鞍上がルメールから横山典に乗り替り。

毎日王冠で3着にヒストリカルがなんできたかを延々と

書いた手前、なんとなく気持ちがすっきりしません。

それでも大阪杯で並み居るG1ホースをなで斬ったときの

鞍上に戻ると思えば、まあいいかあ(笑)

アンビシャスを降りたルメールが乗るのがラブリーデイ。

これはちょっと面白い。なんでって?

ラブリーデイの馬主は金子さん。そう凱旋門賞で手綱をとった

マカヒキの馬主で、ラブリーデイの厩舎は池江寿厩舎。

ダービーでマカヒキを降りて選んだサトノダイヤモンドの

管理調教師。ちょっと複雑に見える相関関係。

そこでボクとしては、ルメールが勝ち負けにこだわっての選択か

否かが気にになるところ。なぜならラブリーデイとアンビシャスを

ボクにどっちに乗るかと問われれば、躊躇なくアンビシャスですから。

心配ない。ボクにどっちに乗るかなど聞かれる状況などありえない。

断じて。仮にもし、ですよ。仮説も許してくれんか。

まあ、アンビシャス断然なのは、贔屓の引き倒しと思われてもいいです。

毎日王冠で先着を許したルージュバックですが、次はきっちりかたを

つけましょう。アンビシャス毎日王冠から中2週での天皇賞、輸送も考慮すると

毎日王冠の仕上げは万全でなかったと思っています。今度の天皇賞秋では

言い訳はしません。懸念のかかり癖もエイシンヒカリが引っ張って

モーリス、ロゴタイプなどが追いかければスローになることはないので

決め手勝負になるのは願ってもない。アンビシャスの真価を問う一戦。

相手はルージュバックはもちろん、前走不利に泣いたステファノス。

ラブリーデイはあんまり相手に考えてないです。モーリスやリアルスチールも

一応相手ではありますが、リアルスチールを降ろされたユーイチくん。

今度は前走うまく乗ったサトノノブレスでなく、サトノクラウン。

ユーイチくんは池江より堀厩舎を優先で乗っている印象。

エージェントの絡みもあるんでしょうが。

それやこれや考えていると、天皇賞秋が楽しみですね。


秋華賞の回顧

2016-10-17 15:05:37 | 競馬

ボクの予想はバッチリでした(笑)

多くの1番人気ビッシュから馬券を買った人には何とも納得のいかない結果

だったことでしょう。そうですね。はっきりとした敗因がないだけに

なおさらですが、競馬の結果ってはっきりとした敗因が掴めて納得がいく

ことのほうが少ないです。2人気のジュエラーにしてもデムーロの

コメントは内をつくしかなかった。ジュエラーは内をつくとダメで

外を突きたかったというデムーロにしては、なんとも締まらないコメント。

ジュエラーから馬券を買っている人は、じゃあ初めから外に出せよいいたく

なるでしょ。ボクは個人的にはジュエラーには2000mが長かったかなと

思っています。もし、エリザベス女王杯に出てくれば距離については

検討してみようと思います。

さて、ビッシュの敗因ですよね。

道中なんの不利もなくいい位置で運べたし、前に勝ったヴィブロスをみて

レース運びとしては、言うことなし。ただ追い出して馬が伸びなかっただけ。

極端な馬体減もなく、輸送もうまくいったと陣営は言ってましたが、

それは数字とか外見の話で、ボクは長距離輸送による精神的なストレスが

あったんじゃないかと思っています。元々記者の間でも初の関西への

長距離輸送、初コースを懸念材料にあげていた人はケッコウいましたよ。

ところがレースが近づくごとに、懸念はどこえやら。イケイケどんどんに

なっていた印象です。

さて、優勝したヴィブロスですが、長距離輸送のトライアル紫苑Sが

414kg。そして地元の京都でも414kgと馬体重に変動がなく、小柄な牝馬に

しては精神的な成長をうかがわせるものでした。そのへんはビッシュとの

差になったということでしょう。姉がヴィルシーナで血統的な裏付けも

あったことはあったけど。

ボクの着眼点はジョッキーのユーイチくんですね。

元々牝馬に乗せれば定評のあるジョッキーですが、ここはスプリンターズSの

雪辱をと期するものあったのは間違いないですね。

ちょっと残念だったのは1枠1番を活かせなかった浜中かな。コメントでは

イレコミがきつくて行けなかったと言っているが、行かせれば折り合いも

ついたかもと思うのは素人の考えか。浜中くん次はちゃんと乗ってや。

かかる馬ということでは、カイザーバルには驚いた。かかり癖のある馬で

15番枠は前がカベにできない不安はあったが、レースでも懸念したとおり

しっかりかかっていた。あー、これはもうどこもないなと思ってみていたら

なんのなんの一旦は先頭をうかがうというレースぶり、なんとかかんとか

折り合いをつけた四位の騎乗術なんだろう。馬を御すことにかけては

この人の右に出る騎手はいないとまで、いわれた四位の技を垣間見る

ことができた。次に内枠を引いたら要注意なことはみんな承知している

だろうから人気になるだろうな。

今週は菊花賞だ。邪道の馬券術を炸裂させるかな(笑)


秋華賞

2016-10-16 10:36:39 | 競馬

秋華賞は京都の内回りの2000mで行われる。

内回りと外回りではレース結果にかなり違いがある。

血統的な傾向も違ってくる。

数字的には直線の長さが外回り403mに対して内回りは328mと短い。

つまり、簡単にいえば先行、内有利で追い込み不利と言いたいところだが、

この4年はジェントルドンナが9番手から、メイショウマドンナが10、11番手から

ショウナンパンドラ9番手、昨年のミッキークインが8番手から追い込んで

勝っている。ということは、追い込不利といえない。

但し、この4頭のうち3頭がオークス馬だということ。

10年で1番人気馬が3回しか勝ってなくて、その3頭がいずれもオークス馬。

そこで今年のオークス馬シンハライトが出てないので、そのデータがどうなるか。

昨日の京都芝コースは先行、内有利だった。それは乗っていた騎手も十分に

わかっているので、前々と急ぐとペースが速くなって差し、追い込みが

届くのじゃないかと、みんな考えることでしょう。ちなみにこの10年で

逃げ切って勝った馬はいない。12年のヴィルシーナが2着に粘っているだけ。

4年でディープ産駒が3勝しているが、これもオークス馬。

さて、予想だがここは1枠1番エンジェルフェイスを狙う。

まず、データはともかくやはり内枠、先行有利だと思っている。

次にオークスを勝つような実力馬には傾向はないというのが結論。

どう考えても内回りでペースが緩まない形態のコース設定は、

ディープ産駒には向かないと思う。ただ、一口にディープ産駒と括って

しまうのは危険で、ディープ産駒でもゆるみのない瞬発力より持久力勝負が

向くタイプもいるので注意したい。たとえばマリアライトのような馬。

ということではヴィルシーナの妹のヴィブロスも買いたい。

近5年の上りが35秒台というのも、瞬発力勝負ではないということ。

つまり今日はレースの前半をエンジェルフェイスの逃げで楽しんで、

後半はヴィブロスで馬券にするという作戦です。

こんな狙い方は邪道?

馬券で勝つのに邪道も正道もない。

要するに勝てばいい。

結果エンジェルフェイスが逃げ潰れて、ヴィブロスがどこにもない。

それでもいい。2分足らずのレースを堪能してやろう。

 

 


毎日王冠雑感

2016-10-09 21:55:56 | 競馬

一番人気のルージュバックと3人気のアンビシャスで決まって馬連が800円。

これは堅い決着になったと思ったが3着に11番人気のヒストリカルが来て

3連複は18540円、3連単61710円だった。

これは堅い決着といえない。どうなるんだろう。こういうときは、

人によって堅い、荒れたということになるんだろう。

では、なぜヒストリカルが来たのかのほうが重要だろう。

そこのところは気づいたことがあるので、記しておく。

一年前の毎日王冠でルメールからデムーロに乗り替わったアンビシャスは、

出遅れて6着に敗れた。それでも上りはメンバー最速の33.0だった。

次の天皇賞秋は、出遅れだけが敗因とみたファンは4人気に支持した。

ところが今度は、折り合いを欠いて5着と伸びあぐんだ。

そして年の明けた2月の中山記念は、鞍上をルメールに戻した。

この日も出負けしたが後方でルメールは折り合いをつけた。

ダービー以来の復帰戦だった1番人気のドゥラメンテがゴールしようと

した外から猛然と追い込んでクビ差まで迫った。

惜しいレースだったが、ドゥラメンテ相手にアンビシャスが折り合ったときの

凄みのある末脚は十分にファンに印象づけるものだった。

それと同時に鞍上との息がデムーロとは合わないがルメールとは合う

こともわかった。いうまでもないが騎乗術の巧拙の問題でなく

あくまでもウマがあう、あわないということだ。

そして次走の大阪杯をルメールに代わって横山典が手綱を取った。

この日、中山のダービー卿CTにルメールがサトノアラジンで参戦した

ために、横山典に出番が回ってきたものだが、ボクはこの乗り替りは、

いいと思った。イメージだけの話だが馬主、厩舎が同じでカンパニーが

いた。ボクは以前から、アンビシャスのイメージがカンパニーに重なるので、

この横山典への手変わりを歓迎していた。その期待に応えるかのように

差し、追い込みのアンビシャスを逃げるキタサンブラックの2番手に

つけてゴール前渋太く粘るキタサンブラックを測ったようにクビ差だけ

差し切った。これは横山典の頭脳的なファインプレーだった。

もし、先行してなくていつもの後方待機からの追い上げだったら、

おそらくキタサンブラックに逃げ切られていたはずだ。

脚質に幅が出来たアンビシャスはつづく宝塚記念で3人気と支持を得た。

ところが、物事はいつもうまくは行ってくれないもので、前走で番手に

つけて先行したアンビシャスは、今回も行くもんだと思って掛かっていった。

距離のこともあって待機策をとりたい横山典と折り合いを欠いて喧嘩をして

しまった。結果は16着と無残な大敗に終わった。

そして3か月半経っての毎日王冠には、またも鞍上がルメールに戻った。

たった一度の折り合いを欠く騎乗で降ろされた格好の横山典ということになる。

この人一倍自尊心の強いジョッキーをどのように説得したのだろうか。

ここからは、ボクの想像、妄想だ。ひとつにはルメールからの希望があったと

思う。当時ドゥラメンテにあそこまで迫った馬はいない。現役最強馬ともいえる

ドゥラメンテをクビ差にまで脅かした馬。しかも菊花賞馬で有馬記念3着の

キタサンブラックを差し切ったアンビシャスにルメールが再度のコンビを

希望したんじゃないかと推察する。さあ、これには陣営であるアドマイヤの

近藤氏や音無調教師も考え込んだに違いない。結論としては、ルメールに

依頼した。カンパニーで気心はよくわかっている横山典と近藤氏、音無師だ。

横山典も気持ちよくか、不承不承かわからないがルメールにアンビシャスを

譲ることを承知したのだろう。

そして、この日の毎日王冠。音無厩舎の管理馬でアンビシャスと同じ馬主の

ヒストリカルの鞍上に横山典を乗せてきた。アンビシャスを降りた横山典に

せめてのお返しの騎乗依頼だろう。

そして横山典は、スタートで出負けしたヒストリカルを馬群から大きく

離れた最後方で折り合い、4コーナーを回って大外に持ち出すと猛然と

追い込んで、1人気ルージュバックと3人気アンビシャスの争いを追いかけて

3番手でゴールした。

横山典の馬乗りの意地というかプライドのような片鱗をみた。

というのが、馬連が堅いのに3連複と3連単荒れたことの真相です。

もちろん真相といいながらボクの妄想です。

 


マカヒキ!どうしたの

2016-10-03 14:08:34 | 競馬

思わず「マカヒキ、どうしたの」という直線だった。

自慢の末脚どころか余力がなくズルズル下がっていくマカヒキは、

「故障したのか」と思わすものだった。

故障ではないらしい。ただ、バテテ下がっただけのようだ。

皐月賞やダービーのゴール前の追い込む脚を知っているものには

信じられない光景だった。

敗因は、「2走ボケ」に求めるしかないか。

フランス在住の調教師小林師によれば「2走ボケ」は日本だけの言い回しではなく

世界各国共通の競馬用語で実際に「2走ボケ」が頻繁にあるらしい。

ニエル賞でこなしているので馬場の違いではないだろう。

距離にしたってダービー、ニエル賞で連勝している。

ルメールが言うように「行きたがった。オーバーペースになって

馬が疲れた」が敗因だろうか。後ろから行くマカヒキにとっての

先行策は悪くは思えなかったが、後ろからリラックスして脚を

溜めたほうがいいのか。

それにしても、「凱旋門賞」はまた遥か遠い存在になってしまった。