フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

好きなものを買いなさい

2024年03月09日 11時09分37秒 | 日記
なぜ「セダン」不人気になった? かつては“定番”も今では「ほぼ壊滅」… メリット薄れたセダンは「復活」できるのか←リンク先は「くるまのニュース」。しっかし広告ばっかりで見ずらいサイトだなここ。

ん、でもこれはある意味良いことなんじゃないかなあ?
現在アラフィフで18歳で免許取ったぬたりの実感として、日本の車業界は着実に変化(進化と言っても良いかも)してきたと思う。ぬたりですら実感できているんだから、ぬたりよりも一回り年上が多い自動車ジャーナリストはなおのこと大きな進化過程を経験したと思う。つーか著者はぬたりより年下なのか。だったら昭和末期ですらカビが生えてた「冠婚葬祭はセダン」なんて考え方ここで紹介すんなよ。
記事にもあるが、かつてセダンの形でなければ達成できなかった安定性や快適性は、いまやボディの形やサイズをあまり考えずにある程度はどの車でも達成できている。だから単純に選択肢の幅が広がったというわけで、これはユーザー側とすれば単純に歓迎すべきこと。
また、昭和の頃はどちらかというとメーカーが車のニーズを主導していた感じもあった。トヨタあたりだと免許とったらパブリカ(スターレット)に乗って、結婚したらカローラに、お金に少し余裕ができたらマーク2、そしていつかはクラウン、みたいな感じ。概ねどのメーカーもそんな感じのライフスタイルを見越して車を売って、ユーザーがそれに合わせていた。
でも平成ともなればユーザーも育ってきて、自分のライフスタイルや嗜好に合わせた車選びをするようになる。それまで「狭い」と見られていたコンパクトハッチバックも、ヴィッツ(現ヤリス)やフィットの登場で「複数人がちゃんと乗れる広さのハッチバック」が登場するし、前述のようにワゴンやミニバンもセダンと同じような快適性を持つようになったとなれば、別にセダンに固執する理由もなくなる。セダンは確かに複数人(場合によっては1人)の快適な移動のためには有利な形だが、逆に言えばその目的にストイックすぎる形とも言える。実例を挙げれば大きな荷物を積むことができない。ぬたりもカローラセダンに乗っていたときに何度か泣きを見た。「結婚したらカローラ」みたいなメーカーの提案を盲目的に信じていた人たちでも「セダンってホントに使い方に合ってるのかな?」と思う人もいただろう。そしてそのタイミングで車の進化がいろいろな選択肢を示してくれれば、そらいくら何でもそっちを前向きに検討する。
別にぬたりは「セダンは荷物を積めない駄目な形だから少なくなったと言いたいわけじゃない。確かにぬたりが今後車の買い換えを考えたときにセダンは選択肢にならないが、これはキャンプ趣味があるというぬたりの個人的理由によるもの。上でも言っているがセダンは「乗員優先」という目的にストイックであり、そういうニーズは確実にある以上、今後もなくなることはない。ユーザー意識が育っていない昔のように、猫も杓子もセダンに乗るようなことは100%ありえないが、今後も一定のニーズはあり続けると思う。
さて、記事は「国産セダンの減少」と言う切り口だけだけど、触れられていない要素として「輸入車の存在」が避けて通れないと思う。
「選択肢の幅が広がった」に絡む話ではあるんだけども、輸入体制の整備や関連する法律の整理により、輸入車購入の敷居が昔に比べて驚くほど下がっている。価格差はいまだに多少あるけれども、それでも昔に比べれば気にするほどの差は無い。そして販売数が増えると言うことは中古車の供給も増えるということで、今や輸入車なんて買いたきゃ好きに買える時代である。
さて、ここで皆さんに質問。輸入車と言えばやはり一番最初に思い浮かべるのはメルセデス・ベンツですよね。では皆様、メルセデスの車種を一つ思い浮かべてみてください。
・・・はい、その車はセダンではないですか?
では、同じくドイツのBMWはどうでしょう? アウディは? おそらく多くの方がセダンを思い浮かべるかと思う。要するにニーズがどうこうだけではなく買いやすくなった輸入車が直接のライバルとなり得るようになったわけよ。で、セダンって独特の落ち着き感のある格好良さがあり、これがまた輸入車のセダンの雰囲気と不思議とマッチするんだよね。ダンディーなおじさまが輸入車のセダン乗ってると様になるなあ、って感じ。そっちが買いやすくなって客が流れれば、そりゃ国産セダンは車種が絞られるでしょう。

ぬたりとしてもかつてはセダンが似合うダンディーなおじさまになりたいという気持ちもあった。
うんまあ、逆立ちしても無理だけどな。
日本車のセダンですらぬたりのキャラに合わない感じ。ぬたりはしばらくはキャンプ行って未舗装路で薄汚れたティグアン(※)とミゼット2で、バタ臭く生きていこうという思いを新たにした今日この頃でしたとさ。


日本では台数走ってないのでイメージ掴みにくいけど、本国ドイツではSUVのベストセラーカーである。お父さんが休日に家族とレジャーに行くのにぴったりと選ばれている車だから、日本で言えばノアとかセレナとかそんな感じの所帯じみた車になります。愛称で自分の愛車を呼びがちのぬたりがつけた愛称は「休日のパパ」です。
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