フィヨルドの変人 ~Odd person in fjord~

ぇいらっしゃ~い!!!

お坊さんのありがたいお言葉より

2021年01月30日 15時27分01秒 | 日記
南無ネコ可愛い
  悲鳴嶼行冥

(鬼滅の刃15巻本体表紙より)

そもそも「南無阿弥陀仏」とはサンスクリット語の「ナモーアミダーバ」という発音を漢字に音写したもの。ナモーは「礼拝、あいさつ」と言った意味で、アミダーバは言うまでもなく阿弥陀様。形式だけ取れば阿弥陀様への挨拶や礼拝を示す言葉になるが、心を込めて発する言葉であるだけに、日本語では「私は阿弥陀様に帰依します。心から信仰いたします」と言った意味に日本語訳されることが多いですね。決して適当に唱えていい言葉ではない。
それだけに宗派や場合によって「南無」以降が変化して「南無妙法蓮華経」や「南無観世音菩薩」とかになるわけだけれども、これはそれぞれ帰依する対象が違うと言うことなので、皆さんも念仏(題目)を唱える際には自分の宗派とかは最低勉強しておこうね。ちなみにぬたりんちは天台宗なので、少なくとも「南無妙法蓮華経」はあり得ないな。

閑話休題(聞きかじりの知識で長々と語るとボロが出るぞ)

で、悲鳴嶼さんが唱えた「南無ネコ可愛い」をこれに従い日本語訳すると、「ネコが可愛いことについて、私は心からその考えを信仰いたします」という意味になるな。

世の真理である。

人よ、ネコと和解せよ。
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私たちは、つながっている

2021年01月29日 21時36分08秒 | 日記
ぬたりは自他共に認める田舎生まれ田舎育ち(30過ぎるまで居住地は「村」だ)なのだが、どういうわけか余暇の指向的にも人がいない山の方に向かう傾向がある。
いや、正直田舎に住みたいという感覚は全然なくて、出来うるなら市街地ど真ん中の分譲マンション暮らしとかの方に憧れがあるのだが、休日どこに出掛けるかと言えば割とこう山の方に行きがち。趣味の城跡巡りとかも山の中の城跡とかの方が楽しいしね。
かつては山の中の林道を車や原付で走ることも趣味としていて、こと赤城山の近辺であれば、一時期意味もなく走り回っていた。そういうときにスーパーカブってのは割と重宝したのよ。あれ悪路走破性相当なもんよ。パワーがないので急坂は上れない場合も出てくるが。
結婚してからは林道巡りの趣味は息を潜めていたのだが、ネットを見ていて一つの林道の情報を見つけた。赤城白樺線という林道。
この林道はかつてぬたりは行こうとして途中で引き返した林道。狭い林道(一応舗装してある)の奥に起点があるのだが、入り口付近は未舗装で、この先も荒れてんのかな、と思ったらきれいに舗装されていてびっくりした経験がある。
これはかなり奥までいけるのでは、と思ったすぐ先で、道幅いっぱいに停められた大型トラックに進路を塞がれた。林業作業中だったわけ。
林道とはその名の通り林業を行うための道。それ以外の通行者については邪魔にならなきゃ通ってもいいよくらいの存在で、邪魔だと思えばそもそも林業車両以外を遮断機でシャットアウトもしちゃうことも最近多い。要は林業作業車が優先な訳で、作業中に道を塞ごうとそれ自体は全く問題がない。そんなところに入り込んだこっちが邪魔な存在な訳だ。
で、この時は引き返したわけだが、こういうのは妙なトラウマになるもんで、その後、あの道の終点(地図では山の中で行き止まりになっていた)が見たいと思いつつも足が向かずにいつしかそれも忘れていた。
で、最近、ここが通り抜けが出来る形で整備されたことを知ったわけだ。
赤城山麓の林道(付随する形で鉄塔管理道路とかも)ほとんど走破しているぬたりであり、せっかくだからここも走ってみたい。しかも全線舗装のようだ。ということで先日車で行ってみたわけだがね。
さて、ここで皆さんへのアドバイスとして、林道と名のつく道なめちゃいけません、ってことを言っておきましょうかね。
我々が普段走っている公道には、建築基準が設けられていて、カーブのきつさや坂道の斜度などには限界が法律上存在する。だから急すぎる坂やカーブはほとんどない。
だが、林道はあくまでも林業作業用の道であり、林道整備も林業の法律に基づいて行われるので建築基準が緩い。要は一般道に比べて急な坂や急カーブも得てして存在するってこと。
んで、今は冬である。
というわけでぬたりは急坂と急カーブの林道を嫌と言うほど味わうことになったわけである。しかも雪道のな。いやー、怖かったのなんの。

んで、以上がこの話の枕です。

雪道に怯えることしばし、林道を通り抜けようとすると概ね中間点と思われる場所に到達したぬたりは車を降りた。その奥にも遮断機に塞がれた林道(作業道)があったが、「防犯カメラで撮ってるから入ってくんな(意訳)」という張り紙もあり、ま、この先はいいだろうと一息をついてふとスマホを見た。

LINEに7件の未読トークが溜まってる。

これはびびった。なにしろ最後にスマホを見てから30分も経ってない。ぬたりのLINEなんてほとんどおかあちゃんとの連絡専用。それだけ多くのトークが来たということ自体、かなり不安にさせる要素である。もしもおかあちゃんからの連続着信なら、速攻確認して連絡を取る必要があるが、ここは赤城の山の中である。

当然バリバリの圏外。
しかも雪の林道ど真ん中である。


未読はあれども確認する術がない。急いで里に下りようにも、雪の林道でスピードなんか出せるわけもない。
というわけで、事故らない程度に急ぎながら道を進む。気は急ぐのだが雪道がそれを許さない。いやもう気が気じゃなかったわ。
そして進むことしばし。ようやく電波圏内に到達し小気味いい着信音とともに未読をスマホが受信。急いで車を停めてトークルームを確認したぬたりが見たもの。
それはヤ○ーの未読3件と、近くのスーパーの未読4件でありましたとさ。
近くのスーパーはお買い得情報があるので無理だが、ヤ○ーに関しては速攻ブロックするぬたりでしたとさ。

いやもうホント、この手の公式アカウントってのも善し悪しだよなあ。
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むせる

2021年01月26日 22時24分23秒 | 物欲
突然だがぬたりは今、装甲騎兵ボトムズの気分である。
・・・いや、ネットでブルーレイボックスが発売されることを知り、ちょっと血が騒いだだけなんだけどね。ついでに言えばいくら全作品収録の完全版とはいえ、アニメのソフトに10万近い値段は、妻帯者にはちょっときつくて手が出ないが。
で、ぬたりは昨今プラモデルを作っているわけで、こうなりゃボトムズのプラモデルくらいは作ってみたくなるのが自然な流れ。とりあえず家の近くの模型屋にGOだ。

・・・無ぇ・・・

いや、まあ買い物するんなら事前に多少は調べるわけで、ないだろうなあ、というのは行く前から実は分かってた。なにしろバンダイのサイトにもほとんど情報ないからね。売れ残りでもないかと思って、割とそういうのが残ってそうな店も含めて複数件行ったんだが、そうそう世の中うまくはできてないな。
アマゾンだとプレミアついてたりするしな。

んで、模型屋にないのならいっそのこと中古品の方が目があるんじゃないかと思い付いた。とはいえ、いくら無駄につきやすいとはいえアマゾンでのプレミア品、中古だってきついだろうなあ、と思いつつ、ご存じハードオフへ。

まあ、ないんだけどさ。

世の中こんなもん。まあでもハードオフって棚見てるだけで楽しいよね、と思いつつ帰ろうと思ったが、近くにはブックオフもあることを思い出した。あそこにもホビー用品あるっちゃーあるよな。
でも所詮は古本屋だろ、と思いつつ行ってみると、これがまあ結構な品ぞろえで。店の半分ホビー用品じゃないの。プラモデルもかなりあり、これは期待できるかも、と棚を眺める。

まあ、ないんだけどね。

とはいえ、今度改めて宝探しにこよう。今日はいい偵察ができたなあ、とプラモデルを買わずに家路についた。




では、なんだこれは?

というわけで、なぜかぬたりがNゲージで一番欲しかったJR九州885系1次車を見つけた。まあ開封済みの中古品扱いだから定価より安くなってるのは当たり前で、それ考えれば十分に高い(えーと、5桁)のだが、何しろこの1次車は新品ならプレミア価格。それでもぬたりが長崎に通っていた際の特急かもめと言えばこの黄色い帯の1次車で、これは本当に喉から手が出るほど欲しかったのでな。中古だろうと手に入ったのは非常にうれしい。
程度を見るに、開封組みこみ済みって感じでアンテナとかはもう組んである。でもシールは貼ってないし、説明書やパーツの入っているビニール袋もほぼそのまま。このあたりマニアの人は基本扱いが丁寧だから良いよねえ。まあ新品同様といってもいいな。
とりあえずこれはコレクターよろしく大事に取っておく予定。走らせるにはもう持ってる2次車があるからね。こっちをこれからガンガン走らせるわ。

走らせると愛猫がネコパンチ見舞うのでな。2次車はすでに少し壊れてるわ(TT)
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私は私の道を行く

2021年01月22日 20時11分45秒 | ヲタネタ
ぬたりの愛車、フォルクスワーゲンup!は、安い車なもんでナビや音楽に関しては「繋げられる環境は整えるから各自再生機器を用意せいや」という姿勢である。ディーラーオプションでポータブルナビを頼まない限りセンターコンソールにはご丁寧にもスマホスタンドが標準でついてくる有様である。
んで、このスタンドの近くにはおあつらえ向きにUSBのジャックも用意されている。スタンドにスマホ設置してUSB刺せば、比較的シンプルな形で充電しながらスマホのコンテンツを車のシステムと接続できるわけだ。
まあ、今では車のスマホ接続なんてBluetooth&置くだけ充電が主流だから、有線接続なんてもう時代遅れ気味。一応ぬたりの車にもBluetooth設備はあるので、別にUSB接続にこだわる必要もないのだが、USB刺せば充電と接続が同時にできるので、これまでオーディオはUSBを優先して使っていた。システム的にもUSB接続が優先で、USBをつなぐとBluetooth接続は自動的にキャンセルされてしまうし、充電したいとなるとUSBジャックを使うのが手っ取り早かったのね。スタンドの近くにジャックがあるからコンソール周りの見た目もすっきりするし。
が、このUSB接続が実にくせ者でな。
簡単に言えば再生がスムーズにいかないことが多々発生する。再生時、曲の切り替えのタイミングで結構な頻度で再生が止まるとか、エンジン切ると、次回接続時にはほぼ100%でプレイリスト再生をなかったことにして、曲名50音順の1曲目の頭からの再生を選んだりな。ちなみにセカンドカーのミゼット2もステレオにiPhoneをUSB接続しているが、こんなこと発生したことはほとんどない。
購入直後からこんな状態で、さすがに点検時にディーラーにも文句を言ったのだが、少なくともフォルクスワーゲン日本法人はトラブルと認識してないとのことで、残念ながら対応はしてくれなかった。まあ、今のディーラーはどこのメーカーでも公表の不具合対応しかできないから(勝手にやると怒られる)、これはもうしょうがないね。特に他社デバイスとの接続は、不具合箇所が車側なのかデバイス側なのか(なんなら今回の場合接続コードも)も判定しなきゃいけないから分かりにくいしな。
まあ、音楽再生なんて多少の不都合があっても走りや安全性には関係ないし、別にこれはこれでいいやと思っていたのだが、先日、プレイリスト再生中の曲切り替え時に、プレイリスト再生を一切吹っ飛ばして50音順の1曲目に飛ぶ行為に至り、いよいよぬたりもこのUSB接続を見限ってBluetooth接続への移行を決めた次第。だめだこりゃ。
それにしても、どうせ安い車なんだからスマホリンク機能なんかシンプルで良いのに、スマホで燃費や走行データ参照できる、などといらん専用アプリ開発してみたり(んなもん車のトリップコンピュータで表示できるわ)、そのアプリのナビ機能が使いづらい割に有料だわと、そんなとこに力入れんでも良いのに、とは買った時から思っていたけれどもね。こんなところに力入れるくらいなら、もう少し装備を充実させてくれよな。パワーウィンドウのオート機能くらいつけてくれても良いだろうに。開け閉めのときにスイッチから手を離せないのは地味に不便だぞ。そういう細かな配慮ができないから、up!は不人気で日本で販売終了になっちゃうんだよなあ。

閑話休題(好きで買った車に文句言うな)

ともあれ、充電と接続を両立させるために、運転席周りはこうなった。

うん、かっこ悪いわ。
up!のパワーアウトレットはセンターコンソール下部にあり、そこから上のスマホスタンドにコードを延ばした形。コードが真ん中をのたくるので格好が悪く、今まで踏み切れなかったんだが、もうこの腰抜けUSB接続にうんざりしたので機能重視でいく。
んでまあ、Bluetooth接続に完全移行してみたら、これがまあ実に快適。おかあちゃんが助手席でyoutube見てても、USB接続だとCMの度に必ず一時停止がかかって音楽ライブラリの1曲目再生に飛ぶという訳の分からん不具合もあったが、そんなこともなくなった。

正直最初からこうすれば良かったわな。まあ、購入後3年も経つと内装の見てくれとか割とどうでも良くなるしな。最近は洗車のペースも落ちてきたなあ・・・。

あ、ちなみに写真のスマホ右側、コードになんかぶら下がってるのに気が付いた人もいるかもしれませんね。





気にすんな。
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牛の歌でないかい

2021年01月18日 21時12分31秒 | 日記
さて、お正月と言えば年賀状ですな(もう小正月過ぎたっつの)。
ぬたりと言えば、1月1日の朝に皆様から年賀状をいただいて初めて、「うわ、まだ出してないわ」と気付くような次第でございまして、皆様におかれましてはせっかく送っていただいたのにこちらからの年賀状の到着が遅れてしまったことを切にお詫び申し上げます
・・・となんか最近毎年謝ってるような気がする今日この頃。

毎年言っているが、ぬたりは今のところ年賀状を「出したいな、または出しても良いかな」と思っているから出しているわけで、基本的には小難しくは考えていない。昨今ネット記事で「年賀状をやめたいときは、まずその年の年賀状に、来年以降は遠慮します、と書くのがマナー」などというくだらないにも程がある記事を見たが、ぬたりは今のところ、積極的にやめようとも積極的に出そうとも特に思っていない。時期が来て、ああ、出しとくか、という気になっているから出してる。
ぬたりが年賀状のやめ方とか出し方とかのマナー記事を唾棄する理由は、簡単に言えば年賀状を無意味に崇める指向と話を年賀状のみに狭窄して考えることの気持ち悪さだ。年賀状なんて知り合いとのコミュニケーションの一形態でしかなく、普段の付き合いがちゃんとしてれば、年賀状にマナーなんてほぼ不要。逆に普段ちゃんとしてなければ年賀状ごときだけにマナーを尽くしても取り繕いようがない。要はその程度の物なんである。凝りたいと思えば凝れば良いし、手抜きしたいと思えば手抜きすれば良い。出す出さないも別に自由な話だろう。ましてそのマナーで金儲けするなど個人的には「商売のタネは個人の自由だから好きにしてれば良いけど、少なくとも俺の目に入るところには来んな」と正直に思うものである。

閑話休題(んー、ちょっとマジんなっちゃったかなあ)
建具屋カトーと僕は・・・
さて、今年のぬたりの年賀状だが、図柄の検討自体は11月くらいからあれこれと考えていて、結局は猫に落ち着いたわけだがね。

こんな写真。
さすがに虎柄の猫だけだと、それは来年だろが(そうか、来年は年男か)、と言う突っ込みになるので隣に先日たまたま買った「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」の猫様クッションをおいた。まあ、ホルスタイン柄と言えなくもないしな(苦しいわ)
まあ、猫はかわいいし、特にうちの猫は世界一かわいい(異論は認めん)ので、毎年猫の写真の年賀状で個人的に一切問題は感じないのだが、それでも変化をつけたいという思いは当初あった。食料加工品は亥年に使っちゃったので、牛肉や牛乳は除外して、なんか牛のキャラクターがいないもんかなあ、とちょっと考えた。
で、思いつくのは思いついた。その名は大地くん。
しかし使えるもんかと自問自答しネットであれこれ検索していた。

(↑46秒くらいから件の歌が始まります)
結果、ヤーレンソーラン北海道が頭の中で無限リピートされるようになり、あえなくこのあいであは没にしましたとさ(牛のキャラの名前が大地くん)。

なんか年末年始、やたら懐メロのyoutube連発ですけれどもね。しかも今度はパオパオチャンネルとか今更にも程があるわ。
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ブログサボってます!

2021年01月14日 20時20分40秒 | ぬこ様


なんか文句ある?
コメント (2)
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今年も碓氷峠を(ちょっとだけ)歩いてきました そのに

2021年01月04日 20時06分47秒 | 旅行&おでかけ

で、今回再訪の理由として、写真を撮り直したい、と言うのがあってね。前回ブログで載せた写真はこのへんから設定がおかしくなってて妙に暗かったのよね。せっかくの明治石垣の写真の多くがそんな状況だったので、今回改めて写真を撮った。



とにかくまあ、ここの石垣はホント大規模なのね。上越国境の清水峠だと石垣はぐんま土木遺産とやらに指定されているけど、こちらは山中に放置されている。規模、完成年、立地、建設経緯どれをとっても清水峠の石垣に勝るとも劣らないんだけどね。こういうのを体感できるのは「廃」好きのやみつきポイントですわね。

とはいえ廃道には危険がつきもの。石垣に気をとられてるとその手前の沢が命がけになってくる。
写真だと単なる沢に見えるが、その実地面は一枚岩。ただでさえ滑りやすいのにその上にうずたかく落ち葉が積み重なって、足下が滑りやすいったらない。また、沢の手前は数十センチの厚さで落ち葉の吹きだまりになっている。季節的にも可能性が限りなく低いとは言え、落ち葉の中には何が潜んでいるか分からない(マムシとかな)。一枚岩の沢は手がかりがないから、滑って落ち始めたら最後、どこまで落ちるかは地形に聞くしかない。

しかも数十メートル下で滝になってたりするのよこの沢。ここまでに停止できないと、そのまま空中に放り出される形。前回もここを渡るときに「ああ、横好きレベルのぬたりはあんまり来ない方がいいな」と思ったし、今回も思った。

ただ、厳しい場所の近くに見どころがあるのもこの道の憎いところ。足元の大規模な石垣ももちろんだが、岸壁にも見どころがある。これ完全な自然の岸壁というわけじゃなくて人の手が入っている。

この道を通すときに岸壁を削った作業の跡がこんな形で残ってる。明治初期の工事の跡よこれ。

で、この辺りは遊歩道部分にかなり近い。廃道気分を楽しんだ数分後には遊歩道に出る。早速ここでマスクを装着。

この辺りは治山作業の作業道を転用したもので、工事は山肌一帯に及ぶ大規模なものなんだが、実際こういう形で地質的に崩壊しやすいことを物語っていますね。このあたりの地面がかなり大規模に流出した跡があった。今年の大雨ですかね。やはりここは厳しい峠道なのね。

そして碓氷第3橋梁へ戻る。さすがに昼頃になると観光客の姿もぽつぽつあった。マスク持ってきててよかったぜ。

そんなこんなの総行程3時間弱でスタート地点の熊ノ平駅跡に戻ってきたわけだが、ここは信越本線の難所碓氷峠の中継地点。鉄道好きには見どころも多い。

一番は何といってもトンネル。軽井沢方面に3本、横川方面には4本のトンネルが並んで口を開けている。写真は軽井沢方面。古いホームも残るし、そういうの興味がある方なら近くで見てみたいよね、こういうの。

でもガードが堅いよここ。遊歩道部分以外にはロープ張られてて一歩も出られない。

文化財なのはわかるから仕方ないんだけどねえ。

ま、そんな感じで個人的に新型コロナの時代に合わせたハイキングをしてきました。廃道に関しては危険もないではないから基本他人にはお勧めしないけど(まあ興味持つ人はほとんどいないだろうけど)、アプトの道に関しては基本歩きやすい遊歩道ですし、お勧めの観光地だと思いますね。

沿線はバスも走ってますから何なら往復歩く必要もないですからね。皆様も是非。

・・・まあ、今の季節はバスは運休してますけどね。
と、オチが付いたところで今回はおしまいです。来年はまたしっかり峠を歩きとおしたいもんですよ。
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今年も碓氷峠を(ちょっとだけ)歩いてきました そのいち

2021年01月03日 10時44分21秒 | 旅行&おでかけ
ちなみに先日、作成中にこの文章は1回吹っ飛んだ。ホントは去年のうちに公開するつもりだったんだが。


いきなりだが4回目の碓氷峠である。
新型コロナの感染流行が拡大する中であり、出かける際にはかなり気を使わなければいけないわけでね。まあ、お出かけの際にはそれぞれができることを最大限しようね、ってことではありますね。とりあえずぬたりは外出に関してはとやかく言う立場にはないし。
で、ぬたりとしても12月に入って仕事で割とこき使われて、割とこうやる気も減退する中、毎年恒例の碓氷峠歩きを今年もするかね、と言う気にはなった。ただ、リスクを下げる&もしも自分がウイルス持っていた場合の感染拡大のリスクを減らす、という観点を持つと、屋外歩きで基本密は避けられるとは申せ嫌でもルートには気を遣う。公共交通機関を使うというのは気分的にちょっと嫌。あと屋外で、大人気観光地というわけでもないけどアプトの道にはたまに人が歩いてるし、少しは気を遣う。
なので、今回は、
・アプトの道歩くときはマスクつける
・人気のないところを歩く
・公共交通機関は使わない
これでルート選定。となればもう、メインの行き先は廃道しかないわな。

と言うわけでやってきたのは国道18号旧道にある熊ノ平駐車場。ここは横川駅から延びる遊歩道「アプトの道」の終点にあたり、旧信越本線熊ノ平駅のすぐ近く。2年連続で3回ほど冬の碓氷峠を歩いているぬたりだが、碓氷第三橋梁(めがね橋)から旧熊ノ平駅の間の遊歩道は歩いたことがなかった。今回歩けば碓氷峠の遊歩道は一応全部制覇できる形になるので、今回はここからスタートして、アプトの道→1度巡っている御巡幸道路の廃道部分を歩く予定。廃道なら人もいないだろ。
なお、この遊歩道歩きではマスクを着用する。アプトの道は2回ほど歩いているが、2回とも人とすれ違っているのでな。毎回冬の平日に歩いているんだが、人気の遊歩道、というのは100%観光用の売り文句と言うわけではないのかもしれないね。

まあ、熊ノ平駐車場にはぬたり以外の車の姿はなく、

御巡幸道路廃道の入り口までの間は誰とも会わなかったがな。観光名所たる碓氷第3橋梁にもこの時間(午前10時ころ)だと人はいなかった。マスクの意味はあんまりなかったな。

にしてもトンネルの多い遊歩道だわ。特に今回歩いた碓氷第3橋梁から旧熊ノ平駅の間はほとんどがトンネル。歩きやすい遊歩道ではあるのでサクサク進めるが、景色を愛でながら、みたいな散策には不向きだな。今となってはとっても貴重な総レンガ造りのトンネルを間近で見られるというのは魅力だけども、アプトの道に複数あるトンネルは全部レンガ造りなのよねえ。終いには珍しくもなくなるわな。

国道18号沿いの御巡幸道路廃道の入り口へ。前回来たときは入り口にチェーン張ってあったけど今回はもうなかった。その気があれば車でも入り込めるねこれ。
入り口付近は造林作業道となってて、周辺は杉の植林地。見通しはきかないんだが、1カ所だけ視界が開ける場所がある。そこを通りながらふと思ったんだが、前回来たときにこんなに道の草が濃かったかな?

完全に人の踏み跡しかない。林業の車が入るための道となっているはずだが、どうにも車が出入りしている様子が前回にも増して薄くなってる気がするなあ。もう林業作業もほとんどやってないのかなあ、と思いつつ、造林作業道の終点(廃道部分の始まり)にさしかかったときに、地面に青い物体を見かけた。なんだろ?

ビリビリに破れた作業用手袋でした。
・・・ってこれの仕業じゃあるまいな?(碓氷峠近辺は熊の生息域です)
冬眠してんだろ、と嘗めてかかっていたが、思わず熊鈴を音がよく鳴る場所に付け替えたわ。

変化が感じられたのは造林作業道部分の話。もう廃道となっている部分には関係がなく、2年ぶりの再訪であっても御巡幸道路の廃道には格段の変化は感じなかった。安中市が近年整備した御巡幸道路の歩道は碓氷第3橋梁から栗ヶ原の部分で、これこそが御巡幸道路だと勘違いされる向きもあり、この廃道部分に関してはいまだに「廃」好きな人間しか来ない場所となっているから、今後数年で変わると言うこともないんだろう。

ただ、踏み跡程度には人の歩いたあとがあるんだよね。こんなとこ来るのは年に数人だと思うが。
(今回写真が多いので続く)
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2021年、ようこそ当ブログへいらっしゃいました

2021年01月01日 14時22分03秒 | 日記
河内のオッサンの唄  ミス花子


来客歓迎の歌と言ったらこれだろ。
まあ、今年も変わらずぬたりはアホだ、って宣言ということで。たかが病気の騒ぎにぬたりのノーテンキさが負けてたまるもんかよ。

皆様、あけましておめでとうございます。
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